20181125 大瀬崎・西伊豆シュノーケリング行/大浮遊系祭り並びにカエル祭り の事
みんカラでほそぼそとやっていたのですが、写真サイズ他の問題ではてなブログに移ってきてみました。よろしくお願いいたします。
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2018/11/25
沼津市の大瀬崎へシュノーケリングにいってきました。
大瀬崎は日本のダイビングのメッカとして知られています。マンボウやマンタ、ジンベイザメなどの大物が人気ですが、さらに例年、冬のある時期になると、リュウグウノツカイygに代表される浮遊性の深海生物が、湾内の浅瀬に大量に現れることがあります。
大瀬崎のすぐ外洋は、最大深度2500mに達する日本で一番深い駿河湾です。この駿河湾に強い西の季節風が吹き付けることによって、水面が押され深海から湧昇流が発生し、深海魚が東岸の浅瀬にある大瀬崎まで上がってくる、と予測されています。
去年は11月を過ぎた頃から、続々と貴重な深海生物の情報が上がっていました。これならスキンダイビングでもいけるかも…と急遽かけつけることになったのでした。
結果は大成功。大瀬崎の湾内は無数のクラゲ、サルパ、巨大なホヤなどの浮遊生物でお祭り状態でした。残念ながらリュウグウノツカイygには会えなかったものの(深場には現れていたそうです)、より希少なユキフリソデウオygを見ることができました。
1cmほどの極小イロカエルアンコウ、こぶりなクマドリカエルアンコウ、大人のツバメウオなどにも会えました。その他、キンギョハナダイが無限?に群れていたり。ツノダシ、クマノミなどもゴロゴロしていたり。
透明度は20m以上。天気も良く水温もまだ20度を超えていて、実に素晴らしい体験ができました。夜はさらに修善寺で紅葉見物なども。伊豆は冬でも最高です。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:181125 Snorkeling @ Beach OSEZAKI / West IZU
<小坂清水池親水公園@伊豆の国市>
東名と新東名でさくっと伊豆半島に到着。
修善寺道路の大仁中央ICから西伊豆方面へ向かいます。
<小坂清水池親水公園@伊豆の国市>
道路沿いに見えた池が綺麗だったのでちょっと寄り道。
小坂清水池親水公園という場所です。
<小坂清水池親水公園@伊豆の国市>
ぽいやつ。
<小坂清水池親水公園@伊豆の国市>
ぽいやつ。
<@県道17号沼津土肥線>
トンネルを抜けると…
<@県道17号沼津土肥線>
LoveLive!
<木負港@県道17号沼津土肥線>
木負(きしょう)港の避難タワーから富士山を望みます。
<木負港@県道17号沼津土肥線>
内浦湾はいつでも穏やかです。
<木負港@県道17号沼津土肥線>
水上の弁天社。
<大瀬崎@県道17号沼津土肥線>
大瀬崎が見えてきました。
天気最高ですね。
<大瀬崎@県道17号沼津土肥線>
海況も相当に良さそうです。
<湾内@大瀬崎>
ちなみに大瀬崎は「おせざき」と読みます。
<湾内@大瀬崎>
桟橋から見ても浮遊系祭り開催中なのが見て取れます。
<湾内@大瀬崎>
朝からダイバーさんが行列をなして入水していきます。
これは日本一、いや東洋一?のダイビングポイント、大瀬崎ならではですね。
<湾内@大瀬崎>
よく見るとカラス?ほどの大きな鳥の大群が空を覆っていました。
これはむしろ吉兆かも…
<クシクラゲ類@湾内>
さっそく入水。
波打ち際から浮遊生物が大漁です。
<ウリクラゲ@湾内>
ウリクラゲかな。
<ヨウラククラゲ@湾内>
他所でも見かけるヨウラククラゲ。
<ウリクラゲ@湾内>
虹色に発光しています。
<ヨウラククラゲ@湾内>
左はサルパかな。
<ウリクラゲ@湾内>
綺麗なピンクのクラゲもいました。
<カブトクラゲ@湾内>
輝いています。
<サルパ@湾内>
連結したサルパ。
<ウリクラゲ@湾内>
繊細な発光。
<サルパ@湾内>
桟橋の影で擬似ナイトダイビング。
<カブトクラゲ@湾内>
よく見るカブトクラゲですが、密度が違います。
<ナガヒカリボヤ@湾内>
うわー!人より大きなナガヒカリボヤです。
<ナガヒカリボヤ@湾内>
よく見ると小さなつぶつぶの集合体になっています。
<カブトクラゲ@湾内>
開いたカブトクラゲ。
<ハナハゼ、ダテハゼ@湾内>
桟橋の下は砂地です。
<ユキフリソデウオyg@湾内>
桟橋の先にダイバーさんがたくさん集まっています…
<ユキフリソデウオyg@湾内>
なんかとんでもないものがいるー!
