20191201 梶の浜ビーチ・城ヶ島スキンダイビング行/ビーチクリーンと入水と肝醤油 の事
<ミミイカ@梶の浜ビーチ>
2019年12月1日
三浦半島の城ヶ島・梶の浜ビーチへスキンダイビングに行ってきました。
12月に入りましたが、お天気も良く、水温もまだ18度以上。透明度も10m以上で魚影も良好。冬の三浦半島の良さが味わえました。
三浦半島の先端にある城ヶ島は、交通の便も潮の巡りもよく、ダイビングスポットとしても賑わっています。
ビーチポイントの梶の浜は、京急バスの城ヶ島バス停のすぐ目の前。防波堤と楫の三郎山に囲まれ、北西よりの強風以外なら穏やかです。水深も最深で10mほどで、エントリーも簡単。スキンダイビングにも好適なポイントです。
水底の地形は綺麗な砂地と岩場が半々。サンゴはないものの、イソギンチャクの群生も多くバリエーションに富んでいます。
見られる生物は、冬の名物のダンゴウオ、ウミウシの他、クマノミ、タツノオトシゴ、カエルアンコウなども通年見られます。三浦半島の他のポイントと比べても、魚影と多様性は優れていると思います。
当日はタツノオトシゴ、クマノミyg、ミツボシクロスズメダイyg、チョウチョウウオ類のygなどが見られました。ちょっと珍しいメジロダコや可愛いミミイカなども。
スキンダイビングの前には、かながわ海岸美化財団さんのビーチクリーンに参加させていただきました。
清掃活動で海辺を歩くだけでもう楽しいですし、城ヶ島の地形や歴史にまつわるお話も実に興味深かかったです。もちろん海も綺麗になりますし、良い事尽くしのオススメの活動です。
城ヶ島グルメはいつもの生しらす丼に活カワハギの活造りまで追加してしまいました。
肝醤油で味わう新鮮なカワハギは、冬の三浦でも一番の美味だと思います。最高です。
場 所:三浦半島・城ヶ島・梶の浜ビーチ
日 時:191201 11:00〜13:30
天 候: 晴れ
気 温:8.9〜15.8℃
水 温:18℃
波 高:無し
風 :東南東1.5〜南南西3.7
透明度:10m以上
撮 影:水中:NIKON 1 J4
NIKON 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
NIKON ウォータープルーフケース WP-N3
INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2
INON クローズアップレンズ UCL-165M67
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
陸上:NIKON D700
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flickrアルバム:191201 Snorkeling @ Beach KAJINOHAMA, JOGASHIMA Island / MIURA
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ブログ:シュノーケリング@三浦半島・城ヶ島
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<@かいぎしょ2020年3月号より>
城ヶ島について副業の旅行記事で扱ったのでこちらにも転載しておきます。ご参考下さい。
ミシュラン二つ星
まぐろきっぷで城ヶ島
シラス漁解禁、富士山と夕日 他
神奈川県三浦市 城ヶ島
夕暮れを迎えた長津呂(ながとろ)の崎に、浮かび上がるたくさんのシルエット。思い思いに夕日を楽しんでいます。雲の隙間にはちらりと富士山。首都圏から電車で一本、ミシュラン2つ星を獲得した城ヶ島の魅力には、まずこの景色が挙げられるでしょう。
