20201003-04(03) 式根島・伊豆諸島スキンダイビングツアー行/中の浦南国化と月夜の地鉈温泉他 の事
<ミツボシクロスズメダイyg他@中の浦海水浴場>
2020年10月3日〜4日
伊豆諸島の式根島へスキンダイビングをしに行ってきました。
2019年12月に続き通算5度目です。
行きの船旅と初日の中の浦の様子等をアップします。
10月といえば、海遊びには最高のシーズンです。
今回泳いだのは、島北西部にある中の浦海水浴場と西隣の神引浦です。
二日とも快晴で風も穏やか。透明度は20mを遥かにオーバー。魚影も濃くとても楽しいスキンダイビングになりました。
海中はここ数年の高水温の影響でサンゴの群生がかなり発達していました。
伊豆諸島の式根島は、東京から160km、よく潜る三浦半島から100km、南伊豆から50km南にあります。黒潮の流路の真っ只中ということもあり、この距離感よりも、元来さらに暖かめではあるのですが。
地元の漁師さんもおっしゃっておられましたが、ここ最近の南国化ぶりは顕著です。
いわゆる南方系のヤッコ類やチョウチョウウオ類、スズメダイ類等がとても増えています。
幼魚は群れで。越冬したと思しき大きな成魚もゴロゴロしていました。
テーブルサンゴにつくデバスズメダイなどの群れを見た時は、沖縄かな?と思ってしまうほどです。
ちなみに、今年の南伊豆のヒリゾ浜でも同じような傾向が見られました。日本沖縄化計画ですね。素潜り人的には嬉しいことが多いのですが、もちろん弊害もあるのが難しいところですね。
その他、大きなテングダイやツバメウオにも会えました。もちろんアオウミガメも複数頭。しばらく一緒に泳ぐこともできました。
石白川海水浴場では、アカウミガメの産卵があり、私が訪れた前日の朝に孵化して海に巣立ってゆく子ガメが見られたそうです。
そして今回のハイライトは、月夜の地鉈(じなた)温泉入湯です。
地鉈温泉は70mの断崖絶壁を下り、入り江に注ぐ熱湯の小川と潮溜まりの海水が適温に混ざるポイントを探して入るという、野湯中の野湯です。
ただでさえ野趣極まるのに、今回はそれが素晴らしい満月の夜であるという…
本当の最高の体験になりました。
10月中はヒリゾ浜でボートスキンダイビングが開催されますので、11月の頭ぐらいに再訪しようと思っています。
GoTo&「島ぽ」が再開していると嬉しいです。
場 所:式根島・中の浦海水浴場
日 時:20201003 10:30〜15:30
天 候:晴れ
気 温:20〜26℃
水 温:26℃
波 高:なし
風 :東北東2.9〜3.9
透明度:20m以上
撮 影:水中:NIKON 1 J4
NIKON 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
NIKON ウォータープルーフケース WP-N3
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2
INON クローズアップレンズ UCL-165M67
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
陸上:NIKON D700
<式根島地磯マップ>
式根島全体についての雑感を再掲しておきます。
2018/10/06-08
伊豆諸島の式根島へシュノーケリングと観光に行ってきました。
結論から言いますと、最高でした!式根島はシュノーケリング・アイランドと言って過言ではないと思います。
今回は10/5の夜に東京の竹芝桟橋から東海汽船の大型船で式根島へ。寝ている間に移動して翌朝到着するというシステムです。早割やインターネット予約割引やなど割引サービスがいくつかあって、往復でだいたい1万円〜1万2千円です。
個人的には伊豆諸島といえば、ドルフィンスイムやスクーバダイビング。実際にこれまでに訪れた、利島や大島はダイナミックすぎて、ボートかタンクを背負わないとなぁという感じだったのですが。今回初めて式根島を訪れて、その印象がガラッと変わりました。
式根島の大きさは一周12km。リアス式の海岸線で穏やかな入江がたくさんあります。メジャーな海水浴場だけでも、中ノ浦、泊、大浦、石白川(いしじろがわ)の4つ。隠しビーチ的な穴場の入江も各所にあります。
