2023シーズンのヒリゾ浜について/ヒリゾ浜アクセス、ポイント解説、ポイントマップ、生き物図鑑他(2023/07/11追記)の事
<ヒリゾ浜空撮 by 宇宙の戦士 Dr. BAM☆BOO>
2023シーズンのヒリゾ浜について、2023年6月現在の情報をまとめてアップします。
※2023/07/11追記
初めて来られる方へのご注意を追加しました。
https://d3-plus.hatenablog.com/entry/2023/06/14/092447#%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E6%9D%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%96%B9%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%81%94%E6%B3%A8%E6%84%8F20230711%E6%B3%A8%E8%A8%98
※2023/07/10追記
東海バスの夏季限定下田9時発の中木行が今年も運行されます。
https://d3-plus.hatenablog.com/entry/2023/06/14/092447#%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E3%83%90%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B020230710%E8%BF%BD%E8%A8%98
※2023/07/06追記
先生のドローン撮影のお写真を利用したヒリゾ浜他のポイント解説を追加しました。
https://d3-plus.hatenablog.com/entry/2023/06/14/092447#%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%92%AE%E5%BD%B1%E3%81%A7%E3%83%92%E3%83%AA%E3%82%BE%E6%B5%9C%E4%BB%96%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E8%A7%A3%E8%AA%AC20230706%E8%BF%BD%E8%A8%98
※2023/06/26追記
2023シーズンのヒリゾ浜渡船の運行期間、トガイ浜の遊泳禁止を追加しました。
https://d3-plus.hatenablog.com/entry/2023/06/14/092447#%E9%A7%90%E8%BB%8A%E6%96%99%E9%87%9120230626%E8%BF%BD%E8%A8%98
◆目次
ヒリゾ浜公式HP
このブログのヒリゾ浜の記事
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2018
動画:youtube DIRU1974
ヒリゾ浜のGoogleMapはこちらです。
ヒリゾ浜について
初めて来られる方へのご注意(2023/07/11追記)
<足元注意の船着き場の桟橋>
ヒリゾ浜は港から漁船で渡る、崖と島に囲まれた岩海岸です。
まず第一に、海が荒れると渡船が運行できず、ヒリゾ浜はクローズになります。
半島の先端にある南西向きの浜のため、天気が晴れていてもオンショア(沖から陸)の南〜南西風が強いと波が高くなり欠航になります。
また、風が弱くても、沖に台風が発生していると強いうねりが入ることがあり欠航になります。
雨でも基本的に運行されますが、記録的な豪雨など、そもそも南伊豆までたどり着けないと判断される場合も欠航です。
遅くとも当日の早朝には運行の可否が判断され、ホームページやSNSで発表されますのでご確認ください。
運行状況(仲木へ行こうよHP):http://nakagi.jp/
逆にオフショア(陸から沖)になる北東の風の場合は、海面がならされ凪になります。多少波があっても、北東風が強ければ強いほど穏やかになります。
さらに黒潮の分流をおしとどめ、綺麗な潮流を浜に回遊させてくる効果もあり、地元では特別に「ナライの風」と呼ばれるほど大事でありがたい風です。
風速や波高などの情報を確認できるサービスもあります。無料でも3時間単位で一週間、有料登録すると1時間単位で10日先まで見られます。年々予報精度が向上していて、一週間前でもかなり正確で三日前ならほぼ確実に当たります。
Windy:https://www.windy.com/
ちなみに2022シーズン最終盤にこのナライの風がリュウグウノツカイygを連れてくるという大ラッキーも発生しました。
リュウグウノツカイyg×3登場(弊ブログ):https://d3-plus.hatenablog.com/entry/2023/07/04/143708
<最盛期のヒリゾ浜ビーチ>
ヒリゾ浜の特徴は、関東屈指の綺麗な水質と複雑な地形、豊富な生物相にあります。シュノーケリングによる自然観察にとても適した稀有なビーチです。
国定公園に囲まれているため、基本的に自然のままです。トイレや休憩用の屋根等はありません。船着き場の桟橋等、足場が悪い場所も多く、岩海岸なのでパラソルも立てられません。
ビーチでのんびりしたり、浮き輪でまったりしたりするのにはあまり向いていません。火気禁止のためBBQ等をすることもできません。釣りや生物の採集も禁止です。
以上を踏まえ、とりあえず必要なものは、
・陸ではしっかりしたサンダル
・海ではマリンシューズ
・休憩するなら日除けのサンシェード(小さなテント)
・必要ならクーラーボックス
以上はあったほうが良いと思います。
陸もマリンシューズでいけますが、コンクリや岩場で寿命が縮みます。
個人的には「ギョサン」に先割れのマリンブーツをあわせています。小笠原生まれのギョサンは「絶対に滑らない!死ぬほど丈夫!しかも安い!」と三拍子揃った最強ビーチサンダルだと思います。今は色も豊富でおしゃれでもあります。某T船長は左右で違う色を履くという上級者向けのおしゃれを楽しんでいらっしゃいます。
