20210724-25(24) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/うねりと魚群(2021シーズン第3回通算4日目)の事
<ソラスズメダイ群れ他@丘ハヤマ>
2021/07/24-25
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
初日の7/24(土)(2021年シーズン第3回通算4日目)の海の様子をアップします。
色んな意味で衝撃的だった先週でしたが、この週は南に台風が発生。両日とも強いうねりと波があり、連続最高宣言とはならず。25日(日)はさらなる悪化が見込まれたため、渡船はお昼で早期終了となりました。
さすがのヒリゾ浜も、強烈なうねりで濁りが出る瞬間がありました。しかし魚影はむしろ濃厚に。キビナゴやカンパチの大きな群れが各所で見られました。毎日ウミガメが出て、クマノミ他も元気です。
大潮の干潮と台風のうねりのピークが重なった瞬間には、海底まで海全体が隅々洗われて、岩やサンゴから堆積した泥がふわーっと流れ出す幻想的な景色も見られました。ある意味ラッキーです。
ヒリゾ浜は夏の間(7月~9月)だけ、渡し船で渡れる海水浴専門のビーチです。
ちなみに、今年2022年のヒリゾ浜渡船の予定、は7/1(金)〜9/30(金)までとなっています。
ヒリゾ浜の特徴は、伊豆屈指の水質の良さと魚影の濃さにあります。 その理由には、伊豆半島の先端の南伊豆のさらにその突端にあり、黒潮の支流の恩恵を受けやすいこと。急峻な崖と大根島に挟まれた狭い水道状の地形になっているため、潮流が常に速く、ゴミや濁りがとどまらず水質が保たれていること。外洋と湾、岩礁と砂地、狭い範囲にバリエーション豊かな地形があり、魚種と魚影にも恵まれていること。などがあげられます。
場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:20210724 08:00〜15:30
天 候:快晴
気 温:27.5~28.3℃
水 温:25~26℃
波 高:うねり強
風 :東1.9m〜東北東5.7m
透明度:10m以上
撮 影:NIKON 1 J4
NIKON 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
NIKON ウォータープルーフケース WP-N3
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2
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flickrアルバム:20210724-25(24)-03-04 Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU
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ヒリゾ浜について、過去に副業の旅行記で扱ったことがありますので、ご参考までに以下へ転載します。
<かいぎしょ2020年9月号>
かわさき発! 日帰りぶらり旅 vol.101
静岡県賀茂郡南伊豆町中木
ジオが育む 奇跡の海・ヒリゾ浜
新時代の海水浴、イセエビ漁解禁
マスクを外し、水中メガネを付けて海へ。どこまでも透き通った、清浄な青の世界が広がっています…一度味わうと忘れられない、リピート確実の「最高宣言」。この日は幸運なことに、本州一の水質を誇るヒリゾ浜でも、年に何度もない最高の海に恵まれました。
今回のぶらり旅は、静岡県下賀茂郡南伊豆へ。伊豆半島の最南端、南伊豆町中木にある、TVやSNSで人気急上昇中のシュノーケリングポイント、ヒリゾ浜を訪れました。
ヒリゾ浜は夏の間(今年は7/1〜9/30)だけ、渡し船で行くことができるビーチです。新型コロナウイルスの影響で、各地の海水浴場が営業を休止・縮小する中、安定した営業を継続しています。渡し船で隔離された立地を活かして、乗船中のマスク着用・手指の消毒、駐車場の制限による入場者の管理、ソーシャルディスタンスの確保など、対策を徹底しています。「ヒリゾ浜渡し組合」として、独立運営されている点も含め、新時代の海水浴場のビジネスモデルとして注目されています。
その海の特徴は、伊豆屈指の水質の良さと魚影の濃さにあります。伊豆半島の突端にあり、黒潮の恩恵を受けやすいこと。急峻な崖と大根島に挟まれた、水道状の地形になっているため、潮流が常に速く、ゴミや濁りがとどまらず水質が保たれていること。外洋と湾、岩礁と砂地、狭い範囲にバリエーション豊かな地形があり、魚種と魚影にも恵まれていること。などがあげられます。
9月に入ると、気候も海況も安定し、ベストシーズンを迎えます。実は海水温が一年で一番高くなり、黒潮に乗って伊豆を訪れる熱帯魚(季節回遊魚)が最も増えるのもこの時期。夏休みの大混雑も収まり、過ごしやすくオススメの季節になります。
特産品の伊勢海老漁も解禁になります。お刺身に鬼殻焼き、お味噌汁など、海老の王様にふさわしい、豪華な逸品の数々です。
◦キャプション
①:透視度18m以上、最高宣言の海
②:渡し船で5分
③:お魚と泳げます
(ヒリゾ浜渡し組合:7/1〜9/30、8:00〜16:00、大人2,000円・小人1,000円、天候により欠航有りHP要確認) ④:伊勢海老の名産地(南伊豆町観光協会:☎0558-62-0141)
文末:クマノミの赤ちゃん
◦アクセス
【電 車】 JR川崎駅→東海道線熱海駅→伊豆急行線下田駅→東海バス・タクシー
【自動車】 東名川崎IC→東名沼津IC→伊豆中央道→修善寺→天城→下田→南伊豆町
<@中木浜>
朝6時の中木港。
お天気はド快晴ですが、ちょっとうねりがあってザワザワしています。
<@中木浜>
ヒリゾ浜渡しアリ〼。
<@中木浜>
場所取りの大行列。本格的に夏が始まりました。
<@中木浜>
可愛い看板が増えました。
<@中木浜>
2020年までは個人的に生き物マップを作成していたのですが、シーズンオフに熱帯魚密漁事件が起きてしまいました。どうもこのマップを参考にしていたようです。
良かれと思ってやっていたのですが、このような形で報われるとは…ということで、2021年からは作成をやめております。
<殿羽根丸@中木浜>
一番船は殿羽根丸さん。
よろしくお願いします!