海中は伊豆の海のゴージャス版といった感じで、黒潮の本流が当たる離島ならではの透明度、サンゴや魚種の豊富さはさすがです。上述の4つの海水浴場でも十分楽しめるのですが、地元の方に教えていただいた、ちょっと不便な場所にある隠しビーチは本当に素晴らしかったです。
潜るポイントは島の南北に分布しており、外洋への開口部も色々です。つまり、風向きや潮加減次第で、その日のベストなポイントが選べます。
島が小さいので移動するのも簡単です。とくにレンタルの電動自転車がオススメ。いちいち着替えず、ウェットスーツを着たまま各ポイントを巡るのは、想像以上に楽しいものでした。
風向きと波具合を見て、初日は島北西部にある中ノ浦海水浴場、北にある泊海水浴場。二日目は島南東部にある隠しポイントの丸根ヶ浜。三日目は島南東部にある石白川海岸とその沖にあるモウヤ岩礁を選びました。
各ポイント別に別記事でまとめますが、どこも本当に素晴らしかったです。
ちなみに、私の本業は印刷物のデザインなのですが、社で手がけている商工会議所の月報誌に簡単な旅行記事の寄稿もしています。
去年の11月号で今回の式根島について扱いましたので、シュノーケリング行に入る前にこちらも掲載しておきます。ご参考ください。
以下テキスト抜粋です
--
<川崎商工会議所月報かいぎしょ2018年11月号P44>
東京都の楽園 海と温泉と人情の式根島へ
東京都新島村 式根島
真っ青な海と空。白く輝くビーチにはまばらな人影。透明度が高いので、水底の様子が手に取るようにわかります。まるで南国のような景色ですが、式根島は行政区的には東京都!都内から直線距離で約160㎞、高速ジェット船なら約2時間。日帰りでも行ける身近な楽園なのです。
今回のぶらり旅は、伊豆諸島の式根島を訪れました。式根島は新島と神津島にはさまれた、直径約12kmの小さな島です。美しく穏やかな海岸と、無料で入れる露天風呂、独特の島グルメなどが大きな魅力となっています。今なら、東京都が補助する「しまぽ通貨」を利用して、お得に旅することができます。※
島内には、水着で入る海際の野天風呂が3か所。「地鉈温泉」、「足付温泉」は、岩場に源泉が直接湧く野湯。どちらも潮の干満で海水と混じり、適温となった潮溜まりを探す必要がある、大変ワイルドな温泉です。中でも地鉈温泉は「内科の湯」と呼ばれ、全国露天風呂番付で東の張出横綱に番付される、知る人ぞ知る名湯。足付港近くの「松が下雅湯」にも引かれており、気軽に楽しむこともできます。
島の周囲はリアス式の入り組んだ海岸線が続きます。穏やかな入り江は海水浴場としても好適。泊、石白川、大浦、中の浦の4か所が開放されています。美しい砂浜と澄んだ岩礁、高い透明度が自慢です。筆者は地元の方に教えていただいた、秘密の入り江でシュノーケリングを行いました。ごく浅瀬から、見事なサンゴの群生とカラフルな熱帯魚の群れが…素晴らしい光景でした。11月でも水温は20度以上。ウェットスーツをレンタルすれば、ダイビングなどでもまだまだ十分楽しめます。
小さな島は、レンタルの電動アシスト付自転車で回るのにぴったり。点在する商店で、島素材満載の「島のり弁当」や「たたき丸」(地魚のすり身を巻いたおにぎり)、「明日葉あげパン」を買って、ぐるりとサイクリング。新東京百景にも選ばれた神引展望台の絶景を見ながら、ランチタイムはいかがでしょう。
●アクセス 竹芝桟橋→東海汽船・大型船(前日22:00発)→式根島(9:05着)又は竹芝桟橋→東海汽船・ジェット船(当日7:35発)→式根島(11:05着)
●キャプション ①:泊海水浴場 ②:松が下雅湯 ③:丸根ヶ浜のサンゴ礁(式根島観光協会:☎04992-7-0170) ④:島のり弁、たたき丸(あしたば)(ファミリーストアみやとら:☎04992-7-0304)、あげぱん(明日葉)(池村商店:☎04992-7-0016) 文末:「くさや」にも挑戦! ◦げんべいレンタルサイクル:☎090-4533-3437 ◦湯ったり宿・肥田文:☎04992-7-0072 ◦東海汽船:☎03-5472-99999
