20220806-11(06) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/フエヤッコダイ登場、サンゴ増加と白化、イソギンチャク減少について(2022年シーズン第3回通算5日目)の事
<フエヤッコダイ@沖ハヤマ>
2022/08/06-11(2022年シーズン第3回通算5〜7日目)
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
初日の様子をアップします。
本来お盆期間は遠慮することが多いのですが、この二年は監視員のバイトのためにお邪魔しています。
今回も8〜10の三日間、監視船のクルーとして働きました。
責任重大な任務ですが、船の上から綺麗なヒリゾ浜の海を見ているだけで癒やされる、得難い体験でもあります。
バイトに入らなかった前後の三日間も素晴らしい海でした。
初日は上り潮で透明度は10m以上。時間とともにどんどん水質が上がってゆきました。
魚影もさらに増していて、フエダイ、タイワンカマスの大群が見られます。
ヘイゴロウやハタンポ穴の洞窟では綺麗な半透明の幼魚の群れが多数。
越冬クマノミは深い方のペアが卵を守っています。
オオセは各所で4頭以上。会えると嬉しいフエヤッコダイも出ました。
高水温傾向によるサンゴの増加とまさかの白化現象、さらにイソギンチャクの減少についての考察もちょこっと書きました。
ちなみに、今回のカメラはCANON EOS M6 MarkIIに修理から戻ってきているSeafrogs製のハウジングにドームポート。
レンズはいつもの換算18-35mmの11-22mm F4.0ではなく、換算29-88mmの18-55mm F3.5-5.6で来ています。
画角は狭く画質もちょっと落ちますが、望遠とマクロには強くなります。
場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:2022/08/06 10:30〜16:00
天 候:曇りのち晴れ
気 温:25.7~26.1℃
満 潮:12:03 127cm
干 潮:16:45 107cm
水 温:24.5℃
波 高:なし
風 :東北東6.4〜17.6m
透明度:10m以上
撮 影:Canon EOS M6 Mark II
Canon EF-M18-55mm f/3.5-5.6 IS STM
Seafrogs 40m/130ft Sea Frogs Underwater Camera Housing
Seafrogs 6" Dry Dome Port
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
◆目次
ヒリゾ浜について
2023シーズンのヒリゾ浜についてまとめてアップしてあります。
ヒリゾ浜へのアクセスやポイントガイド、生き物図鑑等、詳細はこちらをご覧ください。
午前中のヒリゾ浜
<殿羽根丸@船着き場前>
早速海へ。
殿羽根丸さんが港へ戻るところを半水面で。
・クロホシイシモチbabyの群れ@赤ブイ
<クロホシイシモチbaby群れ@赤ブイ>
赤ブイの係留ロープに半透明のクロホシイシモチの赤ちゃんが沢山群れていました。
水面には体験ダイビングのボートとダイバーさんたち。
伊豆じゃないような風景。水質も夏真っ盛りな感じです。
<クロホシイシモチbaby群れ@赤ブイ>
近くには大きなオオモンハタも。
<エダミドリイシ@赤ブイ>
壊滅した大エダミドリイシ畑跡地に小さな芽が出ていました。
・綺麗なサラサゴンベ@赤ブイ
<サラサゴンベ@赤ブイ>
近くに綺麗なサラサゴンベがいました。
背びれの糸状突起が素敵です。
<サラサゴンベ@赤ブイ>
こっち見んな。
・フエダイ群れ@沖ハヤマ
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマまで出てきました。
とうとうフエダイが大群になりました。
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
ちょっと浮遊物がありますが、水は青いです。
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
一尾いれば珍しかったフエダイが行列になるとは…
<タイワンカマス群れ@沖ハヤマ>
水面に向かうタイワンカマスの群れ。
・2箇所の越冬クマノミ@沖ハヤマ
<クマノミ他@沖ハヤマ>
根の先端-10mの越冬クマノミさん宅へ。
<クマノミ他@沖ハヤマ>
背びれに怪我を負っています。
<クマノミ他@沖ハヤマ>
大根島側を少し小通りに下ったところにある小さなイソギン畑。
もう一尾の越冬クマノミさんが出ました。
<クマノミ他@沖ハヤマ>
尾びれが白くなってきているので、メスに性転換中かもしれません。
この後、この個体が-10mの方へ移動して無事ペアになるのでした。
オスの背びれもちゃんと治ります。
・沖ハヤマの魚群
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマの突端まで戻ってきました。
キビナゴのカーテンの向こうにタイワンカマス、フエダイの群れが見えています。
<タイワンカマス群れ他@沖ハヤマ>
タイワンカマスの群れが珍しく寄らせてくれました。
<タイワンカマス群れ他@沖ハヤマ>
中々下からは見られません。
<タイワンカマス群れ他@沖ハヤマ>
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
フエダイの大群。
右下のドット柄はタカノハダイ、右上はカンパチ、左下の黄色い尻尾はキホシスズメダイです。
<キビナゴ群れ他@沖ハヤマ>
突然のキビナゴ大群。
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
その向こうにフエダイ団子。
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
水底で待っているとフエダイが近づいてきました。
警戒心が強いので珍しいです。
左下にはクロホシフエダイ、右下にタカノハダイ。
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
こっち見んな。
<ハコフグ他@沖ハヤマ>
こっち見んな。
・ホンソメクリーニング中の大コロダイ@ハタンポ穴
<コロダイ他@ハタンポ穴>
ハタンポ穴で大きなコロダイがホンソメワケベラにクリーニングされていました。
<コロダイ他@ハタンポ穴>
口の中まで施術中。
<コロダイ他@ハタンポ穴>
こっち見んな。
<コロダイ他@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の隣の三角穴を覗くと、若めのコロダイとタカノハダイ。
・ハタンポ穴の魚群
<オヤビッチャ群れ他@ハタンポ穴>
穴上部の裂け目。
今日はオヤビッチャが多かったです。
<イシガキフグ他@ハタンポ穴>
谷間には今日も大きめのイシガキフグがいました。
<イシガキフグ他@ハタンポ穴>
イソバナとストロベリーサンゴがいい感じです。
<イシガキフグ他@ハタンポ穴>
アップトリム90°!
<イシガキフグ他@ハタンポ穴>
見事な急速浮上でした。
<クロホシフエダイ群れ他@ハタンポ穴>
<クロホシフエダイ群れ他@ハタンポ穴>
その下にはカゴカキダイの小群もいました。
<クロホシフエダイ群れ他@ハタンポ穴>
フエダイは言わずと知れた高級魚ですが、クロホシフエダイも負けずに美味しいらしいです。
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%9B%E3%82%B7%E3%83%95%E3%82%A8%E3%83%80%E3%82%A4
<ホウライヒメジ他群れ@ハタンポ穴>
穴の最奥から出口方向に一段上がったところ。
クロホシフエダイ、フエダイの他に、赤いホウライヒメジ、茶色のブダイ、タカノハダイ、チョウチョウウオなどがギュッと詰まっていました。
紫色の大きなカイメンが目印です。たまにウミガメやオオセがいます。
・今日もアジアコショウダイ若@ハタンポ穴
<アジアコショウダイ・ペア他@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の入口側の底、丘ハヤマ方向の岩の下の隙間を覗くと、今日もアジアコショウダイのペアがいました。
クロホシフエダイの他に、右奥にヘラヤガラ、中央上にツブツブコイボウミウシ、壁面にはイソバナとカイメンもいます。
<アジアコショウダイ・ペア他@ハタンポ穴>
アジアコショウダイのペアにじりじり…
<アジアコショウダイ・ペア他@ハタンポ穴>
これが寄れる限界でした。
<トラウツボ@ハタンポ穴>
近くに綺麗なトラウツボがいました。
<トラウツボ@ハタンポ穴>
トンジャネーヨ
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
ヘラヤガラが頭上を通過していきました。
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
なかなか大きいです。
<ツブツブコイボウミウシ@ハタンポ穴>
先程のツブツブコイボウミウシ。
午後のヒリゾ浜
・まさかのフエヤッコダイ@沖ハヤマ
<フエヤッコダイ他@沖ハヤマ>
ハタンポ穴から近い沖ハヤマの大根島側、過去に大きなイソギンチャク畑があったあたり。
大根島の根元と少し沖にある大きな岩礁の間に人がくぐれるぐらいの谷間があります。
今回もくぐって出口付近で大きなタカノハダイを見ていると、その向こうに黄色く目立つ魚が…
<フエヤッコダイ@沖ハヤマ>
綺麗なフエヤッコダイでした。
<フエヤッコダイ@沖ハヤマ>
通常は9月過ぎに現れることが多いのですが、このシーズンは8月頭から会えました。
<クマノミ@沖ハヤマ>
<アカハタ他@沖ハヤマ>
何かを狙って集まっていたアカハタ。
<オオアカヒトデ@沖ハヤマ>
最大で60cmを超えるオオアカヒトデ。
・沖ハヤマの魚群再び
<タイワンカマス群れ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマの根に出るとタイワンカマスやイサキの群れ。
<キビナゴ群れ他@沖ハヤマ>
狙われるキビナゴの大群。
<フエダイ群れ他@沖ハヤマ>
その向こうにはフエダイ団子。
・ハヤマ間-15mのクマノミ・ペア
<クマノミ・ペア他@ハヤマ間>
水面から確認できたので、沖ハヤマと丘ハヤマの間の沖、水深15mほどの小さな岩礁の上にある、今のヒリゾ浜で一番大きなイソギンチャク畑へ潜ってみます。
この距離からでもクマノミのペアが見えます。
<クマノミ・ペア他@ハヤマ間>
赤と黄の2つのイソギンチャク群生が並んでいます。
赤い方にここ数年大きめのクマノミのペアがついています。
ストロボを焚いてLRで補正しているのでこれくらいの赤ですが、肉眼だともっと赤紫に見えて綺麗です。
よく見ると、クマノミの向こうの岩肌にオレンジ色の卵が見えています。
<クマノミ・ペア他@ハヤマ間>
夫婦揃って迎撃。右下の卵がフリーです。
ちなみに、左の尻尾が白いほうがメスですね。
<クマノミ・ペア他@ハヤマ間>
お邪魔しました。
・白化サンゴとイソギンチャク減少と復活の兆し
<エンタクミドリイシ他@小通り>
小通りの白化してしまったエンタクミドリイシ。
イソギンチャクが減少気味のため、ミツボシクロスズメダイがサンゴについているのをよく見かけます。
南方系の細長い緑に白いラインのクギベラもいます。
サンゴ(エンタクミドリイシ)の白化は水温が28度以上が長く続くと起きるそうです。
イソギンチャク(サンゴイソギンチャク)も高水温が続くと減ります。
ヒリゾ浜でも数年前からサンゴが急増し、同時にイソギンチャクの減少が見られています。
一昨年ぐらいからは、増加を通り越して白化現象すら見られています。
伊豆諸島の式根島や八丈島も、去年の2022年シーズンは海水温が30度を超える期間が一月近くありました。
やはりサンゴがガンガン増え、イソギンチャクが減り、白化現象も起きています。
これは台風が少なめだったせいもあるようです。
厄介者の台風ですが、暖かくなりすぎた表層の海水をかき混ぜて適温にする効果もあります。
もちろん本場の沖縄は更に深刻で、一時は絶滅も危惧されました。
しかし近年は逆に高水温に対応するサンゴが増えたためか、死滅するサンゴ礁は減ってきているそうです。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1652248.html
私も現地でそれを体感しています。
https://d3-plus.hatenablog.com/archive/category/%E6%85%B6%E8%89%AF%E9%96%93%E8%AB%B8%E5%B3%B6
https://www.flickr.com/search/?text=zamami&user_id=53439027%40N08&album_search=1&view_all=1
https://www.youtube.com/@diru1974/search?query=%E5%BA%A7%E9%96%93%E5%91%B3
<サンゴイソギンチャク他@ハタンポ穴>
つい数年前まで、ヒリゾ浜には部屋以上ある大きなイソギンチャク群生が最低でも三箇所ありました。
沖ハヤマの水深10mほどで2箇所、あいあい岬下の水深5mほどに一箇所ですが、昨シーズンはすべてほぼ壊滅しまいました。
残っている大型群生は上掲のハヤマ間-15mのみです。でもこれもちょっと小さめです。比較的深いため水温が安定しているため残っているのだと思います。
あいあい岬下の群生は、崖崩れによって土を被ったため。
他のポイントは高水温とそれに伴う貧酸素水塊(青潮)が主要な原因だと思います。
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/kurashi-kankyo/kankyohozen-ondankataisaku/omura/hinsanso-omura/172919.html
逆にこの写真のように、より温かいであろう表層近くに小さなイソギンチャクが広く点在している様子が見られています。
サンゴと同じく、高水温に対応した新世代の個体なのかな?と推察します。
この後、シーズン後半にはこうした小さなイソギンチャクにクマノミの赤ちゃんが次々と現れました。
前2021シーズンはイソギンチャク減少が最大点に達していて、クマノミbabyが希少種になっていたことを思うと感慨深いものがありました。
野生生物も中々しぶといです。
・汚れてないのにヨゴレヘビギンポ@ハタンポ穴
<ヨゴレヘビギンポ@ハタンポ穴>
目の下にブルーのラインがあって顔の下半分と背びれの上半分だけ黒くなる婚姻色。
ヨゴレヘビギンポのオスです。しかし名前…
<ヨゴレヘビギンポ@ハタンポ穴>
たぶんこちらはヨゴレヘビギンポのメスだと思います。
しかしヘビギンポ系の見分けは難しいです。
・波打ち際のゴマヒレキントキ@ハタンポ穴
<ゴマヒレキントキ@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の小通り側、丘ハヤマの壁面の水深十数センチの波打ち際の岩の下に綺麗なゴマヒレキントキがいました。
本来は伊豆諸島以南のキントキダイ科のやや熱帯系のお魚です。
<ゴマヒレキントキ@ハタンポ穴>
ごまヒレ。
<ゴマヒレキントキ@ハタンポ穴>
しかしなんでこんな浅瀬に…
美味しいお魚なんですから気をつけないと(笑
