20181006-08-03 式根島・伊豆諸島シュノーケリング行/秘密の丸根ヶ浜 の事
みんカラでほそぼそとやっていたのですが、写真サイズ他の問題ではてなブログに移ってきてみました。よろしくお願いいたします。
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2018/10/06-08
伊豆諸島の式根島シュノーケリング行の二日目のまとめです。
しばらく続いていた南西の強風が収まり、北東の風に変わりました。宿の方に教えていただいた三つの隠しポイントのうち、風裏となる島南東部にある「丸根ヶ浜」へ向かうことに。
同じく南東部にあるメジャーな石白川海水浴場の少し東側。道路沿いのガードレールからヤブをかき分けて崖の獣道と岩場を300mほど歩いてようやく辿り着きます。
沖にある大きめの岩礁「イケバ大根」と崖に挟まれた細長い水域で、干潮時は大きな潮だまり、満潮になると南北が外洋に繋がり潮通しの良い水道になります。そのため、穏やかかつ透明度良好という好ポイントで、小さなヒリゾ浜のような感じです。
潮だまり部分の水底は砂地がメインで、点在する岩礁と根の壁面にはびっしりとサンゴが群生しています。
外海に接する南側は、浅く広めの根になっていて、その先は一気に15mほど落ち込むドロップオフに。階段状にテーブルサンゴ(エダミドリイシ)が積み重なった様子は、まるで珊瑚礁のようです。
北東側の開口部は数mほどの狭い水道で、満潮になると隣の入江と繋がります。激流になるのでちょっと注意が必要です。その隣りの入江はダイナミックな岩礁地帯。サンゴはちょっと減りますが、透明度は抜群でした。
魚影も素晴らしく、サンゴ周りには死滅回遊魚、ドロップオフにはカンパチの群れ、ハマフエフキ、アオブダイなどの大物も集まっています。イッテンチョウチョウウオや大きめのカンムリベラ、ルリメイシガキスズメダイなど、伊豆では滅多にお目にかかれない魚種もいて、式根島の他のポイントと比べてもぐっと南方系の雰囲気があります。
地元の方はここで泳ぎを覚えるそうで、潮だまり部分は本当に穏やか。それでいてサンゴも魚もいっぱい。沖に出ればドロップオフまで。ちょっとアクセスが大変ですが、本当にオススメのポイントです。
GoogleMapはこんな感じです。
今回は行けなかった他の2つの隠しポイント、東の「江の扇」と北東の「吹ノ江」も載せてあります。
https://drive.google.com/open?id=1uomKasQ5xiHILV3EZoOXi51YlxS7kIiW&usp=sharing
島南部の石白川海岸から道を東へ。最初の大きなカーブの途中にある、ガードレールが途切れた場所から崖へ降ります。
まっすぐ海へ下る小さな舗装路も見えますが、そちらではなくガードレール沿いにすぐ北東(左)へ向かう獣道を進みます。ほんとにココ道なの?という感じです。
ヤブや蜘蛛の巣を払いながら100mほど進むと海岸に出ます。帰り道では大きな松の樹が獣道の目印になります。
岩場を北東(左)にさらに150m進むと、岩礁と崖に挟まれた丸根ヶ浜に到着です。
かなりの獣道なので、蜘蛛の巣を払う手頃な棒があったほうが良いです。ウェットスーツも先に着てしまったほうが安心かもしれません。
場 所:丸根ヶ浜・式根島
日 時:181007 11:00〜16:30
天 候:晴れ
気 温:24℃
水 温:24℃
波 高:無し
風 :北西やや強
透明度:15〜50m
撮 影:水中:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM + WP-N3
INON UCL-165M67
陸上:NIKON D700
2018/10/06-08
伊豆諸島の式根島へシュノーケリングと観光に行ってきました。
10/6の到着から帰りの船の出る10/8の午前中まで、式根島の海を堪能しました。
結論から言いますと、最高でした。
式根島はシュノーケリング・アイランドと言って過言ではないと思います。
今回は10/5の夜に東京の竹芝桟橋から東海汽船の大型船で式根島へ。寝ている間に移動して翌朝到着するというシステムです。
早割やインターネット予約割引やなど割引サービスがいくつかあって、往復でだいたい1万円〜1万2千円です。
個人的には伊豆諸島といえば、ドルフィンスイムやスクーバダイビング。実際にこれまでに訪れた、利島や大島はダイナミックすぎて、ボートかタンクを背負わないとなぁという感じだったのですが。今回初めて式根島を訪れて、その印象がガラッと変わりました。
