20200912-13-00 ヒリゾ浜・南伊豆中木シュノーケリング行/ヒリゾ浜生き物マップ作成 第5次通算8、9日目の事
2020年9月12日・13日
2020年度ヒリゾ浜シュノーケリング行、第4次通算6、7日目の生き物マップを制作しました。
(情報は変更される可能性があります。あくまで目安としてください。)
※あいあい岬下のソメワケヤッコygの位置などを修正しました。(2020/9/24)※
印刷用のPDFと大きなjpegデータはGoogleドライブに置いてあります。
ご自由にお持ちください。
ヒリゾ浜の特徴は、本州屈指の水質の良さと魚影の濃さにあります。
その理由には、伊豆半島の先端の南伊豆のさらにその突端にあり、黒潮の支流の恩恵を受けやすいこと。急峻な崖と大根島に挟まれた狭い水道状の地形になっているため、潮流が常に速く、ゴミや濁りがとどまらず水質が保たれていること。外洋と湾、岩礁と砂地、狭い範囲にバリエーション豊かな地形があり、魚種と魚影にも恵まれていること。などがあげられます。
9月に入って、水温はさらに上昇。28度以上をずっと保っています。
この週も、関東の東を前線が通過したため、若干のうねりがはいってきたものの、最高宣言手前ぐらいのナイスな海況でした。
魚影は引き続き濃く、季節回遊魚などの幼魚がどんどん来訪しています。
私の記憶が正しければ、ヒリゾ浜では初のナンヨウハギの赤ちゃんが出ました。それも3尾、ハタンポ穴から小通りに出るあたりのエンタクミドリイシについています。スーパーかわいいです。
同じく小通りのエンタクミドリイシには、これまた少し珍しいヤリカタギの赤ちゃんが2尾ついています。
沖ハヤマの大根島側の斜面には、セナキルリスズメダイの幼魚も出ました。
ツノダシも数え切れないくらい各所に出ています。ハヤマ間では8連になる瞬間も。その中に半透明の幼魚がいてちょっと驚きました。個人的にはじめて見ました。
その他、チョウチョウウオ系(アケボノチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、シラコダイ他)、ヤッコ系(サザナミヤッコ、アブラヤッコ、ナメラヤッコ、アカハラヤッコ等)、ベラ系(ブチススキベラ、カンムリベラ、ツユベラ等)、スズメダイ系(ハクセンスズメダイ、セダカスズメダイ、アマミスズメダイ等)、コロダイ、ヨコシマクロダイ、コショウダイ、マダラタルミ、バラハタ等の幼魚が各所で見られています。
レギュラーメンバーのミツボシクロスズメダイも、越冬した大きな個体から豆粒のような赤ちゃんまで、大中小極小の4世代がイソギンチャク畑に群れています。
クマノミも沖ハヤマの浅い方のイソギンチャク畑Bに一尾追加で、13尾以上になりました。ペアはみな卵を守っているようです。小通りの見やすい卵は今週前半には銀色の目が目立つようになり、孵化秒読みになっています。
あいあい岬下のナンヨウツバメウオの幼魚は、大きめの個体が5尾、小さめの個体が1尾になりました。
大人のツバメウオも、沖ハヤマから小通りにかけてうろうろしています。
ハタンポ穴にいた越冬サザナミヤッコは、すっかり行動範囲も大きくなり、ハタンポ穴からハヤマ間、沖ハヤマと自由に行き来しています。
小通りのアカマツカサ、沖ハヤマのマツカサウオも健在でした。
土曜の朝にはハヤマ間と沖ハヤマで2回、アオウミガメに遭遇しました。
遠目だったので定かではないのですが、ここしばらく居着いている中くらいの個体だと思います。
そして気がつけば、ヒリゾ浜の渡船の営業は来週末の9/27で終了してしまうのでした…
常々申しておりますが、ヒリゾ浜と申しますか、関東近郊のシュノーケリングの本番は9月からです。
個人的には11月ぐらいまでは、水温も高く気候も安定してベストシーズンと言って良いと思っておりますので、毎年のことながら、終わるのが惜しく、寂しい気持ちになります……
しかし、9月末から来年7月頭までの、9ヶ月の休養期間あってこその、ヒリゾ浜の素晴らしい自然環境でもあります。
Go To Travelもありますし、冬の間は離島とかへお邪魔しようかと思っております。
場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:200912 08:10〜15:45
天 候:雨のち晴れ
気 温:28℃
水 温:28℃以上
波 高:ややうねり
風 :東北
透明度:20m以上
場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:200913 08:10〜10:20
