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20191102 葉山・三ケ下海岸、芝崎海岸スキンダイビング行/楽しいドチ穴 の事


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

2019/11/02
三浦半島の葉山へスキンダイビングに行ってきました。

冬季の葉山は透明度がぐっと上がります。
この日も透明度10mを超える素晴らしいコンディションでした。

お目当ての三ケ下海岸のドチザメにも無事遭遇。
ツノダシやゴマモンガラの幼魚、カゴカキダイの群れ、イワシの大群なども見られ、良いスキンダイビング行になりました。

場 所:三浦半島・三ケ下海岸、芝崎海岸
日 時:20191102 11:00〜15:30
天 候:晴れ
気 温:15〜20℃
水 温:22℃
波 高:無し
 風 :北東1.9〜4.8m
透明度:10m以上
撮 影:水中:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM
    INON D-2000 Type4
    INON UWL-H100 28M67 type2
    INON UCL-165M67


以下、葉山のポイント解説を再掲します。

葉山の芝崎海岸は首都圏から最も近い場所にあるダイビングポイントとして知られています。
ポイント全体が昭和天皇陛下がウミウシ他の採集・研究をされた葉山町指定天然記念物です。
道路沿いの階段から200mほど続く岩礁帯です。
ダイビングのエントリーポイント(四ツ場)から南に100mほど行くと、170度の根、190度の根という根があります。
また、南西沖の権太郎岩や鮫島まで出ると水深20mを超えます。ドロップオフなどヒリゾ浜並のダイナミックなポイントになっています。
透明度は5m前後のことが多いですが、冬季に黒潮が当たると20m以上抜けることがあります。

西に突き出た凸地のため、東風以外では荒れがちですが、関東有数の巨大な潮だまり(向芝原、鍵取)があるのでそこで十分遊べます。初心者の方でもOKです。
潮だまりにはウミウシ、マダコ、キヌバリ、チャガラ、ギンポなどの小魚。沖に出ると、メバルクロダイ、キンギョハナダイ、ソラスズメダイなど。
数年に一回、ウミガメやマンボウが出たりします。
潮だまりのコケギンポ団地は最高に楽しいです。

芝崎海岸から300mほど南下、一色海岸の手前にある三ケ下海岸もダイビングポイントになっています。
芝崎は道路際の階段を降りた後、100m近く浅瀬と岩場を歩く必要がありますが、こちらのエントリーポイントは道路のすぐ下になっています。

三ケ下はなんと言ってもドチザメです。
ビーチからまっすぐ沖に150mほど泳ぐと、ドチ穴と呼ばれるドチザメが複数集まる岩の下のスペースが何箇所かあります。特に冬期はかなりの確率で遭遇することができます。
その他、カゴカキダイの大群やタツノオトシゴのポイントでもあります。

芝崎海岸へも十分泳いでいける(鮫島まで片道800mぐらい)ので、ドチザメ目当てとエントリーの楽さから、最近はこちらでエントリーすることが多いです。

・風向き:東風以外は荒れやすい
・透明度:年に数回抜ける
・魚 影:割りと濃い
・地 形:岩場
・初〜上級者向け

・交 通:JR横須賀線逗子駅からバスで15分
・駐車場:有り、やや遠い
・トイレ:公衆トイレ有り、やや遠い
・海の家:無し(ダイビングショップあり)


過去の葉山のエントリーはこちらです。

 

この記事のFlickrアルバムはこちらです。
flickrアルバム:191102 Snorkeling @ Beach SANGASHITA, Beach SHIBASAKI / HAYAMA

 


<@真名瀬バス停・葉山>

逗子駅から京急バスで真名瀬バス停まで来ました。
ポイントの最寄りのバス停はこの先の真名瀬漁港か三ヶ下海岸なのですが、おしゃれなバス停と真名瀬海岸越しの名島と富士山、江ノ島の風景が見たくてここで降りることが多いです。

 


<@真名瀬海岸・葉山>

富士山はもやってしまっていますが、弱い北東の風で海は実に穏やかです。

 


<@真名瀬海岸・葉山>

素敵なビーチハウス。

 


<@三ケ下海岸・葉山>

三ケ下海岸に到着。
画面右奥にちらりと見えている岩礁帯が芝崎海岸です。

 


<@三ケ下海岸・葉山>

スクーバの方もここからエントリーしています。
道路からすぐなので便利です。

 


<@三ケ下海岸・葉山>

後を追ってみましょう。

 