今回のぶらり旅は、神奈川県の三浦半島へ。最南端にある城ヶ島を訪れました。城ヶ島は周囲約4km、面積約1km2、東西に細長い小さな島です。島の西端に城ヶ島灯台、東端に安房崎灯台のふたつの灯台が立つ、海運の要衝でもあります。
城ヶ島へのアクセスは、京浜急行の「みさきまぐろきっぷ」を利用しました。首都圏から三崎口駅への京急線往復乗車券と三浦半島各地区の京急バスのフリー乗車券。さらに「まぐろまんぷく券(三崎マグロ主体の特別メニューが食せるお食事券)」、「三浦・三崎おもひで券(日帰り入浴、お土産等の体験チケット)」、合計三枚がセットになった乗車券です。京急川崎駅からの販売価格は3,570円。城ヶ島への交通費のみで2,000円ほど。今回は素敵なマグロのランチと城ヶ島京急ホテルの日帰り入浴を利用しました。差額を計算するまでもなく、大変にお得な乗車券です。
城ヶ島は人気のダイビングスポットでもあります。今月は一年で最も海水温が下がる季節ですが、多くのダイバーが訪れています。皆さんのお目当ては、可愛いダンゴウオ。大人になっても2cm以下、小さくころっとした愛らしい姿は一見の価値ありです。筆者は運良くシュノーケリングで見ることができました。
城ヶ島のグルメと言えば、もちろん三崎港のマグロ。そして、3/10に解禁日を迎える相模湾のシラスです。シラス漁の船を持つ食事処も多く、獲りたてでなければ味わえない生シラスをいただくこともできます。まぐろきっぷに対応しているお店もあります。ぜひ旬の味をお試しください。
◦アクセス
【電 車】 京急川崎駅→京浜急行線→三崎口駅→ 京急バス→城ヶ島バス停
【自動車】 首都高速→横浜横須賀道路→衣笠I.C→三浦縦貫道路→国道134号線→城ヶ島
◦キャプション
①:長津呂崎の夕日
②:ウェットスーツと富士山
③:城ヶ島灯台(城ヶ島観光協会:☎046-881-6414)
④:生しらす・まぐろ丼(磯料理かねあ:☎090-6019-2822、10:00〜18:00、不定休)
文末:ぶどう色のダンゴウオ
◦城ヶ島京急ホテル:☎046-881-5151、日帰り温泉:大人1,000円、小人500円、11:00〜18:00
◦城ヶ島ダイビングセンター:☎046-882-0700、8:00〜17:00
<梶の浜ビーチ@城ヶ島>
朝8時過ぎの城ヶ島、梶の浜ビーチ。
<梶の浜ビーチ@城ヶ島>
スクーバダイバーさん準備中。
<@城ヶ島>
梶の浜の南隣、京急ホテルの前からビーチクリーニングを開始します。
<@城ヶ島>
このアタリはアオリイカの好釣り場なのでエギが多かったです。
<@城ヶ島>
島猫様。
<@城ヶ島>
沖を大きな帆船が通過していきました。
<小桜姫神社@城ヶ島>
縁結びのスポット、小桜姫神社の周りも綺麗にします。
三浦半島には戦国時代の三浦氏にまつわる伝承(相当辛い)が多いのですが、この小桜姫神社もその一つです。
荒井浜のある荒井城落城のおり、城主三浦道寸の嫡男、荒次郎の妻小桜姫が城ヶ島のこの洞窟に身を隠したとされています。
<長津呂崎@城ヶ島>
京急ホテル前からさらに南下し、長津呂崎(ながつろさき)まで来ました。
<長津呂崎@城ヶ島>
シーグラスになりかけグラス。
<長津呂崎@城ヶ島>
城ヶ島の海岸線は、三崎層と呼ばれる1200万年前〜400万年前の地層が露出しています。
こちらは有名な火炎構造。
固まる前の堆積物の上に、より重い堆積物が重なり、下の堆積物に沈み込んでこのような形状になるそうです。
<長津呂崎@城ヶ島>
こちらはコンボリュートラミナ(葉理)と呼ばれる褶曲地層。
<長津呂崎@城ヶ島>
水分を含んだ地層から水分が上部に抜け、波のように激しく入り組んだ地層になるそうです。
<長津呂崎@城ヶ島>
入り組みすぎて円になっています。
<長津呂崎@城ヶ島>
リーダ様。
<長津呂の入り江@城ヶ島>
