20211123 川奈港・東伊豆スキンダイビング行/海蛙様を送る歌 の事
<ミノカサゴ他>
2021/11/23
静岡県伊豆半島の東伊豆にある川奈港へスキンダイビングに行ってきました。
ヒリゾ浜のシーズンも7〜9月のレギュラー渡船と10月のボートシュノーケリングも無事終了。11月後半のこの週は比較的天候が安定したため、シーズンオフのホーム、川奈港へ向かいました。
愛用していたSeafrogs製ハウジングの漏水癖をチェックする目的もあります。
海の方はまずまずのコンディションでした。
午前中の間にクマノミやハナミノカサゴ、ナンヨウツバメウオの群れにすぐ会えました。
お昼くらいから主のウミガメを探そうとしたのですが、ここで微妙な浸水が…念には念を入れてメンテしてから臨んだのですが、これはもう…という感じです。
とりあえず、すぐに新しいパッキンを発注。さらに念入りにメンテをして12/12に再び川奈でチェックしたのですが、やはり同様に微妙な浸水が。
こちらでできることはやりつくしたので、製造元の香港の会社へ修理に出しました。
しかしここで上海にて、コロナによるロックダウンが発生。こちらの会社は本社は香港でしたが、開発は上海だったのです。本社とは連絡が取れるものの、上海工場からは連絡もないとのこと。その後なんやかやと7ヶ月以上かかって、翌年の2022年7月に修理が終了し手元に戻ってきました。
修理代金は無料で対応してくれましたし、英語によるメールのやり取りそのもののレスポンスは迅速でしたし、コロナが一番悪いのですが…しかし半年以上…
そしてやはり川奈へ行って試運転。パッキンからの浸水は無事収まっていました。ヒリゾ浜シーズンも始まり、これからガンガン使うぞ!と意気込んでいたのですが。一ヶ月後に再び浸水が再開してしまいました。
今度はパッキンからの微妙なものではなく、ズーム用のダイヤル部からガンガン入ってきます。この際もすぐに浮上してカメラそのものは助かったのですが。まあアレです。いたちごっこです。
製造元ではまた無料で修理してくださる、とのことでしたが。事ここに至って、このハウジングは諦めることにしました。
M6 MarkIIの画質そのものには満足していたので残念ではありますが、お金の問題よりも、機会損失が痛すぎます。時間は有限ですし、なによりまた漏れるのでは?とびくびくしながら使用するのは精神衛生上大変よろしくないです。
ちなみにこのメーカさんの名誉のために追記しますと、そもそも取り扱いはSONY用がメインの会社さんです。例えばα6000系のハウジングは何度もバージョンアップしていますし、CANON用より全然リーズナブルです。そちらを導入されればきっと大丈夫です。なによりロゴが可愛いです。
と思っていたのですが、その後SONY用をお使いのお知り合いの方が、パッキンから水没してカメラごとご逝去されたり、ズームダイヤルが水中ですっぽ抜けて派手に浸水されたりするのを別々のケースで見てしまいまして……
コスパ的には唯一無二でほんとに最高です。私の場合は使用頻度が多すぎましたし、性格も雑なのでこちら側にも非があるのでしょう。時間はかかりましたが修理は無料でしたし、水没に対応している安価なアウトドア保険などもあります(別件ですがpaypayほけんさんに何回も助けてもらっています)。決しておすすめできない、ということもないと言えるようなことも決してないかもししれません。でも繰り返しになりますが、お金よりも時間のロスが辛いんですよね……むむむむ………
ということで、現在はOLYMPUSのE-PL7と標準ズームレンズ(中古のセットで3万円ぐらい)と純正ハウジングのPT-EP12(まさかのデッドストックの新品で1万円ちょっと)に移行しました。
2014年発表で8年落ちの機体ではありますが、そこは安心の国産純正。まったく問題なく使用できています。浸水のしの字もないです。(といってもOLYMPUSさんの純正ハウジングは某国によるOEM製品なのですが。OLYMPUSの看板は偉大です。)
APSCから4/3にステップダウンしましたが、個人的には画質も必要十分です。
ちなみに、OLYMPUSさんのほとんどの純正ハウジングは、各レンズの専用ポートで運用するものなのですが、このPL7用だけは、標準ズームに67mmの溝を切ったコンパクトなポートがメインになっています。
もちろんポート交換もできるのですが、汎用性のある67mmのポートを利用して、INONのワイドコンバージョンレンズとドームレンズ、クローズアップレンズを適宜付け替えて運用するのが非常に便利です。水中で交換できるので、基本的になんでも撮れます。
タンク容量のしばりで、小一時間単位で撮影スタイルを変更できるスクーバダイビングと違い、スキンダイビングは一日中だらだらと泳いでいます。アタッチメントレンズで超広角からマクロまで対応できるこのスタイルが、個人的には結局ベストでした。
今回はINONのXDマウントシステムで新調したので、レンズ脱着もワンタッチになりました。これがさらに利便性を向上させてくれます。既存のねじ込み式ですと脱着そのものがまず手間ですし、ネジ溝が砂や塩を噛んで割とすぐに痛んでしまいます。
専用のマウントアダプターが必要になるのですが、これがごくコンパクトで軽量。値段も他社の同等システムと比較すると激安で、利便性を考えるとほとんどタダのようなものです。
XDに対応して、ワイコンとドームも新設計になりました。より小さく軽くなった上に、より広角に対応していて、さらに陸でもケラれなくなってます。ほとんど魔法です。INON凄いです。鎌倉の誇りです。
