20200103 初島・東伊豆スキンダイビング行/タカベとカメとちょっとイルカ の事
<タカベ大群@イサキネ・初島>
2020/01/03
天気がいいのでお正月から初島へスキンダイビングに行ってきました。
熱海から出る定期船で初島へ。
たった25分の航海ですが、やはり島は一味違います。
海況も素晴らしく、透明度も良好。魚影もさすがの濃さです。
朝一にはアオウミガメに遭遇。狙っていたタカベの大群もばっちり見られました。
入水後は初島の温泉と散策を。噂の二頭のイルカも陸から確認できました。
晩御飯では、熱海の素晴らしい海鮮居酒屋の「善作」さんにも出会え、お正月から実におめでたい、楽しいスキンダイビング行になりました。
場 所:東伊豆・初島
日 時:20200103 09:30〜11:30
天 候:快晴
気 温:8〜13℃
水 温:18〜19℃
波 高:なし
風 :南東1.0〜西3.2
透明度:15m以上
撮 影:水中:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM + WP-N3
INON UCL-165M67
陸上:NIKON D700
前回の記事はこちらです。
この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
200103 Snorkeling @ HATSUSHIMA Island / East IZU
d3_plusのYouTube
<初島島内マップ>
初島区事業協同組合様にお借りした島内マップです。
副業の旅行記事で初島について扱いましたので、シュノーケリング行に入る前にこちらも掲載しておきます。ご参考ください。
<川崎商工会議所月報かいぎしょ2021年3月号>
歴史と伝説と文学武陵桃源の初島
首都圏最近の離島リゾート、海鮮丼他
(静岡県熱海市 初島)
冬ならではの澄明な夕暮れを迎えました。赤く染まる西の空、箱根の山の上に顔を出す富士山のシルエット。12キロ離れた熱海の街に火が灯ります。相模湾に浮かぶ、伊豆諸島最初の島、初島。7千年の歴史と、数多の伝説に彩られた、『武陵桃源の島』です。
今回のぶらり旅は、早春の伊豆半島東部相模湾に浮かぶ初島へ向かいました。静岡県唯一の有人島で、熱海港から片道25分のフェリーで結ばれています。
初島の歴史は古く、島内全域には縄文時代早期(約7千年前)の遺跡が点在しています。今も残る初木神社は、古墳時代中葉(約2千年前)の遺構の上に建立されており、少なくとも鎌倉時代には神社として存在していたと推測されています。
風光明媚で交通の便の良い初島には、古来より多くの文化人が訪れています。明治の歌人、与謝野晶子が著した「初島紀行」では、「満山の椿とスイセンとを目にした実感は猶武陵桃源(浮世から離れた幸福な別天地、桃源郷)の趣がありました」と絶賛されています。厳冬期の1〜3月でも、スイセン、アロエ、ツバキ、菜の花、熱海桜、河津桜、極楽鳥花などを楽しむことが出来ます。
一周約4kmの初島は、これらの歴史的史跡や花畑をめぐる散策にぴったりです。歩き疲れたら、相模湾を一望する海泉浴「島の湯」で一休み。その他、本格アスレチックパーク、ダイビング、釣りと、一年を通じて楽しめるアクティビティで満載です。
港から続く海沿いの食堂街には、個性豊かな16軒の食堂が軒を連ねます。例年、2〜3月には、各食堂自慢の海鮮丼が覇を競う「初島漁師の丼合戦」が開催されます。どの丼も、初島産の新鮮極まる魚介を活かした、素晴らしい一品揃いです。
◦アクセス
【電 車】 JR川崎駅→JR東海道線→JR熱海駅→初島定期船
【自動車】 川崎→国道1号線→西湘バイパス→真鶴道路→熱海ビーチライン→熱海→初島定期船
◦キャプション
①:初島港から見る熱海の夕景 ②:初島公園菜の花花畑 ③:海泉浴「島の湯」露天風呂 (島の湯:☎0557-67-2151)
④:初島海鮮丼 (初島事業協同組合:☎0557-67-1400)
文末:フェリーに集うユリカモメ (㈱富士急マリンリゾート:☎0557-81-0541)
--
<熱海港@初島航路イルドバカンス3世号>
早起きして熱海港へ。
8:40発の初島航路船に乗りました。
<熱海港@初島航路イルドバカンス3世号>
大島行の東海汽船のジェット船も停まっています。
<熱海港@初島航路イルドバカンス3世号>
熱海城と朝日。
<熱海港@初島航路イルドバカンス3世号>
熱海の街並み。
<熱海港@初島航路イルドバカンス3世号>
初島が見えます。
熱海からは約12km、25分ほどの航海です。
<熱海沖@初島航路イルドバカンス3世号>
出港してすぐにカモメの群れがお出迎えしてくれます。
<熱海沖@初島航路イルドバカンス3世号>
ナイスキャッチ。
<熱海沖@初島航路イルドバカンス3世号>
いい天気です。
<熱海沖@初島航路イルドバカンス3世号>
お正月の空。
<熱海沖@初島航路イルドバカンス3世号>
富士山が見えていました。
<熱海沖@初島航路イルドバカンス3世号>
三が日です。
<初島港@初島航路イルドバカンス3世号>
初島港に到着。
<初島港@初島>
イルドバカンス3世号と富士山。
<初島港@初島>
ようこそ初島へ!
