20220929-1002(29) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/まさかのリュウグウノツカイyg×3登場!更にコガネヤッコygにイロカエルアンコウygまで(2022年シーズン第6回通算11日目)の事
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
2022/09/29-10/02(2022年シーズン第6回通算11-14日目)
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
初日の様子をアップします。
ついに2022年シーズンのヒリゾ浜通常営業の最終週となりました。
この前の週が台風で欠航だったため、有給を取って9/29木曜日から最終の10/2日曜日まで中木入りすることに。
そして出発する2日前に入ったのが「リュウグウノツカイyg現る!」の一報。更にその翌日も現れたそうです。
流石にさらに有給を取るのは無理だったので、じりじりしつつ水曜の夜に出発。
29日の朝から期待しつつもまあ無理だよな…と思いながら泳ぎ始めたのですが、無事リュウグウノツカイygを見ることができました。しかもラッキーなことに同時に3尾に会えました。ヒリゾ浜全体では3日連続合計5尾登場ということに。ちょっと凄すぎますね。
個人的にも運を使い果たしてしまったのでは?と少し怖いくらいです。嬉しかったので動画も撮ってしまいました。
更に小笠原からハワイにかけての太平洋にしかいないはずのコガネヤッコの幼魚も出ました。こちらもちょっと驚きです。
その他、ツムブリやカンパチ、キビナゴ、クロホシイシモチyg等の大群が普通に登場。
イロカエルアンコウは二体、フエヤッコダイも復活。クマノミyg、レンテンヤッコyg、ソメワケヤッコyg、ヒレナガハギyg、アブラヤッコyg、ナメラヤッコyg、サザナミヤッコyg、トノサマダイyg、ロクセンフエダイyg、ヨコシマクロダイyg、モンツキハギyg等、貴重な幼魚も大量に出現しました。
二日目からはあいあい岬下の定住ウミガメにも会えました。
海は四日間とも最高宣言クラス。伊勢海老の刺し網漁も始まり、夜には最高の中木産の海鮮と空には満点の星空。
ヒリゾ浜半端ない!!中木の港最高!!と常々思ってはいましたが、それにしてもちょっと凄すぎる渡船最終週となりました。
場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:2022/09/29 08:30〜16:00
天 候:曇のち小雨
気 温:19.7~22.0℃
潮 回:中潮
満 潮:07:21 166cm
干 潮:13:06 71cm
水 温:26℃
波 高:なし
風 :東北東2.2〜8.4m
透明度:20m以上(最高宣言)
撮 影:OLYMPUS PEN Lite E-PL7
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
OLYMPUS 防水プロテクター PT-EP12
INON XDマウント
INON ワイドコンバ-ジョンレンズ UWL-95S XD
INON ドームレンズユニットIII A
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
◆目次
ヒリゾ浜について
2023シーズンのヒリゾ浜についてまとめてアップしてあります。
ヒリゾ浜へのアクセスやポイントガイド、生き物図鑑等、詳細はこちらをご覧ください。
リュウグウノツカイyg動画
リュウグウノツカイyg一尾目@ハタンポ穴
<リュウグウノツカイyg一尾目@ハタンポ穴>
まさかのリュウグウノツカイの幼魚に遭遇。
小雨交じりの曇天で暗いのですが、それが逆にリュウグウノツカイの銀色のボディを際立たせています。
リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
一尾目のリュウグウノツカイygが潮流に乗って石廊崎側に流れてゆくのを見送り、なんてラッキーだったんだ!と感慨に浸っているところに、更に追加でリュウグウノツカイが登場。しかも今回はペアです。
正直運を使い果たしたと思います。
朝の中木港
野鳥撮影
<アオサギ他@中木浜>
早朝の中木浜にいたアオサギとトビとカラス。
今回は車に乗せていただけたので、Canon EOS M6 Mark IIとSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryも持ってきました。
<イソヒヨドリ♀@中木浜>
夏の中木と言えばイソヒヨドリ。
朝きれいな声でさえずっています。
<トビ@中木浜>
トビが喧嘩しています。
<トビ@中木浜>
割とありふれた猛禽ですが翼長は1.6mに達します。
日本のタカの中では大型で立派な鳥です。
<イソヒヨドリ♂@中木港>
港の街灯の上にオスのイソヒヨドリがいました。
伊勢海老刺し網漁
<エビアミ漁@中木沖>
イセエビ漁の網を回収される漁師さん。
前日の夕方に刺し網を仕掛け、翌早朝に引き上げます。
<@中木沖>
南伊豆町の風力発電機。
換算840mmで上に乗っかっているアンテナ?が見えました。
<エビアミ漁@中木港>