長津呂の入り江までで今回のビーチクリーニングは終了です。
いいお天気になってきました。
<かねあ@城ヶ島>
おねむの島猫様。
<メジロザメ@風致亭>
お土産屋さんのメジロザメ。
ちょっと前までは普通の剥製だったのですが、お孫さんが怖がって泣かれるので、可愛く?色を塗ったそうです。
<城ヶ島ダイビングセンター@城ヶ島>
今日は一人ではないので、城ヶ島ダイビングセンターさんを利用させていただきます。
素潜りにも優しい、綺麗で素敵なショップさんでした。
ウェットを着たまま入れるジャグジーまであります。
<梶の浜ビーチ@城ヶ島>
10時過ぎからスタート。
コンディション良好です。
<ボラ群れ@梶の浜ビーチ>
エントリー直後にボラの大群が。
水質も最高です。
<ボラ群れ@梶の浜ビーチ>
ちょっとびっくりしました。
<キビナゴ群れ@梶の浜ビーチ>
キビナゴの群れも入ってきています。
<ミノカサゴ@梶の浜ビーチ>
梶の浜ビーチはざっくり沖を見て左(南)が岩場で、右(北)が砂地になっています。
<ミノカサゴ@梶の浜ビーチ>
こっち見んな。
<マハタyg@梶の浜ビーチ>
手のひら大のマハタの幼魚がいました。
成長すると2m近くまで大きくなります。
<アミメハギyg@梶の浜ビーチ>
梶の浜中央あたりは、砂地の道が交差点のようにクロスしています。
何箇所かリングや魚礁が設置されています。
そこに隠れていた可愛いアミメハギの幼魚。
<アミメハギyg@梶の浜ビーチ>
こっち見んな。
<クマノミyg他@梶の浜ビーチ>
交差点からややエントリー方向にあるイソギンチャク畑。
ここ数年クマノミが越冬しています。
<クマノミyg他@梶の浜ビーチ>
3年生ぐらいでしょうか。
<メバル@梶の浜ビーチ>
メバルも多いです。
<ヒメテングハギyg@梶の浜ビーチ>
500円玉大のヒメテングハギの幼魚。
<@梶の浜ビーチ>
ビーチ最奥のブイ周辺まで出てきました。
水底に点在するツボは、鉄腕DASHの企画で設置されたタコ壺の残骸です。
<ウミトサカ他@梶の浜ビーチ>
なにかの残骸にウミトサカなどのソフトコーラルがついています。
<キンギョハナダイ群れ他@梶の浜ビーチ>
ここまでくるとキンギョハナダイやソラスズメダイの群れもいます。
トゲチョウチョウウオの幼魚も見えます。
深度は10m弱です。
<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@梶の浜ビーチ>
ブイの少し沖には、かなり大規模なサンゴイソギンチャクの群生もあります。
<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@梶の浜ビーチ>
ミツボシクロスズメダイなどの幼魚の群れもついています。
<オキゴンベ@梶の浜ビーチ>
眼力強いオキゴンベがいました。
<オキゴンベ@梶の浜ビーチ>
こっち見んな。
<オキゴンベ@梶の浜ビーチ>
おしゃれな背びれがチャームポイントですね。
<オキゴンベ@梶の浜ビーチ>
こっち見んなって。
<オキゴンベ@梶の浜ビーチ>
イソギンチャク畑の縁に何尾かいました。
<キンギョハナダイ群れ他@梶の浜ビーチ>
キンギョハナダイ他の群れのポイントに戻ってきました。
フウライチョウチョウウオの幼魚もいます。
<トゲチョウチョウウオyg他@梶の浜ビーチ>
トゲチョウチョウウオyg、フウライチョウチョウウオygが一緒にいます。
<トゲチョウチョウウオyg他@梶の浜ビーチ>
海中はまだ夏ですね。
<アイゴ群れ他@梶の浜ビーチ>
アイゴとメバルの群れ。
<メジロダコ@梶の浜ビーチ>
砂地に戻ってくると、パイプに隠れる小さめのタコが…
<メジロダコ@梶の浜ビーチ>
最初は若いマダコかと思っていたのですが、目の下の白い模様からしますと、ちょっと珍しいメジロダコなのかもしれません。