<テラシタ@初島>
初島港の東隣のテラシタというポイントで潜ることにします。
さらに東に移動すると、フタツネというポイントがあります。
夏の間は港内がシュノーケリング用に開放されています。
島の反対側の西岸にはニシマトというダイビング専用ポイントもあります。
<テラシタ@初島>
イルドバカンス3世号が熱海に戻ってゆきます。
<テラシタ@初島>
船と熱海の街並みと富士山。
<テラシタ@初島>
渚猫様。
<ミダレカメノコキクメイシ?@テラシタ・初島>
早速入水。
テラシタは比較的遠浅のゴロタ場です。
大きなサンゴもありました。
<ミツボシクロスズメダイyg他@テラシタ・初島>
大きなサンゴイソギンチャクの群生もあります。
<メジナ他@テラシタ・初島>
透明度は浅瀬は10mほど。
沖に出ると15m以上見えていました。
<アオウミガメ@テラシタ・初島>
そのまま真っすぐ沖に出てゆくと、きれいなアオウミガメが食事中でした。
<アオウミガメ@テラシタ・初島>
なかなか立派なサイズです。
<アオウミガメ@テラシタ・初島>
港の方へ泳ぎ去ってゆきました。
<メジナ他@フタツネ・初島>
テラシタから東へ進んで、初島ダイビングセンター前のポイント、フタツネに入りました。
こちらは岸からゴロタ場がなだらかに続き、途中から急激に落ち込み10m以上の深度に。その先は砂地になっています。
<クエ他@フタツネ・初島>
砂地との境目で、異様な存在感がある大きなクエがいました。
<クエ他@フタツネ・初島>
ホンソメワケベラのクリーニング中でした。
少なくとも80cm以上はありそうです。
<マダイ@フタツネ・初島>
これまた巨大なマダイ。
<メジナ群れ他@フタツネ・初島>
<メジナ群れ他@フタツネ・初島>
個体のサイズも立派です。
<ミツボシクロスズメダイyg他@テラシタ・初島>
テラシタのイソギンチャク群生に戻ってきました。
<ミツボシクロスズメダイyg他@テラシタ・初島>
ヒリゾ浜などもそうですが、ここ数年の高水温のお陰で、越冬個体が増えています。
<@テラシタ・初島>
ダイバーさん。
<ハマフエフキ他@フタツネ・初島>
かなり大きなハマフエフキが近づいてきました。
沖縄では三大高級魚の一つ、「タマン」と呼ばれています。
<ハマフエフキ他@フタツネ・初島>
アイゴやイスズミの群れと一緒にいました。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
今回の目的、タカベの大群を求め、フタツネを超えて初島北岸の東端まで来ました。
いわゆるイサキネと呼ばれるポイントだと思います。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
群れの数、個体の大きさ、集まり具合、水質。
個人的に過去最高クラスの群れです。
<イナダ群れ@イサキネ・初島>
当然、彼らを狙う捕食者も集まっています。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
人が追ってものんびりしていますが、イナダに追われるとギュッと集まります。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
鮮やかな黄色のラインが最高です。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
下から見てもきれいです。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
水深は30mぐらいです。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
突然水面へ飛び出しました。
いわゆるボイルです。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
イナダの気持ちで突入。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
急速潜航。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