<ユキフリソデウオyg@湾内>
希少な深海魚、ユキフリソデウオの幼魚です。
<ユキフリソデウオyg@湾内>
本体は8cmぐらい。長く伸びた謎の糸状のヒレは30cm以上あります。
<ユキフリソデウオyg@湾内>
メタリックで明らかに普通じゃないですね…
<ユキフリソデウオyg@湾内>
うまい具合に桟橋の影に入ったので、ちょうど良い感じになりました。
よく見るとうねうねした背びれもあります。
<ユキフリソデウオyg@湾内>
ソフトコーラルと深海魚。
<ユキフリソデウオyg@湾内>
下から見ても不思議です。
<ユキフリソデウオyg@湾内>
目の形状も面白いです。
<ユキフリソデウオyg@湾内>
ダイバーさんの殺到具合もすごかったです。
広角とマクロの2システムを手にした方が、ユキフリソデウオを見た瞬間、ワイドのシステムを15m先の水底に放り投げてマクロ撮影を始めたり…1システム5桁どころか6桁だったりするはずなのですが……
<ツノダシ他@湾内>
夏は遊覧船がつく大きな桟橋の裏側はびっしりとソフトコーラルが繁茂しています。
<ツノダシ他@湾内>
ソフトコーラルも魚も逆さまです。
<ツノダシ他@湾内>
銀色に輝いているのは空気です。
おそらくダイバーさんが吹いたものが溜まっているのだと思います。
<ツノダシ他@湾内>
抜けがないので現像やり直したいところですが…
<オキゴンベ他@湾内>
オキゴンベも逆さまです。
<タカベ@湾内>
タカベの群れが入ってきました。
<タカベ@湾内>
ずっと見ていられます。
<イロカエルアンコウyg@湾内>
なんか小さいのがいます。
<イロカエルアンコウyg@湾内>
1cmぐらいなのに、ちゃんとカエルアンコウの形をしています。
<カブトクラゲ@湾内>
カブトクラゲがたまっている水域に出ました。
<カブトクラゲ@湾内>
よく見ると複雑な形状をしています。
<カブトクラゲ@湾内>
泡とクラゲ。
<サルパ@湾内>
このサルパは長いぞ…
<サルパ@湾内>
フルサイズ換算50mmでは収まりません。3m以上ありそうです。
<サルパ@湾内>
これもサルパの仲間のようです。
<沈船@湾内>
噂の沈船のあたりです。
だいたい水深25mです。
<ブイ@湾内>
ブイygがいろいろついていました。
<ツバメウオad@湾内>
湾中央の水中ジャングルジムに大きなツバメウオがいました。
<ツバメウオad@湾内>
サルパ食べてる!
