<ネムリブカ他@外地島>
2021年4月26日〜29日
沖縄県の慶良間(けらま)諸島、阿嘉島(あかじま)へ、スキンダイビングをしに行ってきました。
二日目4/28の午前中に向かった、外地島(ふかじじま)でのボートスキンダイビングの様子をアップします。
物凄いサンゴの大群生に豊富な生物。まさに世界が恋する慶良間の海でした。
場 所:阿嘉島・クシバルビーチ・阿嘉ビーチ
日 時:20210428 10:00〜12:00、13:30〜16:30
天 候:晴れ
気 温:22℃
水 温:22〜23℃
波 高:なし
風 :南東5.5〜南南東3.2
透明度:25m以上
撮 影:Canon EOS M6 Mark II
Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
Seafrogs 40m/130ft Sea Frogs Underwater Camera Housing
Seafrogs 6" Dry Dome Port
INON 水中ストロボ D-2000 Type4
EpoqueWorld 水中ライト EL-1000 A105
前回の記事はこちらです。
<慶良間諸島国立公園・阿嘉島マップ>
阿嘉島は慶良間諸島の最も西にある有人島です。面積は3.8平方km、人口は260人ちょっと。
集落は、島南岸にある阿嘉港を中心に160世帯ほどで、徒歩で回れる大きさです。
渡嘉敷島(とかしきじま)、座間味島(ざまみじま)等、慶良間諸島の主要な有人島の中では一番こじんまりとした島です。
阿嘉島のすぐ南にある慶留間島(げるまじま)、外地島(ふかじじま)までは、港近くの阿嘉大橋でつながっています。
島には2016年にトリップアドバイザーの世界のベストビーチ9位に選ばれた北浜(にしばま)ビーチ、港のすぐ隣の阿嘉ビーチ(真謝浜(まじゃのはま))、集落に面した前浜(めーぬはま)ビーチ、集落の西の外れのヒズシビーチ、山を越えて島の北端にあるクシバル(後原)ビーチなど、多くのビーチがあります。
主要ビーチは集落の近くにあるので、レンタルサイクルがあれば十分行き来できます。
ただ、島の中央部は海抜158.3mの大岳(おおたけ)などが連なる、ちょっとした山岳地帯になっています。山を越えて島全体を見て回るにはレンタカーやバイクの方が無難です。
慶良間諸島のスキンダイビングといえば、座間味島から渡る離島渡し(嘉比島(がひじま)、安慶名敷島(あげなしくじま)、安室島(あむろじま))などが有名です。
阿嘉島は上述の地続きのビーチが充実しているため、島渡しを利用しなくても十分楽しめます。
もちろん、阿嘉島からもそれら離島へ行けますし、ボートスキンなども利用できます。
我々も二日目にはサンゴの大群生ポイントへボートで連れて行ってもらいました。これはもうびっくりするほど素晴らしかったです。
実際の行程は、
26日の夜便で羽田から那覇へ。泊港近くのホテル(一泊750円!)で前泊。
27日朝、高速船クイーンざまみ3号で阿嘉島へ。お天気は晴れ。南東の風少々。
お昼過ぎから宿のLagoon315さんのビーチスキンツアーで、島北端のクシバルビーチへ。大潮の干潮で出来た巨大なイノー(礁池:サンゴ礁に囲まれた潮溜まり)がメインです。イノーと言っても、水深10m超える場所もあり、穏やかながらも魚影も濃く楽しめました。
帰りがけには、島中央部の中岳(なかだけ)展望台などによりました。
夕方からは、自転車で港の東隣の阿嘉ビーチ(真謝浜)へ。日没まで1時間ちょっと潜りました。アオウミガメと泳げるビーチです。
28日は快晴。風も弱まり最高のコンディションです。
早起きして、島南西にある天城(あまぐすく)展望台へ。ピンクムーンと呼ばれる4月の満月が西の海へ沈むのを見送って、そのまま日の出を見ました。
朝食後はLagoon315さんのボートで、阿嘉島南の外地島へ。とっておきのサンゴ礁ポイントです。
同行した、宮古島から来られていたシュノーケラーさんが「ここが沖縄で一番。つまり世界一かも…」と言われるほどの素晴らしさでした。大きなネムリブカやガーラ(GT、ロウニンアジ)、エラブウミヘビなどと、しばらく一緒に泳げました。
午後からは自転車で再び阿嘉ビーチへ。魚影濃厚。この日もアオウミガメ、タイマイなどと一緒に泳げました。
夕方は港や前浜でケラマジカなどを撮影。夜は集落にある古民家バー・ヨナミネさんへ。貸切状態で超本格的なカクテルなどを堪能しました。おすすめです。
最終日の29日は雨のち曇り。北西の風も強く若干寒さを感じます。でもせっかくなので朝から海へ。
8時過ぎから、自転車で島西部の北浜ビーチへ。遊泳範囲内はサンゴが少なく若干寂しい印象でした。