すぐに落ち着いてしまいました。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
こちらを気にせず、目の前で水面のプランクトンに夢中です。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
見て美しく、食べても美味。
タカベは最高です。
<タカベ大群@イサキネ・初島>
無事、今回の目標を達成できました。
<コブダイ他@イサキネ・初島>
タカベの群れの下に、巨大なコブダイもいました。
初島は魚が大きいですね。
<ヒメギンポ@イサキネ・初島>
ヒメギンポのメス。
<ヒメギンポ@イサキネ・初島>
こちらは婚姻色のオスです。
<@フタツネ・初島>
落とし物かと思ったら、水中用のデータロガーでした。
<ウミウチワ他@フタツネ・初島>
ウミウチワやアカヤギ、ウミトサカなどのソフトコーラルもあります。
<ツノダシ他@フタツネ・初島>
岩の間には、ツノダシやキンギョハナダイ、ネンブツダイ、スズメダイなどの群れ。
<ツノダシ他@フタツネ・初島>
なかなか立派なツノダシでした。
<キクメイシ@テラシタ・初島>
テラシタに戻ってきました。
<キクメイシ@テラシタ・初島>
立派なサンゴもあります。
<@テラシタ・初島>
テラシタの一番港側のテトラポッドに、巨大な流木が刺さっていました。
<ナミノハナ群れ@テラシタ・初島>
波打ち際の水面に、イワシの仲間のナミノハナの群れ。
<ナミノハナ群れ@テラシタ・初島>
ボラの稚魚かもしれません。
<シマハギyg@テラシタ・初島>
シマハギの幼魚で終了です。
<越乃景虎@テラシタ・初島>
越後の越乃景虎をお燗にして、保温&水分補給。
<アロエ@フタツネ・初島>
朝から3時間経ちました。お昼を食して午後も潜る手もありますが…
せっかくなので初島を徒歩で一周することにしました。
<イカのトイレ@イサキネ・初島>
イサキネの陸側にある有名なイカのトイレ。
<@PICA初島・初島>
海岸沿いを東廻りに歩いてゆきます。
<@PICA初島・初島>
江戸城築石採集の跡。
<@PICA初島・初島>
初島東岸に出ました。
<@PICA初島・初島>
お天気最高です。
<@海泉浴「島の湯」・初島>
港から徒歩15分。
海泉浴「島の湯」に到着しました。
他にお客さんもなく貸し切り状態でした。
<@海泉浴「島の湯」・初島>
おなかが減ったので、食堂街へ戻ります。
<@フタツネ・初島>
フタツネにエントリーするダイバーさんとサザエの殻の山。
<アカハタ他@食堂街・初島>
だがしかし!
三が日ということもあって、食堂街はすべてお昼で営業が終わってしまっていたのでした。参りました。
<アカハタ他@食堂街・初島>
お魚は見るだけ。
朝ごはんのコンビニ飯の残りを食して、散策を続けます
<@初島港・初島>
初島港。
手前側のスペースと、画面左手の防波堤の外側、画面右に見切れている先程のテラシタ。
3つのポイントが夏に開放されてシュノーケリングポイントになります。
<スノーケリングセンター@初島港・初島>
港横のスノーケリングセンター。
7月の三連休から9月の三連休の間だけオープンします。
<@初島港・初島>
「初島の祖」と言われる、丸宮重助氏の銅像。
今に続く、初島名物のところてんの原料、天草の栽培で財を成したそうです。
<初木神社@初島港・初島>
初島の鎮守、初木神社。
<初木神社@初島港・初島>
初木神社に祀られている三神。
<初木神社@初島港・初島>
初木神社の由来。
<竜神宮@初島港・初島>
ひっそり佇む竜神宮。
<竜神宮@初島港・初島>
竜神宮の由来。
<初島海洋資料館@初島港・初島>
初島海洋資料館の解説。
残念ながらお正月休みでした。
<@初島港・初島>
初島海底送水管の解説。
各所の解説が充実していて助かります。
<@ニシマト・初島>
第2漁港を通過して、初島西岸のダイビングポイント、ニシマトに到着。
今は去ってしまったようですが、しばらくの間、二頭のミナミハンドウイルカが居着いていました。
基本的にスクーバダイビング専用なので、素潜りでは入れないようです。
<ミナミハンドウイルカ@ニシマト・初島>
いました!