※しまぽ通貨は現在は停止中。2019年夏より再開予定です。船便等についてはHPをご確認下さい
--
この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
201003-04(03) Snorkeling Tour @ SHIKINE-JIMA Island / NAKANOURA Beach
201003-04(04) Snorkeling Tour @ SHIKINE-JIMA Island / NAKANOURA Beach
d3_plusのYouTube
みんカラのカテゴリー別リンクはこちらです。
ブログ:シュノーケリング@伊豆諸島・式根島
東海汽船往路
<@竹芝桟橋>
そういえば、この時期はGoToトラベルの施行中でした。
思えば遠くへ……
<@竹芝桟橋>
新さるびあ丸で出港します。
<新さるびあ丸@竹芝桟橋>
旧さるびあ丸も十分綺麗な船だったのですが、新型は流石にピッカピカです。
<新さるびあ丸@竹芝桟橋>
2等船室でもこの白さです。
<新さるびあ丸@竹芝桟橋>
6Fデッキの照明も真新しいです。
<新さるびあ丸@竹芝桟橋>
トップデッキ。
<新さるびあ丸@竹芝桟橋>
これは映えますね。
<新さるびあ丸@竹芝桟橋>
避難ヨットの表示も。
<新さるびあ丸@竹芝桟橋>
いざ出港。
<新さるびあ丸@東京湾>
レインボーブリッジ通過。
<新さるびあ丸@東京湾>
映えブリッジ。
<新さるびあ丸@東京湾>
ちょい密。
<新さるびあ丸@東京湾>
さようならTOKIO。
<新さるびあ丸@東京湾>
おやすみなさい。
<新さるびあ丸@新島>
寝ている間に新島到着。
お天気最高になりました。
<新さるびあ丸@新島>
新島港の前にある地内島の向こうに見える平らな島が式根島。
その奥に神津島の最高峰、天上山です。
<新さるびあ丸@新島>
振り返ると鵜渡根島、利島、大島。
<新さるびあ丸@新島>
映えスポットも島の空でこそです。
<新さるびあ丸@新島>
新島港(黒根港)着岸。
<新さるびあ丸@新島>
新島も楽しいんですよね。
個人的には房総半島(新島)と伊豆半島(式根島)的な感じがします。
<新さるびあ丸@新島>
ボートが入ってきました。
<新さるびあ丸@新島>
新島港を出港。
30m以上あるはずの港の水底がスケスケです。
<新さるびあ丸@新島>
地内島あたりから、格段に海の青さが濃くなる気がします。
<新さるびあ丸@新島>
式根島まであと数分。
<新さるびあ丸@新島>
切り立った早島(はんしま)と遠くに見える三宅島と御蔵島。
<新さるびあ丸@新島>
<新さるびあ丸@式根島>
新島を中心に左右に小さく鵜渡根島と早島。
式根島到着
<新さるびあ丸@式根島>
9:00過ぎ、無事式根島の野伏港に到着です。
そしてこの青さです。
<野伏港@式根島>
下船しました。
<野伏港@式根島>
ようこそ式根島。
<野伏港@式根島>
新さるびあ丸も東京で見るより鮮やかに見えます。
<野伏港@式根島>
神津島へと出港してゆきました。
<@式根島>
宿の肥田文さんに迎えに来ていただいて移動します。
島の小学校で運動会が開催中でした。
伊豆諸島は東京都なので、校庭は総芝生です。うらやましい。
<@式根島>
目抜き通り。
<@式根島>
<石白川海水浴場@式根島>
南西側の石白川も穏やかです。
<@式根島>
第一島猫様。
<みやとら商店@式根島>
島中央部のみやとら商店さんでお買い物を。
<みやとら商店@式根島>
アマビエ様。
<みやとら商店@式根島>
みやとらさんのお弁当はどれも最高です。
個人的には島のり弁、あしたばご飯が好きです。
<みやとら商店@式根島>
みやとらさんのハイビスカスも楽しみです。
<泊海水浴場@式根島>
島北部の泊海水浴場で記念撮影。
この一枚は東京観光財団さんと東京カメラ部さん主催の東京で見つけた「多摩」「島」フォトコンテスト2020に選んでいただきました。
<泊海水浴場@式根島>
漁船がいい感じに来てくれました。
9時過ぎに来るとさるびあ丸も通過します。
<神引展望台@式根島>
目的地の中の浦海水浴場を通過して、島北西端の神引展望台にも寄りました。
高さ98.8mの断崖絶壁。視界も最高です。
