20180610 明月院・東慶寺@北鎌倉行/雨の紫陽花ウォーク の事
<山門@明月院>
みんカラでほそぼそとやっていたのですが、写真サイズ他の問題ではてなブログに移ってきてみました。よろしくお願いいたします。
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2018/06/10
紫陽花の季節ということで、雨の北鎌倉へお寺巡りに行ってきました。
JR横須賀線の北鎌倉駅で下車して、まずは明月院へ。
明月院ブルーと呼ばれるヒメアジサイの淡い青一色に染まります。
例年この時期は、朝から数時間の入場待ちになったりと、常軌を逸した大混雑になるのですが。当日は台風接近中の雨天ということでそこそこの混雑で住みました。
その後は、縁切り寺で知られる東慶寺へ。
こちらは紫陽花の他、イワガラミ、花菖蒲などが満開でした。
花期に限定公開される茶室のカフェもおすすめです。
過去に副業の旅行記で扱ったことがありますので、ご参考までに転載いたします。
<かいぎしょ2020年6月号>
かわさき発! 日帰りぶらり旅 vol.99
神奈川県鎌倉市
梅雨の鎌倉散歩
明月院の紫陽花、花菖蒲、円窓 建長寺半僧坊勝上献展望台 他
ぽつぽつと傘を叩く五月雨(さみだれ)の中、お寺の山門へと続く階段を登ってゆきます。そこは、雨だれが染み込んだような、透明感のある優しい青の世界。梅雨の風物詩、「明月院ブルー」と呼ばれる、ヒメアジサイの群生です。
今回のぶらり旅は、神奈川県の鎌倉市へ。北鎌倉駅から鎌倉駅へと、梅雨のお寺巡りをしてみました。古都・鎌倉は季節の見所も多く、春の桜から秋の紅葉まで、いつ訪れても花と緑で溢れています。
中でも、初夏の紫陽花(アジサイ)は、鎌倉を代表する花と言えるでしょう。長谷寺、成就院、そして明月院。この三つのお寺は、「あじさい寺」として親しまれています。
明月院は永暦元年(1160年)開創の由緒正しい古刹です。境内には、約2,500株もの紫陽花が植えられています。そのほとんどが、日本の古来種「ヒメアジサイ」。5月下旬から7月初旬までの花期には、「明月院ブルー」と呼ばれる青一色に統一されます。
明月院のもう一つの代名詞は、本堂のお座敷に開いた大きな円窓です。季節の借景を切り取る、厳かな和の雰囲気は、「悟りの窓」と呼ぶに相応しいものです。円窓から伺える後庭園は、6月中のみ一般公開されます。アジサイと同時期に開花する、約3,000本の花菖蒲(ハナショウブ)を楽しむことができます。
梅雨の晴れ間には、勝上献展望台まで足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。鎌倉五山第一位、建長寺の広い境内の更に奥。半僧坊の急な階段を登り切り、標高145mの断崖絶壁へ。展望台から見下ろす、鎌倉の町並みは一見の価値ありです。快晴時には富士山を望むこともできます。
お食事は鶴岡八幡宮近くの千花庵へ。日本全国から集めた蕎麦粉を使った、十割蕎麦が自慢です。個性豊かな各地の風味の違いを味わうことができました。
キャプション
①:明月院ブルー(ヒメアジサイ群生)
②:後庭園の花菖蒲(明月院:☎0467-24-3437、6月は8時半〜17時、拝観料300円他)
③:勝上献展望台(建長寺:☎0467-22-0981、8時半〜16時40分、拝観料500円他)
④:十割蕎麦(手打ちそば 千花庵:☎0467-22-6517、11時〜19時、月曜定休)
◦文末:明月院花想い地蔵
※新型コロナウイルス感染症の状況によって、各所の営業形態が変更される可能性があります。HP等でご確認ください。
アクセス:
【電 車】 JR川崎駅→JR東海道線→JR戸塚駅→JR横須賀線→JR北鎌倉駅
【自動車】 首都高速横羽線→狩場IC→横浜横須賀道路→朝比奈IC→県道204号線
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:180610 Hydrangea Walk @ KITAKAMAKURA, MEIGETSU-IN, TOKEI-JI,
<総門@明月院>
お昼過ぎに明月院に到着。
入り口の総門から覗く境内は、紫陽花と傘の花が咲いています。
<総門@明月院>
明月院の紫陽花のほとんどはヒメアジサイ。
明月院ブルーと呼ばれる淡い青に統一されています。
<境内@明月院>
境内を登ってゆきます。
<山門@明月院>
なんとも言えない良い青です。
<山門@明月院>
山門前の長い階段。
<山門@明月院>
紫陽花には雨が似合います。
<境内@明月院>
濡れる花想い地蔵。
<境内@明月院>
装飾品も花と季節に合わせて変わります。
<境内@明月院>
ブルーの前掛け。
<境内@明月院>
絵馬も紫陽花。
<境内@明月院>
人気です。
<瓶ノ井@明月院>
開山堂の隣りにある瓶ノ井(つるべのい)。
井戸の内部が水瓶のように膨らんでいるので、この名が付いたそうです。
現役の井戸で、鎌倉十井の一つです。
<やぐら@明月院>
やぐら(横穴式墓所)前の紫陽花。
明月院のやぐらは鎌倉最大です。
<方丈@明月院>
割と空いている方でしたが、流石に悟りの円窓は大行列です。
<悟りの円窓@明月院>
邪魔にならないよう望遠で横からちょこっとだけ。
<境内@明月院>
方丈前の紫陽花。
<境内@明月院>
額紫陽花もいいですね。
<境内@明月院>
水滴が似合います。
<境内@明月院>
参道を上から。
<境内@明月院>
ハートぽいやつ。
<竹林@明月院>
雨の竹林も良いですね。
<竹林@明月院>
石塔と紫陽花。
<@明月院通り>
明月川の石橋と紫陽花。
<@明月院通り>
明月院通りを駅方向に戻ってゆきます。
<@明月院通り>
今では珍しい鎌倉石の石組みがナイスです。
<@明月院通り>
黄色いのは石蕗かな?