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%83%92%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AD
<アカハタ@ハタンポ穴>
と思っていたら、すぐ隣の穴に大きなアカハタもいました。
当然相当美味しいです。
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%8F%E3%82%BF
・浅瀬のアヤメエビス@ハタンポ穴
<アヤメエビス@ハタンポ穴>
こっち見んな。
その近くの水底の岩の裏を除くと、こちらもちょっと珍しいアヤメエビスがいました。
こちらも伊豆諸島以南のイットウダイ科です。
<アヤメエビス@ハタンポ穴>
背びれがトゲトゲでかっこいいのですが見せてくれませんでした。
そして赤いお魚はやはり美味しいようです。
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%A2%E3%83%A4%E3%83%A1%E3%82%A8%E3%83%93%E3%82%B9
<カサゴ@ハタンポ穴>
そのすぐ上にはなぜか逃げないカサゴも。
そして結局美味しいです(笑
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%AB%E3%82%B5%E3%82%B4
<コロダイ@ハタンポ穴>
その近くには人を気にしないで有名な巨大コロダイさん。
見た目は中々派手ですが、身はしっとりとした白身で美味しいです。
https://www.flickr.com/photos/d3_plus/52284593075/in/album-72177720301270078/
・ハタンポ穴の王様、オオセが2頭
<オオセ他@ハタンポ穴>
アヤメエビスのいる穴の奥にオオセが寝ていました。
<オオセ他@ハタンポ穴>
目を覚まして紫色のカイメンの上に乗ってくれました。
<オオセ他@ハタンポ穴>
エラとヒゲ。
<オオセ他@ハタンポ穴>
その隣りの岩の下にもまたオオセ。
<オオセ他@ハタンポ穴>
岩の間に潜って穴の中に入ってさらに奥に首を突っ込んで横を見るといます。
ちなみにオオセも食すと美味です。
昔海老網にかかったオオセをまるごと中木から送って頂いたことがあります。
湯引き、煮付け、はんぺん等々。鮮度が良かったこともあって、身も肝も臭みもなく美味しくいただけました。
https://www.flickr.com/photos/d3_plus/albums/72177720308756702
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%BB
・ヤリカタギyg小群@小通り
<ヤリカタギyg@小通り>
ハタンポ穴から小通りにかけてエンタクミドリイシが点在してます。
この日はヤリカタギの幼魚が数尾ついていました。
<ヤリカタギyg@小通り>
特に小さい個体は頭に兜状の骨が残る稚魚の形態を残すトリクチス幼生でした。
・ソラスズメダイ大群他@赤ブイ
<ソラスズメダイ群れ@赤ブイ>
ハタンポ穴から赤ブイにかけて、浅い岩礁帯が続きます。
シーズンも半ばになると餌がもらえることを学習したソラスズメダイが大挙して集まってきます。
大きなアカハタも狙っています。
<ソラスズメダイ群れ@赤ブイ>
狙っているのはソラスズメダイかな?
・コバンザメ付きの大クロダイ@小通り
<クロダイ他@小通り>
小通りの航路沿いの砂地に出ました。
かなり大きなクロダイがいたのですが、どこか泳ぎづらそうで…
よく見るとコバンザメがついています。
<クロダイ他@小通り>
ぶら下げたまま大根島の方へ去ってゆきました。
<コショウダイ他@小通り>
こちらは大きなコショウダイ。
ホンソメワケベラのクリーニング中です。
<アオブダイ@小通り>
大きなアオブダイも通過。
・テーブルサンゴの住人たち@小通り
<ホシゴンベyg@小通り>
小通りの航路沿いにもエンタクミドリイシが点在。
ホシゴンベの幼魚がついています。
<カスリフサカサゴyg@小通り>
カスリフサカサゴは2尾いました。
<フタスジリュウキュウスズメダイyg@小通り>
・テヅルズリーフ@小通り
<テヅルモヅル@小通り>
テヅルズリーフのテヅルモヅル様にもご挨拶を。
<テヅルモヅル@小通り>
触れるとわしゃわしゃ蠕動されます。
<ウミトサカ他@小通り>
ここはソフトコーラルも綺麗です。
<ウミトサカ他@小通り>
ピンクのウミトサカ(トゲトサカ)、黄色いカイメン、オレンジのイボヤギ等々。
<ウミトサカ他@小通り>
水質上がってきました。
<ホウライヒメジ他@小通り>
テヅルズリーフの監視仙側の谷間。
<ホウライヒメジ他@小通り>
小通りは潮流が速いので、良い潮が入るとあっという間に真っ青になります。
・小通り浅瀬のクマノミ
<クマノミ他@小通り>
浅瀬の越冬クマノミさん。
前回縮んでいたイソギンチャクが復活していました。
<クマノミ他@小通り>
そろそろ適齢期でしょう。
<@小通り>
浜方向の半水面。
・あいあい岬下へ
<ミナミハコフグyg@あいあい岬下>
あいあい岬下、船着き場の裏の幼魚の壁でミナミハコフグの幼魚を発見。
<ミナミハコフグyg@あいあい岬下>
生けるサイコロ。
<オトヒメエビ他@あいあい岬下>
壁の下部にはオトヒメエビのペアがいて、クリーニング屋を経営しています。
・小群各種@あいあい岬下
<アジ群れ@あいあい岬下>
船着き場裏の入江の浅瀬に綺麗なアジの小群。
<シマアジyg群れ@あいあい岬下>
一番奥の入江にシマアジの幼魚の群れ。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@あいあい岬下>
ナンヨウツバメウオの幼魚もいます。
<ナンヨウツバメウオyg群れ@あいあい岬下>
プランクトン溜まりで食事中のようです。
・水中洞窟の群れ@ヘイゴロウ
<キンメモドキyg他群れ@ヘイゴロウ>
ヘイゴロウの水中洞窟に幼魚の群れが固まっていました。
メインは全身半透明な金色のキンメモドキの幼魚。
良く似ていますが、尾びれの前に黒点があるクロホシイシモチの幼魚も混じっています。
<ミナミハタンポyg群れ@ヘイゴロウ>
近くにはミナミハタンポの幼魚の群れ。
・沖ハヤマと赤ブイで終了
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
16時の終了間際になりました。
沖ハヤマにはカンパチの群れ。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
水質もどんどん良くなってきていて、明日はさらに期待できそうです。
<オニカサゴ@赤ブイ>
帰り際の赤ブイでオニカサゴ発見。
<キンメモドキyg他群れ@赤ブイ>
洞窟にいたキンメモドキとクロホシイシモチの幼魚の群れが外に出てきたようです。
<キンメモドキyg他群れ@赤ブイ>
水面まで出てくるのはなかなか珍しいかもしれません。
<ハナミノカサゴ@赤ブイ>
それを狙っている若いハナミノカサゴで終了です。
翌日の2022年8月7日(日)へ続きます。
水質はついに最高宣言。さらにあいあい岬下の浅瀬にウミガメが住み着きはじめてくれました。
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20220724-25(25) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/急回復の海と魚群、オオセ様他(2022シーズン第2回通算4日目)の事
<カンパチ群れ@沖ハヤマ>
2022/07/24-25(2022年シーズン第2回通算3、4日目)
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
二日目の様子をアップします。
若干にごり気味だった初日から、一晩たった二日目はがらっと水質が向上。
潮通しが良いヒリゾ浜は環境の変化もダイナミックです。
そして魚影は引き続き凄いことになっていました。
カンパチ、キビナゴ、タカベ、タイワンカマス、フエダイ等の大群は見応え抜群です。
その他、小通りの王様オオセ(底生のサメ)やアジアコショウダイのペア、巨大なネズミフグ、イイダコ、妖しいタカラガイのタルダカラ等、珍しい生き物にも会えました。
やはりヒリゾ浜は半端ないです。
場 所:南伊豆・ヒリゾ浜
日 時:2022/07/25 08:30〜16:30
天 候:晴れ
気 温:27.9~29.3℃
満 潮:16:14 133cm
干 潮:08:29 45cm
水 温:24℃
波 高:なし
風 :西南西1.0m
透明度:10m
撮 影:Canon EOS M6 Mark II
Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
Seafrogs 40m/130ft Sea Frogs Underwater Camera Housing
Seafrogs 6" Dry Dome Port
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
◆目次
ヒリゾ浜について
2023シーズンのヒリゾ浜についてまとめてアップしてあります。
ヒリゾ浜へのアクセスやポイントガイド、生き物図鑑等、詳細はこちらをご覧ください。
ヒリゾ浜の動画
・妖しいタルダカラ
<タルダカラ@ヒリゾ浜>
終了間際に出会えた大型のタカラガイ、タルダカラ。
中身は綺麗な黄金色で、外套膜はなんともいえない独特な暗緑色です。
光の加減で液晶のようにチラチラと明滅します。完全に外宇宙が由来ですね。
朝の中木港
・引き続き快晴
<中木港>
二日目の朝です。本日も快晴也。
<中木港>
水質も昨日より明らかに良くなっています。
<ミヤマカミキリ@中木港>
船着き場にいた大きなミヤマカミキリ。
久しぶりに見ました。
・一番船は浜の家
<浜の家丸@中木港>
渡船一番船は浜の家さん。
お世話になります。
<浜の家丸@ヒリゾ沖>
沖も明らかに青くなってきています。
<浜の家丸@ヒリゾ浜>
ヘイゴロウ周辺はまだちょっと緑ですが、時間とともに良くなるはずです。
午前中のヒリゾ浜
・水質回復の沖ハヤマでカンパチ大群
<カンパチ群れ@沖ハヤマ>
早速海へ。
沖ハヤマの水質が急激に回復しています。
ヒリゾ浜は潮通しが良いので変化もダイナミックです。
<カンパチ群れ@沖ハヤマ>
そしてカンパチの大群が凄いです。
<カンパチ群れ@沖ハヤマ>
キロ1000円一尾3キロとして…宝の海ですね。
・沖ハヤマ-10mのクマノミ
<クマノミ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマ先端のイソギンチャク畑へ。
潜るとまだ緑色の濁り潮があります。
<ニザダイ他@沖ハヤマ>
<コロダイ他@沖ハヤマ>
コロ穴には大きなコロダイ。
・緑のハタンポ穴
<ニザダイ他@ハタンポ穴>
<スズメダイ他群れ@ハタンポ穴>
水面方向は青くなってきています。
<イスズミ群れ他@ハタンポ穴>
水面から見るとこんな感じ。不思議な雰囲気です。
左からキビナゴ、チョウチョウウオ、イスズミの群れがいます。
・アジアコショウダイyg@ハタンポ穴
<アジアコショウダイ他@ハタンポ穴>
アジアコショウダイにまた会えました。
<アジアコショウダイ他@ハタンポ穴>
なかなか派手です。
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
巨大なヘラヤガラが穴に入ってきました。
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
目の前を通過。
普段はわりと神経質で寄れないのですが、今回はどういう心境の変化なのでしょうか。
<カゴカキダイ群れ@ハタンポ穴>
カゴカキダイの小群。
<キビナゴ群れ@ハタンポ穴>
キビナゴの群れで埋まりました。
・ハタンポ穴の主・アカハタ
<アカハタ@ハタンポ穴>
ハタンポ穴に長く居座る主の大アカハタ。
<アジアコショウダイ他@ハタンポ穴>
イソバナがきれいな穴に、アジアコショウダイも入ってきました。
<アジアコショウダイ他@ハタンポ穴>
こっち見んな。
<イシガキフグ@ハタンポ穴>
巨大なイシガキフグも横から登場。
<タイワンカマス群れ@ハタンポ穴>
このシーズンから急に現れた、タイワンカマスの群れ。
普通のアカカマスより一回り大きくて、体側に斜め線が入ります。
・小通りの王・オオセ
<オオセ@ハタンポ穴>
この日もオオセに会えました。
ハタンポ穴と小通りの間の水深1mもない浅瀬の岩の裏です。
<オオセ@ハタンポ穴>
正面から見るとかなり可愛いです。
<オオセ@ハタンポ穴>
ヒゲがチャームポイント。
<オオセ@ハタンポ穴>
寝ていたのに起こしてしまいました。
<オオセ@ハタンポ穴>
隣の穴に移動。
<オオセ@ハタンポ穴>
移動した先に巨大なネズミフグも隠れていました。
中央は伊勢海老、手前はオオスジイシモチです。
・巨大ネズミフグ
<ネズミフグ@ハタンポ穴>
めちゃくちゃ大きいなネズミフグでした。
国内最大級のハリセンボンの仲間で、WEB図鑑では90cmを超えるとあります。
この個体もそれに準じそうでした。
<ネズミフグ@ハタンポ穴>
膨らんだらものすごいことになりそうです。
・ちょっと珍しいミヤケヘビギンポ
<ミヤケヘビギンポ@ハタンポ穴>
ちょっと珍しいミヤケヘビギンポがいました。
婚姻色になると、顔と背びれが黒いのが特徴です。
その名の通り伊豆諸島ではわりと見られますが、伊豆ではなかなかレアです。
<ミヤケヘビギンポ@ハタンポ穴>
婚姻色ではない時期は、体側の中央に長く淡い縦細白線があることと、鼻の先が3つになっていることで普通のヘビギンポと見分けがつくそうです。
ヘビギンポは太い横しまで、鼻の先が2つとのことでした。
<カスリフサカサゴyg@ハタンポ穴>
カスリフサカサゴもサンゴの間にいます。
・あいあい岬下のナンヨウツバメウオyg群れ
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
あいあい岬下のナンヨウツバメウオの幼魚を見に来ました。
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
小群で点在しているナンヨウツバメウオygを集めています。
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
6連になりました。
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
あいあい岬の崖際は下から撮るのにぴったりです。
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
燕魚的構図。
・弱ったイイダコ
<イイダコ@あいあい岬下>
小さなイイダコが弱って浮いていました。
<イイダコ@あいあい岬下>
ドームポートの上に乗っていただきました。
<イイダコ@あいあい岬下>
逆光は勝利。
<イイダコ@あいあい岬下>
ぃょぅ。
<イイダコ@あいあい岬下>
敵が少なそうな潮溜まりに戻しておきました。
<ウミシダ@あいあい岬下>
泳ぎだしそうなウミシダ。
<ヤクシマダカラ他@あいあい岬下>
手のひら大でのかなり大きなヤクシマダカラが浅瀬にいました。
ハナマルユキ(茶)、ハツユキダカラ(白)と並べています。
・殿羽根丸でお昼休憩
<殿羽根丸@ヒリゾ沖>
お昼になったので一旦港へ戻ります。
渡船は中木最速の殿羽根丸さんです。
<殿羽根丸@ヒリゾ沖>
毎度お世話様です!