東(右)には新島、地内島。奥に鵜渡根島、利島が。
さらに正面45km先には伊豆半島と富士山も見えています。
<神引展望台@式根島>
見下ろす神引浦、その一つ奥が中の浦。
水質も完璧です。
<神引展望台@式根島>
中の浦の奥に大浦、吹の江。
海だけでなく緑も濃いです。
<神引展望台@式根島>
振り返ると神引山の荒野。
<神引展望台@式根島>
左のピークが式根島の最高地点109m。
あそこを超えると、式根島の真の北西端、唐人津城(とうじんづしろ)に至ります。
中の浦スキンダイビング開始
<中の浦海水浴場@式根島>
神引から少し戻って、中の浦海水浴場の入り口に自転車を停めました。
<中の浦海水浴場@式根島>
林の中の坂道を下ると、中の浦海水浴場が見えてきます。
<中の浦海水浴場@式根島>
コンディション最高ぽいです。
<ハリセンボン@中の浦海水浴場>
早速入水、とおもったらハリセンボンに遭遇しました。
<ハリセンボン@中の浦海水浴場>
朝から縁起が良いです。
<ツノダシ他@中の浦海水浴場>
頭上にツノダシ。
<ヤリカタギ他@中の浦海水浴場>
入り江の中央手前辺りにある独立した丸い岩礁の大きなテーブルサンゴ。
<ヤリカタギ他@中の浦海水浴場>
ゴマハギ、ヤリカタギ、フタスジリュウキュウスズメダイ、ミツボシスズメダイ、ソラスズメダイ、キンセンイシモチ等の幼魚がいっぱいです。
<ゴマハギyg他@中の浦海水浴場>
中央にゴマハギyg、くさび形のヤリカタギyg、白黒のミツボシクロスズメダイyg、ソラスズメダイyg等々。
<ゴマハギyg他@中の浦海水浴場>
ゴマハギかわいいですね。
<ソラスズメダイ他@中の浦海水浴場>
この岩礁は上の方もいい感じです。
<ソラスズメダイ他@中の浦海水浴場>
銀色の群れはキホシスズメダイの幼魚でしょうか。
<ハリセンボン@中の浦海水浴場>
またハリセンボンがいました。
<エンタクミドリイシ他@中の浦海水浴場>
入り江の出口手前、中央付近のいいところまで出てきました。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
大人のサザナミヤッコのペアがいました。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
こっち見んな。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
奥にブダイの群れもいます。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
ウツボと。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
いってしまいました。
<ミツボシクロスズメダイ他@中の浦海水浴場>
ここにもテーブルサンゴの幼稚園があります。
<コールマンウミウシ@中の浦海水浴場>
綺麗なコールマンウミウシ。
メインは沖縄の南方系です。
<ミナミハタタテダイ@中の浦海水浴場>
大人のミナミハタタテダイ。
こちらも成魚は南方系ですね。
<アオウミガメ@中の浦海水浴場>
視線を感じて沖を見ると、アオウミガメと目が合いました。
中の浦の湾の外側はウミガメが多数います。人が少ない時期は湾内でも会えます。
<アオブダイ他@中の浦海水浴場>
沖に向かって左(西)の岬(大島)を抜けて、神引浦へと向かいます。
水深も深くなりかなりダイナミックな雰囲気です。
<アオブダイ他@中の浦海水浴場>
大きなアオブダイの群れ。
<アカヒメジ他@中の浦海水浴場>
黄色いのにアカヒメジの群れ。
<ミスジチョウチョウウオyg他@中の浦海水浴場>
このサンゴもいい感じです。
ミスジチョウチョウウオyg、フタスジリュウキュウスズメダイyg、ヒメスズメダイ、ソラスズメダイ、キホシスズメダイyg、ヤマブキベラyg等。
<ゴマハギyg他@中の浦海水浴場>
ゴマハギの幼魚もいました。
<ハナグロチョウチョウウオyg他@中の浦海水浴場>
南方系のハナグロチョウチョウウオの幼魚も。
<ハナグロチョウチョウウオyg他@中の浦海水浴場>
こっち見んな。