水揚げされた海老網からご近所さん総出でイセエビを取り外します。
<エビアミ漁@中木港>
先の曲がった千枚通しのような器具でささっと網を外してエビを抜き取ります。
ベテランの方はほんの数秒でするする外されるのですが、トゲの多いエビは網に強く絡んでいて、実はそう簡単に外せるものではありません。
無理に外して足やヒゲが抜けると価値は半減してしまいます。素人にはとても真似できない熟練のテクニックなのです。
<エビアミ漁@中木港>
順調に取り外され箱に移されたイセエビさん達。
<スベスベマンジュウガニ@中木港>
エビ網には様々な外道もかかります。
こちらは小さなスベスベマンジュウガニ。
きれいな見た目で可愛い名前ですが、フグ毒(テトロドトキシン)等を持っています。
一匹で人間の致死量に達するのでお気をつけください。
<スベスベマンジュウガニ@中木港>
海に戻してあげました。
<ノコギリガニとモクズショイ@中木港>
赤いノコギリガニと擬態名人のモクズショイ。
<ノコギリガニとモクズショイ@中木港>
こんな大きなモクズショイは初めて見ました。
<アカハタyg@中木港>
綺麗なアカハタのyg。
アカハタは丈夫なので水揚げ後でも元気なことが多いそうです。この子も海に返してあげました。
<ホウライヒメジ他@中木港>
通称オジサンことホウライヒメジとチョウチョウウオ。
どちらも実は美味しいお魚ですが、網にかかっていた時間が長いと臭みがあることがあるので、今回はウツボ漁の餌になっていただきました。
チョウチョウウオ(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%AA
ホウライヒメジ(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%9B%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%92%E3%83%A1%E3%82%B8
<ボウシュウボラ@中木港>
かなり大きなボウシュウボラ。ホラ貝の仲間です。
こちらも美味しいのですが、内臓(唾液腺、ワタ)に毒がある場合があるのでそこは取り除いてください。(昔知らずに内臓を食してまぶたがピリピリしたことがあります)。
ボウシュウボラ(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%9C%E3%82%A6%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%9C%E3%83%A9
<ウツボ@中木港>
最近中木の港の一部で流行しているのがこのウツボです。
怖い見た目と小骨が多い身のためあまり流通していませんが、旨味の強いとても美味しい魚です。筋肉質のしっかりした美しい白身とゼラチン質の皮目の身の食感も素晴らしいです。
魚食上級者様の間では「魚の中で一番うまい!」という方も多いそうです。
実際、この後頂いた蒲焼きや「たたき」は超絶品でした。
ウツボ(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%A6%E3%83%84%E3%83%9C
港に定住しているアオウミガメ
<アオウミガメ@中木港>
港を見ていると、防波堤の手前で息継ぎをしているアオウミガメがいました。何度かタイミングを測っているとちょうど顔を出している瞬間が撮れました。
このシーズン(2022年)から2〜3頭が住み着き始め、つい先日(2023年6月)にも確認されています。私も隣りのトガイ浜で一頭見つけました(2023年6月24日)。
午前中のヒリゾ浜
とりあえず沖ハヤマへ
<メジナ他群れ@沖ハヤマ>
早速海へ。
小雨交じりの曇天のためちょっと暗いですが水質は良好です。
<ツノダシ@沖ハヤマ>
ツノダシ登場。
<クマノミ他@沖ハヤマ>
-10mのクマノミペア。
<ホウライヒメジ他群れ@沖ハヤマ>
ホウライヒメジの群れ。
<ホウライヒメジ他群れ@沖ハヤマ>
チョウチョウウオは少なめ。
<ホウライヒメジ他群れ@沖ハヤマ>
メジナはいっぱい。
<フエダイ他群れ@沖ハヤマ>
フエダイもますます増えてきました。
<フエダイ他群れ@沖ハヤマ>
下からオジサンの群れ。
ハタンポ穴へ
<イセエビ@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の奥にはイセエビ達。
<イセエビ@ハタンポ穴>
王様クラスもいました。
<ゴマヒレキントキ他@ハタンポ穴>
ゴマヒレキントキはまだ浅瀬にいます。
奥にちらりと見えているのはシャイなナミマツカサです。
<ゴマヒレキントキ他@ハタンポ穴>
こっち見んな。
小通りで色々見ていると…
<フタスジリュウキュウスズメダイyg他@小通り>
小通りのエンタクミドリイシ。
白黒のフタスジリュウキュウスズメダイとミツボシクロスズメダイの幼魚、下にはちらりとカスリフサカサゴの幼魚も見えています。
<ソラスズメダイ群れ@小通り>
ソラスズメダイの群れ。
<オニカサゴ@小通り>
います。
<オニカサゴ@小通り>
いました。
<クマノミ他@小通り>
テヅルズリーフの越冬クマノミを見ていると「それどころじゃないよ!出たよ!!」と教えていただいたのでした。
リュウグウノツカイyg登場