午後のヒリゾ浜
・水質急回復の沖ハヤマの魚群
<タカベ群れ@沖ハヤマ>
午後の海へ。
沖ハヤマまで出てみると水質が急速に回復していました。
<タカベ群れ@沖ハヤマ>
タカベの群れも綺麗に見えます。
<キビナゴ群れ他@沖ハヤマ>
キビナゴの群れの向こうからカンパチの群れが現れました。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
中々の規模です。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
こっち見んな。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
キビナゴの群れを追って去ってゆきました。
<タイワンカマス群れ他@沖ハヤマ>
タイワンカマスの群れも登場。
<タイワンカマス群れ他@沖ハヤマ>
手前の個体は40cm超えの大物です。
<キビナゴ群れ他@沖ハヤマ>
いきなりキビナゴの大群が目の前に。
カンパチに追われて戻ってきたようです。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
あっという間に大根の方へまた去ってゆきました。
・ハタンポ穴の魚群
<フエダイ他群れ@ハタンポ穴>
ハタンポ穴はまだ潮が入れ替わっておらず濁りが残っています。
その代わりにフエダイなど警戒心の強い魚にも近寄れます。
<クロホシフエダイ他群れ@ハタンポ穴>
クロホシフエダイがまとまっているのもちょっと珍しいです。
<ソラスズメダイ他群れ@ハタンポ穴>
穴の上部はまずまず良くなってきています。
<イシガキフグ他@ハタンポ穴>
穴横の谷間にはミナミハタンポの群れと大きなイシガキフグ、イサキなど。
<ミナミハタンポ他@ハタンポ穴>
沖ハヤマ寄りの三角穴にもミナミハタンポの群れ。
<フエダイ他群れ@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の奥に入ってみると、フエダイ、クロホシフエダイ、ニザダイ、イシダイなどが詰まっていました。
<キイロイボウミウシ@ハタンポ穴>
穴の壁面に大きめのキイロイボウミウシのペア。
<ツブツブコイボウミウシ@ハタンポ穴>
近くにはツブツブコイボウミウシのペアも。
・アジアコショウダイ若ペア
<アジアコショウダイ若他@ハタンポ穴>
穴の底のさらに岩の下を覗くと、アジアコショウダイの若魚がペアでいました。
<アジアコショウダイ若他@ハタンポ穴>
アカハタ、フエダイ、ニザダイ、ハコフグなどもいてぎっしりです。
<アジアコショウダイ若他@ハタンポ穴>
ここはイソバナがいい感じです。
<アジアコショウダイ若他@ハタンポ穴>
白黒の若魚ですが、サイズはほとんど成魚に近いです。
・妖しいタルダカラ
<タルダカラ他@ハタンポ穴>
ハタンポ穴で一番大きなエンタクミドリイシに、妖しく輝く暗緑色の不思議な物体が。
大型のタカラガイ、タルダカラです。この個体は10cmはあります。
<タルダカラ他@ハタンポ穴>
体表は外套膜で覆われていて、光の加減で液晶のように色が変わります。
自然光で近くで見ると緑ではなく灰色っぽく見えます。
<タルダカラ他@ハタンポ穴>
ストロボを当てると赤っぽく。
<タルダカラ他@ハタンポ穴>
外套膜の下から足が出ていて、そこそこの速さでにじり歩きます。
先端には触手があって根元に小さな眼も写っています。
そして内側の貝殻は鮮やかな金色の縞模様。
なんとも不思議で妖しい貝です。
<タルダカラ他@ハタンポ穴>
近くにいた5cmぐらいのタルダカラ。
こちらは外套膜を完全に引っ込めて貝殻がむき出しでした。
・終了
<ヒリゾ沖>
ということで撤収のお時間になりました。
初日はちょっとにごり気味でしたが、そこから急速に回復してゆく様子が見られて興味深かったです。
またそういうコンディションのほうが魚影が濃かったりするところも面白いですね。
・帰りも公共交通機関
<ドチザメ他@伊豆急下田駅>
帰路も公共交通機関。
東海バスと伊豆急行線、JR東海道線でさくっと帰りました。
下田駅の水槽には、ドチザメとトラウツボ、ナミマツカサ、サクラダイなどが。
<ドチザメ他@伊豆急下田駅>
小さくてもサメはかっこいいですね。
近場でドチザメを掴む…見るなら、三浦半島の荒井浜がおすすめです。
素潜りで余裕で行けて、多いときは20〜30尾一つの穴に詰まっています。
まだブログでまとめていないのでYou TubeやFlickrをどうぞ。
https://www.youtube.com/@diru1974/search?query=%E3%83%89%E3%83%81%E3%82%B6%E3%83%A1
https://www.flickr.com/search/?user_id=53439027%40N08&sort=date-taken-desc&text=%E3%83%89%E3%83%81%E3%82%B6%E3%83%A1&view_all=1
7月のヒリゾ浜オープンの前に去年の記録を完走することにしました。
次回は2022年8月6〜11日になります。
期間が長いのは、お盆中は監視船乗務員のバイトで中の人になったためです。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:20220724-25(24) Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU-02-03
flickrアルバム:20220724-25(25) Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU-02-04
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ヒリゾ浜のGoogleMapはこちらです。
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20220724-25(24) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/ミナミハコフグ、クマノミ、聖地テヅルズリーフ他(2022シーズン第2回通算3日目)の事
<ミナミハコフグyg@船着き場裏>
2022/07/24-25(2022年シーズン第2回通算3、4日目)
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
初日の様子をアップします。
今回は公共交通機関を利用しました。
以下にヒリゾ浜へのアクセスの詳細も載せています。
特に東海バスの乗り継ぎは、各路線検索アプリで出てきづらいのでご参考になれば。
お天気は快晴。暑さもほどほどで、陸は最高宣言の中木です。
ヒリゾ浜の水質はちょっとにごり気味でしたが、その分魚影が濃く楽しめました。
某ハウジングが7ヶ月ぶりに修理から帰ってきて、カメラはCANON EOS M6 MarkIIになっています。
見返してみるとやはり画質は最高。できれば引き続き使用したかったのですが…orz
そして最初のミナミハコフグygの写真は、LightroomのAIノイズ除去とTOPAZ DENOISE AIのディテールアップを施して再アップしたものです。
何が凄いって、こちらはほぼピクセル等倍まで激しくトリミングしているのにこの画質である点。AI凄すぎですね…
◆目次
ヒリゾ浜について
2023シーズンのヒリゾ浜についてまとめてアップしてあります。
ヒリゾ浜へのアクセスやポイントガイド、生き物図鑑等、詳細はこちらをご覧ください。
公共交通機関でGO!
・IZQでGO!!
<宇佐美>
今回は電車とバスで向かいました。
川崎駅から始発の東海道で熱海へ。
熱海からは伊豆急行線です。
<片瀬白田>
海岸線を走る片瀬白田、稲取間は速度を落として走行してくれます。
<片瀬白田>
・TKBでGO!!
<石廊崎オーシャンパーク>
伊豆急下田駅からは東海バス。
朝9時の便は石廊崎オーシャンパーク経由で中木へ。
一旦石廊崎OPで料金精算しますが、車両はそのまま中木へ向かいます。
乗り換え時間が無いため、GoogleMapなどの路線案内では出てこないのでお気をつけください。
その他、アクセスの詳細は上の方に書いてあります。
・中木港到着
<中木港>
10時前に中木港に到着。
お天気最高です。
<中木港>
ヒリゾ浜ガイドブックゲット!