ツアーでしか行けない遊泳範囲外は、白砂とサンゴ礁に群れる魚群の、THE慶良間というポイントではあります。次回はリベンジしたいです。
すぐに阿嘉ビーチへ移動して、最後のスキンダイビング。雨が強まる瞬間も有りましたが、カメ、ウミヘビなどと楽しく泳げました。
午後は、一年で一番の干潮で賑わう前浜の潮干狩りを見たり、中岳展望台まで徒歩でいってみたり。17時過ぎの帰りの船の時間まで阿嘉島を堪能。夜の飛行機で羽田に帰ってきました。
「世界が恋するケラマブルー」というキャッチコピーがありますが、まさに一瞬で魅了される阿嘉島の海でした。
海の最高さはもちろん、のんびりした阿嘉島の風情もまた最高。伊豆諸島で言えば、式根島のサイズ感と雰囲気に近いでしょうか。個人的にもベストな感覚です。
チャンスが有ればすぐに再訪したいです。
この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
20210426-29(26-27) Skindiving Tour @ AKA Island / KERAMA Islands, OKINAWA
20210426-29(28) Skindiving Tour @ AKA Island / KERAMA Islands, OKINAWA
20210426-29(29) Skindiving Tour @ AKA Island / KERAMA Islands, OKINAWA
d3_plusのYouTube
<阿嘉港@阿嘉島>
AM9:00、宿のLagoon315さんのボートで出発します。
<ツバメウオ@阿嘉港>
港内のツバメウオのペア。
<阿嘉大橋@阿嘉島>
阿嘉大橋の下をくぐります。
<@阿嘉島・慶留間島>
前浜と慶留間島の間の水道を西へ。
<@阿嘉島>
お天気最高。透明度も見るからに素晴らしく、テンション上がりまくりです。
<サクバル奇岩群@阿嘉島>
前浜通過。正面にサクバル奇岩群、右手の岬に天城展望台が見えています。
<@慶留間島>
慶留間島の西を南下していきます。
左手に見える大きな島が外地島。すぐ右に小さなモカラク島、正面に奥武島(おうじま)、右隅に久場島、サクバルです。
<@外地島>
今日の風と潮回りを鑑みて、外地島の西岸が選ばれました。
右手前方にモカラク島が見えています。
Google Mapのこちらです。
<@外地島>
外地島を背にして沖を見ると、正面に奥武島、右手に久場島。
水面から見てもわかる大変なサンゴ礁です。
<サンゴ礁@外地島>
AM10:00から入水スタート。
ちなみに、宮古島から来られていた同船の方から「ここが沖縄一のサンゴかも…」とお墨付きをいただきました。つまりほぼ世界一です。
<サンゴ礁@外地島>
サンゴに映る私の影。
<サンゴ礁@外地島>
水底から見るボート。
<サンゴ礁@外地島>
水平方向の視界。
透明度50m以上で、目視では測定できない感じです。
<サンゴ礁@外地島>
縦方向。
10m以上潜っていますが、あまりに澄明で、浮上のタイミングがおかしくなるような水質です。
<サンゴ礁@外地島>
サンゴ礁の壁面から空を。
<サンゴ礁@外地島>
見渡す限りのサンゴ礁。
<サンゴ礁@外地島>
ドロップオフ。
<フエヤッコ他@外地島>
フエヤッコのペアがいました。
<アカヒメジ他@外地島>
サンゴ礁の北側の先端まで来てみました。
群れの向こうにアオウミガメもいたのですが近寄れませんでした。
<アカヒメジ他@外地島>
アカヒメジの大群が素晴らしいです。
<アカヒメジ他@外地島>
上層はアマミスズメダイの群れです。
<アカヒメジ他@外地島>
ノコギリダイも混じってます。
<アカヒメジ他@外地島>
水面に反射するサンゴの色もいい感じ。
ずっと見てられます。
<アカヒメジ他@外地島>
ドロップオフから内陸側へ続くサンゴの谷を進んでゆくと。
<水中洞窟@外地島>
素敵な洞窟がありました。
<水中洞窟@外地島>
洞窟の奥から水面の開口部を見上げる。実に良い感じです。
<水中洞窟@外地島>
素敵な枝サンゴ。
<モンガラカワハギ他@外地島>
開口部から顔を出すとこんな風景が。
モンガラカワハギやニジハギがいます。
<モンガラカワハギ他@外地島>
サンゴの谷方向に去ってゆきました。
<アカマツカサ群れ他@外地島>
また別の洞窟。アカマツカサやニジエビスの群れがいました。
<アカマツカサ群れ他@外地島>
左奥にはトガリエビスもいます。
<ヒフキアイゴ他@外地島>
北の先端から、南の入り江の内陸側の比較的浅いポイントに来ました。
ヒフキアイゴのペアがいます。
<トノサマダイ他@外地島>
大きなトノサマダイ。
<ミスジチョウチョウウオ群れ他@外地島>
