<小の口公園@式根島>
2019/10/19-23
2018年10月、2019年5月に続き、伊豆諸島の式根島と新島へ行ってまいりました。
4日目10/22は本来帰路につく予定だったのですが、前日夜から台風が接近し、東京行の東海汽船は欠航に。一日延泊となりました。
暴風雨は夜のうちに収まったので、宿の方のご厚意で島一周ドライブへ。午後からは徒歩で各所を巡りました。
前回の記事はこちらです。
<式根島地磯マップ>
今回は4泊4日(内船中1泊)の予定…が5泊5日になりました。
初日10/19は中の浦海水浴場でスキンダイビング。
二日目10/20新島に渡り、島内サイクリングと本村前浜海岸でスキンダイビングをして式根島に帰島。
三日目10/21は丸根ヶ浜と中の浦海水浴場でスキンダイビング。
四日目10/22は台風接近で船が欠航。延泊となり急遽島内ドライブへ。
五日目10/23は午前中だけ中の浦海水浴場でスキンダイビングをして撤収しました。
往復とも東海汽船の大型船。お宿は漁師民宿「きろく」さんです。
台風一過の最終日以外は小雨交じりの曇天で、お天気には少々恵まれませんでしたが、海中は相変わらず最高の式根島でした。
しかし、この年は台風が多く、特に10/12に日本を襲った台風19号は、激甚災害に指定され、令和元年東日本台風と呼ばれるほどの記録的台風となりました。
東日本全体が影響を受けましたが、進路にあたった式根島、新島の被害は甚大です。特に台風から派生した、複数の竜巻の被害が凄まじく、港の防波堤がすべてひっくり返ってしまったり、天然記念物に指定されている大木が折れたりと、思わず目を疑うほどの状況となっていました。
海中にも被害は及び、台風が直撃した島南東部の被害が大きかったです。
二日目に訪れた丸根ヶ浜では、棚田状に折り重なっていたエンタクミドリイシの大群生は8割ほど、浅瀬に点在していた群生も半分ほどが破壊されてしまいました。
キクメイシやハマサンゴなどのイシサンゴは形状的に強いのか、岩礁そのものが崩れた場所以外は健在でした。
ちなみに式根島では、台風19号の被害は島南部に集中しています。島中央の市街地や北部の各海水浴場には被害はほとんど出ていません。
離島ということで、本来は台風への備えは万全です。実はこの旅行中にも台風が接近し、帰宅予定の10/22は東海汽船が欠航、延泊となりました。その翌日にも中の浦で潜ったのですが、海中は台風の影響を全く感じさせない素晴らしいものでした。
台風19号で被害が拡大してしまったのは、同時発生した竜巻の影響大かな、と愚考します。
式根島全体についての雑感を再掲しておきます。
2018/10/06-08
伊豆諸島の式根島へシュノーケリングと観光に行ってきました。
結論から言いますと、最高でした!式根島はシュノーケリング・アイランドと言って過言ではないと思います。
今回は10/5の夜に東京の竹芝桟橋から東海汽船の大型船で式根島へ。寝ている間に移動して翌朝到着するというシステムです。早割やインターネット予約割引やなど割引サービスがいくつかあって、往復でだいたい1万円〜1万2千円です。
個人的には伊豆諸島といえば、ドルフィンスイムやスクーバダイビング。実際にこれまでに訪れた、利島や大島はダイナミックすぎて、ボートかタンクを背負わないとなぁという感じだったのですが。今回初めて式根島を訪れて、その印象がガラッと変わりました。
式根島の大きさは一周12km。リアス式の海岸線で穏やかな入江がたくさんあります。メジャーな海水浴場だけでも、中ノ浦、泊、大浦、石白川(いしじろがわ)の4つ。隠しビーチ的な穴場の入江も各所にあります。
海中は伊豆の海のゴージャス版といった感じで、黒潮の本流が当たる離島ならではの透明度、サンゴや魚種の豊富さはさすがです。上述の4つの海水浴場でも十分楽しめるのですが、地元の方に教えていただいた、ちょっと不便な場所にある隠しビーチは本当に素晴らしかったです。
潜るポイントは島の南北に分布しており、外洋への開口部も色々です。つまり、風向きや潮加減次第で、その日のベストなポイントが選べます。
島が小さいので移動するのも簡単です。とくにレンタルの電動自転車がオススメ。いちいち着替えず、ウェットスーツを着たまま各ポイントを巡るのは、想像以上に楽しいものでした。
風向きと波具合を見て、初日は島北西部にある中ノ浦海水浴場、北にある泊海水浴場。二日目は島南東部にある隠しポイントの丸根ヶ浜。三日目は島南東部にある石白川海岸とその沖にあるモウヤ岩礁を選びました。
各ポイント別に別記事でまとめますが、どこも本当に素晴らしかったです。
ちなみに、私の本業は印刷物のデザインなのですが、社で手がけている商工会議所の月報誌に簡単な旅行記事の寄稿もしています。
去年の11月号で今回の式根島について扱いましたので、シュノーケリング行に入る前にこちらも掲載しておきます。ご参考ください。
以下テキスト抜粋です
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東京都の楽園 海と温泉と人情の式根島へ
東京都新島村 式根島