内容は上のリンクをご参照ください。
<中木港>
今日の渡船は生ける伝説ふじや丸さん。
<ふじや丸>
サクッとヒリゾ浜に到着。
<ふじや丸>
綺麗だけどちょっと緑ですね。
最高宣言の日は真っ青になります。
午前中のヒリゾ浜
・ヘイゴロウのキリンミノ
<キリンミノ@ヘイゴロウ>
早速海へ。
ヘイゴロウのミニドロップオフにキリンミノがいました。
昨シーズンはほぼレギュラーでした。
<キリンミノ@ヘイゴロウ>
やはり画質はAPSCのM6 MarkIIの方が断然良いですね。
・沖ハヤマのフタスジリュウキュウスズメダイyg
<フタスジリュウキュウスズメダイyg@沖ハヤマ>
沖ハヤマの底にある大きめのエンタクミドリイシにフタスジリュウキュウスズメダイの幼魚がついていました。
7月から見られるのはちょっと珍しいかもしれません。
・小通りへ
<カンパチ群れ他@小通り>
小通りに出るとカンパチの群れが通過中。
ちょっとにごり気味ですが、こういう日は魚影が濃くなります。
<カンパチ群れ他@小通り>
キビナゴを追い詰める様子。
中央のやつこっち見んな。
・超時空の最極の空虚たる聖地テヅルズリーフ
<Yog-Sothoth他@小通り>
小通りの出口付近、最後の大岩「テヅルズリーフ」。
まあ私が勝手にそう読んでいるだけなのですが、その由来がこのテヅルモヅル様です。
wikipediaで検索すると、水深1000mぐらいにすむ深海生物。とあります。
もしくは「ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品に登場する存在。「存在」ではなく「空虚」(void)とも表現される。T.S.ミラーの学術論文によると、ラヴクラフトの描写は汎神論的であり、果てしない全ての物事や時間さえもが「神」(ヨグ=ソトース)の一部分とされている。この神性は過去・現在・未来を、全存在(旧支配者や「外なる神」さえ)をも含有しており、かつあらゆる時間・空間と共に存在している。ラヴクラフトの『銀の鍵の門を越えて』では、ヨグ=ソトースに関して「始まりも終わりもない。」とされ、「かつてあり、いまあり、将来あると人間が考えるものはすべて、同時に存在するのだ。」とされている。 」
または「それこそ果てのない存在と自己の<一にして全>、<全にして一>の状態にほかならなかった。単に一つの時空連続体に属するものではなく、存在の全的な無限の領域―制限をもたず空想も数学もともに凌駕する最果の絶対領域―その窮極的な生気汪溢する本質に結びつくものだった。おそらく地球のある種の秘密教団がヨグ=ソトースと囁いていたものがそれだろう。これは他の名前を数多くもつ神性であり、ユゴス星の甲殻種族が<彼方なるもの>として崇拝し、渦状銀河の薄靄めいた頭脳が表現しようのない印でもって知っている神性である―しかしカーターは瞬時のうちに、こうした考えがいかに浅薄皮相なものであるかを悟った。」と書かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/テヅルモヅル
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨグ=ソトース
本来はもっと深いところで見られるはずなのですが、ここではほぼ波打ち際にいらっしゃいます。
初めて見つけたのは5年くらい前…それ以来、むしろ大きさと数を増やししつつあります。
いずれ小通り全体、そしてヒリゾ浜そのものがヨグ=ソトース<一にして全>、<全にして一>となるでしょう。
近い将来には南伊豆から伊豆半島、日本全体、太陽系全体へ…いずれ遍く時空連続体に偏在す…
風が出てきたようだドアが音をたてている。
何かうねうねした巨大なものが体をぶつけているかのような音を。
ドアを押し破ったところでわたしを見つけられはしない。
いや、そんな! あの手は何だ! 窓に! 窓に!
トガイ浜の洞窟に残されていた手記はここで断絶している。
<トゲトサカ群生他@小通り>
テヅルズリーフ下のトゲトサカ群。
まあまあポリプが開いていて綺麗です。
<ウツボ他@小通り>
テヅルズリーフの大根島側の根元には穴があります。
今日はウツボが密談中。
・小通り浅めの越冬クマノミ
<クマノミ他@小通り>
テヅルズリーフやや沖ハヤマ側の小さなイソギンチャク畑へ。
越冬クマノミがいます。
<クマノミ他@小通り>
イソギンチャクが縮んで裏側のピンクが見えてしまっています。
<クマノミ他@小通り>
ちょっとかっこいいです。
・ほぼレギュラーのカスリフサカサゴyg
<カスリフサカサゴyg@小通り>
すっかりレギュラー入りのカスリフサカサゴyg。
南方系のはずなのですが、少し前からエンタクミドリイシの間で見かけるようになり、昨シーズンは7月から普通にいるようになりました。
<カスリフサカサゴyg@小通り>
サイズも大きくなっているような。
越冬しているのかもしれません。
<ミナミギンポ@小通り>
こちらはハマサンゴの住人、ミナミギンポ。
<フエダイ群れ@小通り>
フエダイの群れがついに小通りにまで。
・ハタンポ穴へ
<フエダイ群れ他@ハタンポ穴>
追いかけていくと、ハタンポ穴の下の隙間に固まりました。
<ミナミハタンポ群れ他@ハタンポ穴>
濁りでハタンポの群れも幻想的に。
・タカベの群れ登場
<タカベ群れ他@ハタンポ穴>
タカベの群れも現れました。
<タカベ群れ他@ハタンポ穴>
やはり綺麗です。
<カンパチ群れ他@ハタンポ穴>
タカベを追ってカンパチも入ってきました。
<キビナゴ群れ他@ハタンポ穴>
キビナゴの大群も。
・昼休み
<海王号@中木港>
お昼になったので海王号で港へ。
Captain T様ありがとうございます!
<海王号@中木港>
紫のセイルがチャームポイントです。
<海王号@中木港>
午後も良いお天気です。
午後のヒリゾ浜
・にごにごハタンポ穴
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
午後の海は濁りが更に増してきました。
ハタンポ穴もご覧の雰囲気です。
・パンダ模様のアジアコショウダイ若
<アジアコショウダイ若@ハタンポ穴>
アジアコショウダイの若魚が出ました。
幼魚〜若魚の時代は白黒のパンダ模様ですが、大人になると灰地に黒い斑点の普通のタイ型の魚になります。
<ハナキンチャクフグ@ハタンポ穴>
綺麗なハナキンチャクフグ。
<カサゴ@ハタンポ穴>
立派なカサゴ。
・キモくないキモガニ
<キモガニ他@小通り>
エンタクミドリイシの間には、右にキモガニ、左にアカエリサンゴガニ。
「キモガニ」は決してキモいのではなく、「Cymo」ガニ。
Cymoはラテン語で波や新芽の意味。体表に短毛や突起があるのでこの名がついたそうです。
・カスリフサカサゴとホシゴンベ
<ホシゴンベ@小通り>
こちらのサンゴにはホシゴンベyg。
やはり南方系で、7月から見られるようになったのはこのシーズンからです。
<カスリフサカサゴyg他@小通り>
カスリフサカサゴとイソカサゴが並んでいます。
こうして並んでいるとどちらも成魚ぽいです。やはり越冬しているようです。
・縮みイソギンとクマノミ
<クマノミ他@小通り>
小通り浅瀬のイソギンチャクはいよいよ完全に縮んでしまいました。
<クマノミ他@小通り>
クマノミは中に避難できなくてちょっと困っています。
・テヅルズリーフへ
<キンギョハナダイ他@小通り>
テヅルズリーフのトゲトサカ群生にキンギョハナダイとソラスズメダイが群れています。
<キンギョハナダイ他@小通り>
オスはかなり派手目です。
<オニカサゴ他@小通り>
います。
<オニカサゴ他@小通り>
チョビ髭オニカサゴ。
・皇室由来のサメジマオトメウミウシ
<サメジマオトメウミウシ@小通り>
綺麗なサメジマオトメウミウシ。
あの葉山の芝崎海岸の鮫島で、海洋生物研究をライフワークとされていた昭和天皇が発見されたためこの名がついたそうです。
<オトヒメエビ@小通り>
かならずペアでいるオトヒメエビ。
奥に一尾います。
・いつでも逢いたいミナミハコフグyg
<ミナミハコフグyg@船着き場裏>
15時半を過ぎて、渡船最終便の前にあいあい岬側に回ってミナミハコフグを探しに来ました。
<ミナミハコフグyg@船着き場裏>
船着き場裏の壁面のくぼみで無事会えました。
幼魚系が多く出るポイントです。
<ミナミハコフグyg@船着き場裏>
やはり可愛いです。
・ネズミフグで終了
<ネズミフグ@あいあい岬下>
ちょっと珍しい、大きなネズミフグで終了です。
まったり夕暮れ
・今日は甚平さん
<甚平@中木港>
今日のお宿は民宿甚四さんの離れの甚平さん。
道具を片付けています。
<中木港>
黄昏の大駐車場。
夕方はあっという間に寂しくなります。
<中木港>
陸用にD700を持ってきています。
<双葉食堂>
売店はしまっていますが、食堂は夜まで開いています。
<中木浜>
静かな中木浜。
この2022シーズンからウミガメが数頭住み着いていて、つい先日も存在が確認されています。
<中木浜>
中木浜から見る大根島。
・ムロアジごちそうさまです
<アカムロ>
渡船終了後に殿羽根さん前のベンチで開催される船長さん会議。
釣りたてのムロアジのお刺し身のご相伴に預かりました。
最高すぎる美味しさです。
<アカムロ>
なめろうもまた抜群です!
これは日本酒ですね…ごちそうさまでした!
二日目に続きます。
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20220718 川奈港・東伊豆スキンダイビング行/アオウミガメ、ツバメウオ、クマノミ子育て他 の事(※追記あり20230619)
<アオウミガメ他>
※追記(20230619)
昨日川奈港にお邪魔して、ダイビングサービスさんを利用しようとお電話をしたところ、ダイビングライセンスの提示を求められました。お持ちで無い方は受付できないそうです。
なお、川奈港入り口のいるか浜駐車場は早朝から満車。港奥の広い旧駐車場はまだ閉鎖中で、路駐はかなり厳しく取り締まっています。お車で行かれる方はご注意ください。
2022/07/18
静岡県伊豆半島の東伊豆にある川奈港へスキンダイビングに行ってきました。
本来は南伊豆のヒリゾ浜のシーズン中だったのですが、台風接近中のため渡船が欠航になってしまいました。
そういう時に強いのが、湾の開口部が北東に向いた東伊豆の川奈港です。
南西から近づく台風のうねりが入ってきませんし、台風につきものの南西風が吹けば吹くほど穏やかになります。
なによりアオウミガメが複数定住してくれていて、通年会えるのがうれしいです。
この日も無事会うことができました。
◆目次
場 所:東伊豆・川奈港
日 時:20220718 09:00〜13:00
天 候:晴れ
気 温:26.6~30.0℃
水 温:23〜24℃
波 高:穏やか
風 :西南西1.8〜7.8m
透明度:10〜15m
撮 影:Canon EOS M6 Mark II
Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
Seafrogs 40m/130ft Sea Frogs Underwater Camera Housing
Seafrogs 6" Dry Dome Port
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
川奈港について(再掲)
・川奈港マップ
・川奈港ポイント解説
川奈港のポイント解説を再掲します。
・風向き:東風以外は大丈夫
・透明度:割と良い
・魚 影:相当濃い
・地 形:岩場、砂地
・中〜上級者向け
・交 通:伊豆急・川奈駅からバスで10分
・駐車場:有り(夏季有料、冬季網置き場?)