【最強サンダル】ともいわれる【ギョサン】発祥の地は小笠原だった!(小笠原村観光局):https://www.visitogasawara.com/archive/archive-4250/
渡船は片道数分、一日乗り放題で定期的に往復していますので、お手洗いやお買い物等、港とビーチを自由に往復できます。
ご家族連れには飲み物や食べ物を保存するクーラーボックスもあったほうが良いかも知れません。
< 小通り手前から見るヒリゾ浜ビーチ>
地形観察や生物観察のためには、
・三点セット:水中マスク、シュノーケル、フィン
・グローブ、軍手
・お子様ならライフジャケット
・大人ならウェットスーツ
最低でも三点セットが必要です。
できればライフジャケット、ウェットスーツがあったほうが安心して楽しめると思います。
マリンシューズ、サンシェード、三点セット、ライフジャケットは港の「双葉食堂」等で。
ウェットスーツ他は「中木マリンセンター」、「民宿 甚四」等でレンタルすることもできます。
ウェットスーツは保温だけでなく、岩場やサンゴ、クラゲなどからの保護の効果もとても高くオススメです。最近は安くて機能性も高いウェットスーツが販売されていますので、この機に購入されるのもありかも知れません。
私は一日中泳ぐので盛夏でもウェットを着用しています。Hele i Waho(ヘレイワホ)のツーピースはお安く着やすく、体型がちょっと通常から逸脱していても大丈夫なのでオススメです。冬はインナー重ね着でそこそこ対応できます。ウェット以外にもロングフィン他のアイテムもコスパが高くお得です。
三点セットは、マスクは巨顔に対応するDIVEWAYS、シュノーケルとフィンはGULL。太いSUPER BULLETと柔らかめの普通のMEWです。
水中カメラは一般の方には現状ではOLYMPUSのTG-6一択です。動画ならGoProが有名ですが、DJIのOSMO Pocketもコスパが高くてオススメです。どれもレンタルで割とお安く借りられます。
その他詳細はこちらを御覧ください。
OLYMPUS TG-6レンタルについて(弊ブログ):https://d3-plus.hatenablog.com/entry/2023/04/28/130440#OLYMPUS-TG-6%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
変態向けの機材について(弊ブログ):https://d3-plus.hatenablog.com/entry/2023/06/23/141026#%E6%96%B0%E3%82%AE%E3%82%A2%E6%9D%A5%E3%82%8B
<浅く穏やかなあいあい岬下>
ご家族連れや初心者の方でも安心して楽しめるポイントは、
・あいあい岬下
(浅い砂地で流れが無い)
・ヘイゴロウ
・赤ブイ
・ハタンポ穴
(深いところもあるが流れが穏やか、生物も多い)
です。
「ヘイゴロウ」のミニドロップオフ、「ハタンポ穴」から「赤ブイ」にかけてのサンゴの多い浅い岩礁帯は、穏やかで生物も多く特にオススメです。
「あいあい岬下」は流れが全く無いので、浮き輪でのんびりするのにいいかも知れません。ナンヨウツバメウオの幼魚など珍しい生物も見られます。
その他のポイントは少し上級者向けです。
・小通り
(潮流が速いため泳ぎに自信がある方以外は辛いかも)
・沖ハヤマ
・丘ハヤマ
(流れはあまりなく生物は大変多いがかなり深い)
ヒリゾ浜のアクセスやポイントマップ、ポイント解説、生物図鑑等は以下をご参照ください。
ヒリゾ浜ポイントマップ
ヒリゾ浜概論
ヒリゾ浜は静岡県下賀茂郡南伊豆町中木港から向かう、夏の間(7月~9月)だけ渡し船で行ける海水浴専用のビーチです。
2023年度の営業予定は7月1日(土)から9月末までとなっています。
ヒリゾ浜の特徴は伊豆屈指の水質の良さと魚影の濃さにあります。 その理由には、伊豆半島の先端の南伊豆のさらにその突端にあり、黒潮の支流の恩恵を受けやすいこと。急峻な崖と大根島に挟まれた狭い水道状の地形になっているため、潮流が常に速く、ゴミや濁りがとどまらず水質が保たれていること。外洋と湾、岩礁と砂地、狭い範囲にバリエーション豊かな地形があり、魚種と魚影にも恵まれていること。などがあげられます。
ここ数年は渡船の終わった後、10月の土日に貸し切りのボートシュノーケリングも開催されています。
期日が近づくと詳細は公式HPで発表されます。
ヒリゾ浜へのアクセス
公共交通機関の場合
ヒリゾ浜がある中木までは、伊豆急下田駅からバスが出ています。
去年までの最速のバスは、夏期の休日限定の朝9時の下田発→石廊崎オーシャンパーク経由→10時前中木着でした。
昔は下田駅を朝8時に出る夏休みのみの中木直通便があったのですが、コロナ禍以降廃止になってしまいました。
今年は直通便が復活して欲しいです。
東海バスの詳細(2023/07/10追記)
以下に現時点(2023年5月)の下田=中木間のバスの便を載せます。
時刻表上乗り換え時間が非常に少ない便が多いため、GoogleMapなどの路線検索では出て来ないことが多いのでお気をつけください。と申しますか、東海バスの公式HPでも出てこないのは…
運転手さんや東海バスの窓口にお問い合わせされると、乗り継ぎの詳細を書いた時刻表のコピーをいただけると思います。
●下田→中木(2023/07/10追記)
※夏季限定運行
①下田駅09:00発(石廊崎オーシャンパーク行(以下石廊崎OP))→09:43石廊崎OP着→【乗換】現地精算、同じ車両で09:43発(中木行)→09:53中木着→中木港まで徒歩0分
(※7/15~7/17及び7/22~8/27は全日運行、9/2~9/30は土休日のみ運行)
https://www.tokaibus.jp/news_topics/news.php?id=346
※通常期
②下田駅10:00発(石廊崎OP行)→10:43石廊崎OP着→【乗換】現地精算、同じ車両で10:43発(吉祥(きちじょう)行)→10:51中木口(なかぎぐち)着→中木港まで徒歩10分