式根島の大きさは一周12km。リアス式の海岸線で穏やかな入江がたくさんあります。メジャーな海水浴場だけでも、中ノ浦、泊、大浦、石白川(いしじろがわ)の4つ。隠しビーチ的な穴場の入江も各所にあります。
海中は伊豆の海のゴージャス版といった感じで、黒潮の本流が当たる離島ならではの透明度、サンゴや魚種の豊富さはさすがです。上述の4つの海水浴場でも十分楽しめるのですが、地元の方に教えていただいた、ちょっと不便な場所にある隠しビーチは本当に素晴らしかったです。
潜るポイントは島の南北に分布しており、外洋への開口部も色々です。つまり、風向きや潮加減次第で、その日のベストなポイントが選べます。
島が小さいので移動するのも簡単です。とくにレンタルの電動自転車がオススメ。いちいち着替えず、ウェットスーツを着たまま各ポイントを巡るのは、想像以上に楽しいものでした。
風向きと波具合を見て、初日は島北西部にある中ノ浦海水浴場、北にある泊海水浴場。二日目は島南東部にある隠しポイントの丸根ヶ浜。三日目は島南東部にある石白川海岸とその沖にあるモウヤ岩礁を選びました。
各ポイント別に別記事でまとめますが、どこも本当に素晴らしかったです。前回の記事はこちらです。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
181008 Snorkeling @ ISHIJIROGAWA Beach / SHIKINE-JIMA Island, TOKYO,
181007 Snorkeling @IKEBA-OONE, Beach MARUNE / SHIKINE-JIMA Island, TOKYO,
181006 Snorkeling @ Beach NAKANOURA, TOMARI / SHIKINE-JIMA Island, TOKYO,
みんカラのカテゴリー別リンクはこちらです。
ブログ:シュノーケリング@伊豆諸島・式根島
朝の散歩。島南東部にあるザトウクジラのいる公園、小の口公園に来てみました。
展望台から下を覗くと、左下に見える大きな岩礁が磯釣りの一級磯「イケバ大根」。
大根と小の口公園のある崖に挟まれた水域が、今日目指す「丸根ヶ浜」です。
上から見ても外海からの波が防がれている様子が見て取れます。
ガードレールの隙間から、ヤブをかき分け崖を降り、岩場を数分歩いて到着。
正面に見えるのがイケバ大根。見るからに素晴らしい水質です。
エントリーの足元からこんな感じです。
水域の半分は砂地ですが、穏やかなので実に綺麗です。
1stマクロは地味に南方系のサラサハゼ。
あ、第二形態のカンムリベラ。ygとはかなり趣が変わっています。
上がカンムリyg、下はちょっと珍しいノドグロベラygです。
イケバ大根の壁面はサンゴがびっしり。
良い景色です。
伊豆では見かけないイッテンチョウチョウウオもいます。
綺麗なレモンクリーム色。
トゲチョウチョウウオygと一緒。
フウライyg。
チョウハンもいます。
入り江南端の開口部手前はかなり浅瀬。
サンゴがサンゴ礁のように連なっていて、外洋の影響を防いでいます。
大きなエンタクミドリイシ。
紫色のキクメイシ!
明るくて穏やかで最高です。
サンゴの間にいろんな生物が。
チョウチョウウオ系が多いのがいいですね。
トゲチョウとフウライ。
本来は不倶戴天のはずなのですが、仲良くサンゴのポリプをついばんでいます。
綺麗なアケボノyg。
スミツキygもいます。
イケバ大根のくぼみの暗がりで寝ていました。
なんて顔だ!
ご立腹です。
同じくぼみの壁面に大きめのサザナミyg。
泳ぐウミウシの仲間(厳密にはかなり遠い)ヒラムシも。
モンツキygもかなり大きめです。
この黄色は目立ちます。
笑うな!
浅瀬のサンゴ礁を抜けました。徐々に深くなってゆきます。
カンムリ氏。
大人のツキチョウも出ました。
ナミチョウとの違いは、胴体の縦縞が斜めになっているとツキチョウです。
南側の外海との接続部はエンタクミドリイシ等のサンゴが連なるドロップオフになっています。
実にいい感じです。
横まで行ってみました。
いつものキンギョハナダイが別のサカナのようです。
あ、ツノダシ。
よく見ると巨大なハマフエフキの群れもいます。
奥に見える岩礁の向こうが外海です。
ダイナミック。
突然カンパチの大群が現れました。
しかもサイズが大きい!メータークラスも混じっています。
こちらを横目で睨みながらまわりをグルグル…
すごい景色です。
ドロップオフの水底付近にいると、今度はチョウチョウウオの群れに囲まれました。
イシガキダイ、オジサン、ゴマチョウチョウウオも混じっています。
思わず浮上するのを忘れます。
右奥にアオブダイもいますね。
ゴマチョウも大人サイズです。
ツノダシも現れました。
なんかいる!