・トイレ:近くに公衆トイレ有り
・海の家:無し(ダイビングショップ複数あり)
川奈港には2012年からアオウミガメが定住していて、近年は大中小の三頭が通年見られています。
夏〜秋の高水温の時期には、さらに回遊性のウミガメも入ってきて、多いときで10頭以上になることもあります。
私も素潜りで一日で最高7頭のウミガメと会えたことがあります。
特に遭遇率が高いのが、ダイバーのエントリースロープから続くガイドロープ脇にある、岩山のような岩礁帯です。
水深は2〜5mほどとかなり浅い場所です。ごつごつした岩の間の、ちょうど良い大きさの隙間にスポっとはまっていることが多いです。
その他、沖のブイの周辺の根等、水深5〜10mほどの岩礁帯でもウミガメが休んでいることがあります。
定住している大亀(スージー)と中亀(ナオミ)はさらに根の先端部分をねぐらにしています。
彼らは回遊していることも多いので、遊泳中に偶発遭遇することも多いです。
川奈港は全体がダイビングポイントとして保護されていますので、ウミガメも人に慣れています。
それでもダイバーさんに囲まれたり、ちょっかいを出されたりしますと、ねぐらを出て泳ぎだしてしまいます。
ダイビングショップが営業を開始する8:00過ぎに合わせて、浅い方のねぐらを目指すのが一番遭遇率が高いと思います。
朝いなくても、お昼ぐらいにまた戻ってきていることも多いです。
透明度が良いときは水面からでも余裕で探せます。
また、ダイバーさんが亀を中心に輪になって集まっていることもあります。
その他、根と砂地の境界あたりを探すと、ミノカサゴがいつでもいます。
遊泳範囲ロープ沿いにある、旗のついた大きなブイには幼魚がたくさんついています。
このブイとロープ外のハーフボートダイビング用のブイの間が、一番ダイナミックなポイントです。
根の先端になっていて水深差20m以上のドロップオフになっています。魚影魚種ともかなり面白いです。
砂地の中央あたりには、大きなトライアングル漁礁があります。水質が一番良い場所で、大きなツバメウオがいたり、付近の水底にネコザメが出たりします。
運がいいと、主のスージーが漁礁の上で休んでいることもあります。
手前の防波堤沿いをいるか浜方面に進むと、テトラが大量に積まれています。
テトラ周りにはネンブツダイ、タカベ、アジなどの大きな魚群がいます。
沖に伸びる根の、ウミガメポイントのちょっと沖の下田側、貧乏エントリーとの境界、水深5m弱のところにクマノミのペアがいて卵を守っています。
ダイバー用エントリースロープ右手の浅瀬の波打ち際には、季節回遊系のちょっとレアな幼魚が出ることもあります。
のんびりするのでしたら、川奈港のさらに奥、林の中の小道を進んだ先にある、造船所の下のポイントはとても素敵な砂浜ビーチでおすすめす。
ここは伊豆でもかなりの穴場だと思います。
・川奈港周辺マップ
川奈港の駐車場やソロエントリーポイント、トイレ、造船所下の位置関係はこちらのグーグルマップをご参照ください。
・Seafrogsハウジングについて
<Seafrogs 40m/130ft Sea Frogs Underwater Camera Housing + 6" Dry Dome Port>
2021年12月に修理に出していた、Seafrogsさんのハウジングが7ヶ月ぶりに戻ってきました。今回はそのテストも兼ねています。
お風呂でのチェックもOKで、この日も最後まで浸水なく使用することができました。
が、すぐ後に再び…orz
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:20220718 Skindiving @ KAWANA Port / East IZU
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川奈港のGoogleMapはこちらです。
川奈港の動画
・アオウミガメのクラッキー
<アオウミガメの息継ぎと背中かいかい>
沖に伸びる根の浅瀬のいつもの場所に、この日もアオウミガメがいてくれました。
人に慣れているので、脅かさず観察すると海藻を食したり息継ぎをしたりしてくれます。
最終的にはすぐ足元の岩に来て、背中を岩にこすりつけてコケを落としています。
道中の写真
・朝は熱海そば
<熱海そば>
伊豆急行線を利用するときは、朝食の時間が合えば熱海のホームの爽亭さんで立ち食いそばを。
夏期は冷やしの熱海そば。生のりとさくらえび、たっぷりのわさびが最高です。
・貧乏エントリー到着
<貧乏エントリー>
川奈駅からバスで10分弱。
川奈港バス停からちょっと歩いて、貧乏エントリーに到着しました。
ダイビングショップさんで賑わう港の更に奥、正規のエントリーがある防波堤の少し先です。
岩場に降りる階段があります。
川奈港の水中写真
・大ハナミノカサゴ
<ハナミノカサゴ>
早速エントリー。
いきなり大きなハナミノカサゴが現れました。
<ハナミノカサゴ>
ご立腹です。
・トライアングル漁礁
<トライアングル漁礁>
ビーチ中央にあるトライアングル漁礁へ。
プラットフォームの上で7m、基底部分で14mぐらいです。
・沖の大ブイ
<カンパチyg>
いくつかあるブイの中で、沖側にある一番大きなブイへ。
カンパチの若魚の群れが回遊中です。
・大ブイ幼稚園
<イシダイyg、アミメハギyg他の群れ>
ブイの周りには、イシダイやアミメハギの幼魚が大量についています。
<イシダイyg、アミメハギyg他の群れ>
<イシダイyg、アミメハギyg他の群れ>
カンパチの幼魚も。
<イシダイyg、アミメハギyg他の群れ>
下から見ると完全にア・バオア・クーです。
・最沖のブイ下のクマノミ
<クマノミ>
ビーチの一番沖、ボートダイビング用のブイの下は根の先端になっています。
熱海側はドロップオフで根の上は岩礁帯です。
魚影が濃く、様々の魚群やウミガメが見られます。クマノミもいます。
<ミノカサゴ他>
部位をつなぐロープだまりにミノカサゴがついていました。
・根浅瀬のツキチョウチョウウオペア
<ツキチョウチョウウオペア他>
ウミガメを探しに根の浅瀬に戻ってきました。
かなり大きなツキチョウチョウウオのペアがいます。
<ツキチョウチョウウオペア他>
クロホシイシモチやホンベラの群れと一緒にいます。
<ソラスズメダイ群れ他>
ソラスズメダイを見ていると向こう側をダイバーさんが通過。
<ソラスズメダイ群れ他>
銀色の小魚はスズメダイygの群れのようです。
・防波堤沿いのテトラの魚群
<ヘダイ他>
防波堤際のテトラポッド群へ。
大きめのヘダイがいました。
<ボラ群れ他>
ボラの群れも登場。
<クロホシイシモチ群れ他>
クロホシイシモチを代表にテトラ周囲には魚群がいっぱいです。
<アカカマス群れ他>
アカカマスの群れ。
<ミズクラゲ他>
水面はちょっと赤潮っぽい部分があって、カブトクラゲやミズクラゲの群れも混じっていました。
南伊豆では黒潮の尖兵と呼ばれていて、この後に綺麗で温かい良い潮が入ってくる予兆とされています。
<タカベ群れ>
タカベの大群も出ました。
<マアジ群れ>
近くには綺麗なマアジの群れも。
<マアジ群れ>
金色で良いアジです。
<ハコフグyg>
テトラの隙間にいたハコフグの幼魚。
・斜面のクエ
<クエ他>
防波堤から根に戻る途中、砂地への斜面に大きなクエ(モロコ)がいました。
クエとしてはまだ若い個体ですが、他の魚と比べると相当大きいのがわかります。
<クエ他>
体側の複雑な模様があるのを9つの絵画に見立てて「九絵」。
また、これを汚れと見立てると「垢穢」。
どちらかが和名の由来だそうです。
・根浅瀬のツキチョウチョウウオペアとチョウチョ玉
<ツキチョウチョウウオペア他>
根の中央の浅瀬に戻ってきました。
相変わらずツキチョウチョウウオのペアが目立っています。
<チョウチョウウオ群れ他>
すぐ近くにチョウチョウウオとシラコダイが固まっています。
両種ともクリーナーフィッシュでもあるので、これはカメが戻ってきたのかもしれません。
<チョウチョウウオ群れ他>
目の前で集結し始めました。
<チョウチョウウオ群れ他>
こっち見んな。
奥にツキチョウもいます。
<チョウチョウウオ群れ他>
<チョウチョウウオ群れ他>
ツキチョウもこっち見んな。
・根浅瀬の群れ
<ソラスズメダイ群れ他>
ウミガメポイントの浅瀬も魚影が濃いです。
<ソラスズメダイ群れ他>
ソラスズメダイの群れも川奈名物でしょう。
<ニザダイ群れ他>
ニザダイの群れもよく見かけます。
<ニザダイ群れ他>
ホウライヒメジ、アイゴも混ざっています。
<ソラスズメダイ群れ他>
ソラとニザのクロス。
・大ブイのyg幼稚園
<イシダイyg他群れ>
ウミガメを探しつつ根の上を沖に向かって大ブイへ。
ブイの幼稚園は引き続き大盛況です。
<イシダイyg他群れ>
イシダイ、オヤビッチャ、カンパチ、アミメハギ、ニジギンポ等々。
<イシダイyg他群れ>
角の生えたひし形がアミメハギです。
・沖ブイのクマノミ
<クマノミ他>
最沖のブイのクマノミも再訪。
<クマノミ他>
まあまあ撮らせてくれました。
<イトヒキベラ他>
婚姻色のイトヒキベラもいました。
<キビナゴ群れ>
キビナゴの大群も登場。
<カンパチ群れ他>
それを狙ってカンパチの群れも入ってきました。
<カンパチ群れ他>
目の前で捕食ショー開始。
・浅瀬の根のアオウミガメ
<アオウミガメ他>
そろそろお昼なので一旦上がって食事にしようと浅瀬に戻ると、ソラスズメダイの群れをかき分けて悠々と泳ぐアオウミガメがいました。
<アオウミガメ他>
お気に入りのくぼみに収まりました。
<アオウミガメ他>
朝一番もここにいることが多いです。
エントリーロープのすぐ横なので、朝出動するダイバーさんの行列とともに沖に出て、お昼ぐらいに一旦帰ってくるパターンですね。
<アオウミガメ他>
比較的慣れているので、驚かさないようにじんわり近づくと逃げずに撮らせてくれます。
<アオウミガメ他>
深淵を湛えた目。吸い込まれそうです。
<アオウミガメ他>
活動中は数分に一回息継ぎをします。
睡眠中は2〜3時間潜っていられるそうです。
<アオウミガメ他>
水面へ…
<アオウミガメ他>
ぷはぁ。
<アオウミガメ他>
しばらくのんびりしたあとまた沖へ回遊していきました。
上掲の動画もご確認ください。
<シマウミスズメyg>
近くにいたシマウミスズメの幼魚。
<オニカサゴ>
うまく擬態しているオニカサゴ。
・卵を守る浅瀬クマノミペア
<クマノミペア>
ウミガメポイントから貧乏エントリーへ戻る途中に、川奈で一番大きなイソギンチャク畑があり、ここ数年クマノミのペアがついています。
右のオスの下に卵がありますね。
<クマノミペア>
口で掃除したり、ヒレで新しい水を送ったり、忠実忠実しく面倒を見ています。
卵は産みたては銀色。育つに従って稚魚の眼の黒点と、お腹についた卵嚢(ヨークサック)の赤い色が目立つようになります。
この卵は孵化が近いですね。
・棚の浅瀬のツキチョウチョウウオ
<ツキチョウチョウウオペア他>
棚の上の浅瀬のウミガメポイントに戻ってきました。
ツキチョウチョウウオのペアがまだいます。
<ツキチョウチョウウオペア他>
大きなタカノハダイも登場。
<ツキチョウチョウウオペア他>
寄らせてくれたツキチョウチョウウオ。
ネットだと成魚の体長は18cmとありますが、この個体は倍くらいあるように見えます。
・戻ってきたアオウミガメ
<アオウミガメ>
お気に入りのくぼみにアオウミガメが戻ってきていました。
<アオウミガメ>
また息継ぎを見せてくれました。
<アオウミガメ>
浮上中。
<アオウミガメ>
これは下から見るチャンス。
<アオウミガメ>
良いシルエット。
<アオウミガメ>
帰還。
<アオウミガメ>
再び周遊に出ました。
・トライアングル漁礁の大人ツバメウオ
<ツバメウオ他>
カメに会えて満足したので、ビーチ中央のトライアングル漁礁へ。
朝はいなかった大人のツバメウオのペアがいました。
<ツバメウオ他>
ダイバーさんとツバメウオ。
<ツバメウオ他>
プラットフォームの上と下で合計3尾いました。
<ツバメウオ他>
大人は体高があって迫力満点です。
<ウミトサカ他>
プラットフォーム角のウミトサカ。
<ツキチョウチョウウオ他>
上げ潮になり若干濁りが出てきたので撤収することにしました。
カメポイントにはツキチョウチョウウオ他の群れ。
・川奈の主アオウミガメ、スージー
<アオウミガメ他>
貧乏エントリーに戻る途中、川奈の主の大アオウミガメのスージーさんにも会えました。
<アオウミガメ他>
2012年から川奈に住み着いてきてもう11年。
甲長も1mはあってものすごい貫禄です。
<今は亡き海蛙様>
ということで終了です。
この時点ではSeafrogsさんの修理に大変満足していたのでした…
東伊豆グルメ
・月あかり@伊東駅前
<月あかり@伊東駅前>
ちょっと遅いお昼ごはんを伊東駅前の月あかりさんで。
・祇園@伊東駅
<祇園@伊東駅>
伊東名物の祇園さんのおいなりさんで〆です。
じゅわっと甘めのタレがたっぷりで、澤乃井さんにもあいます。
次回は2021/12/05、熱海のオサレなアートイベント、ART GRANTの様子になります。
バブルの遺産、海に突き出した巨大ホテル、ホテルニューアカオの建築がものすごかったです。
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202305 バードウォッチング/ZooPickerはじめました&LightroomにAIノイズ除去が!(でもTOPAZも併用するよ) の事
<アオバト群れと富士山@大磯照ヶ崎海岸>
2023/05/09
最近、野鳥観察専用サイトのZoopickerさんをはじめました。
そして、ついにAdobe Lightroom ClassicにAIによるノイズ除去機能が搭載されました。
◆目次
ZooPickerとは
ZooPickerさんは野鳥観察のための総合ウェブサービスです。
主な機能は3つです。
・検索機能
(探鳥地検索、野鳥検索)
・野鳥観察記録管理