③下田駅10:25発(子浦行)→11:02吉祥着→【乗換】11:05発(石廊崎OP行)→11:15中木口着→中木港まで徒歩10分
④下田駅11:55発(伊浜行)→12:20下賀茂(しもかも)着→【乗換】12:20発(中木行)→12:50中木着→中木港まで徒歩0分
⑤下田駅12:35発(石廊崎OP行)→13:18石廊崎OP着→【乗換】現地精算、同じ車両で13:18発(吉祥行)→13:26中木口着→中木港まで徒歩10分
⑥下田駅14:05発(伊浜行)→14:32下賀茂着→【乗換】14:33発(中木行)→15:03中木着→中木港まで徒歩0分
⑦下田駅15:25発(伊浜行)→15:52下賀茂着→【乗換】16:00発(中木行)→16:30中木着→中木港まで徒歩0分
⑧下田駅16:45発(伊浜行)→17:12下賀茂着→【乗換】17:15発(中木行)→17:45中木着→中木港まで徒歩0分
⑨下田駅18:20発(伊浜行)→18:43下賀茂着→【乗換】18:45発(中木行)→19:11中木着→中木港まで徒歩0分
●中木→下田
①中木06:55発(蓮台寺行)→7:50下田駅着
②中木07:45発(下田駅行)→8:42下田駅着
③中木口10:51発(吉祥行)→11:01吉祥着→【乗換】11:03発(下田駅行)→11:40下田駅着
④中木口11:15発(石廊崎OP行)→11:23石廊崎OP着→【乗換】11:30発(下田駅行)→12:15下田駅着
⑤中木13:19発(下賀茂行)→13:49下賀茂着→【乗換】13:52発(下田駅行)→14:17下田駅着
⑥中木口13:26発(吉祥行)→13:36吉祥着→【乗換】13:40発(下田駅行)→14:17下田駅着
⑦中木15:06発(下賀茂行)→15:36下賀茂着→【乗換】15:41発(下田駅行)→16:08下田駅着
⑧中木16:35発(下賀茂行)→17:05下賀茂着→【乗換】17:30発(下田駅行)→17:55下田駅着
⑨中木17:48発(下賀茂行)→18:18下賀茂着→【乗換】18:40発(下田駅行)→19:03下田駅着
通常コスト
東京からは始発の東海道線で熱海→伊豆急行線で伊豆急下田駅→東海バスで中木or中木口。
JRの在来線で2300円、伊豆急が1700円、東海バスが1300円ぐらい。
合計片道5200円、往復10400円ぐらいです。
東海道新幹線を使うと往復16000円ぐらい。
踊り子号だと14000円ぐらいです。
各社割引
JR東日本の週末パス。
お盆と年末年始期間以外の土日の二日間、8880円で関東近郊の在来線が乗り放題です。伊豆急下田駅も範囲内です。
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?cmb_startpre=0&cmb_placearea=0&cmb_placepre=22&txt_year=&txt_month=&txt_day=&mode=area&SearchFlag=0&ctl00=%8c%9f%8d%f5&GoodsCd=2546
東京=下田間の往復代金のみが4000円ぐらい。バス代は別途なので、普通に使う分には少し割高です。
東京より遠かったり、途中下車が一回以上あれば元がとれます。
JRでは夏休み期間(7/20〜9/10)に、青春18きっぷが発売されます。
https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/
12050円で5日間JRの在来線が乗り放題になります。
7/1から事前購入できます。中木行は日帰りで元が取れます。
伊豆急行線にも伊豆満喫フリーきっぷという乗り放題きっぷがあります。
https://www.izukyu.co.jp/ticket/detail.php?CN=314449
伊東〜伊豆急下田間が、一日2000円で乗り放題です。
こちらも日帰りなら元が取れます。
が、利用前日か当日、特急停車駅の窓口でしか購入できません。さらに乗越精算時には購入できません。
たとえば、熱海駅はJR扱いですので、下田行直通電車に乗る場合は伊東駅で一度下車して、窓口でチケットを購入する必要があります。
朝一番の行動の場合は時間的にちょっと難しい感じです。
東海バスには東海バスフリーきっぷ(石廊崎・下田2日券)があります。
https://www.tokaibus.jp/rosen/freekippu_shimoda_minamiizu.html#irozaki_2days
2日間2100円で下田駅〜中木周辺のバスが乗り放題です。
下田駅のバスロータリーにある案内所で購入できます。
こちらは一泊しても元が取れます。
朝一番のバスでも、運転手さんがこの乗車券をおすすめしてくれることが多いです。
ダッシュで買いに行けば待っていてくれるかもしれません。
どの割引も、途中下車をたくさんするような旅程の場合は大変お得になります。
往復のみの場合は、日帰りならばいくらか得になりますが、一泊以上の場合は無駄になります。
購入に制限があったり時間的に厳しいものも多く、さらに昨年から東海バスがついにSuicaに対応したこともあって、個人的には利用しておりません。
コロナ前はJRと伊豆急が共同で発行していた、「南伊豆フリーきっぷ」という東京圏から南伊豆までの電車と東海バスが、二日間7000円で乗り放題という最高な割引券がありました。
現在は廃止されていますので、こちらも是非復活して欲しいところです。
下田駅からタクシー
下田駅から中木までタクシーでだいたい30分6000円ぐらいです。
2〜3人で乗れれば断然有りだと思います。
自家用車の場合
車の場合はナビでサクッと来られると思います。
個人的には行きは前日深夜に出発、帰りは渋滞回避のため、往復どちらも東名は使わず、西湘バイパスと東伊豆の135号線を使うことが多いです。
駐車料金(2023/06/26追記)
駐車料金は日帰りの方はメインの大駐車場とその周辺が一日2000円。
