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20200829-30-00 ヒリゾ浜・南伊豆中木シュノーケリング行/*最高宣言*ヒリゾ浜生き物マップ作成 第4次通算6、7日目の事


2020年8月29日・30日
2020年度ヒリゾ浜シュノーケリング行、第4次通算6、7日目の生き物マップを制作しました。
(情報は変更される可能性があります。あくまで目安としてください。)


印刷用のPDFと大きなjpegデータはGoogleドライブに置いてあります。
ご自由にお持ちください。


ついに「最高宣言」が出ました。
最高宣言とは、ヒリゾ浜の海況が、透明度15m以上、快晴、波無しなどの条件をクリアしたとき、地元の船長さんが出す宣言です。
水面の水温も28度以上!20m潜っても、逆に水面より温かく透視度も高い状態になっていました。完全に良い黒潮の分流が直撃しています。

ちなみに、ダイビング用語で透明度は縦方向、透視度は横方向の視界を指します。
最高宣言時は水面からの透明度が15m以上となっていますが、これは船から確認する小通りの航路の最大深度が15mのための限度です。実際はもっと高い数値になります。
潜って横を見た際の、いわゆる透視度で言えば、軽く20mオーバー。本当に最高な日はそれが40m、50mの、離島でしか見られないような凄い世界になります。そんな日の事を勝手に「真☆最高宣言」と呼んでいます。

ヒリゾ浜は普段は立入禁止のビーチで、夏の間(7月~9月)だけ渡し船で渡れるようになっています。
今年の運航は7/1〜9/30までの予定です。

ヒリゾ浜の特徴は、本州屈指の水質の良さと魚影の濃さにあります。
その理由には、伊豆半島の先端の南伊豆のさらにその突端にあり、黒潮の支流の恩恵を受けやすいこと。急峻な崖と大根島に挟まれた狭い水道状の地形になっているため、潮流が常に速く、ゴミや濁りがとどまらず水質が保たれていること。外洋と湾、岩礁と砂地、狭い範囲にバリエーション豊かな地形があり、魚種と魚影にも恵まれていること。などがあげられます。


魚影は相変わらず絶好調です。
熱い黒潮に乗って、季節回遊魚などの幼魚が激増しています。

ゴマチョウチョウウオトゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、ミゾレチョウチョウウオ、チョウハン、シラコダイなどチョウチョウウオ系の幼魚はいたるところに。
ちょっと珍しいところで、マルヒラアジやロウニンアジ等のアジ系、アカハラヤッコ、アブラヤッコ、ナメラヤッコのヤッコ系。
マダラタルミやバラハタ、マツカサウオ、ヨコシマクロダイ、カンムリベラ、ツノハタタテダイなども各所で出ています。

ミナミハコフグネンブツダイ、ハタンポなども多く、特にネンブツダイの幼魚は沖ハヤマの大根島側の底にある谷間に、前が見えないほど群れています。
あいあい岬下のナンヨウツバメウオyg×3+1もまだ滞在しています。ミツボシマンションにはミツボシクロスズメダイygがますます増えてきて、さらにマンションらしくなってきています。


クマノミはハヤマ間とあいあい岬下の沖にそれぞれペアが増えました。
よく見ると、沖ハヤマのペアのイソギンチャクにbabyも一尾います。
トータルで、小通りにbaby×1、ソロ×1、ペア×1。沖ハヤマにbaby×1、ペア×1。ハヤマ間にペア×1。あいあい岬下にyg×1、沖にペア×1となりました。

さらに小通りのペアは卵を守っていました。確認してみると、8/16にも卵が写真に写っています。最低二度目の産卵のようです。
卵が孵化するまでは1〜2週間、孵化した稚魚がクマノミらしくなるまでさらに1〜2週間。今週末には小さな小さなbabyが見られそうです。

ちょっと少なめだった、キンギョハナダイやソラスズメダイの群れもぐんと増え、ようやくらしくなってきました。
小通りのソロクマノミの岩の下には、アカマツカサも出ています。

土曜の朝には沖ハヤマにアオウミガメが出ました。 ここしばらく居着いている中くらいの個体だと思います。
お盆も過ぎ、なかなかの混雑に加え、ちゃんと素潜りをするお客さんが増えました。9時過ぎにアオウミガメが現れた際にも、沖ハヤマに10人以上の方がいました。これほど大勢の方がいっぺんにウミガメを見たのは初めてではないでしょうか。

逆に、オオセやツバメウオ、フエダイの群れ、オジサンの大群などは見られなくなりました。高水温と高透明度のせいで、深いところに戻ったのかもしれません。


ちなみに、本来この8月第4週はお邪魔する予定はなかったのですが、前日の夕方に神子元島の海が真っ青になっているのを見て、慌てて予定を入れたのでした。

8月第3週の前回の記事を見ていただくとわかるのですが、長梅雨の大雨の影響は根強く、表層は26度で透明度もなかなか良くなってきてはいたものの、10mも潜ると水温18度以下透明度も全くなしという状況で…それがたったの一週間で最高宣言になるとは!