(写真アップロード、フィールドノート作成)
・SNS機能
まず、すでに登録されている情報を参照して、探鳥地を選び、見つけた野鳥の同定ができます。
この時点で国内屈指の情報量です。
また、自分が撮影した写真をアップロードし管理することができます。
フィールドノート(探鳥記録)も、用意されたフォーマットに従って簡単に作成できます。
写真アップの際に、日付、探鳥地を登録しておけば、自動的にフィールドノートとリンクされます。これが非常に便利です。
当然写真がなくても観察した野鳥について記録することもできます。
これら観察した野鳥の写真、種類、数、ライファー(初めて見た野鳥)などの情報は統計され、一覧などで自由に参照することができます。
既存の探鳥地と野鳥の詳細情報とのリンクも自動的に作成されるので、登録すればするほど検索機能の強化にもつながるというわけです。
写真やフィールドノートにはコメント機能があり、他の登録者さんとコミュニケーションを取ることもできます。
すでに何度か間違った名前を指摘していただきました(笑
SNSはFacebookやtwitter、Instagramも使用させていただいていますが、残念ながら検索性は皆無に近いです。
ZooPickerさんは検索性もあり、野鳥観察のアーカイブとして非常に優れています。
更に参加型の野鳥図鑑的な側面もあるのが最高です。大変良くできたサイトです。
こんな感じで、魚版、ダイビング版が欲しいですね。
・私の過去のフィールドノート
私の過去のフィールドノートはこちらです。
直近のGWは東京港野鳥公園でエナガ団子やシギ類を見たり、大磯の照ヶ崎海岸でアオバトの群れが塩水を飲むのを見てきました。
過去にもさかのぼり、AI処理を新たに加えてぽちぽちアップしています。
Lightroom ClassicにAIノイズ除去搭載
2023年4月、ついにAdobeのLightroom Classic(以下LR)にAIによるノイズ除去機能が搭載されました。
当然LR内で処理が完結しますし、ノイズ除去機能そのものもすでに既存のAIソフトを凌駕しています。
うちのMacBook Pro(2021、M1 Pro、16GB)ですと、R10(2400万画素)の画像は一枚20〜30秒で処理できます。
ちなみに他社のAI画像処理ソフト、TOPAZ DENOISE AI(以下DA)ですと、一枚一瞬〜十数秒。LRの方がかなりディープな作業をしているようですね。
現状ではDNGファイルを新たに生成して処理をしていますが、他社製ソフトと違うのは、このDNGファイルに、元となるRAWファイルへ加えたLR上の設定が活かされていることです。
他社製ソフトではRAWとDNGは完全に独立したファイルとなり、調整をやり直すためにはDNGファイルも作り直す必要がありました。LRならDNGファイルだけで完結できます。
DNGにRAWを埋め込むこともできますので、RAWを捨てちゃってもいいようです。私はちょっと怖いので、逆にDNGを削除してRAWを残しています。
更にAdobeさんからのアナウンスでは、将来的にDNGを生成せず、RAWへ直接AIノイズ除去を適用できるようにしたいとのことです。そうなると完璧ですね。
・TOPAZ DENOISE AIと併用
ただし、LRではシャープネスやディテールのアップに関してはAIを介さず既存の手法のままです。
こちらも将来的にはAI処理できるようになると思われますが、この分野では既存他社のソフトに利点がまだあります。
前回の記事で、TOPAZ DENOISE AI(DA)の良さをアップしました。
CANON R10の野鳥撮影に最適なAF性能とプリ撮影機能他についてはこちらです。
LRにAIが載った現在でも、DAを併用して愛用しています。
画像選別、レンズプロファイル適用、トリミング、色調補正、そしてAIノイズ除去まではLR。その後、最終的にDAでディテールアップして処理完了という感じです。
LRのノイズ除去は適用量を0%〜100%まで選択できます。
ISO6400までは控えめに25〜50%くらい、ISO12800では50〜75%で処理。
その後LRからプラグインのDAを呼び出し、TIFFファイルを生成して処理します。
逆にISO1600ぐらいまではノイズが元々少ないので、LRでは除去せずDA上だけで処理しています。
DAでは、遠景や入り組んだ背景の時はバランスの良いSTANDARDか、最低限の処理を施すRAWを自動設定で一回。
アップで撮れた場合は、細部のディテールが強調されるLow Lightを自動で一回。
被写体が近く背景がボケているなど条件が相当良い場合は、Low Lightの自動から、シャープネスの数値を適宜上げて一回。
という感じに落ち着きました。
これまでは、DA上で処理を重ねがけしたりしていましたが、LRでノイズ除去までいい感じに済ませられるようになったので工程がシンプルになりました。仕上がりもさらに良くなっています。
RAWの他にDNG、TIFFが生成されファイルサイズ的には厳しいのですが、もうAIなしではいられない身体になってしまったので仕方がありません(笑
TOPAZさんには申し訳ないのですが、将来的にLR上でRAWのみで処理が完結すると最高です。
そしてそれは比較的近い将来のような気もします。
・個人的工程のサンプル
<ルリビタキ@早戸川林道>
上述の設定でのサンプルを載せてみます。
カメラとレンズはCANON R10にSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary 015、さらにテレコンのTC-1401。
設定は840mm(換算1344mm)、ISO6400、SS1/400、f/9.0。
2400万画素(6000×4000)の画像を3200×2133までトリミングしたものを三分割して並べています。
一番左が、既存のLRの手動ノイズ除去(輝度40%ディテール50%コントラスト0%、カラー25%ディテール50%滑らかさ50%)+LRシャープ(適用量40%半径1.0ディテール25%マスク40%)。
真ん中が、LRのAIノイズ除去(適用量50%)+LRシャープ(適用量75%半径1.0ディテール25%マスク40%)+明瞭度(+10)。
右が、LRのAIノイズ除去(適用量25%)+DAのLow Light(ノイズ除去26%、シャープ100%)です。
ぱっと見はLRのAIノイズ除去で十分です。
既存のノイズ除去は今ではちょっとつらいですね。
<ルリビタキ@早戸川林道>
2倍ほど拡大。
ここまでアップにするとDAのシャープ&ディテールアップの上手さが見えてきます。
<ルリビタキ@早戸川林道>
3倍ほどに拡大。いわゆる等倍表示に近いです。
こうなると完全にDAの凄さが際立ちます。
LRも悪くないのですが、DAでの羽毛の表現の繊細さ等を見ると、「この画像は鳥だな」とDAのAIが判断してうまい具合に処理しているのがよくわかります。
と申しますか、これはもうほとんどCGでは…?と思わなくもないのですが、まあそれも元があってのことということで(笑
・結論
結論を申しますと、一般の方にはLRだけでもう十分かと。
逆に鳥を撮らない方はここまでのシャープネスはいらないのではないかと感じています。
しかしすごい時代になりました。
個人的にはフルサイズいらず。なんなら安くて小さいマイクロフォーサーズ…いやいまこそニコワンを復活すべき!と。
NIKON 1は1インチセンサーの小さなボディに高速で優れたAF、異常にコンパクトな超望遠レンズなど、時代を先取りした良さがありました。ニコンさんも5年我慢して続けていてくれれば…
いえ、今からでも遅くはないですね。ちょっと期待しております。
あと防水ニコワンの後継機も待っていますw
野鳥のFlickrコレクションはこちらです。
flickrコレクション:2023-2022 Bird Watching @ JAPAN
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D
20220702-03(03) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/オオセ併泳、ビゼンクラゲ他(2022シーズン第1回通算2日目)の事
<オオセ他@小通り>
2022/07/02-03(2022年シーズン第1回通算1、2日目)
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
2022シーズン開幕、二日目の様子をアップします。
南西の低気圧の影響で、ちょっとうねりが入ってきましたが、オオセにアオウミガメ、クマノミにタカベの群れ、ビゼンクラゲなどが見られました。
◆目次
ヒリゾ浜について
2023シーズンのヒリゾ浜についてまとめてアップしてあります。
ヒリゾ浜へのアクセスやポイントガイド、生き物図鑑等、詳細はこちらをご覧ください。
OLYMPUS TG-6レンタルについて(再掲)
ちなみに、メインで使用していたCANON EOS M6 MarkII用のハウジングが浸水で修理中のため、今回はレンタルでOLYMPUS TG-6をお借りしました。
大手のサイトで純正ハウジングPT-059とのセットで3泊4日8,500円ほどでした。会員制の月額プランでも同額で一ヶ月借りられます(最低3ヶ月継続が必要)。追加のバッテリーも一個400円です。
画質は流石にAPSCより劣りますが、なにより単体での15m防水なのが最高すぎます。安心感が段違いです。
また、防水カメラとして6代の蓄積があるので、水中での機能、使い勝手が最高に練られています。非常に良いカメラです。
個人的には機能はこのままでセンサーが1インチ以上になれば、スキンダイビングではもうこれだけで良いのでは?と思ってしまうほどです。
この際の好印象が、後にOLYMPUS E-PL7と純正ハウジングPT-014を購入する大きな要因となりました。
やはり国産。安心のOLYMPUS。純正品は最高です。
甚四Morning
<民宿 甚四>
二日目の朝です。
素敵な朝食をいただきます。あ!タカベの塩焼きが!しかも二尾も!!
<民宿 甚四>
最高の焼き具合のタカベの塩焼き。美しい上に美味極まります。
個人的にベストに近いお魚です。
そして…このゴージャスな瓶。
実はあのカウンタックのランボルギーニのビールなのです。創立者フェルッチオ・ランボルギーニ氏の甥子さん監修とのこと。
開栓するだけで広がる、フルーティーな爆発的アロマ。ビール?シャンパン?と迷うような超ゴージャスな深いお味です。そして何分経ってもアフターが続きます。
ちなみに、黒が750mLで1万!金色が1万3千円…!!
中木に移住されている先生に頂いたのですがもの凄い体験ができました。ごちそうさまです!
Fabio Lamborghini "Fuoriserie"
午前中のヒリゾ浜
まずは沖ハヤマへ
<カンパチ群れ@丘ハヤマ>
朝一番まず沖ハヤマを目指します。
カンパチの群れが取り囲んできました。
<フエダイ、ホウライヒメジ群れ@沖ハヤマ>
沖ハヤマに到達。
ウミガメはみつかりませんでしたが、フエダイ玉が見られました。
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
今日はヘラヤガラが三尾集まっています。
<キイロウミウシ@ハタンポ穴>
大きなキイロイボウミウシ。
このシーズンはイボウミウシ系が豊作でした。
<ミナミハタンポ群れ@ハタンポ穴>
大人のミナミハタンポの群れ。
フライにするととても美味しいそうです。
<ミギマキ他@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の奥には、ミギマキとカサゴ、イシガキダイなど。
<ミギマキ他@ハタンポ穴>
英名はRedlip Morwongです。
沖ハヤマの新クマノミ
<クマノミ@沖ハヤマ>
沖ハヤマの大根島側、やや小通り方面に下ったところにある岩の上の小さなイソギンチャク畑に新しいクマノミがいました。
<クマノミ@沖ハヤマ>
後に沖ハヤマ先端のクマノミのところへ移動してペアになります。
<アカハタ@丘ハヤマ>
丘ハヤマのドロップオフにこの日もアカハタがいました。
<アカハタ@丘ハヤマ>
同じ個体ぽいです。
ハヤマ間のタカベの群れ
<タカベ群れ@ハヤマ間>
タカベの群れにもまた会えました。
<タカベ群れ@ハヤマ間>
数分併泳できました。
<タカベ群れ@ハヤマ間>
やはり最高です。
<サザエ@丘ハヤマ>
立派な角の生えたサザエ。
波の荒い場所で岩に固定するため伸びるらしいです。
オニカサゴとソラスズメ@丘ハヤマ
<オニカサゴ他@丘ハヤマ>
丘ハヤマのドロップオフの上にソラスズメダイが群れています。
その下の岩の上にオニカサゴが擬態中。ソラスズメダイを狙っているのでしょうか。
<オニカサゴ他@丘ハヤマ>
上から見るとこんな感じ。
<オニカサゴ他@丘ハヤマ>
正面から見るとチョビ髭っぽいです。
沖ハヤマの魚群たち
<フエダイ群れ@沖ハヤマ>
濁っていると見られるフエダイ玉。
<ホウライヒメジ他群れ@沖ハヤマ>
ニザダイやアイゴもリラックスしています。
<タイワンカマス群れ@沖ハヤマ>
昨シーズンから急に群れで現れるようになったタイワンカマス。
アカカマスよりちょっと大柄で、体側の縞模様が特徴です。
小通りへ
<シマウミスズメ@小通り>
小通りに出るとシマウミスズメがいました。
<ヨゴレヘビギンポ@小通り>
今日も婚姻色のヨゴレヘビギンポ。
<フタマタハマサンゴ他@小通り>
小通りのちょっといいサンゴの根。
<ラッパウニ@小通り>
大きなラッパウニ。
<カスリフサカサゴyg@小通り>
こちらも最近見られるようになってきたカスリフサカサゴの幼魚。
エンタクミドリイシの間に隠れています。
しかし7月頭からいるということは、越冬しているのかもしれません。
小通りの王、オオセ×2
<オオセ@小通り>
小通りの浅瀬の岩の下に今日もオオセが寝ていました。
相当浅いです。
<オオセ@小通り>
笑うな!