少し離れた入口近くの第4、第5駐車場が1000円。
中木の民宿に泊まる方は何日でも一回1000円です。
駐車場のお問い合わせ電話番号は TEL 0558-65-0345 です。
大駐車場と3つの小駐車場が有り合計200台以上停められます。
コロナ禍以前は駐車場もめちゃくちゃ混みました。
昨季もお盆を代表に、夏休みと重なる週末や祝日は満車になることが多かったです。
それもあって個人的には夜に出て深夜に到着するようにしています。
車中泊は禁止ですが仮眠はOKのようです。駐車料金は+1000円かかります。
また朝満車になっていても、午前中で帰る方も多いのでお昼からは閉鎖が解除されることも多いです。
渡船&チケット行列
船着き場もチケット売り場も、朝は大行列になります。
早く着いた場合は船着き場に荷物をおいて場所取りを。
チケットはシーズンパスを購入すると並ばなくてすみます。
ヒリゾ浜渡船とシーズンパスについて(2023/06/26追記)
ヒリゾ浜渡船は2000円(子供1000円)で一日乗り放題。
営業期間は7〜9月の8:00〜16:30(8:30〜16:00の日もあり)です。
(トップシーズンの7/15~8/30と9月の土日祝日は8:00~16:00)となります。
中木港からヒリゾ浜までは数分。
定期的に往復しているので買い物や用足にいつでも港に戻れます。
例年シーズンパスが用意されます。
1万円でシーズン中は渡船に乗り放題になります。
パスのデザインも毎年素敵でおすすめです。
中木の民宿について
基本的には皆さん電話対応です。
昨年まではコロナ対応のために休業もしくは受け入れ数を制限している宿も多かったです。
今年は緩和されるかと思われますが、そもそも数が少ないので利用が厳しいのは変わりません。
平日などになんとか予約を入れて、常連になれればまた融通もきくかと…
と申しますか、個人的にもコロナ後となる今年は厳しい気がしております。
下賀茂や弓ヶ浜の宿もご検討ください。
ヒリゾ浜への送迎バスを仕立てる宿もコロナ前はありました。
トガイ浜について(2023/06/26追記)
今年もトガイ浜への歩道は落石の危険があるため通行できません、遊泳も禁止です。
以上、上記は2023年5月時点の情報になります。
宿の連絡先等の詳細は中木のHPでご確認ください。
ドローン撮影でヒリゾ浜他ポイント解説(2023/07/06追記)
朝のヒリゾ浜
<ヒリゾ浜〜中木全景>
渡船運行前に先生がヒリゾ浜のドローン(DJI MAVIC AIR2)撮影をされました。
お写真を頂いたので上空から見たヒリゾ浜のポイントを解説してみます。
しかしこんなに綺麗に写るのか!と毎度驚嘆します。100m上空からでも人間が識別できるレベルで写ります。カメや大きな魚がいたらすぐに分かりますね。
一番上が中木港と中木浜(1)。防波堤の左(西)側がトガイ浜(2)、小さな岬を超えるとトウナイ浜(3)。トウナイの外側の岩礁帯はアミダ(4)(以下地磯名)。
中木港を右(東)に出て最初にある岬が新宿(5)その向こう側はボウムキ(6)。その手前の岬が大棚(7)、手前の小さな突端が小棚(8)。大棚の向こうに隠れている小さな岬はトビ根(9)。
これらの崖の上に見えているのがあいあい岬(10)のジオパークセンター。トビ根から右側の崖沿いのスペースからヒリゾ浜のポイントが始まります。
あいあい岬の崖際のスペースがあいあい岬下(11)、その手前の水路は渡船の航路(12)で、その手前右側に小さく白っぽく見えているのが渡船の船着き場(13)と木橋。その右下の石海岸がヒリゾ浜のビーチ(14)。監視台(15)の青い屋根も見えます。
船着場の前にある大きな岩礁がヘイゴロウ(16)、その左の海域の中央にぽつんと見えているのが体験ダイビング用の赤ブイ(17)。
さらに左の大きな岩礁が丘ハヤマ(18)。その左にある小さめの岩礁が沖ハヤマ(19)。両ハヤマの間にさらに小さく顔を出している岩礁がハタンポ穴(20)。
沖ハヤマの左側に点々と遊泳範囲のブイ(21)が見えていて右下まで続いています。その内側が小通り(22)。左下の崖は大根島(23)です。
あいあい岬下の右側は卜字型の入り江になっていて、手前に伸びる小さな入り江にはナンヨウツバメウオygの群れが毎年出ることから、ナンヨウツバメの入り江(24)。右側の入り江の奥には小さな秘密のビーチ(25)(何が秘密かは秘密です(笑))。先日ビーチクリーンをしました。
船着き場の裏からこれらの入り江に向かう角(26)から、各入り江の崖際の壁面には幼魚が多くいます。
船着き場からまっすぐあいあい岬を見ると、コンクリで四角く固められた古い船着き場(27)があり、その上には2つのプールのような潮溜まりがあります。ここにハクテンハタygがいたことがあります。
ここからあいあい岬までは古い階段(28)が残っていて、通常は危険なため立ち入り禁止ですが、有事の際にはあいあい岬まで登る避難路になっています。
ここから左に航路際を進むと小さな湾(29)になっていて、湾の開口部にある大きめ岩(30)の上にはサンゴイソギンチャクが群生しており、クマノミやミツボシクロスズメダイygがいます。一番航路側の大きなイソギンチャク畑は2020年の土砂崩れで残念ながら壊滅しました。この崖際の壁面も土砂崩れ前は海藻が多くウミウシ(31)やタツノオトシゴ(32)がいました。どちらもいずれ復活すると思います。
船着き場からあいあい岬方面はフラットな水底(33)が続いていて、去年は航路ギリギリの岩の下にアオウミガメが定住していました。
<ヒリゾ浜全景>
右上が船着き場(1)とヒリゾ浜のビーチ(2)。
その前にある岩礁がヘイゴロウ(3)。赤ブイ(4)を挟んで大きな丘ハヤマ(5)、ハタンポ穴(6)、沖ハヤマ(7)。画面上に見切れているのがあいあい岬下(8)。
ヘイゴロウの船着き場側の壁面(9)にはミナミハコフグygやサザナミヤッコyg等幼魚が多いです。あいあい岬側には裂け目が3つ(10)あって、奥でつながる水中洞窟(11)になっています。時期になるとイシモチやハタンポの幼魚が群れます。浜側にも大きな裂け目(12)があり繋がっていますが、こちらからは立ち入り禁止です。
