20190609 浜諸磯・三浦半島シュノーケリング行/もろいそとえなとかねよ の事
<イソバナ畑@浜諸磯>
2019年6月9日
三浦半島の浜諸磯へシュノーケリングに行ってきました。
浜諸磯は三浦半島の西海岸、三崎港にほど近い場所にあります。
エントリーポイントは2つほど。
メインのポイントは浜諸磯のバス停から小桜姫神社のある小山を超えた反対側にある諸磯崎灯台周りです。
こちらは西面していて、綺麗な小砂利浜と巨大な磯場で構成されています。
もう一箇所は、バス停から近い、諸磯青少年センター前の南面する小さな浜です。
浅くて穏やかで、綺麗な芝生もあってBBQなどご家族連れにも良さそうですが、2020年9月現在、新型コロナの影響で封鎖されています。
この日は曇りでしたが、水温は21度ほど、北東の弱風、透明度は5〜7m前後。なかなか良いコンディションでした。
泳ぐポイントは西面しているので、東風はオフショア(陸から海)に吹くナライの風になり、海は凪ぎます。
シンボルとなる諸磯埼灯台の南側に、浜の中心となる小砂利のビーチがあります。 浜の南北には岩礁帯。沖に出ると、南側の岩礁帯の先端に、昔の水産加工場の基礎が四角いプール状に残っています。
中にはチャガラやキヌバリなどが見られます。
さらに南に向かうと、遠浅の岩礁が広がります。
地層がミルフィーユ的な板状に、斜めに露出していて、その隙間が生物の良い隠れ場所になっています。
特にソフトコーラルのイソバナが見事で、伊豆も含めて関東近郊では屈指の密度だと思います。一見の価値ありです。
北側の岩礁帯には、かなり浅い場所にイソギンチャクが繁茂しています。
夏から秋にはミツボシクロスズメダイygなどが集まります。
浜の沖には小さな島が見えています。
そこへと至る水道は水深10m以上、潮流もかなりあります。
海況が相当良い時は渡れます。島の沖側では回遊魚やツノダシなどが見られます。
島の南側の壁面にもイソバナ畑があります。
島の途中に大きめのイソギンチャク畑があって、クマノミがいることもあります。
朝ごはんは三崎港のまぐろやさんへ。
朝から開いているお店も多いので、泳ぐ前の栄養補給に最高です。
帰路は江奈湾の干潟に寄った後、走水のかねよ食堂さんへ。
おしゃれカフェに耐性のある方には超おすすめの超素敵なお店です。
もともと漁師さんがされていた魚屋さんだったこともあり、ご飯も超美味しいです。
場 所:三浦半島・浜諸磯
日 時:190609
天 候:曇り
気 温:20℃
水 温:20℃
波 高:ややうねり
風 :北東弱
透明度:10m以下
撮影機材:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8M
NIKON ウォータープルーフケース WP-N3
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2
INON クローズアップレンズ UCL-165M67
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:190609 Snorkeling @ Beach HAMAMOROISO / MIURA Peninsula
<東叶神社@浦賀港>
早朝に川崎を出て、7時半に浦賀に到達しました。
浦賀の入り江を挟んで東西にある叶神社。勝海舟ゆかりの名刹で、今でも現役の小さな渡し船「浦賀の渡し」で結ばれています。
<東叶神社@浦賀港>
境内は道路を挟んですぐ海になっています。
お祭りの日にはここからお神輿が海を渡ります。