原理としては、8/22(土)に発生した台風の影響で、週中に欠航するほどではないうねりが入り、底潮を揺らして大雨の泥が浮遊。週後半の潮の干満できれいな黒潮と入れ替わった。というのはわかるのですが。
それにしてもあまりの変化に嬉しい戸惑いを隠せません。さすがはヒリゾ浜、というところです。

9月第一週の先週末を欠航にした台風9号、10号では、台風8号とは比較にならないほど海が揺れました。欠航は明後日ぐらいまで続くようですが、その後の海の変化に期待してしまう今日このごろです。
今週末の予報は今の所雨っぽいですが、海の中には「真☆」が来たりすると嬉しいですね…


場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:200829 10:10〜16:15
天 候:晴れ
気 温:32℃
水 温:28℃以上
波 高:無し
 風 :南西弱風
透明度:25m以上

場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:200830 08:10〜16:15
天 候:晴れ
気 温:32℃
水 温:28℃以上
波 高:無し
 風 :東北弱風
透明度:25m以上

撮影機材:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
     NIKON ウォータープルーフケース WP-N3
     INON 水中ストロボ D-2000 Type4
     INON ワイドコンバージョンレンズ UWL-H100 28M67 type2
     INON クローズアップレンズ UCL-165M67
     EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105

この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:200822-23(22)-03-04 Snorkeling @ HIRIZO Beach / South IZU
flickrアルバム:200822-23(23)-03-05 Snorkeling @ HIRIZO Beach / South IZU

 

ヒリゾ浜系の前回の記事はこちらです


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クマノミbaby他@沖ハヤマ>


右上辺りにクマbabyがいます。

 


<マツカサウオyg@沖ハヤマ>

 


ネンブツダイyg群れ@沖ハヤマ>

 


<スジアラ他@沖ハヤマ>

 


<マルヒラアジygとオキクラゲ共生@沖ハヤマ>

 


<マルヒラアジygとオキクラゲ共生@沖ハヤマ>

 


<マルヒラアジygとオキクラゲ共生@沖ハヤマ>

 


<ツノハタタテダイyg@赤ブイ>

 


シラコダイyg、トゲチョウチョウウオyg@赤ブイ>

 


<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>

 


<ロウニンアジyg群れ@あいあい岬下>

 


<パンダホヤ@あいあい岬下>

 


クマノミ、ミツボシクロスズメダイyg群れ@あいあい岬下>

 


<コロダイyg@船着き場裏>

 


<サザナミヤッコyg@沖ハヤマ>

 


<キビナゴ大群@丘ハヤマ>

 


クマノミbaby他@沖ハヤマ>

画面中央やや右下にクマbabyが写っています。

 


クマノミ・ペア@ハヤマ間>

 


<ツノダシ他@沖ハヤマ>

 


<キンギョハナダイ群れ他@沖ハヤマ>

 


<フリーダイバー他@沖ハヤマ>

 


<バラハタyg@あいあい岬下>

 


<バラハタyg@あいあい岬下>

 


<バラハタyg@あいあい岬下>

 


ソラスズメダイ群れ@赤ブイ>

 


アカハラヤッコyg@丘ハヤマ>

 


<フリエリイボウミウシ@赤ブイ>

 


<サザナミヤッコyg他@ハタンポ穴>

 


<キンギョハナダイ群れ他@ハタンポ穴>

 


クマノミの卵他@小通り>

 クマノミの右上のオレンジの粒が卵です。

 


<ナミマツカサ他@小通り>

 


ソラスズメダイ群れ他@小通り>

 


クマノミbaby@小通り>

 


<イソギンチャクモエビ他@小通り>

 


ヒメギンポyg他@小通り>

 


オニカサゴ@丘ハヤマ>

 

 写真整理終了後に詳細をアップします。

 

生き物マップの印刷用のPDFと大きなjpegデータはGoogleドライブに置いてあります。ご自由にお持ちください。

 

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flickrアルバム:200822-23(22)-03-04 Snorkeling @ HIRIZO Beach / South IZU
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