<ミスジチョウチョウウオ群れ他@外地島>
ゴマチョウチョウウオも合流。
<テングカワハギ@外地島>
枝サンゴにテングカワハギのペアがついています。
<テングカワハギ@外地島>
お腹についている黒地に緑の斑点は、寄生虫ではなくオスの腹びれ(腹部膜状部)です。メスの腹ビレには斑点がなく、黒一色になります。
<テングカワハギ他@外地島>
<テングカワハギ@外地島>
こっち見んな。
<テングカワハギ@外地島>
それにしても不思議で愉快なお魚です。
<ハナビラクマノミ@外地島>
ハナビラクマノミがいました。
<ハナビラクマノミ@外地島>
薄桃色できれいです。
<カクレクマノミ@外地島>
近くにはカクレクマノミも。
<カクレクマノミ@外地島>
こっち見んな。
<キイロハギ他@外地島>
鮮やかなキイロハギと影のようなナガニザ。奥にはテングハギもいます。
<キイロハギ他@外地島>
こっち見んな。
<カスリハタ他@外地島>
テーブルサンゴに隠れるカスリハタとデバスズメダイygの群れ。
<オウゴンニジギンポ@外地島>
サンゴの下にはオウゴンニジギンポ。
<ゴマモンガラ@外地島>
沖を行くゴマモンガラ。
<エラブウミヘビ@外地島>
水底を移動するエラブウミヘビを見つけました。
<エラブウミヘビ@外地島>
なかなかの大物です。
<エラブウミヘビ@外地島>
かなり近寄らせてくれました。
<ハナビラクマノミ@外地島>
こちらにもハナビラクマノミのペアがいました。
<モンガラカワハギ@外地島>
きれいなモンガラカワハギ。
<ニシキヤッコ@外地島>
鮮やかなニシキヤッコ。
<ロウニンアジ他@外地島>
水面から、巨大なネムリブカ(ホワイトチップ)に大きなロウニンアジ(GT(Great Trevally))がついて併泳しているのが見えたので、慌てて追いかけてみました。
一旦見失ったのですが、ロウニンアジが戻ってきてくれました。
<ロウニンアジ他@外地島>
ツノダシとフエヤッコのグループもついてきています。
<ロウニンアジ他@外地島>
エラから出ている謎の紐状物体。
水中で見た際は釣り糸かと思いましたが、ブリ糸状虫などの寄生虫のようです。
<ロウニンアジ他@外地島>
それにしても大きなGTです。
横のツノダシが15㎝として、余裕で1mを超えています。
<ネムリブカ他@外地島>
岩の下でホワイトチップことネムリブカを見つけました。背中にコバンザメがついています。
体長は2m近く。立派なクラスパーがあるのでオスですね。
<ネムリブカ他@外地島>
穴から出たので後を追いかけます。
<ネムリブカ他@外地島>
コバンザメは顎下に回っています。
<ネムリブカ他@外地島>
外洋に向かったので、
<ネムリブカ他@外地島>
先回りして浅瀬に誘導します。
<ネムリブカ他@外地島>
そのままそのまま…
<ネムリブカ他@外地島>
いい感じです。
<ネムリブカ他@外地島>
撮影ご協力感謝です。
<@外地島>
ボートスキンは12:00に終了。本当に最高でした。
ちなみにネムリブカはこの船の前の浅瀬を通過していきました。
<@外地島>
コンディションはさらに良くなっていきそう。
個人的にはもう4時間は余裕でいられます。
<@慶留間島>
港への航海も最高です。
<@阿嘉島>
前浜前の水道もご覧の通り。
<@阿嘉島>
阿嘉大橋をくぐって港へ帰ってきました。
<吉田家@阿嘉島>
ランチは港の前の吉田屋さんのキーマカレー。
<吉田家@阿嘉島>
阿嘉麦スカッシュ最高です。
<北浜ビーチ@阿嘉島>
午後は北浜(にしはま)ビーチを偵察。
遊泳範囲がかなり限られていたので、今回は断念します。
ガイドツアーをお願いすると、ブイの外のパラダイスまで行けるそうです。
<阿嘉ビーチ@阿嘉島>
港の横の阿嘉ビーチ(真謝浜(まじゃのはま)で潜ることにしました。
次回は二日目4/28の午後、阿嘉ビーチでのスキンダイビング他へ続きます。
前回の記事はこちらです。
この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
20210426-29(26-27) Skindiving Tour @ AKA Island / KERAMA Islands, OKINAWA
20210426-29(28) Skindiving Tour @ AKA Island / KERAMA Islands, OKINAWA
20210426-29(29) Skindiving Tour @ AKA Island / KERAMA Islands, OKINAWA
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