赤ブイ側の先端は小さなドロップオフ(26)になっていて、近くの航路側(27)と赤ブイ側の壁面(28)はソフトコーラルが多く生き物も多いです。ミナミハコフグygをよく見かけます。少し離れた壁面(29)ではイロカエルアンコウygも出ました。
浜前の小島(30)との間には丸い大きな岩(31)があって、この周辺(32)でもオオセがいることが多いです。小ドロップオフと赤ブイの間のゴロタ場(33)にもミノカサゴの仲間がよくいます。
沖ハヤマからブイ沿い(13)に小通りが続きます。右(東)方向はしばらく砂地と小石の水底(14)が続き、最初に現れる大きめの岩が第一岩礁(15)。大きな細長い岩とその周りに丸い岩が固まっていて生き物が多いです。細長い岩の角(16)にクマノミygがいます。
第一岩礁から浜方向にある大きな四角い岩はえぐれ岩(17)。両サイドが大きくえぐれていて生物の隠れ場所になっています。
さらに右に進むと画面から見切れる直前に水面から顔を出している岩、テヅルズリーフ(18)があります。岩の沖ハヤマ側の水面近く、茶色いサンゴの間に大きなテヅルモヅルが鎮座されています。周辺の岩を含めてソフトコーラル(ウミトサカ)が多く綺麗です。
さらに進むと監視船がいて遊泳範囲外になります。
丘ハヤマの赤ブイ側の斜面(19)はサンゴが多く、特に小通り寄りの裂け目(20)にはニホンアワサンゴの大きな群生があります。ヘイゴロウとの間の水底(21)は砂地が多く穏やかなのでハナミノカサゴ等がいることがあります。手前の角の小石の水底(22)には毎年ソメワケヤッコygが出ます。さらに手前の浅い岩礁帯(23)を含めて、周辺の浅瀬には餌をもらったソラスズメダイ等がたくさん群れています。
小通りと浜の間の広いゴロタ場には、稀にハナミノカサゴyg(24)やウミガメ(25)が出ることがあります。
<ヒリゾ浜全景>
右の大きな岩礁が丘ハヤマ(1)、写真上(東)方向に水中に伸びている根の先端がドロップオフ(2)。一気に水深20mまで落ち込む崖になっています。途中に大きなソフトコーラル(ウミカラマツ)があり、レンテンヤッコygが越冬していました。
左の小さな岩礁が沖ハヤマ(3)。上に長く伸びている根の上に岩がいくつかあり、その下が洞窟状になっています。特に大きなものがエイ穴(4)、コロ穴(5)です。根の先端の右側-10m(6)と、丘ハヤマ方向に少し進んだ-15mの岩(7)に大きめのイソギンチャクの群生があり、それぞれ越冬クマノミのペアがいます。
丘ハヤマの右側にある大きめのブイがダイビング用の赤ブイ(8)。
丘ハヤマと沖ハヤマの間、白波が立っているあたりに大きな岩、ハタンポ穴(9)があります。岩の下は大きくえぐれて洞窟になっています。周囲も入り組んだ岩礁帯で穴が多く、多くの生き物がいます。
ハタンポ穴から右下方向は岩がずっと連なっていて(10)、このあたりはサンゴやイソギンチャクが多く、ナンヨウハギygやクマノミyg等の南方系の幼魚が出ます(11)。岩の下にはオオセ(12)他が。リュウグウノツカイygが出たのもこの辺りです(13)。
さらに右下に進むと、少し沖にちょこっと頭を出している縦に細長い岩礁(14)があります。小通り側の壁面(15)にコガネヤッコyg、その前にあるフラットな水底(16)にヒレナガハギyg、その少し左上の尖った岩の上にイロカエルアンコウ(17)が出ました。その少し下にある丸い岩の上(18)に綺麗なサンゴがあります。
左下が大根島(19)。大根島の手前は遊覧船等の航路(20)。航路沿いに点々と見えるのが遊泳範囲のブイ(21)で、その内側が小通り(22)です。
沖ハヤマの大根島側の少し離れたところに水中の岩が2つ(23)見えていて、その間が谷間になっています。フエヤッコダイが出たのはこの谷の小通り側の出口(24)です。
アオウミガメは朝一番の沖ハヤマ周辺(25)と両ハヤマ間(26)に出ることが多いです。
と申しますか、遊覧船の航路に白っぽい丸いものがいるのですが。これは息継ぎしているウミガメのような気もします(27)。気になる方は画像をクリックしてflickrに飛んで拡大してみてください。
夕陽のヒリゾ浜
<中木沖〜ヒリゾ浜>
黄昏のヒリゾ浜。中木から東向きにヒリゾ浜を見ています。
手前の岬のこちら側が「ボウムキ」、先端が「新宿」、次の小さな岬が「トビ根」、次の岬が「大棚」、「小棚」。
左の崖の上にある白い建物があいあい岬の「ジオパークセンター」。一番むこう側の小高い岬が「ユウスゲ公園」。「あいあい岬」はこの一帯を示すようです。
一番右の大きな島が「大根島」、そのこちら側の先端にある岩礁が落ちそうで落ちないで有名な「権力」。 大根島の向こうに見えている小島は超一級磯の「カツオ島」。
カツオ島の左の小高く尖った岩礁が「ヒカゲ」、その左隣はヒリゾ浜の西端の洞窟のある岩。この手前に監視船がいます。
手前に戻り、大根島側から「沖ハヤマ」「丘ハヤマ」「ヘイゴロウ」「船着き場」です。
<ヒリゾ浜>
誰もいないヒリゾ浜。
手前右側から「大根島」、「沖ハヤマ」、「丘ハヤマ」、「ヘイゴロウ」、「ヒリゾ浜」、「船着き場」。
奥の右側から、「大根島」、「ヒカゲ」、「ヒリゾの西の洞窟」、「ミツアシ」です。
<中木全景>
大根島の先から振り返り、大根島からヒリゾ浜、中木の港を見ています。
一番上の左から、入間の千畳敷がある「三ッ石岬」。その手前の大きめの島が「住吉島」、その右手の小さめの三角の岩礁が「ツリキリ」、その右のさらに小さな岩が「陸のツリキリ」、その右の岬は「庵曽原(あんぞばら)」。
住吉島の手前の細長い三角の岩礁が「白根」、その右、ツリキリの手前の島が「塔島」。庵曽原の弓形の浜が「月の子浜」、浜の入り口にある細長い岩礁が「イガミ」、その右にある小さな岩が「平床」、さらに右に離れた岩が「ケサカ」。
ケサカの奥の白っぽい崖が「トウナイ浜」、その手前の岩礁帯が「アミダ」。その右に「トガイ浜」、「中木港」。
中木港の右を手前に順に、「ボウムキ」、「新宿」、「トビ根」、「大棚」、「小棚」、「あいあい岬」。