南方系のセダカギンポygです。
これ以上近づくとサンゴの間に潜ってしまいます。
第一形態はこんな感じでシックですが、第二形態は青いボディにエメラルドグリーンにオレンジラインの顔とヒレ、お腹からしっぽにかけてパープルのラインという、ザ・南方系の巨体になります。
ブダイ系はこのパターンが多いですね。
ソラスズメダイと地味なアオブダイygの中に、ド派手なノドグロベラygがいます。
こちらは第二形態はトーンがアンダーになるくらいでそんなに変わりません。当然南方系です。
一際巨大なハマフエフキがグイグイきます。ナミチョウはぶつかりますよ。
入り江の北側の狭い開口部を抜けて、隣の岩礁「ガンビー」のある水域に来てみました。
こちら側は水流がかなり激しいのですが、その分水質もとんでもないことになっていました。
寝ぼけているようです。レンズにぶつかりますよ。
透明度は今回最高の50m超え?すんごいです。
奥の岩礁が恐らくガンビーです。
超ワイルドな雰囲気です。
マクロ系もいっぱいです。
ただ、満潮になるにつれて、イケバ大根側からの潮流が激速になってきたので、身の危険を感じて丸根ヶ浜の入り江内に戻ることにしました。
そこそこ鍛えている我々が逆らって泳げず、岩につかまって移動する必要があるほどです。
この潮流があるのであの水質になるのだなぁと変に感心しました。
入り江内は相変わらず穏やか。
ツノダシとチョウチョウウオが仲良く泳いでいます。
北側のドロップオフに戻ってきました。
上げ潮で雰囲気が少し変わり、キンギョハナダイやソラスズメダイの群れが現れています。
奥にオスが控えてます。
棚の上にはメスがいます。
いい感じ。
ワイドで撮りたくなります。
最高です。
シャイです。
立派な鬼瘡魚。
キビナゴの群れもずっと回遊中です。
INONの水中フラッシュD2000をお借りしたので、サザナミygに再チャレンジ。
これは…いいものですね……
NIKON 1 J4はフラッシュ同調シャッター速度が1/60と遅いので、必要ないかな…と思っていましたけど、暗がりならこれで十分ですね。
リソースイーターなカンムリygもちゃんと止まります。
初見のスズメダイygです。
名前からして石垣。辞典では小笠原以南のド南方系です。めちゃくちゃキレイです。
ツノ×4。
上げ潮に乗って外洋の大物も入り江に入ってきています。
大アオブーも。
すっかり馴染んだ巨大ハマ氏。
そんなにシャイじゃない。
泡に紛れています。
浮遊物になりきっています。
輝いてますね。
先ほどの艦隊も入り江内に入ってきました。
左のめっちゃ睨んでくる個体は特に大きいです。
すごいです。
シムラー!
完全に睨まれてます。
オキゴン氏がこんなに大きくなるとは!
砂が動いた!
目の上に棘があるので、トゲダルマ氏ですね。
トゲ×3。
爆発しろ!
ヤリカタギygもいました。
と、ここで16:00。日も陰ってきたので終了しました。
いやー、今こうして見返しても、丸根ヶ浜のポテンシャルはとんでもないです!
実は令和元年一発目、5/2から式根島を再訪するのですが、ここはやはり外せないな!と再確認しています。
そしてまたまた松が下雅湯に入って…
今宵は島焼酎で反省会。サクッと就寝しました。
最終日10/8の石白川海水浴場、モウヤ岩礁シュノーケリングに続きます。
前回の記事はこちらです。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
181008 Snorkeling @ ISHIJIROGAWA Beach / SHIKINE-JIMA Island, TOKYO,
181007 Snorkeling @IKEBA-OONE, Beach MARUNE / SHIKINE-JIMA Island, TOKYO,
181006 Snorkeling @ Beach NAKANOURA, TOMARI / SHIKINE-JIMA Island, TOKYO,
みんカラのカテゴリー別リンクはこちらです。
ブログ:シュノーケリング@伊豆諸島・式根島<
丸根ヶ浜のGoogleMapはこちらです。
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