
<@浜諸磯海岸>
2019年11月16日
三浦半島の浜諸磯へスキンダイビングに行ってきました。
朝一に到着した後は、かながわ海岸美化財団の主催するビーチクリーニングに参加しました。
ぱっと見はきれいに見える海岸ですが、茂みの奥などには明らかに人為的なゴミが多数…特にBBQのゴミが目立ちました。マナーについて考えさせられます。
浜諸磯は三浦半島の西海岸、三崎港にほど近い場所にあります。
エントリーポイントは2つほど。
メインのポイントは浜諸磯のバス停から小桜姫神社のある小山を超えた反対側にある諸磯崎灯台周りです。
こちらは西面していて、綺麗な小砂利浜と巨大な磯場で構成されています。
もう一箇所は、バス停から近い、諸磯青少年センター前の南面する小さな浜です。
浅くて穏やかで、綺麗な芝生もあってBBQなどご家族連れにも良さそうですが、2020年9月現在、新型コロナの影響で封鎖されています。
この日は一日快晴の素晴らしいお天気。風も弱く水温も21度以上。透明度も上々で、ベストに近いコンディションでした。
シンボルとなる諸磯埼灯台の南側に、浜の中心となる小砂利のビーチがあります。 浜の南北には岩礁帯。沖に出ると、南側の岩礁帯の先端に、昔の水産加工場の基礎が四角いプール状に残っています。
さらに南に向かうと、遠浅の岩礁が広がります。
地層がミルフィーユ的な板状に、斜めに露出していて、その隙間が生物の良い隠れ場所になっています。
特にソフトコーラルのイソバナが見事で、伊豆も含めて関東近郊では屈指の密度だと思います。一見の価値ありです。
北側の岩礁帯には、かなり浅い場所にイソギンチャクが繁茂しています。
夏から秋にはミツボシクロスズメダイygなどが集まります。
浜の沖には小さな島が見えています。
そこへと至る水道は水深10m以上、潮流もかなりあります。
海況が相当良い時は渡れます。島の沖側では回遊魚やツノダシなどが見られます。
島の南側の壁面にもイソバナ畑があります。
島の途中に大きめのイソギンチャク畑があって、クマノミがいることもあります。
帰路は134号線沿い、初声にあるリバイバル カフェさんへ。
ぱっと見はまるでクラシックカーショップのようなエンスージアスティックなお店です。
古民家の蔵を改装した素敵な店内で、三浦半島の食材を生かした美味しいカフェご飯をいただけます。
場 所:三浦半島・浜諸磯
日 時:20191116 10:00〜15:00
天 候:曇り
気 温:17.0~18.7℃
水 温:21℃
波 高:ややうねり
風 :東1.6〜南西2.5
透明度:10m前後
撮影機材:NIKON 1 J4
NIKON 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
NIKON ウォータープルーフケース WP-N3
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2
INON クローズアップレンズ UCL-165M67
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:191116 Snorkeling & Beach Cleaning @ HAMAMOROISO Beach / MIURA Peninsula
過去の三浦半島のスキンダイビング行のエントリーはこちらです。

<@浜諸磯海岸>
この日のお魚位置の概略です。
浜から沖の小島(岩礁)まで350mほどです。

<@浜諸磯海岸>
最高のお天気のもとビーチクリーニング。

<@浜諸磯海岸>
イソギクとススキ。

<@浜諸磯海岸>
美しい諸磯埼灯台。
海の向こうには富士山も見えています。

<@浜諸磯海岸>
こんなに綺麗なのにゴミを捨てていくなんて…

<@浜諸磯海岸>
ビーチの端っこに、タカラガイなどが溜まったポイントがありました。

<@浜諸磯海岸>
泳ぐのは灯台の北側の海域です。
左奥に見えているのは、昔の水産加工場の生簀の遺構です。
コンクリで覆われた小さなプールのようになっています。

<キビナゴ群れ@浜諸磯海岸>
10時過ぎから入水開始。
浅瀬にキビナゴの群れが入っていました。

<ホンドオニヤドカリ@浜諸磯海岸>
大きなヤドカリ。

<ホンドオニヤドカリ@浜諸磯海岸>
目。

<ソラスズメダイ他@浜諸磯海岸>

<テングハギyg他@浜諸磯海岸>
テングハギの幼魚とアイゴの群れ。

<トゲチョウチョウウオyg他@浜諸磯海岸>
トゲチョウチョウウオの幼魚のペアもいました。

<フウライチョウチョウウオyg他@浜諸磯海岸>
こちらはフウライチョウチョウウオの幼魚。
灯台の下の壁面には大きめのイソギンチャクの群生もあります。

<トゲチョウチョウウオyg他@浜諸磯海岸>
小さなbabyもいます。

<ノコギリヨウジ他@浜諸磯海岸>
ガンガゼの中にノコギリヨウジ。

<ノコギリヨウジ他@浜諸磯海岸>
刺さらずにうまく泳いでいます。

<ノコギリヨウジ他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<トゲチョウチョウウオyg他@浜諸磯海岸>

