
<ルリビタキ(TOPAZ DENOISE AIで補正し直し>
2022年1月
TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035)を購入して、野鳥の撮影をはじめました。
CANONのEOS M6 MarkIIにEF→EOS Mのマウントアダプターをつけて運用します。
(ちなみに色々ありまして、2023年1月現在のカメラはEOS R10。レンズはEF-EOS Rアダプター経由でSIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporaryと1.4倍テレコンのSIGMA TELE CONVERTER TC-1401に更新されています。この組み合わせコスパ最高すぎます。)
コロナ禍真っ最中でしたので、当時は運動不足解消のために自宅から徒歩圏内の三ツ池公園でウォーキングをしていました。
三ツ池公園は横浜市鶴見区にある県立公園です。その名の通り、3つの池を中心に、スポーツ施設や広場、庭園があります。広さは30ha(東京ドーム6個強)ほど。ちょっとした森林もあります。
日本のさくらの名所100選にも選ばれていて、花見の季節は大混雑します。通常期でもそこそこ賑わう都市公園です。私も昔からちょくちょくお邪魔していました。
改めて通うようになると、コロナ禍で人が減ったためもあるのか、歩いていると思ったより野鳥が多いのです。ちょっとめずらしい種類もいたりします。
最初は手持ちの250mm(フルサイズ換算400mm)のレンズでぽちぽち撮っていたのですが、だんだん物足りなくなってきます。まずは中古の100-400mm(換算640mm)を購入。さらに欲が出て、現在は150-600mm×1.4(換算1344mm)と。
カメラも海用に持っていたM6 MarkIIでまずまず満足していたのですが、店頭で鳥認識AFのあるR10を試してみてやられました。
これは本当に凄いです。AFの一発目のつかみは精度速度とも最高です。遠くても枝かぶりしててもかなりの確率で鳥を見つけます。アダプター経由で社外のSigma150-600でもちゃんと機能します。
ただ、サーボモードの挙動は後ろ抜けの傾向があります。シビアな環境ではサーボに頼らず、適宜AFを取り直すのが良い感じです。その際の反応も速いです。
これはM6 MarkIIでもその傾向がありました。昔使用していたニコンのD700やJ4の場合、AF-Cは一度掴むと粘るので個人的には良かったのですが。精度のNIKON、速度のCANON的な。メーカーの思想の違いでしょうか。
とはいえ、それでも驚愕のAF性能なのは間違いないです。
そして…このAFはお魚も瞳認識するそうです。安価なハウジングに期待しています。
他社同等機種と比較するといまいちと言われるセンサー性能も、M6 MarkIIから見ますと確実に進化しています。同じ3200万画素のR7にいかなかったのは、手持ちの150-600が高画素に耐えられていない感じがしていたからです。等倍で見るともやもやしている感じがありました。2400万画素のR10ではしっかり解像していたので正解だったようです。
単焦点や高級なLレンズの望遠をお持ちの方は、高画素で防滴防塵、本体内手ブレ補正のあるR7がベストでしょう。
ちなみにM1PROチップを積んだMacbook Proも購入したので、AI処理によるノイズ除去ソフトも導入しました。Lightroom Classicと相性の良いTOPAZのDENOISE AIです。
これもまた凄いです。個人的にはキヤノンのAPSCでは、ノイズ的にISO1600が上限だったのですが。このソフトのおかげでISO6400まで許容できるようになりました。
古いマックでは処理に一枚数分かかっていたので実用的ではないな、と思っていたのですが、M1チップのマックでは数秒で終わります。最高です。
ということで、ちょっと環境が古い時代の写真ですが、2022年1月に三ツ池で会えた鳥の写真を以下に並べます。
カワセミやエナガは昔から見かけていたのですが、この年は幸せの青い鳥ことルリビタキが現れました。実に数年ぶりのことだそうです。彼らとの出会いが、野鳥撮影にはまる契機ともなりました。
場 所:横浜市鶴見区・三ツ池公園
日 時:2022/01〜
機 材:Canon EOS M6 Mark II
CANON マウントアダプター EF-EOS M
TAMRON 100-400mm F/4.5-6.3 Di VC USD (Model A035)
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flickrアルバム:20220101- Walking & Bird watching @ MITSUIKE Park
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<カワセミ>
三ツ池といえばカワセミ。
彼らをもうちょっと大きく撮りたい!というのが沼の始まりでした。