中央の大根島には磯釣りのポイントがいくつかあって、奥側の先端に「権力」、その左にある小さな岩が「ロクロ」、ロクロの手前の小さな出っ張りが「銀座」、銀座の向こうに隠れている「前棚」、その手前の四角い大きな出っ張りのさらに手前、小さく白波が立っているあたりが「平島」、その手前が「二八」。飛んで一番こちら側に飛び出した小さな岩が「沖牛根」、その対岸が「牛根」です。
牛根の右側の海域は小通りの出口の「大通し」、その先の大きめの岩礁がこちら側から見た「ヒカゲ」、右に小さな弓形の浜があって、その右ギリギリに見えているのが「ミツアシ」です。
<中木沖>
大根島上空から駿河湾に沈む夕日。
手前から大根島、白根、塔島、ツリキリ、住吉島、千畳敷、三ッ石岬。
<中木沖>
一番上から、入間の千畳敷がある三ッ石岬、大きな島が住吉島、その右手の尖った岩礁がツリキリ、さらにその右が陸のツリキリ、その先の大きな岬が庵曽原、左の島が塔島、その右にイガミ、平床、ケサカ、アンゾ、トウナイ浜。
ヒリゾ浜ガイドブック
<HIRIZO Guidebook 2022>
ヒリゾ浜では立派な公式ガイドブックが準備されていて、船着き場等で無料で配布されています。
ヒリゾ浜に関する情報はほぼすべて網羅された素敵な内容です。
ヒリゾ浜マップとポイント解説、生き物図鑑、サンゴ図鑑に関しては私が担当しています(写真撮影、作文、DTPレイアウトまで)。
その他、シュノーケリング講習、町内マップ、協賛の素敵なショップの広告等々、これで無料なの!?と思わず驚くボリュームとクオリティです。
中木港の渡し船チケット売り場の他、池袋、渋谷にあるダイビング用品店のAQROSさんなどで配布されています。機会があったら是非お手に。
以下に私が担当した記事の内容等を転載します。
詳細をご覧になられたい方は、画像をクリックするとflickrのページに飛びます。
ヒリゾ浜ポイントマップ
<Beach Map / HIRIZO Guidebook 2022>
ヒリゾ浜のビーチマップと各ポイントのご紹介です。
ヒリゾ浜には、伊豆の海の全ての表情があります。
ヒリゾ浜の地形は、とてもバリエーション豊かです。海中の断崖絶壁ドロップオフ、速い潮流が通る水道、浅く穏やかな入り江。水底に目を向ければ、綺麗な砂地から、荒々しい岩礁地帯まで。鬱蒼と茂る海藻の畑があれば、カラフルなソフトコーラル、緑に輝くサンゴの群生も…伊豆の海の魅力が、ここにギュッと詰まっています。
泳ぐポイントは大きく分けて以下の6つです。お気に入りの場所を探しに行きましょう。
小通り ―水質も潮流も一番、ザ・ヒリゾ浜
大根島と浜に挟まれた水道です。常に速い潮流が通っていて、水質が良好に保たれています。砂地に大きな岩礁が点在し、ソフトコーラルやサンゴが繁茂しています。魚影も濃く、多くの魚の群れが集います。おとなしい大型のエイやサメ、ウミガメが姿を見せることも。イソギンチャクをよーく探せば、クマノミの赤ちゃんが隠れているかも…近年は浅瀬のテーブルサンゴに、ナンヨウハギなどの珍しい熱帯魚が姿を見せてくれています。
ハタンポ穴 ―いつでも大群、穴覗き
沖ハヤマと丘ハヤマの間にある、水面に少し顔を出した岩礁です。下が大きくえぐれていて、ミナミハタンポの大群が集まっています。穴の奥にはアカハタやテングダイなどの、大物が隠れていることも。周囲には、イソギンチャクやサンゴが点在しています。
ヘイゴロウ ―洞窟探検と幼魚探索
船着き場のすぐ前にある、大きな岩がヘイゴロウ(平五郎)岩です。内側は大きな洞窟になっています。渡し船の航路側の壁面には、鮮やかなソフトコーラルがびっしり。よく見ると、ミナミハコフグやチョウチョウウオなどの幼魚が潜んでいます。
あいあい岬下 ―いつでも穏やかな穴場
船着き場の対岸の崖があいあい岬です。水深が浅く潮流も穏やかなポイントです。大きなイソギンチャクの群生があって、クマノミやミツボシクロスズメダイなど、多くの熱帯魚が集まります。手前側の入り江では、ツバメウオやイトヒキアジなどが現れることがあります。
沖ハヤマ ―ヒリゾ浜最深、魚影も濃厚
ヒリゾ浜の一番外側の岩礁です。沖に向かって棚状の岩礁がなだらかに伸び、ヒリゾ浜でもっとも深い、水深20mまで落ち込みます。ダイナミックな地形と魚影は、ヒリゾ浜でも一番。メジナやキビナゴ、キンギョハナダイなど、多様な魚種の大群が見られます。これらを狙って、外洋からカンパチなどの大型魚が入り込んでくることも。大きなイソギンチャクの群生が各所にあり、クマノミが毎年越冬しています。アオウミガメが良く見られるのもこちらです。運が良ければ一緒に泳げるかも…
丘ハヤマ ―ドロップオフと緑のサンゴ群
ヒリゾ浜で一番大きな岩礁です。航路側は一気に15m落ち込む、水中の崖「ドロップオフ」になっています。ソラスズメダイやキンギョハナダイなどの魚群が常に見られます。ドロップオフの外洋側は、大きな岩が入り組む複雑な岩礁帯で、テングダイやアオブダイなど大型魚が潜んでいます。浜側の斜面と小通り側の浅い岩礁は、サンゴの群生になっていて、様々な熱帯魚が集まってきます。
多様な生物が住む環境を守りましょう
ヒリゾ浜に来る多くのお客様は、多様な海の生物を見ることを楽しみにしています。今後もご覧いただけるよう、採取はもちろん、生物を傷つけることはおやめください。また、ゴミ等を残さないようご協力をお願いします。
ヒリゾ浜生き物図鑑
<Creatures Encyclopedia-1 / HIRIZO Guidebook 2022>
ヒリゾ浜で見られる生き物図鑑です。どれも私がヒリゾ浜の海中で撮影したものです。
今年は2ページ増量され、掲載種も114種から246種まで増えました。それでも、載せていない種はまだまだいます。ヒリゾ浜の海の豊かさは凄いです。
ヒリゾ浜の仲間たち
ヒリゾ浜には、もともと住んでいる生き物の他にも、遠い南の海から黒潮に乗って、毎年多種多様な生き物がやって来ます。この図鑑では、よく見られる種から、なかなか会えない種まで、順番にご紹介しています。今日はどんな仲間たちに出会えるでしょうか?