まずは単体のリュウグウノツカイyg
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
慌ててハタンポ穴の出口まで戻ると…
リュウグウノツカイの幼魚がいました。
上に動画も貼ってあります。
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
本体は20cm、角と尻尾を含めると30cmほどです。
本来は水深200〜1000mに住む深海魚です。成魚になると体長5mを超え、記録では11m以上というものもあったそうです。
静岡県自然史博物館(pdf)
http://www.spmnh.jp/news/news75/75p1.pdf
リュウグウノツカイ(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A6%E3%83%8E%E3%83%84%E3%82%AB%E3%82%A4
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
角のように見えるのは、背ビレの前半部分。背ビレは頭頂から尻尾まで体全体に繋がっています。
胸ビレも二本長く伸びています。尻尾のようなものは分離した尾ビレで、これは幼魚だけの特徴だそうです。
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
遠目には銀一色ですが、近くで見ると体側に青い斑点があるのがわかります。
ヒレや顔周りには赤い部分が。
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
御大のスーパー機材と。
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
波にまかせてぼーっと浮いているだけのように見えますが…
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
危険を察するとくねくねとわりと機敏に泳ぎだします。
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
興奮が収まり余裕が出てきたので下から。
<リュウグウノツカイyg@ハタンポ穴>
最高すぎます。
まさかのリュウグウノツカイygがペアで
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
一尾目のリュウグウノツカイygが潮の流れに乗って石廊崎側から出ていったのを見送りました。
前日も現れたとは聞いていたけど、まさか本当に見られるとは!有給取って来て良かった…雨でも泳いでよかった…と感動を噛み締めていると、なんと先程のポイントにまさかのペアが登場。溺れるかと思いました。
ペアも上に動画が貼ってあります。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
小雨交じりの曇天で水面でも暗いのですが、逆にそれが銀色のボディを際立たせています。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
御大の機材と。
この二尾は最初の個体より少し小さく、本体は15cmぐらいです。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
上の個体は角が体と同じくらい長く、下の個体は尻尾が長いです。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
尻尾長くん。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
角長くん。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
全ヒレ全開。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
マクロで見ると目が真ん丸。
体側の青い斑点、角の模様も見て取れます。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
光の角度かそれとも怒っているのか、身体が赤くなるときがあります。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
お腹だけ赤くなったり。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
背中だけ赤くなったり。
基本的に口は開きっぱなしです。
<リュウグウノツカイygペア@ハタンポ穴>
この二尾も流れに乗って東へと消えてゆきました。
それにしてもホントにラッキーでした。
リュウグウノツカイの幼魚と言えば、日本のダイビングの一大メッカ、沼津の大瀬崎で冬季に現れることで有名です。私も数年前に訪れ、素潜りで珍魚ユキフリソデウオygや多数のクラゲ、サルパ等を見たことがあります。
d3-plus.hatenablog.com
大瀬崎のすぐ沖は数百メートルの深さの駿河湾です。