真っ青な海と空。白く輝くビーチにはまばらな人影。透明度が高いので、水底の様子が手に取るようにわかります。まるで南国のような景色ですが、式根島は行政区的には東京都!都内から直線距離で約160㎞、高速ジェット船なら約2時間。日帰りでも行ける身近な楽園なのです。
今回のぶらり旅は、伊豆諸島の式根島を訪れました。式根島は新島と神津島にはさまれた、直径約12kmの小さな島です。美しく穏やかな海岸と、無料で入れる露天風呂、独特の島グルメなどが大きな魅力となっています。今なら、東京都が補助する「しまぽ通貨」を利用して、お得に旅することができます。※
島内には、水着で入る海際の野天風呂が3か所。「地鉈温泉」、「足付温泉」は、岩場に源泉が直接湧く野湯。どちらも潮の干満で海水と混じり、適温となった潮溜まりを探す必要がある、大変ワイルドな温泉です。中でも地鉈温泉は「内科の湯」と呼ばれ、全国露天風呂番付で東の張出横綱に番付される、知る人ぞ知る名湯。足付港近くの「松が下雅湯」にも引かれており、気軽に楽しむこともできます。
島の周囲はリアス式の入り組んだ海岸線が続きます。穏やかな入り江は海水浴場としても好適。泊、石白川、大浦、中の浦の4か所が開放されています。美しい砂浜と澄んだ岩礁、高い透明度が自慢です。筆者は地元の方に教えていただいた、秘密の入り江でシュノーケリングを行いました。ごく浅瀬から、見事なサンゴの群生とカラフルな熱帯魚の群れが…素晴らしい光景でした。11月でも水温は20度以上。ウェットスーツをレンタルすれば、ダイビングなどでもまだまだ十分楽しめます。
小さな島は、レンタルの電動アシスト付自転車で回るのにぴったり。点在する商店で、島素材満載の「島のり弁当」や「たたき丸」(地魚のすり身を巻いたおにぎり)、「明日葉あげパン」を買って、ぐるりとサイクリング。新東京百景にも選ばれた神引展望台の絶景を見ながら、ランチタイムはいかがでしょう。
●アクセス 竹芝桟橋→東海汽船・大型船(前日22:00発)→式根島(9:05着)又は竹芝桟橋→東海汽船・ジェット船(当日7:35発)→式根島(11:05着)
●キャプション ①:泊海水浴場 ②:松が下雅湯 ③:丸根ヶ浜のサンゴ礁(式根島観光協会:☎04992-7-0170) ④:島のり弁、たたき丸(あしたば)(ファミリーストアみやとら:☎04992-7-0304)、あげぱん(明日葉)(池村商店:☎04992-7-0016) 文末:「くさや」にも挑戦! ◦げんべいレンタルサイクル:☎090-4533-3437 ◦湯ったり宿・肥田文:☎04992-7-0072 ◦東海汽船:☎03-5472-99999
※しまぽ通貨は現在は停止中。2019年夏より再開予定です。船便等についてはHPをご確認下さい
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191019-23(19) Snorkeling @ NAKANOURA Beach / SHIKINEJIMA Island
191019-23(20) Snorkeling @ MAEHAMA Beach / NIIJIMA Island
191019-23(21) Snorkeling @ MARUNEGAHAMA Beach / SHIKINEJIMA Island
191019-23(21) Snorkeling @ NAKANOURA Beach / SHIKINEJIMA Island
191019-23(22) Typhoon hitting @ SHIKINEJIMA Island
191019-23(23) Snorkeling @ NAKANOURA Beach / SHIKINEJIMA Island
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ブログ:シュノーケリング@伊豆諸島・式根島
<島朝ご飯@漁師民宿きろく・式根島>
欠航でも島朝ご飯は最高です。
<養魚場@式根島>
宿の方のご厚意で台風ドライブに連れて行っていただきました。
暴風雨は収まりましたが、風波は強く、海沿いはご覧のとおりです。
<養魚場@式根島>
養魚場の巨大堤防を超える波。
<野伏港@式根島>
港がこれでは欠航やむなしです。
<野伏港@式根島>
8km離れた新島がぼやけています。
<泊海水浴場@式根島>
島北東部の泊海水浴場。
風裏なので入り江の中は穏やかですが、外は流石に荒れています。
<泊海水浴場@式根島>
風の強さがよくわかります。
<釜の下海岸@式根島>
島南東部の釜の下海岸に来ました。
波は高いですが、水質はいいです。
<式根島港@式根島>
隣の式根島港へ。
灯台まで行ってみたいですが、しばらくは無理ですね。
<@式根島>
新島の白ママ断崖と早島。
間はコーガ石由来の白砂の浅瀬になっていて、遠目に見ても海の色が違うのがわかります。
<漁師民宿きろく@式根島>
お昼ごろになると、青空が見えてきました。
<@式根島>
せっかくなので徒歩で島を回ってみます。
<中華サンバレー@式根島>
ランチは石白川海水浴場近くの中華サンバレーさんへ。 台風で屋根が少し剥がれてしまっています。
<中華サンバレー@式根島>
名物の牛乳せんべいも置いています。
<中華サンバレー@式根島>
ネギトリラーメン最高です!