写真の●マークは主に見られるポイント。マークなしはどこでも会える生き物です。名前の後ろの「yg」は「幼魚」を意味しています。身を守るために、鋭いキバやトゲ、強い毒を持つ生き物もいます。観察する時はおどかしたり、手を触れたりせず、そっと見守ってあげましょう。
生物名:
クマノミyg、
ソラスズメダイ、スズメダイ、キンギョハナダイ(左♀右♂)、ニシキベラ、キュウセン、
メジナ、イスズミ、ニザダイ、アイゴ、クサフグ、
ハコフグ、タカノハダイ、イワシ、キビナゴ、ボラ、
ミナミハタンポ、ネンブツダイ、イソカサゴ、ウツボ、
メバル、オジサン(ホウライヒメジ)、ブダイダツ(オキザヨリ)、カゴカキダイ、アオウミガメ、
カエルウオ、コロダイ、オハグロベラ、セダカスズメダイ、クロダイ、
キタマクラ、ヘビギンポ、ヒメギンポ、コケギンポ、チョウチョウウオ、
イセエビ、トラウツボ、アカハタ、アジ、サバ、
イシダイyg、オヤビッチャ(上)シマハギ(下)、ホンソメワケベラ、オトヒメエビ、メイチダイ、
マダイ、アオリイカ、タカベ、シマアジ、イサキ、
ヒラタエイ、イシガキダイyg、ゴンズイ、イトフエフキ、イタチウオ、
クマノミ(左♂右♀)、ミツボシクロスズメダイyg、カンパチ、ブリ(イナダ)、ツムブリ、
ヒラメ、イズヒメエイ、オオモンハタ、マダコ、
イシガキダイ、イシダイ、フエダイ、オニカサゴ、
<Creatures Encyclopedia-2 / HIRIZO Guidebook 2022>
ミナミハコフグyg、
ツノダシ、トゲチョウチョウウオyg、フウライチョウチョウウオyg、
ミゾレチョウチョウウオyg、シラコダイyg、チョウハンyg、
アケボノチョウチョウウオyg、ゴマチョウチョウウオyg、キンチャクダイyg、キンチャクダイ、テングハギyg、
ナンヨウツバメウオyg、モンツキハギyg、ニジハギyg、ハクセンスズメダイyg、ミヤコキセンスズメダイyg、
メガネスズメダイyg、セダカスズメダイyg、ハナハゼ(上)ダテハゼ(下)テッポウエビ(中)、シマウミスズメ、アカヤガラ、
ヘラヤガラ、アオブダイ、ワモンダコ、キジハタ、イシガキフグ、
ミノカサゴ、マツカサウオ、ホウボウ、ヒメゴンベ、アカエイ、
ハナミノカサゴ、キリンミノ、タツノオトシゴ、ハリセンボン、ミナミギンポ、
サザナミヤッコ、ヨコシマクロダイyg、サザナミヤッコyg、カンムリベラyg、ツユベラyg、
アオウミウシ、ムカデミノウミウシ、コイボウミウシ、キイロイボウミウシ、サメジマオトメウミウシ、
オトメウミウシ、タテヒダイボウミウシ、フリエリイボウミウシ、ミアミラウミウシ、ムラサキウミコチョウ、
パンダホヤ、オオアカヒトデ、トビエイ、ヤッコエイ、オオセ、
カスザメ、ネコザメ、テヅルモヅル、ソウシハギ、イトヒキアジ、
ネズミフグ、テングダイ、ツバメウオ、ヒョウモンダコ、ノコギリハギyg、
ハナオコゼ、ヤリカタギ(左)フタスジリュウキュウスズメダイ(右)、ホシゴンベ、セダカギンポ、スミツキトノサマダイyg、
イロカエルアンコウ、ヒレナガハギyg、モンハナシャコ、フエヤッコ、タスキモンガラyg、
ナメラヤッコyg、アブラヤッコyg、
ソメワケヤッコyg、レンテンヤッコyg、
ナンヨウハギyg
ヒリゾ浜サンゴ図鑑
<Corals Encyclopedia / HIRIZO Guidebook 2022>
最後はサンゴ図鑑です。
サンゴはこの3年で本当に増えました。特にテーブルサンゴのエンタクミドリイシは、その形状と大きさもあって、ものすごく目立っています。
ヒリゾ浜でサンゴの美しさを楽しむ
サンゴ(造礁サンゴ)とは?
サンゴはイソギンチャクやクラゲの仲間の「動物」です。褐虫藻と言う小さな「植物」と共生していて、太陽の光などを利用して、硬い骨格を作りながら成長しています。
ヒリゾ浜で主に見られるサンゴは「造礁サンゴ」と呼ばれ、深海の宝石サンゴとは違う浅い海に住む種類です。その他、骨格を持たないサンゴ、「ソフトコーラル」の仲間も沢山見ることができます。これらサンゴは海底に彩りを添え、多くの生き物のすみかとなっています。
伊豆にはサンゴ礁はないけど、サンゴはあるの?