<ツバメウオad@湾内>
水深15mぐらいです。
<ムレハタタテダイ他@湾内>
ムレハタタテダイも頑張ってます。
<水中Christmas Tree@湾内>
季節ですね。
<水中神社@湾内>
水深11mぐらいです。
<水中神社@湾内>
宮司さんかな。
<水中神社@湾内>
お疲れ様です。
<ネンブツダイ大群@湾内>
水深10mから始まる砂地へ続くがれ場のカケアガリは魚影濃厚です。
<サッパ群れ@湾内>
綺麗なサッパの群れ。
<タカベ群れ@湾内>
水面にはタカベの群れも。
<ハナハゼ、ダテハゼ、テッポウエビ@湾内>
桟橋下の砂地の浅瀬にハナハゼ、ダテハゼ、テッポウエビの三者共生。
<ハナハゼ、ダテハゼ、テッポウエビ@湾内>
顔出してます。
<ツノダシ@湾内>
逆さまソフトコーラルの桟橋下に戻ってきました。
<ツノダシ@湾内>
水中ストロボでリベンジしたいところです。
<ツノダシ@湾内>
エアーとツノダシ。
<ツノダシ@湾内>
いい感じです。
<ウミトサカ@湾内>
ウミトサカもいい色。
<ウツボ@湾内>
鼻管が素敵。
<オヤビッチャ他@湾内>
桟橋を固定する鎖の基部は少しにごり気味ですが魚影は濃いです。
<ツノダシ他@湾内>
ツノダシのトリオ。
下にムレハタタテダイもいます。
<ムレハタタテダイ他@湾内>
もうちょっと集まって欲しいですね。
<クシクラゲ類@湾内>
クシクラゲ類だと思います。
<クシクラゲ類@湾内>
桟橋の影がいい感じになります。
<富士山@湾内>
一旦お昼休憩。
富士山とダイバーさんが絵になり過ぎます。
<ソラスズメダイ、キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
午後からは土日祝限定の岬先端に来てみました。
急斜面に一気に深度20m以上に達するダイナミックなポイントです。
潮流も大瀬崎一。運が良ければマンボウやハンマーヘッド、マンタが出るそうです。
<ソラスズメダイ、キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
大物には出会えませんでしたが、キンギョハナダイ他の群れが無限に見られました。
<ソラスズメダイ、キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
ダイバーさん的には10m以深がメインのポイントのようです。
マンボウは30mぐらいだとか。
<ソラスズメダイ、キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
とはいえ、浅瀬で見られるこの魚影はすごかったです。
<ソラスズメダイ、キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
湾外に向けて激流の潮。そのおかげで透明度も良好です。
<キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
なんとも立派なオスです。
<キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
岬先端の先端に出ました。
紫色のソフトコーラルの大群生があります。
<キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
キンギョハナダイも無限にいます。
<キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
あ、右上の方にハナゴイも混ざってますね。
<キンギョハナダイ群れ他@岬先端>
10mほどの深度でこれほどウミトサカが群生しているのはやはり潮流の速さゆえなのでしょうか。すごいです。
<サラサゴンベ他@岬先端>
サラサゴンベとヒメゴンベ、ミナミゴンベはよく似ていますが、サラサゴンベとヒメゴンベには尾びれに斑点があり、ミナミゴンベには無し。
サラサゴンベは目の下の模様が線でヒメゴンベは斑点。などで見分けられます。
<サラサゴンベ他@岬先端>
擬態がここのソフトコーラルにぴったりです。
<ミツボシクロスズメダイyg他@岬先端>
ミツボシさんも隠れていました。