<東京湾フェリー@浦賀港>
<タヌキ@江奈湾>
浦賀から野比海岸、三浦海岸、金田湾と通過して、干潟で有名な江奈湾を通過…なにか道路を横切りました。
<タヌキ@江奈湾>
小さなタヌキがこっちを見ていました。
<タヌキ@江奈湾>
夏毛でシャープでした。
<まぐろ食堂七兵衛丸@三崎港>
朝ごはんは三崎港の七兵衛丸さんへ。
日曜日は朝7時から開いています。
<まぐろ食堂七兵衛丸@三崎港>
立派なマグロが待っています。
<まぐろ食堂七兵衛丸@三崎港>
もちろんマグロが大本道なのですが…
<まぐろ食堂七兵衛丸@三崎港>
王道!活きイキ刺身定食にしてしまいました。
<まぐろ食堂七兵衛丸@三崎港>
中トロ、赤身、マカジキ、イナダ、マダイ、メジナ、マアジ。
ちゃんとマグロも入って地魚も堪能。さすがの王道。ナイスセレクトでした。
<まぐろ食堂七兵衛丸@三崎港>
秋田のホット井戸水にぴったりです。
<うらり号@三崎港>
城ヶ島へと渡るうらり号。
船底が透明で水中遊覧ができます。
<キダチチョウセンアサガオ@浜諸磯>
浜諸磯に到着。
無料駐車スペースは満車だったので、民宿のでぐち荘さんの駐車場を利用しました。
<キダチチョウセンアサガオ@浜諸磯>
綺麗なチョウセンアサガオ。
<諸磯埼灯台@浜諸磯>
ポイントは諸磯埼灯台の周辺です。
<メジナyg群れ@浜諸磯>
灯台のすぐ南にある岩場からエントリー。
透明度は5〜7mぐらい。おだやかでなかなか良い海況です。
<例のプール@浜諸磯>
早速沖にある四角いプールに来てみました。
<チャガラyg@浜諸磯>
中にはチャガラの赤ちゃん。
<チャガラyg@浜諸磯>
半透明で綺麗です。
<キヌバリ@浜諸磯>
親戚のキヌバリもいます。
<キヌバリ@浜諸磯>
こっち見んな!
<チャガラ、キヌバリ@浜諸磯>
大人のチャガラもいました。
<チャガラ@浜諸磯>
大人も綺麗です。
<キヌバリ@浜諸磯>
キヌバリは好奇心旺盛です。
<キヌバリ@浜諸磯>
こちらも綺麗。
<ナベカ@浜諸磯>
元ゴカイの巣から顔を出すナベカ。
<ナベカ@浜諸磯>
真っ黒な婚姻色で最初は別の種かと思いました。
<ナベカ@浜諸磯>
こっち見んな!
<サラサエビ@浜諸磯>
四角いプールの壁面には、工場時代のハッチが何箇所か残っています。
海老や小魚のすみかになっています。
<キヌバリyg@浜諸磯>
キヌバリの幼魚も。
<ウツボ@浜諸磯>
ハッチの奥のウツボ。
<ウツボ@浜諸磯>
くわっ。
<ショウジンガニ@浜諸磯>
大きなショウジンガニ。
<キヌバリ@浜諸磯>
何か言いたげなキヌバリ。
<トウシマコケギンポ@浜諸磯>
叫ぶトウシマコケギンポ。
<キンギョハナダイ他@浜諸磯>
プールの外側にはキンギョハナダイもいます。
<キンギョハナダイ他@浜諸磯>
派手なのはオスです。
<チャガラyg群れ@浜諸磯>
チャガラの幼魚の群れもいました。
<チャガラyg群れ@浜諸磯>
スケスケです。
<カゴカキダイbaby@浜諸磯>
浮遊物の中にカゴカキダイの赤ちゃんがいました。
<ベニツケギンポ@浜諸磯>
沖の島に行くのは難しそうだったので、プールの対岸にある灯台下の岩礁に来てみました。
岩の上でじっとしていたベニツケギンポ。
<イソスジエビ@浜諸磯>
<イソギンチャク畑@浜諸磯>
灯台下の岩礁の沖に向かって中央辺り、砂利浜沿いの壁面のくぼみに、大きめのイソギンチャクの群生があります。
<イソギンチャク畑@浜諸磯>
かなりの浅瀬です。
<ニシキハゼ他@浜諸磯>
大きめのニシキハゼ。
<ヨウラククラゲ@浜諸磯>