<キビナゴ群れ@浜諸磯海岸>
キビナゴの群れがまた回ってきました。

<モンツキハギyg他@浜諸磯海岸>
ベラの群れの中に一際目立つモンツキハギの幼魚。

<キヌバリ@浜諸磯海岸>
綺麗なキヌバリ。

<@浜諸磯海岸>
入り江の出口まで来ました。
見事な富士山と、小舟に乗っているのはなまこ獲りの漁師さんでしょうか。

<ソラスズメダイ群れ他@浜諸磯海岸>
ソラスズメダイの群れがいました。

<ソラスズメダイ群れ他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<キビナゴ群れ@浜諸磯海岸>
またまたキビナゴの群れ。

<イソバナ他@浜諸磯海岸>
浜諸磯はイソバナの群生が多いです。
素潜りで行けるポイントでは、伊豆を含めても屈指のクラスだと思います。

<クロホシイシモチ群れ他@浜諸磯海岸>
カイメンの間にクロホシイシモチの群れがいました。

<アナハゼ他@浜諸磯海岸>
大きなアナハゼが狙っているようです。

<クロホシイシモチ群れ@浜諸磯海岸>
頭上にクロホシイシモチの群れ。

<クロホシイシモチ群れ@浜諸磯海岸>
今年はさらに豊作でした。

<アオリイカ@浜諸磯海岸>
大きめのアオリイカが通過。

<アカヤギ@浜諸磯海岸>
大きなソフトコーラルも点在しています。

<キタマクラyg他@浜諸磯海岸>

<ニジハギyg@浜諸磯海岸>
綺麗なニジハギの幼魚もいました。

<アカハチハゼ@浜諸磯海岸>
ホバリングするアカハチハゼ。

<アカハチハゼ@浜諸磯海岸>
良い表情です。

<ホシキヌタ@浜諸磯海岸>
岩の間にタカラガイがたくさんいます。

<イセエビ@浜諸磯海岸>
イセエビも。

<ミツボシクロスズメダイyg他@浜諸磯海岸>
サンゴイソギンチャクにミツボシクロスズメダイの幼魚がついています。
下の方にはイソギンチャクカクレエビのしっぽがちらりと写り込んでいました。

<ミツボシクロスズメダイyg他@浜諸磯海岸>
まだ小さいです。

<ミツボシクロスズメダイyg他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<アオウミウシ@浜諸磯海岸>
ウミウシもいます。

<ハコフグyg他@浜諸磯海岸>
ハコフグの幼魚とノコギリヨウジのペア。

<ハコフグyg他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<ミサキウバウオ他@浜諸磯海岸>
ガンガゼに隠れてミサキウバウオがいます。

<ハコフグyg他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<コウイカ@浜諸磯海岸>
岩に擬態したコウイカ。

<コウイカ@浜諸磯海岸>
赤くなって去ってゆきました。

<クサフグ@浜諸磯海岸>
砂地でお休み中のクサフグがいます。

<クサフグ@浜諸磯海岸>
目が綺麗です。

<モンツキハギyg他@浜諸磯海岸>
ニセカンランハギの大きな群れの中に、大きめのモンツキハギの幼魚が混じっています。

<モンツキハギyg他@浜諸磯海岸>
モンツキハギの名の由来、目の後ろのオレンジ色の紋と下半身のツートンが出つつあります。
小さなころは黄色一色で、この個体はもう成魚に近い感じです。越冬個体かもしれません。

<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@浜諸磯海岸>
入り江の出口は浜から200m弱。さらに150mほど沖にある小島に向かいます。
途中イソギンチャクの大きめの群生がいくつかあって、ミツボシクロスズメダイの幼魚の群れがついていました。

<ミツボシクロスズメダイyg群れ他@浜諸磯海岸>
大中小三世代いました。
越冬しているようです。

<カゴカキダイ群れ他@浜諸磯海岸>
小島への道のりの途中のゴロタ場にカゴカキダイなどの魚群が集まっています。

<カゴカキダイ群れ他@浜諸磯海岸>
こう見えて綺麗な白身の美味しいお魚です。

<アカカマス群れ他@浜諸磯海岸>

<イスズミ群れ他@浜諸磯海岸>
ちょっと大きめのイスズミやメジナの群れも。

<アカヤギ@浜諸磯海岸>
立派なアカヤギの群生。

<キビナゴ群れ@浜諸磯海岸>
キビナゴの群れが通過。

<@浜諸磯海岸>
沖の小島に到着しました。
対岸に富士山が見えています。

<@浜諸磯海岸>
振り返ると灯台が小さく見えます。

<ワモンダコ@浜諸磯海岸>
小島の斜面に岩と見紛う大きさのワモンダコがいました。
よく見ると、岩の裂け目にもう一尾。手前の大きな個体がオスで、奥にいるのがメス。
ちょうど交接中だったようです。