XDシステムは67mmの溝があれば基本的にどのハウジングでも使えます。52mm用もあるので、TG用ハウジングなどにも対応しています。ぜひ一度ご検討ください。<INON様の回し者ではありません(笑
場 所:東伊豆・川奈港
日 時:20211123 09:30〜11:30
天 候:晴れ
気 温:13.4~15.8℃
水 温:19℃
波 高:ややうねり
風 :西南西3.7〜4.4m
透明度:10〜15m
撮 影:Canon EOS M6 Mark II
Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
Seafrogs 40m/130ft Sea Frogs Underwater Camera Housing
Seafrogs 6" Dry Dome Port
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
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flickrアルバム:20211123 Skindiving @ KAWANA Port / East IZU
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<川奈港>
9時半ごろに川奈港に到着。
午後から南西の強風の予報でしたが、午前中はまずまず穏やかでした。
<トライアングル漁礁>
ビーチ中央のトライアングル漁礁へ。
前日の情報ではこの上にビーチの主の大亀、スージーさんが乗っていたらしいです。
<カサゴ>
<クマノミ他>
沖のハーフボート用のブイ下の小さなイソギンチャク。
クマノミとミツボシクロスズメダイygがついています。
<クマノミ他>
真顔で良い黒。
<クマノミ他>
こっち見んな。
<フトヤギ群生>
ビーチ最沖の根にソフトコーラルの群生があります。
<フトヤギ群生>
クチグロがうろうろしていました。
<ツノダシ他>
ツノダシのトリオが出てきました。
<ツノダシ他>
絵になります。
<ツノダシ他>
右奥にミギマキがいます。
<ハナミノカサゴ他>
根の壁面にハナミノカサゴ。
<スズメダイ群れ>
魚群も多いです。
<メジナ群れ>
メジナの群れも。
<クマノミ他>
浅瀬のクマノミペアも元気です。
<クマノミ他>
あの石の裏あたりに卵があります。
<ナンヨウツバメウオ群れ>
防波堤沿いにナンヨウツバメウオの群れがついていました。
<ナンヨウツバメウオ群れ>
大きめの個体が7尾います。
<ボラ群れ>
ボラの群れも通過。
<ボラ群れ>
足元を通過していきました。
<アケボノチョウチョウウオyg他>
防波堤の群れの中にアケボノチョウチョウウオの幼魚がいました。
<アケボノチョウチョウウオyg他>
シャープでビビッドでそれでいてシックで、チョウチョウウオの中で一番好きです。
<ダイバーさん他>
講習中のようです。
<アイゴ他群れ>
アイゴとウミタナゴの群れ。
<タカベ他群れ>
金色のタカベと、右下にシルバーのササムロの群れ。
<ダイバーさん>
群れ狙いのダイバーさんが通過。
<クロホシイシモチ他群れ>
テトラでクロホシイシモチの群れを見ていると…
<ミノカサゴ他>
太陽の中からペジテのガンシップが!<違
<ミノカサゴ他>
イシモチの群れを狙うミノカサゴでした。
<ミノカサゴ他>
気が強いので、ドームポートを睨みつけています。
<アワビ他>
浅瀬に立派なアワビ。
もちろん見るだけです。
<ハナミノカサゴ他>
すぐ近くにふた周りは大きいハナミノカサゴもいました。
<ナンヨウツバメウオyg群れ>
防波堤沿いに少し戻って、ナンヨウツバメウオの幼魚の群れを下から撮ります。
<ナンヨウツバメウオyg群れ>
絵になるお魚です。
<ナンヨウツバメウオyg群れ>
下から水面にいる様子を見ると、燕魚という名前になったのも頷けます。
<ナンヨウツバメウオyg群れ>
飛んでます。
<ナンヨウツバメウオyg群れ>
ここでハウジングのリークセンサーが反応したため強制終了。
パッキン部からの微量の浸水があったのでした。
<川奈港>
お昼過ぎから快晴になり、オフショアの南西風でコンディションも上々なのですが。
あれだけ念入りにチェックしたのに無念です。
<川奈港>
画面中央あたりにエアーのバブルが見えています。
ダイバーさんが集まっているので、アオウミガメが出たのかもしれません。
<川奈港>
時間が余ってしまったので、港をうろうろします。
浸水したもののカメラは比較的無事だったので、レンズを水中用の11-22mm(換算18-35mm)から55-250mm(換算88-400mm)に換えています。
<川奈港>
港の北東にある立派な日蓮聖人像。
小さな岬には伊東に流罪になった日蓮上人が隠れ住んだという岩窟があり、姥子神社という小さな祠があります。
現在は立入禁止になっています。
<川奈港>
主っぽい大黒猫様。
<川奈港>
くつろぐ猫様。
<川奈港>
ウミウ。
<川奈港>
沖の定置網。
先日、ザトウクジラが迷い込んだそうです。
<川奈港>
その先には手石島。
<川奈港>
更に沖の初島。
<川奈港>
風が東向きに変わりました。
川奈ではオンショアになってざわつきます。
<川奈港>
伊豆っぽいアロエの花。
<川奈港>
川奈港のバス停まで戻ってきました。
<川奈港>
港猫様は日向ぼっこ。
<川奈港>
こちらも眠くなります。
<川奈港>
主が最後に挨拶に来てくれました。
ということで終了です。
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