十分泳いでいける距離なので、入れないのが非常に残念です。
<ミナミハンドウイルカ@ニシマト・初島>
揃ってブロー。
<ミナミハンドウイルカ@ニシマト・初島>
ジャンプしてくれないかな?としばらく見ていましたが、尾びれを見せてくれただけでとどまりました。
<島猫様@ニシマト・初島>
ニシマトから斜面を登って初島公園を目指します。
<島猫様@ニシマト・初島>
島猫様にごあいさつ。
<島猫様@ニシマト・初島>
主の風格。
<スイセン@初島>
西日とスイセン。
<スイセン@初島>
35年前の望遠レンズなので、逆光で盛大なフレアが出ます。
が、これはこれでい感じです。
<椿@初島公園・初島>
逆光の椿。
<キング・プロテア@初島公園・初島>
花の王様と呼ばれる、キング・プロテアが栽培されていました。
<キング・プロテア@初島公園・初島>
温暖でないと露地栽培できないそうですが、初島は海流の恩恵で大丈夫なのだそうです。
<キング・プロテア@初島公園・初島>
西日とキング。
<菜の花@初島公園・初島>
菜の花畑も綺麗に咲いています。
<菜の花@初島公園・初島>
西日と菜の花。
<スイセン@初島公園・初島>
スイセンも満開です。
<スイセン@初島公園・初島>
お正月でも初島は華やかですね。
<?@初島公園・初島>
シシガミ様!?
<?@初島公園・初島>
排水溝から飛び出す木の根っこでした。
<@初島公園・初島>
夕日の時間です。
<@初島灯台・初島>
<@初島灯台・初島>
<@初島灯台・初島>
伊豆諸島と初島の由来。
八丈小島もあるのに、式根島は無いんですよね。
<@初島>
初島大根。
<@初島>
自家製タクワン美味しそうです。
<@初島>
港へ向かう坂道。
<@東明寺・初島>
初島唯一のお寺、東明寺さん。
<@東明寺・初島>
由緒有りげなお地蔵様。
<@初島港・初島>
港を見下ろすアロエ。
<@初島港・初島>
結構怖い由来のある、お初の松。
<@テラシタ・初島>
ぐるっと一周して、テラシタに戻ってきました。
<@テラシタ・初島>
夕暮れの富士山最高です。
<@テラシタ・初島>
赤富士と熱海の街並み。
<@テラシタ・初島>
大物が釣れました。
<@テラシタ・初島>
港猫様。
<@テラシタ・初島>
夕方の船が出ました。
<@初島港・初島>
またのお越しをお待ちしております。
<@初島港・初島>
月が出ました。
<@初島港・初島>
初島港の夕暮れ。
<@初島港・初島>
波止場の先端に、スマホやカメラをおけるスタンドがあります。
30秒開放で海面をなだらかにしてみました。
<@初島港・初島>
気がつけば熱海の街に火が灯っています。
<@初島港・初島>
青い看板は東横インでしょうか。
<@初島港・初島>
17:50の最終便はイルドバカンス・プレミア号でした。
<@イルドバカンス・プレミア号>
デッキにはハート。
<@イルドバカンス・プレミア号>
熱海港に帰ってきました。
<@熱海港>
やはり島は楽しかったです。
<@和食ハーモニー 善作・熱海>
晩御飯は熱海の名店、海鮮居酒屋の「善作」さんへ。
<@和食ハーモニー 善作・熱海>
素敵なお箸。
<@和食ハーモニー 善作・熱海>
お刺身盛り合わせは、店主さんが自ら相模湾で釣ってこられた、炙りマコガレイ、炙りタチウオ、サバ、そしてカゴカキダイが!
とろっと脂が乗ったきれいな身で、実はとても美味しいお魚なのです。
こいつは春から縁起が良いです!
<@和食ハーモニー 善作・熱海>
当然日本酒を。静岡の地酒も沢山ご用意されています。
ごちそうさまでした。本当に素敵なお店ですので、皆様も是非。
ということで、お正月からナイスなスキンダイビング行になりました。
次回はお出かけ記事を一つはさんで、2020年2月22日-24日の八丈島スキンダイビング行に続きます。
前回の記事はこちらです。
この記事のFlickrアルバム他はこちらです。
200103 Snorkeling @ HATSUSHIMA Island / East IZU
d3_plusのYouTube
中の浦海水浴場のGoogleMapはこちらです。
D