黒潮の流れと冬場の南西の季節風の影響で、北東に開いた大瀬崎には湧昇流が発生し、駿河湾の深海の海水が浅瀬に上がってきます。リュウグウノツカイやクラゲなどの深海生物はこの流れに乗って現れるようです。
伊豆半島のジオパークマップを見ると、ヒリゾ浜の西の駿河湾にもすぐ近くまで海溝が伸びているのがわかります。
伊豆の海ジオ
https://www.izugeo-marine.com/area
この年、小笠原近辺に弱い台風が連続して発生していて、南伊豆ではこの台風に向かって長期間強い北東風が吹き続けていました。
南西向きのヒリゾ浜では、このこの北東の風はオンショア(陸から沖)になり、特別に「ナライの風」と呼ばれています。
このナライの風の効果には、波を押さえつけて海面が凪になること、表層の海水を沖に押し流して水質が良くなること、等があげられます。
南から上ってくる黒潮の分流を北東の風が押し留め、浜近くの表層から失われた海水のかわりに、暖かく透明度の高い海水が黒潮から補充されることにより、ヒリゾ浜全体の水質が向上する、というシステムです。
今回のリュウグウノツカイフィーバーは、ナライの強風が通常より長く続くことによって、より一層浜の表層から海水が押し流され、補充される海水が黒潮だけではまかないきれなくなり、さらに駿河湾の深海から補充された。
つまり「湧昇流」が発生し、それに乗ってリュウグウノツカイyg等の深海生物がヒリゾ浜の浅瀬に現れたのではないかと思われます。
湧昇流とは(標津町)
https://www.shibetsutown.jp/dic/contents/04/040101/yuusyouryu.html
いずれにせよ、非常に珍しい現象であったことは間違いないと思います。
個人的には10年に一度どころか100年に一度ぐらいの大ラッキーでした。
ただ黒潮の大蛇行は今年も続いています。また北東のナライの風が続けば、あるいはまた…次は大人のリュウグウノツカイをお願いします!(笑
気象庁:黒潮大蛇行
https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/data/shindan/b_2/kuroshio_stream/kuroshio_stream.html
ちなみに、先日モナコの国営Encyclopediaさんから連絡を頂いて、リュウグウノツカイygの写真を提供することになりました。世界的に見ても結構レアだったようです。
http://www.monaconatureencyclopedia.com/primates/?lang=en
午後のヒリゾ浜
あいあい岬下へ
<イラ@あいあい岬下>
リュウグウノツカイygを全てお見送りした後、あいあい岬下にカメを探しに来ました。
ヒリゾではちょっと珍しいイラがいました。
<メジナ群れ@あいあい岬下>
浅瀬に浮いてきたメジナの群れ。
リュウグウノツカイを連れてきた潮に乗ってきたのか、プランクトンが多いようです。
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
大きめのツバメウオの幼魚。
はじめは赤ブイのミカヅキツバメウオygかと思いましたが、尾ビレの先端が透明なこと、尾ビレの前に細黒線がなく胸ビレの模様が違うことなどから、別の個体だと判断しました。少し成長したナンヨウツバメウオの幼魚だと思います。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@あいあい岬下>
木の葉型の個体はまだ群れでいます。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@あいあい岬下>
下から。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@あいあい岬下>
水底から。
<イバラカンザシ他@あいあい岬下>
ドームレンズユニットが届いたのでワイドが楽しいです。
開放だと隅が流れるのでF8ぐらいに絞り、LRでちょこっと糸巻き型に補正したほうが良いです。
<イバラカンザシ他@あいあい岬下>
0cmまで寄れるのでワイドマクロもいけます。
が、サンゴなどにこすると傷つくのでご注意ください。
(後日放置動画を撮影中に傷をつけ修理しました…orz)
<ヤシの実@あいあい岬下>
浮遊物の中にヤシの実もありました。
<トラウツボ@船着き場裏>
船着き場の裏のトラウツボ。
<ロクセンフエダイyg群れ@船着き場裏>
ロクセンフエダイの幼魚の群れも元気でした。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@船着き場裏>
船着き場裏の奥の「ナンヨウツバメの入り江」にもナンヨウツバメウオ幼魚が群れています。
あいあい岬下の群れと合わせると15尾以上いることになります。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@船着き場裏>
並んでくれました。
<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@船着き場裏>
ミツボシアパート。
<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@船着き場裏>
サラサエビのクリーニング部隊もいます。