<@明月院通り>
竹林と紫陽花。
<@明月院通り>
合歓木。
<@北鎌倉>
<@北鎌倉>
雨宿り。
<@東慶寺>
東慶寺に到着しました。
<山門@東慶寺>
こちらの山門前の階段も紫陽花ポイントです。
東慶寺は明治35年まで男子禁制の尼寺でした。
いわゆる、駆け込み寺・縁切り寺と呼ばれる女人救済のお寺です。
お花の寺としても有名で、2月のウメ、3月のモクレン、4月のサクラ、6月のイワタバコ、ハナショウブ、アジサイ。秋の紅葉も見事です。
<山門@東慶寺>
額紫陽花が多めです。
<山門@東慶寺>
明月院とは逆に赤い紫陽花が多いのは、土地がアルカリ性だからでしょうか。
一般の紫陽花は酸性の土壌で青、アルカリ性で赤い花が咲くそうです。
<山門@東慶寺>
階段の途中のホタルブクロ。
<山門@東慶寺>
雨の山門もいいものです。
<境内@東慶寺>
東慶寺の境内は細長く、奥の谷戸にある墓地を含めるとかなり広大です。
<境内@東慶寺>
淡い紫陽花。
<境内@東慶寺>
白い紫陽花。
<本堂@東慶寺>
本堂(泰平殿)の立て看板がいい感じ。
<本堂@東慶寺>
本堂はイワガラミが咲く梅雨の季節に限定公開されます。
<本堂@東慶寺>
ご本尊は釈迦如来坐像。
<本堂@東慶寺>
本堂回廊。
<本堂@東慶寺>
アジサイ科のイワガラミ。
ツル性の植物で、本堂裏の岩崖全面を覆っています。
白く繊細な花が可憐でした。
<書院@東慶寺>
本堂隣りの書院。
千姫由来の風情のある建築物です。
<境内@東慶寺>
花菖蒲池の畔に坐す金仏様。
<境内@東慶寺>
花菖蒲も見頃でした。
<白蓮舎@東慶寺>
菖蒲池を見渡す茶室、白蓮舎。
こちらも紫陽花、花菖蒲の季節のみカフェとして公開されます。
<白蓮舎@東慶寺>
良い席に座れました。
<白蓮舎@東慶寺>
席から見る花菖蒲と人々。
<白蓮舎@東慶寺>
茶など喫します。
<白蓮舎@東慶寺>
紫陽花の練り切り。
季節ですね。
<白蓮舎@東慶寺>
渋すぎる手水鉢。
<白蓮舎@東慶寺>
花菖蒲。
花菖蒲(ハナショウブ)と菖蒲(アヤメ)、杜若(カキツバタ)のそっくり御三家の見分け方は、
ハナショウブ:6月上旬前後に主に水場に咲く。花弁の根本に黄色く細長い模様が入る。葉脈が目立つ。
アヤメ:5月上旬前後に乾燥地に咲く。花弁の根本に黄色の網目模様が入る。葉は細い。
カキツバタ:5月下旬前後に水場に咲く。花弁の根本に白く細長い模様が入る。葉は広い。
となるそうです。
<境内@東慶寺>
綺麗な撫子(ナデシコ)。
<境内@東慶寺>
イメージより派手な気がします。
<墓地@東慶寺>
境内奥の広い谷戸は墓地になっています。
<墓地@東慶寺>
良い石像様たち。
<墓地@東慶寺>
岩崖には岩煙草(イワタバコ)がびっしり。
<墓地@東慶寺>
可憐な花です。
<墓地@東慶寺>
青紅葉。
<墓地@東慶寺>
夏紅葉。
<墓地@東慶寺>
白紫陽花。
<墓地@東慶寺>
下野(シモツケ)の花。
<墓地@東慶寺>
青紫陽花。
<墓地@東慶寺>
墓地から境内方面。
<墓地@東慶寺>
竹林もあります。
<墓地@東慶寺>
撮影中を撮影。
<墓地@東慶寺>
君が代の「さざれ石」こと石灰質角礫岩。
<白蓮舎@東慶寺>
境内を通過。
<境内@東慶寺>
水滴と山吹。
<山門@東慶寺>
撤収します。
<@北鎌倉駅>
北鎌倉駅まで戻ってきました。
<@やま本きそば>
駅前のお蕎麦屋さんでちょっと遅めのランチを食して終了です。
コロナ禍でいろいろありましたけど、紫陽花シーズンには間に合ったようで良かったです。気を緩めずゆるりと経済復興ですね。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:180610 Hydrangea Walk @ KITAKAMAKURA, MEIGETSU-IN, TOKEI-JI,
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