20220702-03(03) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/オオセ併泳、ビゼンクラゲ他(2022シーズン第1回通算2日目)の事
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<オオセ他@小通り>
2022/07/02-03(2022年シーズン第1回通算1、2日目)
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
2022シーズン開幕、二日目の様子をアップします。
南西の低気圧の影響で、ちょっとうねりが入ってきましたが、オオセにアオウミガメ、クマノミにタカベの群れ、ビゼンクラゲなどが見られました。
◆目次
ヒリゾ浜について
2023シーズンのヒリゾ浜についてまとめてアップしてあります。
ヒリゾ浜へのアクセスやポイントガイド、生き物図鑑等、詳細はこちらをご覧ください。
OLYMPUS TG-6レンタルについて(再掲)
ちなみに、メインで使用していたCANON EOS M6 MarkII用のハウジングが浸水で修理中のため、今回はレンタルでOLYMPUS TG-6をお借りしました。
大手のサイトで純正ハウジングPT-059とのセットで3泊4日8,500円ほどでした。会員制の月額プランでも同額で一ヶ月借りられます(最低3ヶ月継続が必要)。追加のバッテリーも一個400円です。
画質は流石にAPSCより劣りますが、なにより単体での15m防水なのが最高すぎます。安心感が段違いです。
また、防水カメラとして6代の蓄積があるので、水中での機能、使い勝手が最高に練られています。非常に良いカメラです。
個人的には機能はこのままでセンサーが1インチ以上になれば、スキンダイビングではもうこれだけで良いのでは?と思ってしまうほどです。
この際の好印象が、後にOLYMPUS E-PL7と純正ハウジングPT-014を購入する大きな要因となりました。
やはり国産。安心のOLYMPUS。純正品は最高です。
甚四Morning
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<民宿 甚四>
二日目の朝です。
素敵な朝食をいただきます。あ!タカベの塩焼きが!しかも二尾も!!
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<民宿 甚四>
最高の焼き具合のタカベの塩焼き。美しい上に美味極まります。
個人的にベストに近いお魚です。
そして…このゴージャスな瓶。
実はあのカウンタックのランボルギーニのビールなのです。創立者フェルッチオ・ランボルギーニ氏の甥子さん監修とのこと。
開栓するだけで広がる、フルーティーな爆発的アロマ。ビール?シャンパン?と迷うような超ゴージャスな深いお味です。そして何分経ってもアフターが続きます。
ちなみに、黒が750mLで1万!金色が1万3千円…!!
中木に移住されている先生に頂いたのですがもの凄い体験ができました。ごちそうさまです!
Fabio Lamborghini "Fuoriserie"
午前中のヒリゾ浜
まずは沖ハヤマへ
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<カンパチ群れ@丘ハヤマ>
朝一番まず沖ハヤマを目指します。
カンパチの群れが取り囲んできました。
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<フエダイ、ホウライヒメジ群れ@沖ハヤマ>
沖ハヤマに到達。
ウミガメはみつかりませんでしたが、フエダイ玉が見られました。
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<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
今日はヘラヤガラが三尾集まっています。
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<キイロウミウシ@ハタンポ穴>
大きなキイロイボウミウシ。
このシーズンはイボウミウシ系が豊作でした。
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<ミナミハタンポ群れ@ハタンポ穴>
大人のミナミハタンポの群れ。
フライにするととても美味しいそうです。
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<ミギマキ他@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の奥には、ミギマキとカサゴ、イシガキダイなど。
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<ミギマキ他@ハタンポ穴>
英名はRedlip Morwongです。
沖ハヤマの新クマノミ
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<クマノミ@沖ハヤマ>
沖ハヤマの大根島側、やや小通り方面に下ったところにある岩の上の小さなイソギンチャク畑に新しいクマノミがいました。
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<クマノミ@沖ハヤマ>
後に沖ハヤマ先端のクマノミのところへ移動してペアになります。
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<アカハタ@丘ハヤマ>
丘ハヤマのドロップオフにこの日もアカハタがいました。
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<アカハタ@丘ハヤマ>
同じ個体ぽいです。
ハヤマ間のタカベの群れ
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<タカベ群れ@ハヤマ間>
タカベの群れにもまた会えました。
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<タカベ群れ@ハヤマ間>
数分併泳できました。
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<タカベ群れ@ハヤマ間>
やはり最高です。
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<サザエ@丘ハヤマ>
立派な角の生えたサザエ。
波の荒い場所で岩に固定するため伸びるらしいです。
オニカサゴとソラスズメ@丘ハヤマ
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<オニカサゴ他@丘ハヤマ>
丘ハヤマのドロップオフの上にソラスズメダイが群れています。
その下の岩の上にオニカサゴが擬態中。ソラスズメダイを狙っているのでしょうか。
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<オニカサゴ他@丘ハヤマ>
上から見るとこんな感じ。
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<オニカサゴ他@丘ハヤマ>
正面から見るとチョビ髭っぽいです。
沖ハヤマの魚群たち
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<フエダイ群れ@沖ハヤマ>
濁っていると見られるフエダイ玉。
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<ホウライヒメジ他群れ@沖ハヤマ>
ニザダイやアイゴもリラックスしています。
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<タイワンカマス群れ@沖ハヤマ>
昨シーズンから急に群れで現れるようになったタイワンカマス。
アカカマスよりちょっと大柄で、体側の縞模様が特徴です。
小通りへ
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<シマウミスズメ@小通り>
小通りに出るとシマウミスズメがいました。
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<ヨゴレヘビギンポ@小通り>
今日も婚姻色のヨゴレヘビギンポ。
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<フタマタハマサンゴ他@小通り>
小通りのちょっといいサンゴの根。
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<ラッパウニ@小通り>
大きなラッパウニ。
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<カスリフサカサゴyg@小通り>
こちらも最近見られるようになってきたカスリフサカサゴの幼魚。
エンタクミドリイシの間に隠れています。
しかし7月頭からいるということは、越冬しているのかもしれません。
小通りの王、オオセ×2
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<オオセ@小通り>
小通りの浅瀬の岩の下に今日もオオセが寝ていました。
相当浅いです。
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<オオセ@小通り>
笑うな!