<ハナグロチョウチョウウオyg他@中の浦海水浴場>
ヤリカタギの幼魚も隠れていました。
<エンタクミドリイシ他@神引浦>
神引浦に入りました。
大規模なテーブルサンゴです。
<エンタクミドリイシ他@神引浦>
ミスジチョウチョウウオygやキンチャクフグなど。
サンゴの間にはいろんな魚が隠れています。
<エンタクミドリイシ他@神引浦>
この時はちょっと白化していますが、今年お邪魔したときは無事復活していました。
<デバスズメダイyg他@神引浦>
ソラスズメダイの中にデバスズメダイが混ざっていました。
かなり南方系のお魚ですが、今年はさらに増えているそうです。
手前にいるのは、やはり南方系のクギベラの幼魚です。
<チョウハン他@神引浦>
大人のチョウハンが通過していきます。
<キクメイシ系他@神引浦>
水面から見てもいい感じです。
<エンタクミドリイシ系他@神引浦>
デバスズメダイがいるサンゴ。
<@神引浦>
神引浦の中央はきれいな白砂です。
<ハマフエフキ群れ他@神引浦>
対岸の神引展望台のある崖の下まで来ました。
<ハマフエフキ群れ他@神引浦>
こちらは砂地から、がけ崩れでできた大きな岩が転がるゴロタ場になっています。
大きなハマフエフキ、オヤビッチャ、ニセカンランハギ、ニザダイなどが群れています。
<ツノダシ群れ他@神引浦>
ツノダシもいました。
そして水質が凄いです。
<ツノダシ群れ他@神引浦>
離島って感じがします。
<ツノダシ群れ他@神引浦>
謎の輪っかとオヤビッチャ、ツノダシの群れ。
<@神引浦>
神引展望台が100m上にちらっと見えています。
<フタマタハマサンゴ他@神引浦>
すごい色になったフタマタハマサンゴ。
去年は水温が30度を超えるほどの高水温で、サンゴの白化が各地で見られました。
この蛍光色は、サンゴが高温に耐えるため、熱を反射する蛍光色を獲得している、という研究があるそうです。
<フタマタハマサンゴ他@神引浦>
フラッシュを当てると凄く蛍光しています。
<アオウミガメ@神引浦>
沖をアオウミガメが通過していきます。
<イシガキダイ他@神引浦>
水底の大きめの岩の上に座っているといろいろ集まってきます。
大きな魚から、ハマフエフキ、フエダイ、イシガキダイ、ホウライヒメジ、タカノハダイ、ミギマキ、ブダイ、チョウチョウウオ、ツノダシ、オヤビッチャなどなどです。
<イシガキダイ他@神引浦>
水質が更にいい感じです。
<ホウライヒメジ群れ他@神引浦>
ホウライヒメジ(オジサン)通過中。
<オヤビッチャ群れ他@神引浦>
撮りきれませんでしたがオヤビッチャいっぱいいました。
<アカヒメジ群れ他@神引浦>
黄色いのにアカヒメジの群れが現れました。
<アカヒメジ群れ他@神引浦>
好きな魚です。
水中では黄色ですが、興奮したり釣られたりすると、真っ赤に変わるのでこの名前になりました。
<@神引浦>
神引浦の一番奥に来ました。
<@神引浦>
謎の遺構があります。
<@神引浦>
人間ぐらいの大きさで、金属製に見えます。
大きめの漁網の巻き上げ機とかでしょうか。
<@神引浦>
数年ではこうはならないと思います。
<イシガキフグ@神引浦>
寝ぼけているイシガキフグがいました。
<イシガキフグ@神引浦>
近寄ってもぼんやりしています。
<チョウハン他@神引浦>
浅瀬のサンゴ群生に戻ってきました。
<ホシゴンベ他@神引浦>
こっち見んな。
のホシゴンベとイシガキスズメダイyg。
<ホシゴンベ他@神引浦>
サンゴの下にミナミゴンベかヒメゴンベもいますね。
<フタスジリュウキュウスズメダイyg他@神引浦>
凛々しいフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚。
左下はヤリカタギの幼魚です。
<アケボノチョウチョウウオ他@神引浦>
アケボノチョウチョウウオの成魚などなど。
チョウチョウウオ系でも一番格好良い気がします。
<アケボノチョウチョウウオ他@神引浦>
そして気になる後ろのハマフエフキ、テングハギ、ホウライヒメジ、ニザダイなど。
<アケボノチョウチョウウオ他@神引浦>
揃ってこっち見んな。
<アケボノチョウチョウウオ他@神引浦>
岩に座っているとまたどんどん集まってきました。