XDマウントシステムでマクロ撮影
<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@船着き場裏>
ドームレンズからクローズアップレンズに切り替えました。
XDマウントシステムはこういう時に超便利です。
INONのXDマウントシステムについてはこちらをご参照ください。
<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@船着き場裏>
ミツボシクロスズメダイをちゃんとマクロで撮ったのは久しぶりです。
なお、マクロ系はノイズが目立ちやすくトリミングもするので、Lightroom Classicに先日実装されたAIノイズ除去と、TOPAZ DENOISE AIのディテールアップ処理で新たに現像し直しています。
水中撮影では野鳥撮影ほど高感度は使用しないので、ノイズ的にはそれほど厳しくないとはいえ、ちゃんと効果はあります。特にTOPAZによるディテールアップを施すと、鱗やヒレ、瞳がパリッと仕上がり良い感じになります。
鳥の羽毛に強いLow Lightだと魚の鱗には効果がありすぎてのっぺりしてしまうので、近距離で背景がボケていたらStandardかClear、全体に処理がかかるRAWを使っています。
AIノイズ処理についてはこちらをご参照ください。
<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@船着き場裏>
こっち見んな。
<サラサエビ群れ他@船着き場裏>
サラサエビもマクロ。
<サラサエビ群れ他@船着き場裏>
目が四角で面白いです。
<サラサエビ群れ他@船着き場裏>
こっち見んな。
<ヨゴレヘビギンポ@船着き場裏>
婚姻色のヨゴレヘビギンポのオスもいました。
<ヨゴレヘビギンポ@船着き場裏>
こっち見んな。
<ヤハズハゼ@船着き場裏>
白黒で小さなヤハズハゼ。
<ヤハズハゼ@船着き場裏>
こっち見んな。
黒カエルアンコウyg登場@ヘイゴロウ
<イロカエルアンコウyg@ヘイゴロウ>
ヘイゴロウの壁面にイロカエルアンコウの幼魚が出たのを教えていただきました。
<イロカエルアンコウyg@ヘイゴロウ>
写真だとものすごい存在感ですが、実寸は5cmもない幼魚です。
<イロカエルアンコウyg@ヘイゴロウ>
鼻の上にあるエスカ(疑似餌)を振り出しました。
これを使って小魚やエビなどをおびき寄せてバクンといきます。
<イロカエルアンコウyg@ヘイゴロウ>
食いつく速度は1/6000秒。動物界最速だそうです。
<イロカエルアンコウyg@ヘイゴロウ>
エスカ全開。
<ベンケイハゼ@ヘイゴロウ>
近くにいたベンケイハゼ。いつも逆さまです。
小笠原からコガネヤッコyg到来@小通り
<コガネヤッコyg@小通り>
こちらも教えていただいたコガネヤッコの幼魚。
実は小笠原からハワイにかけての西・中太平洋が生息地です。沖縄にもいません。
私もこのときが初見だったのですが、相当珍しいと思います。
コガネヤッコ(WEB魚図鑑)
https://zukan.com/fish/internal2887
<コガネヤッコyg@小通り>
サラサエビとコガネヤッコyg。
登場時は3cmぐらいの小ささでした。
<コガネヤッコyg@小通り>
かなりシャイで壁の穴から中々出てきてくれません。
尾ビレの上の方が欠けているので、どこかで怖い思いをしたのかも知れません。
<コガネヤッコyg@小通り>
お腹の眼状斑がない個体もいるそうです。
と申しますか、この後もう一体出現してそちらは眼状斑無しでした。
<コガネヤッコyg@小通り>
こっち見んな。
<ツムブリ、カンパチ群れ@小通り>
と、なかなか出てきてくれないコガネヤッコを待って壁に張り付いていると、背後にただならぬ気配が。小通りの浅瀬にツムブリとカンパチの大群が入ってきていました。
クローズアップレンズのままだったので画角が狭いのが残念です。
沖ハヤマの魚群
<ナンヨウカイワリ他@沖ハヤマ>
丘ハヤマにナンヨウカイワリがいました。
クロホシイシモチの幼魚の群れを狙っています。
<ナンヨウカイワリ他@沖ハヤマ>
ケンシロウの胸の北斗七星のような模様が特徴です。
当然アジ科なので美味です。
ナンヨウカイワリ(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%A8%E3%82%A6%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AF%E3%83%AA
<クロホシイシモチyg群れ@沖ハヤマ>
ギュッとかたまって玉になってくれました。
<クロホシイシモチyg群れ@沖ハヤマ>
いつもはヘイゴロウの洞窟などにいます。
明るい所に出てきているのは結構珍しいです。
<クロホシイシモチyg群れ@沖ハヤマ>
絵になります。
<キビナゴ群れ@沖ハヤマ>
キビナゴの群れも現れました。
ソメワケヤッコygさらに登場@赤ブイ
<ソメワケヤッコyg@赤ブイ>
赤ブイの小通り側の小石が転がる場所に今年もソメワケヤッコの幼魚が出ました。
先週はあいあい岬下でも見られました。
<ソメワケヤッコyg他@赤ブイ>
トゲアシガニygと。
<ソメワケヤッコyg他@赤ブイ>
こっち見んな。
キリンミノで終了@ヘイゴロウ