<オオセ@小通り>
ゆっくり泳ぎだしました。
<オオセ@小通り>
岩に沿って水面近くまで浮上。
<オオセ@小通り>
沖へ移動すると
<オオセ他@小通り>
中型の魚がわさわさ寄ってきます。
<オオセ他@小通り>
チョウチョウウオ、タカノハダイ、ホウライヒメジ、アイゴ、ニザダイ、ブダイ、メイチダイ等々。
<オオセ他@小通り>
本来オオセは「マンイーター」と呼ばれるほど気性が荒いサメで、首だけになっても人間に噛み付いたり、夜は活発に魚や甲殻類などをバリバリ食すのですが。
鉄腕DASHでも扱っていた「併泳」という現象のようです。大きな個体による加害よりも、他の捕食者からの保護と食事のおこぼれを狙っての行動だとか。
<オオセ他@小通り>
そのまま岩の上で寝始めたので、じっくり観察させていただくことに。
<オオセ他@小通り>
尾びれ。
<オオセ他@小通り>
下に回ってお腹を観察。
<オオセ他@小通り>
総排泄腔があるのでメスですね。
お腹もパンパンです。赤ちゃんがいるのでしょうか。
<ホシゴンベyg@小通り>
こちらも最近のエンタクの住人、ホシゴンベyg。
<オオセ他@小通り>
お昼になったので浜に戻ろうとすると、先程沖に出たオオセがまた戻ってきて寝ていました。
<オオセ他@ヘイゴロウ>
さらに浜の目の前のヘイゴロウの手前でまた一尾のオオセが寝ていました。
背中の迷彩模様の違いから、別の個体だとわかります。
ここは小通りよりさらに浅瀬です。
撮影しているすぐ上を、浮き輪を付けたお子様が通過しています(笑
双葉さんランチ
<双葉食堂>
お昼は双葉さんで最高の景色とともに!
午後のヒリゾ浜
大きめビゼンクラゲ登場@赤ブイ
<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
午後のヒリゾ浜へ。
大きなビゼンクラゲが丘ハヤマの赤ブイ側の斜面に現れました。
<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
中華の前菜のクラゲの材料になる美味しいクラゲです。
<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
先生とクラゲ。
<ビゼンクラゲ@赤ブイ>
クラゲウオなど共生する小魚がよくついています。
<イシガキフグ@赤ブイ>
それを見ていたイシガキフグ。
<イシガキフグ@赤ブイ>
逃走中。
<カンパチ群れ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマに出ると、カンパチの小群が出てきました。
エイ穴のニザ穴@沖ハヤマ
<ニザダイ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマの棚の上、大きな岩の裏は結構広い空洞があります。水深は8〜10mほど。
そこに首を突っ込んで丘ハヤマ側を見るとこの小さな裂け目があります。
好奇心が強いニザダイがよく人間を見に来るので、勝手に「ニザ穴」と呼んでいます。
大きい方の空洞には、オオセやエイが寝ていることも。一度、2mを超えるマダラエイがいたことがあるので、こちらも勝手に「エイ穴」と呼んでいます。
<ニザダイ他@沖ハヤマ>
こっち見んな。
帰り際のアオウミガメ@沖ハヤマ
<アオウミガメ@沖ハヤマ>
浜に戻ろうと泳いでいると、すぐ下をアオウミガメが通過しました。
<アオウミガメ@沖ハヤマ>
アオウミガメも甲羅等の模様で個体識別ができます。
こちらは前日に会えたハタンポ穴のカメとは違う個体のようです。
<ソラスズメダイ群れ@丘ハヤマ>
15時前ですが、南西の低気圧のうねりが入ってきたので、ちょっと早めに撤収することにしました。
<ニジギンポ@丘ハヤマ>
ビニールに住んでいるニジギンポで終了です。
帰路の伊豆グルメ
<扇屋@下賀茂&伊豆っ子ラーメン@網代>
ちょっと早めに上がったので、大人気の下賀茂の扇屋製菓さんによれました。
南伊豆一のメロンスイーツのお店です。
そして晩御飯は、網代の伊豆っ子ラーメンさんの納豆チャーハン。疲れたときに助かる滋味です。
ということで、無事2022シーズンのヒリゾ浜初日を終えました。やはりめちゃくちゃ楽しい海です。
黒潮の直撃する半島の先端にあって、船でしかアクセスできない故の環境保護の立地。
さらに岩場、砂地、水道にドロップオフ、サンゴもあれば藻場もある。
比較的コンパクトな水域に、伊豆半島の海のすべての要素がギュッと詰まっているのがヒリゾ浜の魅力ですね。
次回は鳥の話を挟んで、シーズン第2次、7/24〜25の回になります。
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flickrアルバム:20220702-03(02) Skindiving Tour @ HIRIZO Beach / South IZU-01-01-02
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ヒリゾ浜のGoogleMapはこちらです。
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20220702-03(02) ヒリゾ浜・南伊豆中木 スキンダイビング行/カメとサメとクマとTG-6と甚四NIGHT(2022シーズン第1回通算1日目)の事
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
2022/07/02-03(2022年シーズン第1回通算1、2日目)
静岡県伊豆半島の南伊豆町中木にあるヒリゾ浜へスキンダイビングに行ってきました。
2022シーズン開幕、その初日の様子をアップします。
初日から良い海で、アオウミガメやオオセ(テンジクザメ目の底生のサメ)、クマノミなどに会えました。
そして夜は民宿甚四さんの晩ごはん!
やっぱりヒリゾ浜、そして中木は最高です。
◆目次
ヒリゾ浜について
2023シーズンのヒリゾ浜についてまとめてアップしてあります。
ヒリゾ浜へのアクセスやポイントガイド、生き物図鑑等、詳細はこちらをご覧ください。
OLYMPUS TG-6レンタルについて
ちなみに、メインで使用していたCANON EOS M6 MarkII用のハウジングが浸水で修理中のため、今回はレンタルでOLYMPUS TG-6をお借りしました。
大手のサイトで純正ハウジングPT-059とのセットで3泊4日8,500円ほどでした。会員制の月額プランでも同額で一ヶ月借りられます(最低3ヶ月継続が必要)。追加のバッテリーも一個400円です。
画質は流石にAPSCより劣りますが、なにより単体での15m防水なのが最高すぎます。安心感が段違いです。
また、防水カメラとして6代の蓄積があるので、水中での機能、使い勝手が最高に練られています。非常に良いカメラです。
個人的には機能はこのままでセンサーが1インチ以上になれば、スキンダイビングではもうこれだけで良いのでは?と思ってしまうほどです。
この際の好印象が、後にOLYMPUS E-PL7と純正ハウジングPT-014を購入する大きな要因となりました。
やはり国産。安心のOLYMPUS。純正品は最高です。
ヒリゾ浜の動画
オオセ(テンジクザメ目オオセ科)
<@中木港>
7月の王様は底生のサメのオオセ様。
1.2mほどのサメですが、水中で出会うと迫力満点です。
それでいておしゃれな迷彩柄とキュートなヒゲが素敵で実に良いお魚です。
水温が20度前後の時期、ヒリゾ浜ですと7月中ぐらいに、出産のために浅瀬に上がってきます。卵胎生なので20cmほどの親と同じ形の小さな赤ちゃんを生みます。これがまた最高に可愛らしいです。水温が25度を超えると深場に帰るようです。
ここ数年は毎年会えています。昨シーズンは特に多かった気がします。
中木港の様子
中木港の天の川
<中木港>
B先生の車に同乗させていただいて、AM2時過ぎに中木に到着。
空には見事な天の川が出ていました。
<中木港>
翌朝は見事な快晴に。
シーズンパスゲット
<中木港>
ヒリゾ浜渡船のシーズンパスを購入させていただきました。
通常は1日2,000円のところ、シーズンパスはワンシーズン1万円で乗り放題になります。
5日で元が取れます。
<中木港>
中木港内の様子。
<イシガキフグ@中木港>
こんなところに大きなイシガキフグが。
<中木港>
防波堤から見た中木の集落。
<中木港>
船着き場に行列ができ始めています。
早く到着できたら荷物をおいて場所取りをするのが吉です。
<中木港>
チケット売り場には当日の海況他が表記されています。
一般にヒリゾ浜は下り潮(西から東)の時に良い水質になります。
渡し船スタート
<中木港>
AM8:30、一番船が出港します。
<中木港>
個人的初日は中木丸さん。
<中木沖>
行ってきます。
<大根島>
大根島が見えてきました。
<船着き場>
数分でヒリゾ浜に到着です。
<船着き場>
浜までの道は結構険しいのでお気をつけを。
午前中のヒリゾ浜
朝イチの沖ハヤマからハタンポ穴へ
<フエダイ他@沖ハヤマ>
朝一番、まずはヒリゾ浜で一番外側にある岩礁、沖ハヤマを目指します。
お客さんが増えてくると沖に出てしまう、アオウミガメや大きな魚がいることが多いのです。
潮色は若干暗めでしたが、黄色いヒレが特徴の大きなフエダイやメジナ、ニザダイの群れがいました。
<イシダイ他@沖ハヤマ>
水底まで降りると、大きなクチグロ(イシダイの老成魚)がいました。
<ホウライヒメジ@沖ハヤマ>
オジサンことホウライヒメジ。
<ヘラヤガラ他@沖ハヤマ>
7月から大きなヘラヤガラがいました。
ちょっと暖かい海の魚で、ここ最近の高水温化傾向のおかげでよく見かけるようになりました。
<イセエビ@ハタンポ穴>
沖ハヤマの隣のハタンポ穴というポイントに来ました。
<ニザダイ群れ他@ハタンポ穴>
下が大きくえぐれた岩があって、人がくぐれるぐらいの半洞窟になっているポイントです。
いつもはミナミハタンポなどの小魚が群れているのですが、この日はニザダイやメジナ、ヘラヤガラなど中型魚でぎゅうぎゅう詰めになっていました。
大きな魚が暴れたときなどに起きる状況ですが…
<ニザダイ群れ他@ハタンポ穴>
とりあえず、ニザダイをかき分けて穴の奥に潜ってみます。
あ、右下に小さくアオウミウシが写っています。
アオウミガメに接近遭遇@ハタンポ穴
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
穴の奥にきれいなアオウミガメがいました。
通常は沖ハヤマ近辺を泳いでいるはずなのですが。これはますます、沖から大きな魚が入ってきて、皆避難しているという推測が信憑性を増します。
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
急なことだったので、お互いしばらく見つめ合ってしまいました。
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
ゆっくり動き出しました。
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
出口を塞いでしまっていたので、少し後退してスペースを開けてあげました。
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
いやこっち来んな。
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
レンズの目の前を通過して
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
沖ハヤマの方に泳いでゆきました。
<アオウミガメ他@ハタンポ穴>
動画で撮れば良かったです。
<メジナ群れ他@沖ハヤマ>
アオウミガメを追って再び沖ハヤマへ。
メジナやイサキ、ホウライヒメジ、フエダイ、アイゴなどがわさっと増えています。
おそらく脅威は去ったのでしょう。
タカベの群れ登場@ハヤマ間
<タカベ群れ@ハヤマ間>
沖ハヤマと丘ハヤマの間にタカベの群れが現れました。
<タカベ群れ@ハヤマ間>
足が早いので東京ではあまり見かけませんが、ものすごく美味しいお魚です。
特にお刺身は現地でなければ味わえない逸品。英名のButterfishの通り、とろっとした甘い脂が最高です。
もちろん塩焼きでも干物でもグーです。
<タカベ群れ@ハヤマ間>
銀の魚体にイエローのラインが綺麗で、ずっと見ていたい良い魚です。
<ヘラヤガラ@ハタンポ穴>
を、黄色いヘラヤガラ。
おそらく先程の茶色い個体が色変化したのではないかと思われます。