<ゴマモンガラyg@三ケ下海岸・葉山>

エントリー直後の波打ち際でゴマモンガラかキヘリモンガラの幼魚に会いました。
手のひらサイズで可愛らしいですが、口元あたりに成長した後の恐ろしさの片鱗が垣間見られます。

 


<@三ケ下海岸・葉山>

ダイバーさんを見つけました。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

三ケ下の浜から150mほど沖合にドチ穴を発見しました。
1m以上のドチザメが、5〜6尾狭いところに重なって寝ています。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

ゴンズイドチザメ

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

鮫肌。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

鰓。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

尻尾とヒメギンポ
場所的に砂が舞いやすいので、一旦他のポイントを見て回ります。

 


カサゴ@三ケ下海岸・葉山>

大きなカサゴもいました。

 


タカノハダイ他@三ケ下海岸・葉山>

こちらの穴には、タカノハダイハコフグ、ホシササノハベラなど。

 


カゴカキダイ群れ@三ケ下海岸・葉山>

ドチ穴の近くにカゴカキダイの大きな群れが。

 


カゴカキダイ群れ@三ケ下海岸・葉山>

絵になります。

 


カゴカキダイ群れ@三ケ下海岸・葉山>

こう見えて食しても実に美味なのです。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

ドチ穴に戻ってきました。
頭隠して尻隠さず、とサザエ。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

まだ寝ていました。
周りにゴンズイ、ミナミハタンポ、ネンブツダイなどがいます。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

メバルが顔を出しています。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

正面から近づけました。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

前から見るとファニーでキュートです。

 


カゴカキダイ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

再びカゴカキダイの群れ。

 


カゴカキダイ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

数えると100尾を超えています。

 


モンツキハギyg他@芝崎海岸・葉山>

300mほど北へ泳いで芝崎海岸に入りました。
ソラスズメダイの群れとモンツキハギの幼魚、ホシササノハベラなどがいます。

 


<@芝崎海岸・葉山>

鎌倉〜葉山あたりはSUPの聖地でもあります。

 


<鵜他@権太郎岩・芝崎海岸・葉山>

芝崎海岸の入り口から350mの沖合にある権太郎岩に到達しました。
三ケ下の浜からは750mほどです。

 


<鵜他@権太郎岩・芝崎海岸・葉山>

Uh!

 


<シラス@権太郎岩・芝崎海岸・葉山>

海面には葉山名物のシラス。

 


<ヤガラ@権太郎岩・芝崎海岸・葉山>

刺し網に擬態するヤガラがいました。

 


<@権太郎岩・芝崎海岸・葉山>

有名な権太郎岩ホール。
人ひとり入れるくらいの三角穴です。

 


ゴンズイ玉@権太郎岩・芝崎海岸・葉山>

岩の上を滑り寄ってくるゴンズイ玉。

 


ゴンズイ玉@権太郎岩・芝崎海岸・葉山>

まだ小さいので可愛いです。

 


スズメダイ群れ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

権太郎岩から北西へ130m。
葉山で一番ダイナミックな鮫島に到達です。

 


メジナ群れ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

メジナスズメダイなど魚群が見られます。

 


<キンギョハナダイ群れ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

キンギョハナダイの群れとハコフグキタマクラなど。

 


<ツノダシ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

鮫島の北西側はえぐれた谷状のドロップオフになっています。
メジナニザダイ、イシダイなどが群れ、例年ツノダシが見られます。

 


<ツノダシ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

イシダイとハコフグとツノダシ。

 


<ツノダシ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

かなり立派なツノダシです。

 


<ツノダシ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

こっち見んな。

 


<ミナミギンポ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

ミナミギンポもまだ頑張っています。

 


ウツボ他@鮫島・芝崎海岸・葉山>

上を見るとまた立派なウツボ

 


<@鮫島・芝崎海岸・葉山>

鮫島から水路を岸方向に横断。芝崎海岸の陸側(鍵取)に戻ります。

 


モンツキハギyg他@鍵取・芝崎海岸・葉山>

浅瀬のメジナニザダイの群れ。
ひときわ目立つモンツキハギygが混じっていました。

 


<ツノダシ他@鍵取・芝崎海岸・葉山>

こちら側にもツノダシがいます。

 


<ツノダシ他@鍵取・芝崎海岸・葉山>

こっち見んな。

 


<キビナゴ群れ@鍵取・芝崎海岸・葉山>

鍵取の斜面には、キビナゴやボラの大群がよくいます。

 


<キビナゴ群れ@鍵取・芝崎海岸・葉山>

キラキラです。

 


アオリイカ群れ@鍵取・芝崎海岸・葉山>

アオリイカの群れが狙っています。

 