<キリンミノ@ヘイゴロウ>
浜に戻る途中のヘイゴロウの小ドロップオフできれいなキリンミノを見つけました。
<キリンミノ@ヘイゴロウ>
と言う事で本日のスキンダイビング終了です。
夜の中木港
機材お片付け
<@中木港>
港に戻って機材のお手入れ。
左が先生のNIKON 1 J4と純正ハウジングのウォータープルーフケース WP-N3、INONの旧型のワイコン+ドームレンズ。
INONのアームシステムにつけられた、FISHEYEの強力ライト2灯とINONのストロボ、巨大フロートが強烈です。
右は私の白いOLYMPUS PEN Lite E-PL7とM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ、純正ハウジングの防水プロテクター PT-EP12。
INONのXDマウントシステムで右肩のワイドコンバ-ジョンレンズ UWL-95S XD+ドームレンズユニットIII A、OLYMPUS 水中クローズアップレンズ PCU-03を切り替えて使用します。
NAUTICAMのマルチトレーにINONのアーム&クランプでINON D2000の2灯。ライトはEPOQUE WorldのEL-1000 A105です。プチプチで作ったフロートが実に貧乏くさいです(笑
真ん中にいる黒いのは陸用のCanon EOS M6 Mark IIとCanon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMです。
こうして客観視しますと、完全に素潜りの装備ではありません。
海老網の恩恵
<イタチウオ@中木港>
夜のおつまみは、海老網の恩恵に大いに与りました。
こちらはあのイタチウオのフリット。やわらかくて旨味が濃くて最高です。
<ウツボ@中木港>
噂のウツボの蒲焼き。
これがぷりっとした白身と皮目のゼラチンのプルプル感が甘辛いタレに合い、実に素晴らしかったです。強い旨味はうなぎ以上かもしれません。
<イセエビ@中木港>
更にイセエビまで頂いてしまいました…贅沢すぎて申し訳なさすぎます。
当然新鮮極まるお造りは最強です。プリプリで甘すぎます。
<イセエビ@中木港>
さらにお味噌汁まで…
結局個人的にはイセエビはこの殻と海老ミソの出汁を活かした味噌汁こそがベストだと思っています。足の先から頭まで海老の旨味に浸ってしまいました。
<若乃井 特別純米 秘宝 雪室貯蔵 低温貯蔵酒@中木港>
ドリンクは先生がお持ちしてくださった山形の若乃井さんの特別純米 秘宝 雪室貯蔵 低温貯蔵酒。もう当然海鮮に合いまくります。
本当にごちそうさまでした!
次回は二日目、2022/09/30のヒリゾ浜に続きます。
リュウグウノツカイygにはもう会えませんでしたが、海はさらに最高宣言の素晴らしさ。定住アオウミガメにも無事会えました。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:20220929-1002(29) Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU-06-11
flickrアルバム:20220929-1002(30) Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU-06-12
flickrアルバム:20220929-1002(01) Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU-06-13
flickrアルバム:20220929-1002(02) Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU-06-14
はてなブログのカテゴリー別リンクはこちらです。
みんカラのカテゴリー別リンクはこちらです。
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2018
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2017
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2016
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2015
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2014
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2013
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2012
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2011
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2010
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2009以前
ヒリゾ浜のGoogleMapはこちらです。
D