天 候:晴れ
気 温:30℃
水 温:28℃以上
波 高:ややうねり
風 :南西弱
透明度:20m以上
撮影機材:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
NIKON ウォータープルーフケース WP-N3
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2
INON クローズアップレンズ UCL-165M67
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
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flickrアルバム:200912-13(12)-05-08 Snorkeling @ HIRIZO Beach / South IZU
flickrアルバム:200912-13(13)-05-09 Snorkeling @ HIRIZO Beach / South IZU
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<アオウミガメ@ハヤマ間>
朝カメは2回。
<クマノミ・ペア他@沖ハヤマ>
沖ハヤマペアの卵はあの岩の穴の奥のようです。
<ツノダシ群れ@ハヤマ間>
ツノダシ8連。真ん中にいる半透明な幼魚に驚きました。
<チョウチョウウオ、オジサン他群れ@沖ハヤマ>
チョウチョウウオ玉の気配を感じました。
<クマノミ・ペア@ハヤマ間>
ハヤマ間の深いところです。
<イサキ、メジナ群れ@ハヤマ間>
干潮の潮止まりで水面にプランクトンが湧いていました。
それを狙って魚群が集まっています。
<クマノミ・ペアと卵@小通り>
卵を守る小通りペアのお父さん。
<クマノミ・ペアと卵@小通り>
2週目ぐらいの卵。
目鼻立ちがはっきりしてきています。
<ヨコシマクロダイyg@小通り>
何固体かいます。
<ナミマツカサ@小通り>
シャイです。
<ヌメラヤッコyg@ヘイゴロウ>
ヤッコ系は鬼門です。
<アケボノチョウチョウウオyg@赤ブイ>
比較的堂々としています。
<オヤビッチャ、ソラスズメダイ他群れ@丘ハヤマ>
ドロップオフ上の群れ。
<セナキルリスズメダイyg@沖ハヤマ>
ソラスズメにちょっと似てますが、単独行動派です。
<ヤリカタギbaby@小通り>
エンタクミドリイシがお好き。
<クマノミbaby@小通り>
大人気すぎてちょっとお疲れ気味でした。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@船着き場裏>
ナンヨウツバメ五連。意外なところにいました。
<ナンヨウツバメウオyg@船着き場裏>
×5の他にも小さめのナンヨウさんがいます。
<クマノミ、ミツボシクロスズメダイyg群れ他@あいあい岬下>
ミツボシマンション大盛況です。
<クマノミyg@沖ハヤマ>
二日目はクマygから。
<ツバメウオ@沖ハヤマ>
4尾いた大人ツバメウオは独りになりました。
<クマノミ・ペアと卵@小通り>
今日も卵を守っています。
<ヤリカタギbaby@小通り>
エンタクミドリイシのヤリカタギの赤ちゃん。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@あいあい岬下>
ナンヨウygは五連。あと浅瀬にさらに小さな個体が一尾います。
<バラハタyg@あいあい岬下>
めちゃくちゃシャイですが、この日はまずまずご機嫌でカメラの前に出てきてくれました。
<ミツボシマンション@あいあい岬下>
ミツボシマンションは大盛況になりました。
右下にヒメフエダイygもいます。
<ミツボシマンション@あいあい岬下>
ミツボシクロスズメダイは大中小、極小と四世代います。
<ミツボシマンション@あいあい岬下>
越冬巨大ミツボシと越冬一年目の小さめクマノミはちょうどサイズ的に拮抗して仲良しです。
<ナンヨウハギbaby@中の浦>
ナンヨウハギbabyは3尾いるそうです。
私はまだ見られていないので、式根島の写真を流用しています。
写真整理終了後に詳細をアップします。
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flickrアルバム:200912-13(12)-05-08 Snorkeling @ HIRIZO Beach / South IZU
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