浮遊系のヨウラククラゲ。
<イソバナ畑@浜諸磯>
灯台下から砂利浜の反対側にある岩礁に戻ってきました。
プールのある側のさらに裏側が、地層が斜めに棚状にたくさん露出した岩場になっていて、それぞれの棚の裏側にびっしりとイソバナが群生しています。
<イソバナ畑@浜諸磯>
数十mに渡る大きな群生です。
<イソバナ畑@浜諸磯>
赤、オレンジ、黄色。
<イソバナ畑@浜諸磯>
一見の価値ありです。
<イシガニ@浜諸磯>
棚の狭い隙間にはカニなども潜んでいます。
<ホシキヌタ@浜諸磯>
タカラガイ、特に大きなホシキヌタがたくさんいます。
<アオウミウシ@浜諸磯>
ウミウシも多いです。
<キタマクラyg他@浜諸磯>
可愛いキタマクラの幼魚。
<ウミトサカ@浜諸磯>
まんまるなウミトサカ。
<ハコフグ@浜諸磯>
目の綺麗なハコフグもいます。
<シロウミウシ@浜諸磯>
シロウミウシ。
<チョウチョウウオ@浜諸磯>
<空気@浜諸磯>
棚の上に空気が溜まっています。
<ミヤコウミウシ@浜諸磯>
大きなミヤコウミウシもいました。
<サラサウミウシ@浜諸磯>
綺麗なサラサウミウシ。
<サラサウミウシ@浜諸磯>
良い触角です。
<コケギンポ@浜諸磯>
叫ぶコケギンポ。
<ウミネコ?@浜諸磯>
休憩に浜へ戻ると、ウミネコと思しきご遺体が一揃い並んでいました。
<ウミネコ?@浜諸磯>
現在、職場のディスプレイの横に安置されています。
<ホンドヤドカリ@浜諸磯>
休憩後にもちょこっと海へ。
<ツマグロハタンポyg群れ@浜諸磯>
ツマグロハタンポの幼魚かな。
<シロウミウシ@浜諸磯>
シロウミウシが手前と奥に。
<カゴカキダイyg@浜諸磯>
カゴカキダイの幼魚。
<ウツボ@浜諸磯>
若めのウツボが顔を出していました。
<ハナガサクラゲ@浜諸磯>
ハナガサクラゲがいました。
<ハナガサクラゲ@浜諸磯>
下から見たい派です。
<ハナガサクラゲ@浜諸磯>
こう見えて毒は強いのでちょっと注意が必要です。
<ハナガサクラゲ@浜諸磯>
まさに花笠。
<ハナガサクラゲ@浜諸磯>
しかし綺麗です。
<ホシササノハベラyg@浜諸磯>
美形ホシササノハベラ。
<イソカサゴ@浜諸磯>
目が綺麗なイソカサゴ。
<スマホ@浜諸磯>
スマホ発見。
<カワハギ@浜諸磯>
なかなか立派なカワハギ。
<ウツボ@浜諸磯>
大きめのウツボ。
<ウツボ@浜諸磯>
ご立腹です。
<カサゴ@浜諸磯>
目が合うカサゴ。
<ツマグロハタンポyg群れ@浜諸磯>
ツマグロハタンポの幼魚が棚の裏から出てきていました。
<ツマグロハタンポyg群れ@浜諸磯>
なかなか可愛いです。
<漂着ボトル@浜諸磯>
いい感じに石灰藻等の付着物がついたボトルがありました。
<モクズショイyg@浜諸磯>
モクズショイの赤ちゃん。
<タツナミガイ@浜諸磯>
<タツナミガイ@浜諸磯>
ちゃんと紫汁腺もあります。
<タコノマクラ@浜諸磯>
<マダコ@浜諸磯>
近くに枕の主もいました。
<マダコ@浜諸磯>
全貌は見られませんでした。
<@江奈湾>
14時ほどで撤収。
帰り際が干潮だったので、江奈湾の干潟に寄ってみました。
<@江奈湾>
貴重な自然遺産です。
<@江奈湾>
良い感じに引いていました。
<@江奈湾>
江奈湾に注ぐ田島川の河口から、砂礫干潟と泥質干潟がつながって広がっています。
砂地にはアマモ、泥地にはヨシの群落。後背地には雑木林が。
<@江奈湾>
漁港方面。
<@江奈湾>
ヨシ原と雑木林。
<@江奈湾>
奥は泥地で手前は砂地です。
<@江奈湾>
ビーチクリーンお疲れさまです!