<イイジマフクロウニ@岬先端>
ド派手なイイジマフクロウニ。
<オヤビッチャ群れ他@岬先端>
綺麗なオヤビッチャの群れを追いかけていると…
<キンチャクダイ他@岬先端>
大きなキンチャクダイと目が合いました。
<キンチャクダイ他@岬先端>
すごい顎です。
<オニカサゴ@岬先端>
斜面で寝ているオニカサゴがいました。
<オニカサゴ@岬先端>
動きません。
<ツノダシ他@岬先端>
ツノダシもいました。
<ゼブラハゼ、イトマンクロユリハゼ他@岬先端>
<ゼブラハゼ、イトマンクロユリハゼ他@岬先端>
砂地でなくゴロタ場にもいるんですね。
<オオモンハタ@外海>
13:30から外洋に面した岬の西側の「外海」ポイントに来てみました。
大瀬神社裏の「柵下」からエントリーして南下してゆきます。
<イラ@外海>
波打ち際から水深10m超あたりまでゴロタ場が続き、その先は急斜面の砂地になっています。
<イラ@外海>
大きなイラがいます。
<クマノミ他@外海>
イソギンチャクにクマノミとミツボシクロスズメダイygがついています。
<クマノミ他@外海>
真っ黒でめちゃくちゃ大きいです。
<クマノミ他@外海>
巣から飛び出してグイグイ来ます。
<ミツボシクロスズメダイyg他@外海>
ミッツは残っています。
<タカベ群れ他@外海>
タカベも現れました。
<ヒラメ@外海>
なにかいますね…
<ヒラメ@外海>
ヒラメも目が綺麗です。
<ヒラメ@外海>
近づきすぎました。
<ボウズニラ@外海>
こちら側にも浮遊系がいます。
<ボウズニラ@外海>
クダクラゲ目のボウズニラですかね。
次回は快晴の日にリベンジしたいですね。
ちなみに秋のコキアも最高です。
<ヒラメ@外海>
また別のヒラメがいました。
<ヒラメ@外海>
良い目です。
<ソメンヤドカリ@湾内>
15時過ぎ、湾内に戻ってきました。
<ソメンヤドカリ@湾内>
イソギンチャクを背負ったソメンヤドカリ。
目が独特です。
<ツノダシ他@湾内>
桟橋下のツノダシペア。
<ムレハタタテダイ他@湾内>
ムレハタタテダイもいます。
<ツノダシ、ムレハタタテダイ他@湾内>
混ざりました。
<ツノダシ、ムレハタタテダイ他@湾内>
チョウチョウウオも参加。
<タカベ他@湾内>
ちょっと透明度が落ちてきました。
<オオモンハタ他@湾内>
オジサン越しのオオモンハタyg。
<オキゴンベ@湾内>
オキゴンベがこっちを見ています。
<オキゴンベ@湾内>
やっぱり主っぽい挙動をしています。
<オキゴンベ@湾内>
なんて顔だ。
<イロカエルアンコウyg@湾内>
ミニミニカエルアンコウはちょこちょこ移動していました。
<イロカエルアンコウyg@湾内>
マクロレンズがほしいですね。
<クマノミペア@湾内>
湾の中央あたりのかけあがりにクマノミのペアがいました。
<アケボノチョウチョウウオyg@湾内>
大きめアケボノチョウチョウウオyg。
<ミノカサゴ@湾内>
ミノカサゴもいます。
<オオモンハタ他@湾内>
オオモンハタやツノダシ、トゲチョウチョウウオの向こうでダイバーさんが先程からずっと岩に張り付いていますね…
<クマドリカエルアンコウyg@湾内>
3cmほどのクマドリカエルアンコウygがいたのでした。
<クマドリカエルアンコウyg@湾内>
いることは聞いていたのですが、まさか水深10mほどのところにいてくれるとは。
<クマドリカエルアンコウyg@湾内>
この口元。
<クマドリカエルアンコウyg@湾内>
一生懸命突っ張る前びれがまたいい感じでした。
ということで、冬の大瀬崎は本当にワンダーで最高です。
浮遊系祭りの時はもちろんですが、通常時でも10m以上もぐれる方でしたら、かなり楽しめると思います。
各ショップの情報で透明度が15m以上ある時期に、是非お試し下さい。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:181125 Snorkeling @ Beach OSEZAKI / West IZU
大瀬崎のGoogleMapはこちらです。
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