<殿羽根丸@中木浜>
行ってきます!
<殿羽根丸@中木沖>
うなるSUZUKI350馬力。
<殿羽根丸@船着き場>
ヒリゾ浜に到着。うねってますけど悪くないです。
<殿羽根丸@船着き場>
最高宣言の日は、ここが緑ではなく透明な青になります。
<殿羽根丸@船着き場>
ありがとうございました!
<殿羽根丸@船着き場>
船は絵になりますね。
<@船着き場>
うねりで砂浜は砂が舞って白っぽくなっています。
<アオウミガメ@沖ハヤマ>
沖ハヤマまで出ると、朝イチからアオウミガメに出会えました。
<アオウミガメ@沖ハヤマ>
ちょっと一緒に泳げました。
<アオウミガメ@沖ハヤマ>
CANON EOS M6 MarkIIとSeafrogsハウジングは浸水で修理中で、今回から以前使っていたNIKON 1 J4と純正ハウジングのWP-N3に戻っています。
レンズは標準レンズのNIKON 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMです。
<ツバメウオ、ホウライヒメジ群れ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマの棚の上はこんな感じです。
流石にうねりでにごり気味ですが、魚影はむしろ濃くなる傾向があります。
<ツバメウオ、ホウライヒメジ群れ他@沖ハヤマ>
ちなみに35mm換算で27mmの標準レンズに、ハウジングの上からワイコン(INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2)をつけています。
10mm×2.7(1インチ換算)×0.6(ワイコン効果)=16.2mmの広角になります。
<ニザダイ、ホウライヒメジ他群れ@沖ハヤマ>
<フエダイ、チョウチョウウオ他群れ@沖ハヤマ>
濁ると現れる、少し南方系のフエダイの群れ。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
カンパチの群れも入ってきました。
水面にうねりでサラシが発生していて格好良いです。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
角度によっては抜けて見えます。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
こっち見んな。
<キンギョハナダイ群れ他@丘ハヤマ>
丘ハヤマのドロップオフへ。
深場の水質はまだ中々で、下から見ると幻想的で良かったです。
<キンギョハナダイ群れ他@丘ハヤマ>
キンギョハナダイのオスが固まっていました。
<キンギョハナダイ群れ他@丘ハヤマ>
本来はオス一尾が30〜50尾のメスのグループを統括するのですが、たまにオスだけで集まっていることがあります。
キンギョハナダイはクマノミとは逆に、メスからオスに性転換するので、その過程でオスだけ集まっているのかもしれません。
<キンギョハナダイ群れ他@丘ハヤマ>
アカハタこっち見んな。
<シラコダイ群れ他@丘ハヤマ>
<シラコダイ群れ他@丘ハヤマ>
シラコダイはマンボウのクリーニングで有名なので、ちょっと期待してしまいました。
<キンギョハナダイ群れ他@丘ハヤマ>
ドロップオフの途中には、イソバナとウミカラマツが生えています。
<キンギョハナダイ群れ他@丘ハヤマ>
潮そのものは青いままです。
<キンギョハナダイ群れ他@丘ハヤマ>
キンギョハナダイオスの集まり。
<オトメベラ、ソラスズメダイ群れ他@丘ハヤマ>
うねりの影響を受ける、ドロップオフの上部の岩場はバタバタです。
<ヒメサンゴガニ他@赤ブイ>
濁った時はマクロです。
ヒメエダミドリイシにつくヒメサンゴガニ。数ミリです。
<イバラカンザシ他@赤ブイ>
ミダレノウサンゴ?につくイバラカンザシ(ゴカイの仲間のエラ)。
<イバラカンザシ他@赤ブイ>
ニコンもキヤノンも、普通のレンズがハーフマクロ並みに寄れるのが流石です。
<フトユビシャコ@ハタンポ穴>
親指ぐらいのきれいなシャコ。
<ホシゴンベ@ハタンポ穴>
濁っていると、警戒心が薄れて逆に寄れる場合も多いです。
<トラウツボ@ハタンポ穴>
手前の線はうねりで流される浮遊物です。
<ホシゴンベ@ハタンポ穴>
こっち見んな。
<ホシゴンベ@ハタンポ穴>
こっち見んな。
<キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
凄いキビナゴの群れが浅瀬に入ってきました。
<キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
前が見えません。
<カンパチ、キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
彼らを追って、カンパチの群れも浅瀬に。
<カンパチ、キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
カンパチも荒れたほうが群れが大きくなります。
<カンパチ、キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
ダイバーさんの下をぐるぐると回って。
<カンパチ、キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
キビナゴの群れを岩場にギュッと押し込んで食べ放題します。
大きなヤガラも包囲網に参加しています。
<カンパチ、キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
こっち見んな。
<カンパチ、キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
カンパチに追われて渦を巻くキビナゴの群れ。
動画も撮ってみました。
カンパチはやっぱり格好良いです。
<ウミトサカ、イボヤギ他@小通り>
小通りまで下ってきました。
<クマノミ、ミツボシクロスズメダイyg他@小通り>
若クマノミとミツボシyg元気です。
<@中木港>
お昼なので港に帰ってきました。
<@中木港>
ご出勤ご苦労さまです。
<双葉食堂@中木港>
今日は双葉食堂さんにお邪魔します。
ロケーション最高過ぎます。
<双葉食堂@中木港>
殿羽根丸出港。
<双葉食堂@中木港>
中木スカッシュ!
<双葉食堂@中木港>
天ぷらそばごちそうさまでした。
<ササムロ、イサキ群れ@丘ハヤマ>
午後の海へ。
うねりは強くなり不穏な雰囲気に。それでもむしろ魚影は濃くなっています。
<ササムロ、イサキ群れ@丘ハヤマ>
逆光は勝利。
<ササムロ、イサキ群れ@丘ハヤマ>
イサキの群れの中に、グルクンの仲間のササムロいます。
<ササムロ、イサキ群れ@丘ハヤマ>
英名は「Blue and gold fusiller」。
金色のラインがおしゃれです。
<ササムロ、イサキ群れ@丘ハヤマ>
グルクンの仲間だけあって、ちょっと南方系だそうです。
<ソラスズメダイ群れ他@丘ハヤマ>
その時、丘ハヤマに異変が。
<ソラスズメダイ群れ他@丘ハヤマ>
台風のうねりが水底にまで達して、岩やサンゴに染み込んでいた堆積物が洗われて浮き出しているのだと思います。
<ソラスズメダイ群れ他@丘ハヤマ>
なかなか幻想的です。
<ソラスズメダイ群れ他@丘ハヤマ>
こんな現象は初めて見ました。
<クマノミ、ミツボシクロスズメダイyg群れ他@沖ハヤマ>
水深10mにある沖ハヤマのイソギンチャク畑には、まだうねりの影響が届いていないようでした。
<アワビ他@あいあい岬下>
比較的穏やかな、あいあい岬下に来ました。
立派なアワビ。
<イソカサゴ@あいあい岬下>
鮮やかなイソカサゴ。
<アカヤガラyg@あいあい岬下>
こっち見んな。
<ミツボシクロスズメダイyg@あいあい岬下>
ピンクのサンゴ藻(石灰藻)とミツボシyg。
<イバラカンザシ他@あいあい岬下>
イバラカンザシ畑。
<イバラカンザシ他@あいあい岬下>
何度見ても虫のエラだとはとても思えません。
<ハナマルユキ@あいあい岬下>
<イシガキフグ@あいあい岬下>
本日のラストは綺麗なイシガキフグ。
<イシガキフグ@あいあい岬下>
探偵物語。
一日中うねりに揺られたのもあって、夜はサクッと就寝しました。
2021年7月25日のヒリゾ浜スキンダイビング行に続きます。
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flickrアルバム:20210716-18(16)-02-01 Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU
flickrアルバム:20210716-18(17)-02-02 Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU
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