<@江奈湾>
小雨が降ってきました。
<@江奈湾>
KQB!
<@江奈湾>
おや、よく見ると干潟の上に無数の小さなつぶつぶが…
<コメツキガニ@江奈湾>
干潟に住むコメツキガニでした。
<@江奈湾>
コメツキガニぽい光岡MC-1。
<@江奈湾>
生態系の頂点、トビさん。
<しらはま丸@浦賀港>
<しらはま丸@浦賀港>
乗車終了。
<しらはま丸@浦賀港>
いってらっしゃい。
<@走水>
走水のいつものウッドデッキで横須賀の海を見て…
あ!あそこに寄ろう!
<@走水>
観音崎の由来となった奈良時代から伝わる観音像は、2019年に無事復元されました。 走水にも、日本書紀・古事記にも記述のある、倭健命(やまとたけるのみこと)と妃の弟橘姫(おとたちばなひめ)の悲しい伝説があります。
<@走水>
走水海岸の駐車場に車を止め、走水の港町の奥、峠の崖の下へ。
<@走水>
ハオコゼ注意。
<@走水>
一昨年までは海水浴場がありましたが、現在は閉鎖されています。
<@走水>
春の潮干狩りは健在です。
<@走水>
のどかな漁村風景の先に
<かねよ食堂@走水>
近隣でも屈指のオシャンティ・カフェ、かねよ食堂さんがあります。
<かねよ食堂@走水>
実に美猫様です。
<かねよ食堂@走水>
とりあえずご挨拶。
<かねよ食堂@走水>
これまた高貴な…
<かねよ食堂@走水>
ズキュゥゥゥン!
<かねよ食堂@走水>
ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車。
<かねよ食堂@走水>
元々漁師さんがされていた魚屋さんだったそうですが、今代の店主さんに変わって、ビーチハウス的なおしゃれカフェに生まれ変わりました。
<かねよ食堂@走水>
CMやPVなど映像媒体でも、ものすごく露出されている超素敵なスポットです。
出自故ご飯も超美味しいです。
<かねよ食堂@走水>
風雨が強くなければ、外も実にいい感じです。
<かねよ食堂@走水>
良い看板。
<かねよ食堂@走水>
これぞデザインでしょう。
<かねよ食堂@走水>
ちょんまげ同志先輩!
<かねよ食堂@走水>
晩御飯にはちょっと早かったので、クッキーとシソのモヒートなどをいただきました。
<かねよ食堂@走水>
帰る頃に雨が上がりました。
<かねよ食堂@走水>
夜の雰囲気もまた最高なのです。
<@走水>
のり・わかめ。
<@走水>
雨上がりのハイビスカス。
<@走水>
走水の駐車場には、日本初の水道、横須賀水道の天然水の蛇口があります。
美味しい水として有名で、ペットボトルで持って変える方も多く見ます。
<@走水>
ということで終了です。
涼しくなったら城ヶ島あたりにまた団子サーチに行きたいですね。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:190609 Snorkeling @ Beach HAMAMOROISO / MIURA Peninsula
浜諸磯、諸磯埼灯台のGoogleMapはこちらです。
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