<石白川海水浴場@式根島>
石白川海水浴場に来ました。
<ハコフグ@石白川海水浴場・式根島>
台風で打ち上げられたゴミの中に…
<ハコフグ@石白川海水浴場・式根島>
ハコフグなどが混じっています。
<マツカサウオ、ハコフグ@石白川海水浴場・式根島>
マツカサウオも何体か。
泳ぎがそれほど上手ではないので溺れてしまったようです。
<マツカサウオ、ハコフグ@石白川海水浴場・式根島>
マツカサウオの外骨格、めちゃくちゃかっこいいです。
<マツカサウオ、ハコフグ@石白川海水浴場・式根島>
持って帰ろうか本気で迷いました。
<マツカサウオ、ハコフグ@石白川海水浴場・式根島>
事務所のMacの横に置きたかったですね…
<椰子の実@石白川海水浴場・式根島>
名も知らぬ遠き島より、流れ寄る椰子の実ひとつ。
<@式根島>
島猫様。
島中央を通って、北西部の神引展望台を目指します。
<@式根島>
ハイビスカス。
<山神神社@式根島>
趣ある山神神社の社。
<神引展望台@式根島>
神引展望台に到着。
南風が強すぎて、風裏でも相当ばたついています。
<神引展望台@式根島>
高さ100mの断崖絶壁です。
<神引展望台@式根島>
式根島の森の向こうに新島が見えます。
<神引展望台@式根島>
白ママ断崖と早島。
<ぐんじ山展望台@式根島>
島を横断して、東部のぐんじ山展望台に来ました。
石白川海水浴場、釜の下海岸、式根島港の向こうに神津島が見えています。
<ぐんじ山展望台@式根島>
すぐ足元に丸根ヶ浜と大根。
<ぐんじ山展望台@式根島>
外洋はうさぎどころか牛が飛んでます。
<ぐんじ山展望台@式根島>
外洋が荒れていても、入り江の内側は穏やかです。
<小の口公園@式根島>
ちょっと南下して小の口公園に。
コーガ石のザトウクジラの像が素敵です。
<小の口公園@式根島>
天気良くなってきました。
<小の口公園@式根島>
泳いでいるのは子鯨で、潜って守っている母鯨もいます。
<小の口公園@式根島>
階段で下まで降りて行けます。
<小の口公園@式根島>
洗濯機になってました。
<小の口公園@式根島>
あ!新島に虹がかかっています。
<小の口公園@式根島>
欠航したおかげで良いものが見られました。
<小の口公園@式根島>
半島と虹。
<小の口公園@式根島>
虹の根元。
<小の口公園@式根島>
20mmでなんとか全体が入りました。
<小の口公園@式根島>
絞りの調子が悪くてちゃんと撮れなかったのが残念です。
<漁師民宿きろく@式根島>
ゆっくり温泉に入って、晩御飯もまたまた最高の島ディナー。
タカベは煮付けでもまた滋味です。
<漁師民宿きろく@式根島>
島焼酎も最高です!
五日目、最終日の午前の中の浦海水浴場スキンダイビングと帰路の船旅に続きます。
前回の記事はこちらです。
この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
191019-23(19) Snorkeling @ NAKANOURA Beach / SHIKINEJIMA Island
191019-23(20) Snorkeling @ MAEHAMA Beach / NIIJIMA Island
191019-23(21) Snorkeling @ MARUNEGAHAMA Beach / SHIKINEJIMA Island
191019-23(21) Snorkeling @ NAKANOURA Beach / SHIKINEJIMA Island
191019-23(22) Typhoon hitting @ SHIKINEJIMA Island
191019-23(23) Snorkeling @ NAKANOURA Beach / SHIKINEJIMA Island
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中の浦海水浴場のGoogleMapはこちらです。
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