<ハシブトカラス>
まさにカラスの行水。

<富士山>
末吉橋から三ツ池に向かう途中、ローソンの前から脇道へ遠回りすると、富士山の見える高台を通れます。

<カワセミ>
くちばしが黒いのでオスのようです。
下だけが赤くなるとメスです。

<アオジ>
アオジのオス。
昔の日本では、「アオ」は緑、「ルリ」が青です。

<アカハラ>

<ウグイス>
冬は静かなウグイス。

<エナガ>
三ツ池のアイドル、エナガ。

<メジロ>
お花大好きメジロ。

<アカハラ>
水場でよく会います。

<アオゲラ>
近くに来てくれたアオゲラ。
こんな大きなキツツキもいるんだ、と感動しました。

<ハクセキレイ>
近寄らせてくれるハクセキレイ。

<ハクセキレイ>
M6 MarkIIもR10にも、電子シャッターの高速連写を使用したRAWバーストモードがあります。
連射速度が、機械式で秒間15枚、通常の電子で23枚のところ、秒間30コマで撮影できます
さらに便利なのが、RAWバースト時のプリ撮影機能。シャッター半押し中はずっと連射されていて、シャッターを押すと0.5秒さかのぼって記録が開始される機能です。
カワセミなどの飛び出し等に最適なのですが、旧来の電子シャッターの性能の限界で高速に動く被写体は歪んでしまうローリングシャッター現象を起こしてしまいます。
このセキレイの羽根もにょりんとなっていますね。
ちなみに、最新の積層型CMOSセンサーだと、読み込み速度が桁違いに早いのでこの現象は解消されているそうです。
ただ、性能は最高なのですがその分コストが…フルサイズだとZ9、R3、α1で50万〜70万。APSCのX-H2Sは20万後半、4/3のOM-1でようやく20万前半です。
水中では4/3のPL7を使っていて満足していますので、同じ4/3センサーで最新機種のOM-1なら画質的にもなおさら十分なのですが。肝心のAFがまだ煮詰められていないという評価を聞き今回は断念しました。
レンズ込みのシステムサイズも小さくなりますし、後継機種には期待しています。

<メジロ>
寒桜とメジロ。

<カルガモ>
頭上を飛び越えるカルガモ。
三ツ池は水鳥も多いです。

<ヒヨドリ>
プリ連射でヒヨドリの飛び出し。

<アオジ>
チッチッという声で覗いてみると、歩道脇のブロック塀で雨水をなめるアオジ。

<ヒヨドリ>
フレンドリィなガビチョウ。

<ルリビタキ>
朝一番、池の横のお手洗いに向かうと、歩道の上を跳ねる青い鳥が…
まさかのルリビタキのオスでした。

<ルリビタキ>
プリ連射で飛び出し。

<ルリビタキ>
座ってじっとしていると、向こうから近寄ってきてくれる感じがします。

<ルリビタキ>
まん丸でキュートすぎます。
ブログサイズだとそんなに気になりませんが、今見直すと全部TOPAZ DENOISE AIで現像し直したいところですが…とりあえず一番上のメイン画像だけやり直してあります。

<シロハラ>
水場を訪れたシロハラ。

<シロハラ>
ひとっ風呂浴びて。

<シロハラ>
きょるきょり鳴きながら去っていきました。

<ルリビタキ>
くくくっという地鳴きに上を見ると、先程のルリビタキがこちらを見下ろしていました。

<ルリビタキ>
水浴び直後で機嫌が良かったのか、しばらくその場でさえずっていました。

<ルリビタキ>
こっちをひと睨み。

<ルリビタキ>
また今度。

<カワラバト>
なにやら警戒態勢のカワラバトたち。

<オオタカ幼鳥>
オオタカの幼鳥が狩りの練習をしていました。

<アオゲラ>
ぴょーっと一際大きな声で鳴きながら飛んできたアオゲラ。

<ガビチョウ>
冬季は流れが弱くなる人工の滝でガビチョウが水浴び中。

<シジュウカラ>
時間差でシジュウカラたちも。

<メジロ>
寒桜を吸うメジロ。

<メジロ>
パタタ。

<メジロ>
食後の入浴。

<アオジ>
アオジも来ました。

<カワセミ>
日向で休憩中のカワセミ。

<カワセミ>
くぇー。

<アカハラ>
今度はアカハラが水場に来ました。

<アカハラ>
ダイナミックに入浴してました。

<ワカケホンセイインコ>
最近見かけるようになった、ワカケホンセイインコ。

<ワカケホンセイインコ>
カラスより大きく目立つ鳥です。

<コゲラ>
小さくて勤勉で可愛いコゲラ。

<モズ>
なにかの足だけをくわえています。

<猫様>
主っぽい猫様が話しかけてきました。

<猫様>
オレサマオマエマルカジリ

<猫様>
オレヲナデロ!

<メジロ>
三ツ池から歩いて2kmにある、獅子ケ谷市民の森に来てみました。

<メジロ>
より険しい谷戸になっていて、歩き甲斐があります。

<アオゲラ>
アオゲラもいました。

<アオサギ>
小さな池でアオサギがザリガニを獲っています。

<アオサギ>
丸呑み。

<アオサギ>
というところでざっくり1月分が終了です。
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