<ワモンダコ@浜諸磯海岸>
怒ったオスが紫色になっています。
体長1mを超える大きなタコで、本来は沖縄や伊豆諸島など南方系なのですが最近は伊豆半島やここ三浦半島でも見られています。

<ワモンダコ@浜諸磯海岸>
穴の奥のメス。
足が蛍光色です。

<ワモンダコ@浜諸磯海岸>
オスを追いかけていくとさらに物凄い色に。
頭の付け根の丸い目のような模様が、ワモンダコ(輪紋蛸)の名前の由来です。

<ワモンダコ@浜諸磯海岸>
伸びると確かに1m超えていそうです。

<ゴンズイ玉@浜諸磯海岸>
大人のゴンズイ玉もいました。

<スズメダイ群れ他@浜諸磯海岸>
小島の周りはスズメダイやソラスズメダイの大きな群れがいました。

<スズメダイ群れ他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<ソラスズメダイ群れ他@浜諸磯海岸>

<ソラスズメダイ群れ他@浜諸磯海岸>
大きなタカノハダイも登場。

<アカヤギ他@浜諸磯海岸>
小島の沖側に出ました。

<フトヤギ他@浜諸磯海岸>
アカヤギやフトヤギ、イソバナ、イボヤギなどのソフトコーラルがたくさんあります。

<アカヤギ他@浜諸磯海岸>
岩の裏に張り付いています。

<アカヤギ他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<ウツボ@浜諸磯海岸>
立派なウツボ。

<ツノダシ他@浜諸磯海岸>
ミナミハタンポの群れの中にツノダシもいました。

<ラッパウニ@浜諸磯海岸>
大きなラッパウニ。

<ラッパウニ@浜諸磯海岸>
カサゴのペア。

<ヒメギンポ@浜諸磯海岸>
岩の裏にヒメギンポのメスがいました。

<ヒメギンポ@浜諸磯海岸>
婚姻色のオスは頭だけ黒くなります。

<ワモンダコ@浜諸磯海岸>
また別のワモンダコ。
この個体も大きいです。

<ミサキウバウオ@浜諸磯海岸>
ファニーフェイスのミサキウバウオ。

<サザナミヤッコyg他@浜諸磯海岸>
小さめのサザナミヤッコの幼魚がいました。

<サザナミヤッコyg他@浜諸磯海岸>
良い色、良い模様です。

<サザナミヤッコyg他@浜諸磯海岸>
こっち見んな。

<クサフグyg@浜諸磯海岸>
波打ち際のクサフグ幼魚で終了です。

<クサフグyg@浜諸磯海岸>
目が可愛いですね。

<@浜諸磯海岸>
装備を片付けて、午後の海でのんびり。

<@浜諸磯海岸>
最高に穏やかです。

<@浜諸磯海岸>

<@浜諸磯海岸>
保健センター側も素敵な夕暮れでした。

<リバイバルカフェ@初声>
帰りは134号線沿いにある素敵なエンスージアスティックなカフェ、リバイバルカフェに寄りました。

<リバイバルカフェ@初声>
白いトライアンフのTR4、MGBなど。
お店のオブジェも駐車場のお客さんお車も、どれも一癖ある名車ばかりです。

<リバイバルカフェ@初声>
車庫にもトライアンフなどなど。

<リバイバルカフェ@初声>
50ccのミニカー登録の二台でしょうか。

<リバイバルカフェ@初声>

<リバイバルカフェ@初声>
フォードのボンネットバスは貸し切りの個室になっています。

<リバイバルカフェ@初声>
モーリス・マイナーとミニ・モーク。

<リバイバルカフェ@初声>
TAXI。

<リバイバルカフェ@初声>
母屋は古い蔵を改装した素敵な建物です。
ぱっと見は欧州車屋さんのようです。

<リバイバルカフェ@初声>
1Fは注文カウンター。

<リバイバルカフェ@初声>
エンスーです。
二階は客席で、大きなディスプレイがあってレース画像などが流れています。

<リバイバルカフェ@初声>
今回はボンネットバスの個室へ。

<リバイバルカフェ@初声>
映えるサンドイッチ。
三浦野菜たっぷりでお味も最高です。

<リバイバルカフェ@初声>
ピックまでエンスー。

<リバイバルカフェ@初声>
三浦スカッシュはこだわりのハートランド。

<リバイバルカフェ@初声>
お隣のふわふわスフレパンケーキ。
美味しいに決まってます。

<リバイバルカフェ@初声>
日が暮れてからの雰囲気もまた最高です。

<リバイバルカフェ@初声>
ストーブ付きのデッキでくつろぐ常連さん方。
ものすごく良さげです。

<リバイバルカフェ@初声>
終了です。
今月末には二回目のワクチン接種が終わりますので、もうちょっとコロナが収まったらまたお邪魔したいです。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:191116 Snorkeling & Beach Cleaning @ HAMAMOROISO Beach / MIURA Peninsula
過去の三浦半島のスキンダイビング行のエントリーはこちらです。
浜諸磯、諸磯埼灯台のGoogleMapはこちらです。
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