<メジロダコ@梶の浜ビーチ>
吸盤が白いのも特徴の一つだそうです。
賢いタコで、ココナッツや二枚貝などを道具として用い身を隠す様子から、英名はCoconut Octopusと呼ばれます。
<コウイカ@梶の浜ビーチ>
近くに大きめのコウイカもいました。
<コウイカ@梶の浜ビーチ>
ややご立腹です。
<クロイシモチyg@梶の浜ビーチ>
ビーチ中央の魚礁付近に小さなシーラカンスのようなクロイシモチ。
<クロイシモチyg@梶の浜ビーチ>
こちらもクロイシモチのようですが、随分色が違います。
<タツノオトシゴ@梶の浜ビーチ>
完璧な擬態のタツノオトシゴ。
ショップさんにいることは伺っていたのですが、これはなかなか見つけられないはずです。
<タツノオトシゴ@梶の浜ビーチ>
一度見失うともうわかりません。
<メジロダコ?@梶の浜ビーチ>
ここにもタコ。
サイズ感的にはメジロダコっぽいのですが…擬態中で難しいです。
<トゲチョウチョウウオyg他@梶の浜ビーチ>
浅瀬にトゲチョウチョウウオygが4、フウライチョウチョウウオyg。
奥にもトゲチョウチョウウオyg、オヤビッチャやシマハギ、ニセカンランハギなどもいます。
<トゲチョウチョウウオyg他@梶の浜ビーチ>
南伊豆でもこんなにたくさん見ないんですよね。
<ジボガウミウシ@梶の浜ビーチ>
ちょっと珍しいジボガウミウシがいました。
2〜3cmくらいです。
<ジボガウミウシ@梶の浜ビーチ>
和菓子のようでちょっと美味しそうです。
<アオウミウシ@梶の浜ビーチ>
冬の城ヶ島といえばウミウシです。
もう少し寒くなってくると、素潜りでも一日で20種類以上見られます。
<@梶の浜ビーチ>
エントリーポイント付近の砂地に戻ってきました。
<アガパンサス@梶の浜ビーチ>
水面にいいものが。
<ミミイカ@梶の浜ビーチ>
砂地でカラッパ(カニ)を探していたところ、潜っていたミミイカに会えました。
死ぬほど可愛いので、マスクに入れて皆さんにも見ていただくことにしました。
<ミミイカ@梶の浜ビーチ>
動画でも撮ってみました。
砂に潜る様子も凄いので、気になる方は検索してみてください。
<ウ@梶の浜ビーチ>
物欲しげなウ。
実は水中に潜っているところも見たのですが、とっさに撮れませんでした。
<富士山@梶の浜ビーチ>
13時半で終了です。
綺麗な富士山が見えます。
<富士山@梶の浜ビーチ>
人が多いのが懐かしいです。
<富士山@梶の浜ビーチ>
楫の三郎山神社の防波堤と富士山。
<富士山@梶の浜ビーチ>
観光橋と富士山。
<地魚料理 潮風@城ヶ島>
少し遅くなりましたが、長津呂の入り江にある地魚料理の潮風さんでランチを。
<地魚料理 潮風@城ヶ島>
冬のお楽しみ、活カワハギの活造り。
もちろん肝付きです。
<地魚料理 潮風@城ヶ島>
この美しさ。
肝醤油で食せばもう最高。活魚でなければ味わえません。
<地魚料理 潮風@城ヶ島>
そして生しらす丼。
城ヶ島の一番いいところを頂いてしまいました。
そろそろダンゴウオとウミウシの季節になります。
厚着してまたお邪魔したいです。
ということで終了です。
次回は2021年3月27日-28日の伊豆諸島の式根島スキンダイビングツアーの予定です。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:191201 Snorkeling @ Beach KAJINOHAMA, JOGASHIMA Island / MIURA
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ブログ:シュノーケリング@三浦半島・城ヶ島
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