左から、ツノダシ、アケボノチョウチョウウオ、ニザダイ、ニセカンランハギ、タカノハダイ、ミギマキ、テングハギなどなどです。
<アケボノチョウチョウウオ他@神引浦>
一際大きなハマフエフキも。
<サザナミヤッコ他@神引浦>
大人になりかけのサザナミヤッコも出てきました。
<サザナミヤッコ他@神引浦>
ナイスな縞模様です。
<アオノメハタ他@神引浦>
これまた綺麗なアオノメハタ。
英名はPeacock Grouper(孔雀ハタ)です。
<アオノメハタ他@神引浦>
こっち見んな。
<フタスジタマガシラ他@神引浦>
ストップ&ゴーで撮りやすいフタスジタマガシラの成魚。
<アカヒメジ他@神引浦>
アカヒメジも来てくれました。
<ミスジチョウチョウウオ他@神引浦>
こっち見んな。
<ゴマハギ他@神引浦>
大きなテーブルサンゴの上も大賑わいです。
<ゴマハギ他@神引浦>
ソラスズメダイの群れに、ヤリカタギ、ゴマハギyg、ホシゴンベ。
右奥にはウメイロモドキの幼魚、さらに奥にはクロユリハゼygの群れもいます。
<ナミマツカサ他@神引浦>
サンゴの下ではナミマツカサがホウライヒメジygのクリーニングを受けていました。
<ゴマハギyg他@神引浦>
ゴマハギの幼魚とヒメスズメダイ。
<ウメイロモドキyg他@神引浦>
綺麗なウメイロモドキの幼魚。
<ツノダシ他@神引浦>
浅瀬のツノダシ。
<ツノダシ他@神引浦>
こっち見んな。
<ヤマブキベラyg群れ他@神引浦>
そろそろ中の浦へ戻ります。
<ヒレナガハギ他@神引浦>
大人のヒレナガハギもいました。
<コロダイ他@神引浦>
砂地のコロダイ。
<フタマタハマサンゴ他@神引浦>
中の浦へと続く岬にも、螢光サンゴがありました。
<フタマタハマサンゴ他@神引浦>
イバラカンザシもついています。
<アオウミガメ@神引浦>
岬の突端(大島)でまたまたアオウミガメに遭遇しました。
<アオウミガメ@神引浦>
脅かさないようじっとしてみます。
<アオウミガメ@神引浦>
好奇心強めの個体なのかこちらをちらちら見ながら周りを回っています。
<アオウミガメ@神引浦>
離れたかな?と思いましたが、
<アオウミガメ@神引浦>
すぐ足元まで来てくれました。
<アオウミガメ@神引浦>
ツヤツヤの見事な甲羅です。
式根島は美亀さんが多い気がします。
<アオウミガメ@神引浦>
さようなら。
<アオウミガメ@神引浦>
青い海へ去ってゆきました。
<アオウミガメ@神引浦>
振り返ったらまた戻ってきていました。
<メジナ群れ他@神引浦>
岬の突端のドロップオフはいつでも魚が群れています。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
ドロップオフの水底には、巨大なアオブダイとツバメウオのペアも。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
こちらを睨むツバメウオ。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
水底でじっとしているとぐいぐい近づいてきます。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
大きいのでちょっと怖いです。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
こっち見んな。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
そしてこの海の青さ。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
もう一尾も寄ってきました。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
手前のほうが大人ですね。
<テングダイ他@中の浦海水浴場>
更に深いところにはテングダイのペアもいました。
<テングダイ他@中の浦海水浴場>
彼らも寄ってきます。
<テングダイ他@中の浦海水浴場>
(閑話)