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<オオセ@小通り>
ゆっくり泳ぎだしました。
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<オオセ@小通り>
岩に沿って水面近くまで浮上。
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<オオセ@小通り>
沖へ移動すると
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<オオセ他@小通り>
中型の魚がわさわさ寄ってきます。
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<オオセ他@小通り>
チョウチョウウオ、タカノハダイ、ホウライヒメジ、アイゴ、ニザダイ、ブダイ、メイチダイ等々。
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<オオセ他@小通り>
本来オオセは「マンイーター」と呼ばれるほど気性が荒いサメで、首だけになっても人間に噛み付いたり、夜は活発に魚や甲殻類などをバリバリ食すのですが。
鉄腕DASHでも扱っていた「併泳」という現象のようです。大きな個体による加害よりも、他の捕食者からの保護と食事のおこぼれを狙っての行動だとか。
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<オオセ他@小通り>
そのまま岩の上で寝始めたので、じっくり観察させていただくことに。
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<オオセ他@小通り>
尾びれ。
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<オオセ他@小通り>
下に回ってお腹を観察。
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<オオセ他@小通り>
総排泄腔があるのでメスですね。
お腹もパンパンです。赤ちゃんがいるのでしょうか。
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<ホシゴンベyg@小通り>
こちらも最近のエンタクの住人、ホシゴンベyg。
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<オオセ他@小通り>
お昼になったので浜に戻ろうとすると、先程沖に出たオオセがまた戻ってきて寝ていました。
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<オオセ他@ヘイゴロウ>
さらに浜の目の前のヘイゴロウの手前でまた一尾のオオセが寝ていました。
背中の迷彩模様の違いから、別の個体だとわかります。
ここは小通りよりさらに浅瀬です。
撮影しているすぐ上を、浮き輪を付けたお子様が通過しています(笑
双葉さんランチ
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<双葉食堂>
お昼は双葉さんで最高の景色とともに!
午後のヒリゾ浜
大きめビゼンクラゲ登場@赤ブイ
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<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
午後のヒリゾ浜へ。
大きなビゼンクラゲが丘ハヤマの赤ブイ側の斜面に現れました。
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<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
中華の前菜のクラゲの材料になる美味しいクラゲです。
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<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
先生とクラゲ。
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<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
クラゲウオなど共生する小魚がよくついています。
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<イシガキフグ@赤ブイ>
それを見ていたイシガキフグ。
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<イシガキフグ@赤ブイ>
逃走中。
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<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマに出ると、カンパチの小群が出てきました。
エイ穴のニザ穴@沖ハヤマ
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<ニザダイ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマの棚の上、大きな岩の裏は結構広い空洞があります。水深は8〜10mほど。
そこに首を突っ込んで丘ハヤマ側を見るとこの小さな裂け目があります。
好奇心が強いニザダイがよく人間を見に来るので、勝手に「ニザ穴」と呼んでいます。
大きい方の空洞には、オオセやエイが寝ていることも。一度、2mを超えるマダラエイがいたことがあるので、こちらも勝手に「エイ穴」と呼んでいます。
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<ニザダイ他@沖ハヤマ>
こっち見んな。
帰り際のアオウミガメ@沖ハヤマ
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<アオウミガメ@沖ハヤマ>
浜に戻ろうと泳いでいると、すぐ下をアオウミガメが通過しました。
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<アオウミガメ@沖ハヤマ>
アオウミガメも甲羅等の模様で個体識別ができます。
こちらは前日に会えたハタンポ穴のカメとは違う個体のようです。
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<ソラスズメダイ群れ@丘ハヤマ>
15時前ですが、南西の低気圧のうねりが入ってきたので、ちょっと早めに撤収することにしました。
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<ニジギンポ@丘ハヤマ>
ビニールに住んでいるニジギンポで終了です。
帰路の伊豆グルメ
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<扇屋@下賀茂&伊豆っ子ラーメン@網代>
ちょっと早めに上がったので、大人気の下賀茂の扇屋製菓さんによれました。
南伊豆一のメロンスイーツのお店です。
そして晩御飯は、網代の伊豆っ子ラーメンさんの納豆チャーハン。疲れたときに助かる滋味です。
ということで、無事2022シーズンのヒリゾ浜初日を終えました。やはりめちゃくちゃ楽しい海です。
黒潮の直撃する半島の先端にあって、船でしかアクセスできない故の環境保護の立地。
さらに岩場、砂地、水道にドロップオフ、サンゴもあれば藻場もある。
比較的コンパクトな水域に、伊豆半島の海のすべての要素がギュッと詰まっているのがヒリゾ浜の魅力ですね。
次回は鳥の話を挟んで、シーズン第2次、7/24〜25の回になります。
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