一般にサンゴは、南の温かい海で大きなサンゴ礁を形成して生活しています。これまでは、比較的水温の低い伊豆の海ではあまり見られることはありませんでした。しかし、ここ数年のヒリゾ浜では、エンタクミドリイシなどのサンゴの群生をよく見かけるようになっています。海水温の上昇や、黒潮の蛇行等が影響しているのかもしれません。
伊豆のサンゴを守ることは必要?
水温が32℃を超えると、サンゴは褐虫藻を失い、骨格が透けてしまい白く見るようになります。この「白化現象」が長く続くと、サンゴは死んでしまいます。地球温暖化が進むと水温が高くなり、沖縄などの温かい熱帯の海では、この現象が頻繁に起こるようになり、サンゴに被害が出ると考えられています。沖縄より水温が低い伊豆の海は、将来的にサンゴの避難場所になるのかもしれません。
とはいえ現在の伊豆の海は、サンゴにとってまだまだ厳しい環境です。以前はヒリゾ浜に、沢山のヒメエダミドリイシの群生がありましたが、台風などの影響で大きく数を減らしてしまいました。その他のサンゴも、同じようにいなくなってしまう可能性があります。今あるサンゴを大切にして、また増えてくれるよう、見守ってゆきたいものです。
ヒリゾのサンゴを守るため、どうすればいい?
サンゴはとても弱く貴重な生き物で、簡単に傷ついてしまいます。泳ぐ時に手でつかんだり、フィンで蹴ったりしないように、気をつけてあげましょう。サンゴが住める綺麗な海のために、ゴミの持ち帰り等にもご協力ください。
サンゴ名:
ヒメエダミドリイシ、エンタクミドリイシ、ニホンアワサンゴ、ルリサンゴ、ミダレノウサンゴ、トゲイボサンゴ、
ミダレカメノコキクメイシ、ベルベットサンゴ、コトゲキクメイシ、フタマタハマサンゴ、フタトゲキクメイシ、キッカサンゴ、
キクメイシ、アミメサンゴ、パリカメノコキクメイシ、サンゴに共生するイバラカンザシ(ゴカイの仲間)、
ヒオウギヤギ(ソフトコーラル)、ウミトサカ(ソフトコーラル)、イボヤギ(左) イソバナ(右)(ソフトコーラル)、サンゴイソギンチャクとイソギンチャクカクレエビ
ヒリゾ浜ガイドブックスキャン
以下に残りのページのスキャンを貼ります。
こちらも詳細はクリックしてflickrのページでご確認ください。
各ページや双葉食堂さんの広告などにも写真を使っていただいています。
過去のヒリゾ浜への旅行記事
ヒリゾ浜について、過去に副業の旅行記で扱ったことがありますので、ご参考までに以下へ転載します。
<かいぎしょ2020年9月号>
かわさき発! 日帰りぶらり旅 vol.101
静岡県賀茂郡南伊豆町中木
ジオが育む 奇跡の海・ヒリゾ浜
新時代の海水浴、イセエビ漁解禁
マスクを外し、水中メガネを付けて海へ。どこまでも透き通った、清浄な青の世界が広がっています…一度味わうと忘れられない、リピート確実の「最高宣言」。この日は幸運なことに、本州一の水質を誇るヒリゾ浜でも、年に何度もない最高の海に恵まれました。
今回のぶらり旅は、静岡県下賀茂郡南伊豆へ。伊豆半島の最南端、南伊豆町中木にある、TVやSNSで人気急上昇中のシュノーケリングポイント、ヒリゾ浜を訪れました。
ヒリゾ浜は夏の間(今年は7/1〜9/30)だけ、渡し船で行くことができるビーチです。新型コロナウイルスの影響で、各地の海水浴場が営業を休止・縮小する中、安定した営業を継続しています。渡し船で隔離された立地を活かして、乗船中のマスク着用・手指の消毒、駐車場の制限による入場者の管理、ソーシャルディスタンスの確保など、対策を徹底しています。「ヒリゾ浜渡し組合」として、独立運営されている点も含め、新時代の海水浴場のビジネスモデルとして注目されています。
その海の特徴は、伊豆屈指の水質の良さと魚影の濃さにあります。伊豆半島の突端にあり、黒潮の恩恵を受けやすいこと。急峻な崖と大根島に挟まれた、水道状の地形になっているため、潮流が常に速く、ゴミや濁りがとどまらず水質が保たれていること。外洋と湾、岩礁と砂地、狭い範囲にバリエーション豊かな地形があり、魚種と魚影にも恵まれていること。などがあげられます。
9月に入ると、気候も海況も安定し、ベストシーズンを迎えます。実は海水温が一年で一番高くなり、黒潮に乗って伊豆を訪れる熱帯魚(季節回遊魚)が最も増えるのもこの時期。夏休みの大混雑も収まり、過ごしやすくオススメの季節になります。
特産品の伊勢海老漁も解禁になります。お刺身に鬼殻焼き、お味噌汁など、海老の王様にふさわしい、豪華な逸品の数々です。
◦キャプション
①:透視度18m以上、最高宣言の海
②:渡し船で5分
③:お魚と泳げます
(ヒリゾ浜渡し組合:7/1〜9/30、8:00〜16:00、大人2,000円・小人1,000円、天候により欠航有りHP要確認) ④:伊勢海老の名産地(南伊豆町観光協会:☎0558-62-0141)
文末:クマノミの赤ちゃん
◦アクセス
【電 車】 JR川崎駅→東海道線熱海駅→伊豆急行線下田駅→東海バス・タクシー
【自動車】 東名川崎IC→東名沼津IC→伊豆中央道→修善寺→天城→下田→南伊豆町
アクセス他の情報が変更になった場合は適宜追記いたします。
ヒリゾ浜公式HP
このブログのヒリゾ浜の記事
ブログ:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜 2018
動画:youtube DIRU1974
ヒリゾ浜のGoogleMapはこちらです。
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