伊豆諸島は東京都に所属するため、条例で禁止されている神奈川県や静岡県、千葉県などと違い、アマチュアによる素潜り漁が認められています。
そのため、大島や新島、八丈島などスピアフィッシングが盛んな島では、魚影は濃いものの魚が人を避けがちだったりします。
通常時でもこの傾向がありますが、スピアの方が同じ海域にいると本当に覿面です。ちょっとショックを受けるレベルです。
その中で、式根島は島のルールが少し厳しく、中の浦の東隣の大浦海水浴場だけがスピアフィッシングに開放されています。
魚もわかっているのか、大浦では逃げますが、他のポイントではこのように警戒心がない事が多いのです。
伊豆諸島の中で素潜りの方に式根島をおすすめする理由の一つでもあります。
<テングダイ他@中の浦海水浴場>
ツバメウオも混ざってきました。
<テングダイ他@中の浦海水浴場>
大きなイシガキダイと、右奥に大人のテングハギもいます。
<島のり弁@中の浦海水浴場>
お昼になったので、みやとら商店の島のり弁でランチ。
安くて美味しくて最高です。毎日これでいいです。
午後の中の浦スキン
<島のり弁@中の浦海水浴場>
お昼の中の浦。
<キリンミノ@中の浦海水浴場>
午後一は綺麗なキリンミノでした。
<キリンミノ@中の浦海水浴場>
大きなカイメンについています。
<ツノダシ他@中の浦海水浴場>
近くにツノダシ、イシガキダイ、ハタンポなども。
<ツノダシ他@中の浦海水浴場>
ブダイが笑っています。
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
ツバメウオにまた会いに行くと…
<ツバメウオ他@中の浦海水浴場>
三尾に増えていました。
<クマノミ他@中の浦海水浴場>
中の浦の入り江の出口付近にクマノミのペアとミツボシクロスズメダイの小群。
<クマノミ他@中の浦海水浴場>
卵を守っているようです。
ちなみに、式根島など伊豆諸島では、ここ数年以上高水温が続いています。
サンゴ群生や南方系魚類の増殖など良い面もありますが、逆にイソギンチャクや海藻の減少も見られています。
それにともない、クマノミもかなり減っているそうです。そんな彼らは貴重な式根のクマノミになりますね。
この傾向は今年のヒリゾ浜でも見られました。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
その南方系の代表格、大人のサザナミヤッコ。
30cmオーバーです。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
イシガキダイの群れと一緒にいました。
<サザナミヤッコ他@中の浦海水浴場>
こっち見んな。
<アブラヤッコ他@中の浦海水浴場>
ソラスズメダイの中に大きめのアブラヤッコがいます。
<ハリセンボン@中の浦海水浴場>
目が合うハリセンボン。
<ハリセンボン@中の浦海水浴場>
こっち見んな。
<キリンミノ@中の浦海水浴場>
ここにもキリンミノ。
<ニセカンランハギ他@中の浦海水浴場>
大きなニセカンランハギにイサキ、ニザダイ、スズメダイの群れ。
手前にいるのはナガサキスズメダイの成魚だと思います。
<ミツボシクロスズメダイyg他@中の浦海水浴場>
浅瀬に一際目立つ大きなシコロサンゴ。
ミツボシクロスズメダイやフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚がついています。
<イッテンチョウチョウウオyg他@中の浦海水浴場>
シコロサンゴのある岩礁に、イッテンチョウチョウウオの幼魚やツノダシ、ヤマブキベラがいました。
<@中の浦海水浴場>
ちょっと半水面。
<ホシゴンベ@中の浦海水浴場>
大人のホシゴンベ。
<カガミチョウチョウウオ他@中の浦海水浴場>
<ヒレグロコショウダイyg他@中の浦海水浴場>
松が下雅湯へ
<@松が下雅湯>
島北西の中の浦から島南部の松が下雅湯へ自転車で横断してきました。
整備されている無料の海際露天風呂です。
<@松が下雅湯>
水着のまま入れる、このロケーションがまず最高です。
お湯も露天風呂ランキングで東の張出横綱とされた伝説の秘湯、地鉈温泉と同じ「内科の湯」の湯質です。