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
後を追って入ったハタンポ穴の奥にクロホシフエダイもいました。
<ミナミハタンポ群れ他@ハタンポ穴>
先程の中型魚の大群は沖ハヤマに戻り、本来の主のミナミハタンポの群れが戻ってきていました。
ああいう状況では岩の下とかに避難しています。
<コロダイ他@ハタンポ穴>
めちゃくちゃ太いコロダイのペア。
60cm以上ある大きな魚ですが、あまり人を気にしないタイプです。
穴の中のオオセ@ハタンポ穴
<オオセ@ハタンポ穴>
ハタンポ穴から小通りへ向かう岩場の下を覗くと、今年もオオセが寝ていました。
<オオセ@ハタンポ穴>
サメとしては小さめとはいえ、1m以上あるので凄い迫力です。
チャームポイントはヒゲです。
小通りの魚群
<オジサン他群れ@小通り>
小通りまで出てきました。ホウライヒメジとニザダイ、メジナの群れがいます。
<オジサン他群れ@小通り>
銀色のヘダイも混じっています。
<オジサン他群れ@小通り>
奥にヒブダイもいました。ちょっと熱帯系です。
<オニカサゴ他@小通り>
うまく擬態していますが、オニカサゴがいます。
<クエ@小通り>
小通りの西側、一番最初の岩礁にある穴に怪しい大きな影が。
<クエ@小通り>
ボケてますが、相当大きなクエ(モロコ)です。
言わずとしれた高級魚ですね。浜値でキロ1万とか2万とか。
一度だけ食したことがありますが、強烈に脂が乗っていてそれでいてくどくなく、身はしっかりしつつもぷるっとした部分もあり。なんとも言えない深い旨み。まさに白身の王様でした。
<アオウミウシ@小通り>
きれいなアオウミウシ。
三浦ではド定番ですが、ヒリゾ浜ではちょっと少なめな気がします。
小通りの越冬クマノミ
<クマノミ@小通り>
小通りの東側の出口付近の大きな岩礁「テヅルズリーフ」横の浅めのイソギンチャク畑。
<クマノミ@小通り>
今年もクマノミが無事越冬していました。
去年はまだygだったのですが、すっかり立派になって…
<クマノミ@小通り>
こっち見んな。
<ブダイ@小通り>
オープン直後だからなのか、警戒心強めのブダイが寄らせてくれました。
<ウミトサカ@小通り>
テヅルズリーフ周辺はソフトコーラルも綺麗です。
<ウミトサカ@小通り>
下から見たい派です。
綺麗なサラサゴンベ@小通り
<サラサゴンベ@小通り>
綺麗なサラサゴンベ。
体側にラインがあって尻尾まで模様があるのが特徴です。
似ているヒメゴンベはすべてが斑点で尻尾まで模様。ミナミゴンベは目の横に眼状紋があって尻尾に模様なし。オキゴンベはオレンジです。
<サラサゴンベ@小通り>
背びれの糸状突起が素敵です。
<ヨゴレヘビギンポ@小通り>
婚姻色のヨゴレヘビギンポ♂。
昨シーズンぐらいから急に目立つようになりました。
結構綺麗なのですが名前が可哀想すぎます。
<ツブツブコイボウミウシ@小通り>
大きめのツブツブコイボウミウシ。
触覚の根元が白いのが特徴です。
元祖コイボウミウシは根元が黒いです。
小通りにもオオセ
<オオセ@小通り>
小通りの岩の裏にもオオセがいました。
下田水族館で板鰓類(ばんさいるい:エイ、サメなどのエラが板状になっていることから)の研究をされていた、民宿 甚四さんのご主人のお話しでは、体の迷彩模様で個体認識できるそうです。
昼食と中木沖、ヒリゾ浜の地磯
<中木沖>
お昼になったので、港に戻って軽くランチを。
戻りの船は生ける伝説、ふじや丸さんです。
<中木沖>
港を出ると、右手にトガイ浜とトウナイ浜。
左手の連続する岩礁帯は「アミダ」です。
<中木沖>
トウナイ浜の沖には、右手(西)に大きめの塔島、少し左(東)に白根。
<中木沖>
左手(東)に大根島が見えてきました。
<ヒリゾ沖>
大根島の右手にあるのが、落ちそうで落ちないで有名?な権力。
少し見づらいですが、大根島の手前にある低い岩礁が沖ハヤマ、その左手の高い岩礁が丘ハヤマです。
<ヒリゾ沖>
丘ハヤマの先端。ヒリゾ浜で一番大きなドロップオフになっています。
<ヒリゾ沖>
右に丘ハヤマ、左に見えている岩礁がヘイゴロウ。
その間のスペースに、体験ダイビング用の大きめの赤ブイがあります。
<ヒリゾ沖>
ヘイゴロウの航路側の突端は小さなドロップオフになっています。
また、航路側に二つ、浜側に一つの裂け目があり、内部でつながっている三股の洞窟になっています
<ヒリゾ沖>
船着き場に到着。
左から、ヘイゴロウ、赤ブイ、丘ハヤマ、海を挟んで住吉島、トウナイ浜です。
午後のヒリゾ浜
ハナミノカサゴとキリンミノ@ヘイゴロウ
<ハナミノカサゴ、キリンミノ@ヘイゴロウ>
早速午後の海へ。
ヘイゴロウの小ドロップオフにキリンミノ(左)とハナミノカサゴ(右)がいました。
<ハナミノカサゴ、キリンミノ@ヘイゴロウ>
このハナミノカサゴは胸鰭が細く長いので、まだ若い個体のようです。
<ハナミノカサゴ、キリンミノ@ヘイゴロウ>
キリンミノは小柄な種なので、この個体はかなりの大物です。
赤ブイと丘ハヤマの斜面
<イシガキフグ@赤ブイ>
赤ブイの基部の岩の裏を覗くと、巨大なイシガキフグが飛び出してきました。
<イシガキフグ@赤ブイ>
60cmを超える大型のハリセンボンの仲間です。最近は本当に増えています。
<オトヒメエビ他@赤ブイ>
丘ハヤマの赤ブイ側の斜面にオトヒメエビのペアがいました。
綺麗なキンセンイシモチもこっち見ています。
<タカノハダイ@赤ブイ>
フタマタハマサンゴとタカノハダイ。
この斜面はサンゴの群生が多いポイントでもあります。
<ミギマキ他@赤ブイ>
サンゴの下の洞窟に、タカノハダイの仲間のミギマキとシラコダイ。
手前の小魚の群れはキンメモドキのbabyだと思います。
丘ハヤマのドロップオフ
<キンギョハナダイ他群れ@丘ハヤマ>
丘ハヤマのドロップオフに来ました。
オレンジ色のキンギョハナダイの小群がいます。
<キンギョハナダイ他群れ@丘ハヤマ>
<アカハタ他@丘ハヤマ>
警戒色のアカハタがいます。
<アカハタ他@丘ハヤマ>
お邪魔しました。
<カンパチ群れ@ハヤマ間>
カンパチの群れ登場。
丘ハヤマと沖ハヤマの間は大きな岩が水底に並ぶ淵になっていて、キビナゴやタカベの群れ、そしてそれらを狙う回遊魚の群れも入ってきます。
<カンパチ群れ@ハヤマ間>
水質上がってきました。
沖ハヤマ-10mのクマノミ
<クマノミ他@沖ハヤマ>
沖ハヤマの根の先端部分、水深10mほどの場所に小さなイソギンチャク畑があって、越冬クマノミがいます。
<クマノミ他@沖ハヤマ>
去年まではもう少し大根島側の岩の上に、ヒリゾ浜でも最大級のイソギンチャク畑があってそこを住処にしていたのですが。
なんらかの原因(おそらく貧酸素水塊)で壊滅してしまったので、ここに移ってきています。
<クマノミ他@沖ハヤマ>
こっち見んな。
再びタカベの群れ@沖ハヤマ
<タカベ群れ@沖ハヤマ>
タカベの群れが再登場。
<タカベ群れ@沖ハヤマ>
水面が少しバタついて発生したプランクトンを狙って集まってきたようです。
<タカベ群れ@沖ハヤマ>
やっぱり綺麗ですね。
ハタンポ穴色々
<ヨゴレヘビギンポ@ハタンポ穴>
また鮮やかな婚姻色のヨゴレヘビギンポ。
<ウミトサカ@ハタンポ穴>
ちょっと珍しい黄色いウミトサカ。
<コロダイ@ハタンポ穴>
やはりこのポイントには巨大コロダイさん。
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
<ヘラヤガラ他@ハタンポ穴>
ちょっと目を離すと真っ黄色に…別個体かもしれません。
右の奥にはタカラガイ。
<ミナミハタンポ群れ@ハタンポ穴>
穴の出口にはハタンポの群れ。
穴の奥の奥のイシガキフグ、フエダイ群れ@ハタンポ穴
<イシガキフグ他@ハタンポ穴>
ハタンポ穴の奥のさらに岩の下に、大きなイシガキフグとフエダイの小群が隠れていました。
赤みがかった体に鮮やかな黄色ヒレのフエダイは、関西ではシブダイと呼ばれ超高級魚です。
やはりここ数年見られるようになっていて、去年からは大型の個体が群れで出てくるようになりました。
<イシガキフグ他@ハタンポ穴>
イシガキフグは割と鷹揚ですが、フエダイはかなり神経質です。
でも食べると美味しい…実は去年中木の漁師さんにおすそ分けを頂いて食しました。上品な脂が甘いお魚でした。高いだけはあります。
泳ぐオオセ@小通り
<オオセ@小通り>
小通りに出ると、オオセが穴から出てきて開けた場所で昼寝していました。
<オオセ@小通り>
泳ぎだしたオオセ。
<オオセ@小通り>
追跡中。
<オオセ@小通り>
この曲線、軟骨魚類ですね。
<オオセ@小通り>
再び休憩。
<オオセ@小通り>
Uの字にターン。
尻尾を掴まれるとも余裕で噛みつける柔軟性があります。
<オオセ@小通り>
大根島の方へ泳いでいきました。
オオセが動くと他の魚がついていきます。
この後もずっといるサザナミフグ@小通り
<サザナミフグ@小通り>
大きなサザナミフグも出ました。
オープンから10月末のボートまで、四ヶ月ずっとい続けてくれた個体だと思います。
<サザナミフグ@小通り>
こっち見んな。
<イシガキフグ@小通り>
キラキライシガキフグ。
いつでも会いたいミナミハコフグyg@船着き場裏
<ミナミハコフグyg@船着き場裏>
船着き場の航路を挟んだ対岸にある、あいあい岬下に来ました。
船着き場の裏の岩場の下を覗くと、可愛いミナミハコフグの幼魚がペアでいます。
ですが…ミナミハコフグygの定義は黒点が眼より大きいというものなので、厳密にはノーマルハコフグなのかもしれません。が、やはりミナミちゃんだと思いたいです(笑。
<ミナミハコフグyg@船着き場裏>
TG-6はマクロ撮影も大得意です。
<ミナミハコフグyg@船着き場裏>
生きたサイコロですね。
<オオスジイシモチ卵塊@船着き場裏>
すぐ近くで、オオスジイシモチのオスが口に卵を加えて子育をしていました。
やった!と撮影するために近づいたのですが、横からベラがちょっかいを出してきて、口から吐き出して逃げてしまいました。残念です。
ひょっこりカエルウオ@あいあい岬下
<カエルウオ@あいあい岬下>
あいあい岬下の波打ち際はカエルウオもたくさんいます。
<カエルウオ@あいあい岬下>
こっち見んな。
イバラカンザシ畑@あいあい岬下
<イバラカンザシ群生@あいあい岬下>
あいあい岬の崖側の壁面にもサンゴの群生があります。
そこに共生するイバラカンザシ。カラフルで花のようですが、実はゴカイの仲間の虫のエラです。
花のように広げてプランクトンを捕食しているそうです。
<イバラカンザシ群生@あいあい岬下>
何度見ても虫だとは信じられません。
<シマウミスズメ@あいあい岬下>
<シマウミスズメ@あいあい岬下>
こっち見んな。
ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
船着き場裏からあいあい岬下にかけて、毎年ナンヨウツバメウオの幼魚が現れます。
シーズンスタートのこの日はまだ一尾でしたが、シーズン後半には10尾以上になりました。
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
下から見ると、和名通りの「燕」魚に見えます。
<ナンヨウツバメウオyg@あいあい岬下>
顔は真顔系。
初日終了
<ヒリゾ沖>
7月と9月は16:00で終了です。(8月は16:30)。
ふじや丸さんで撤収します。
<ヒリゾ沖>
お天気はますます快晴に。
沖を行くのは最終船の海王号ですね。
<中木沖>
最高の初日でした。
<中木浜>
甚四NIGHT!
<民宿 甚四>
初日の宿は、毎回民宿甚四さんにお願いしています。
新猫女将様がお出迎えしてくれました。
<民宿 甚四>
中木の港の一番奥の小高い場所にあるお宿です。中木の奥座敷ですね。
<民宿 甚四>
元祖猫女将様のクロちゃんがおもてなししてくださいます。
<民宿 甚四>
そしてお楽しみの甚四さんの漁師料理!
<民宿 甚四>
個人的に伊豆最強のおつまみ「とこぶし」の煮付けから、伊勢海老より甘いと言われるゾウリエビのお味噌汁、大好きなブダイの煮付け、サザエの壺焼き、マグロ船に乗られるご子息が持ってきてくださったマグロのお刺身、裏の畑のお野菜、心づくしの揚げ物。等々。最高すぎるラインナップです。
<民宿 甚四>
お酒も進むというものです。
食後は宿のご主人と、熱くディープな海トークで盛り上がったのでした。
上述しましたが、現役のベテラン漁師さんでありながら、お若いころは下田水族館で板鰓類の研究とイルカの調教で世界を股にかけて活躍されたという、ものすごい経歴をお持ちなのです。
翌日に続きます。
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