クロダイ他@鍵取・芝崎海岸・葉山>

浅瀬のクロダイの群れも芝崎名物です。

 


<グビジンイソギンチャク@四ツ場・芝崎海岸・葉山>

鍵取からさらに陸側へ、四ツ場に戻ってきました。

 


コウイカ他@四ツ場・芝崎海岸・葉山>

岩の裏を覗くとコウイカのペアが。

 


コウイカ他@四ツ場・芝崎海岸・葉山>

頭足類は表情豊かで最高です。

 


<カワハギ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

さらに内陸へ、向芝原の大きな潮溜まりに入りました。

 


<カワハギ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

カワハギ美味しいんですよね。

 


タカノハダイ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

こっち見んな。

 


シマハギyg@向芝原・芝崎海岸・葉山>

潮溜まりは暖かいので、11月でも季節回遊魚の幼魚が多く見られました。

 


クサフグ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

砂地で眠るクサフグ

 


<フライチョウチョウウオyg他@向芝原・芝崎海岸・葉山>

水面ギリギリの穴から顔を出す、ナベカとフウライチョウチョウウオの幼魚。

 


<ボラ群れ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

潮溜まりを通り抜け、向芝原の南側、170度の根へと向かうエントリーポイントあたりまで来ました。
このあたりも魚影が濃いです。

 


<キビナゴ群れ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

こちらにもキビナゴの群れ。

 


<キビナゴ群れ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

キラキラです。

 


<ゴマチョウチョウウオyg他@向芝原・芝崎海岸・葉山>

ゴマチョウチョウウオの幼魚もいました。
奥にはホシササノハベラ。

 


<ゴマチョウチョウウオyg他@向芝原・芝崎海岸・葉山>

立派な季節回遊魚です。

 


<ハクセンスズメダイyg他@向芝原・芝崎海岸・葉山>

綺麗なハクセンスズメダイの幼魚もいます。

 


<ハクセンスズメダイyg他@向芝原・芝崎海岸・葉山>

こっち見んな。

 


トゲチョウチョウウオyg他@向芝原・芝崎海岸・葉山>

大きめのトゲチョウチョウウオygも。

 


トゲチョウチョウウオyg他@向芝原・芝崎海岸・葉山>

こっち見んな。

   


<キビナゴ群れ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

少し沖に出ると更に大きなキビナゴの群れが出ました。

 


<キビナゴ群れ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

西日でいい感じです。

 


<キビナゴ群れ@向芝原・芝崎海岸・葉山>

しばらく巻かれていました。

 


<ゴマモンガラyg@三ケ下海岸・葉山>

三ケ下に戻ってきました。
波打ち際の岩の間に隠れているのは、朝にも会った個体かもしれません。

 


<ゴマモンガラyg@三ケ下海岸・葉山>

動けないのをいいことにマクロで撮らせていただきました。

  


<ゴマモンガラyg@三ケ下海岸・葉山>

ありがとう!

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

最後にドチ穴を再訪。
そろそろ目が覚める頃でしょうか。

  


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

この個体は1.5mぐらいありそうです。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

目に瞬膜がかかっているのでまだおねむですね。

 


ドチザメ群れ他@三ケ下海岸・葉山>

まさに魚が交わるで鮫。

 


<@三ケ下海岸・葉山>

15:30で終了です。
海辺でお湯を沸かしてカップ麺やお燗をいただくのが最高の美味だと思います。

ちなみに、写真のNIKON1 J4とNIKON純正ハウジングのWP-N3はすでに退役しており、現在はCANON EOS M6 MarkⅡと香港のSeafrogsのハウジングに代替わりしております。
サイズは1.5倍になり、使い勝手は若干減退しましたが、それ以上にカメラの機能、特に1インチからAPSCへのセンサー性能のアップが最高です。

 


<@三ケ下海岸・葉山>

令和に。

 


<@三ケ下海岸・葉山>

気持ちの良い夕暮れです。

 


<@芝崎海岸・葉山>

遠回りして芝崎海岸を通って帰ります。

 


<@芝崎海岸・葉山>

芝崎海岸とヨット。

 


<@芝崎海岸・葉山>

ということで終了です。
やっぱり海は最高ですね。

 

次回は2020年2月22日-24日の八丈島スキンダイビング行になります。


この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
flickrアルバム:191102 Snorkeling @ Beach SANGASHITA, Beach SHIBASAKI / HAYAMA
d3_plusのYouTube

過去の葉山のエントリーはこちらです。

   
三ヶ下海岸のGoogleMapはこちらです。