雅湯から続く階段をさらに進むと、今度は無色透明「外科の湯」と呼ばれる足付温泉があります。
地鉈ほどワイルドではありませんが、やはりちょうどよい温度の潮溜まりを探して入るスタイルです。最近所さんの番組で出ていました。
通常のスタイルの温泉施設、憩の家もあります。こちらは有料(大人200円)になります。
<@石白川海水浴場>
入浴後は少し東にある石白川海水浴場へ。
<アカウミガメ産卵床@石白川海水浴場>
アカウミガメの産卵床があったのでした。
しかもこの前日の明け方に、私が泊まった肥田文の皆さんが孵化して海に巣立ってゆく子ガメをご覧になっていたという…
<アカウミガメ産卵床@石白川海水浴場>
私もしばらく粘ってみましたが、見ることはできませんでした。
<@式根島港>
偶然居合わせたお知り合いの方が釣りをされるというので、雅湯のある式根島港に戻ってきました。
<ソウシハギyg@式根島港>
ロープに完璧に擬態するソウシハギの幼魚。
<イズヒメエイ@式根島港>
巨大なイズヒメエイも登場。
<イシガキダイ他@式根島港>
釣りの方はまさに入れ喰い。
雑魚から高級魚まで、釣れ過ぎちゃって困るレベルとお見受けしました。
防波堤でこのレベル。式根島の海は豊かです。
お宿は肥田文さん
<@漁師宿 肥田文>
宿の肥田文さんに戻ってきました。
2018年の巨大台風の被害を受け、この時はまだ工事途上でした。
現在は全面改装が完了されて、さらに素敵なお宿になっています。
<@漁師宿 肥田文>
今宵の夕食は、タカベの塩焼きとカツオのたたき、明日葉やたたき(トビウオの練り物)の天ぷらなど。最高です!
<@漁師宿 肥田文>
そしてついに!式根島の材料100%の島焼酎、「地鉈」が生まれたのでした!
新島産の「しきね」も十分最高だったのですが…やはり格別ですね。
月夜の地鉈温泉へ
<@地鉈温泉>
食後は宿の方と一緒に地鉈温泉へ。
満月の夜の海際野湯は、地元の方のお楽しみなのだそうです。
<@地鉈温泉>
地鉈温泉(じなた)は、落差70mの谷底にある、水着着用推奨の海際野天温泉です。
別名「内科の湯」と呼ばれる効能があり、全国露天風呂番付で東の張出横綱にもランクされる、由緒ある名湯です。
名湯ではあるのですが、断崖絶壁に掘られた階段を降りてゆき、入り江に注ぐ小川が熱湯の源泉というワイルド極まる秘湯でもあります。
実はまだ台風の被害から修復中で、通常はいくつかある足元ライトも全部流されたまま。懐中電灯と月明かりだけが頼りのかなり厳しい道程でした。
谷底では約80度の源泉が小川となり、ダイレクトに磯場に注ぎ込んでいます。海水と混じり合って適温になった潮だまりを探して入浴するというスタイルです。
岩場で水着になり、湯の花と海藻でつるっつるに滑る、真っ暗な岩場をはいつくばって、手探りで適温ポイントを探していると…
そうこうしているうちに、谷間に月明かりが差し込んできました。この日はちょうど中秋の名月で、闇に慣れてきた目にはまるで昼間のように明瞭に。海の様子も、地鉈の岩肌もよく見えます。
波に揺れるやや温めの潮だまりに浸かって、ぼんやり月と海を眺めていると、聞こえてくるのは波の音と虫の声だけ…結局7時過ぎから3時間も入ってしまいました。最高に贅沢な時間でした。
正直、一人では夜に来るという選択肢は考えにもつかないほどの野湯です。宿の方と式根島のガイドの先生にご一緒させていただけたのは超僥倖でした。
お足元のご安全を確保した上で、機会があればぜひ!
翌朝からの中の浦でのスキンダイビングと帰路の船旅に続きます。
この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
201003-04(03) Snorkeling Tour @ SHIKINE-JIMA Island / NAKANOURA Beach
201003-04(04) Snorkeling Tour @ SHIKINE-JIMA Island / NAKANOURA Beach
d3_plusのYouTube
みんカラのカテゴリー別リンクはこちらです。
ブログ:シュノーケリング@伊豆諸島・式根島
中の浦海水浴場のGoogleMapはこちらです。
D