20190503-05(04) 式根島・新島・伊豆諸島シュノーケリング行二日目/江の扇→小浜港外 の事
<式根島の磯マップ>
みんカラでほそぼそとやっていたのですが、写真サイズ他の問題ではてなブログに移ってきてみました。よろしくお願いいたします。
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2019/05/03-05
去年の10月に続き、今年のGWにも伊豆諸島の式根島へ行ってまいりました。
二日目の江の扇、小浜港外、丸根ヶ浜のシュノーケリングをまとめます。
二日目は見事に晴れました。せっかくなので、早起きして宿の近くにある島南東部の小の口公園、島北部の泊海水浴場を回って陸の撮影を。PLフィルターを付けると海と空が綺麗に写ります。
最初のポイントは、島東部にある地磯の江の扇(えのおうぎ)。舗装路から未舗装の林道に入っていきますが、小さな神社などがある歩きやすい道です。前日の吹之江のようなエクストリームさはないのでちょっと安心です。
江の扇は干潮時には完全に外海から隔離される大きな潮だまりです。広さはテニスコート二面ほど。すぐ外は一気に三宅島まで達すると言われる強烈な潮流の外海で、満潮時にはその綺麗な潮が入ってくるので水質などがきれいに保たれていました。
エントリーして驚いたのは、まるでアクアリウムのような緑と青の美しい水中風景です。ホソジュズモやコケイワヅタなどの海藻がびっしり繁茂して、異常に高い透明度と相まって、絵画のような美しさでした。
海藻の間には無数のカエルウオ。チョウチョウウオやベラの幼魚もいます。その奥に進むと、今度は壁面全体を覆うサンゴイソギンチャクの大群生が。クマノミは見つかりませんでしたが、ミツボシクロスズメダイygなどがごく浅瀬から見られました。
かなり珍しい婚姻色のミヤケヘビギンポや産卵中の巨大なイシガキウミウシなどもいて、秋にまた再訪してみたいものです。
次のポイントは、江の扇への道中にちらっと見えていた、エメラルドグリーンの入江、小浜港外(小浜口)です。
小さな岬を挟んで江の扇の北隣り、小浜港の出口のテトラポッドの防波堤と崖に挟まれた砂地の綺麗な水域でした。獣道をより険しい方へ進み、10mほどの崖を上り下りする必要があるのが難点ですが、水質は最高でした。
魚影はそこそこ。港から出る船の通り道のある深場に根があって、そのあたりはチョウチョウウオやオジサンなどの群れが見られました。
どちらのポイントも、穏やかな日に外洋も覗いてみたいですね。
場 所:式根島・江の扇、小浜港外
日 時:190504 09:00〜11:30
天 候:晴れ
気 温:20℃
水 温:21℃
波 高:やや
風 :西
透明度:20m以上
撮 影:水中:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM + WP-N3
INON UCL-165M67
陸上:NIKON D700
去年の10月に続き、今年のGWにも伊豆諸島の式根島へ行ってまいりました。
5/2(金)の夜に竹芝桟橋より出港、翌朝8時に無事式根島の野伏港に到着。民宿肥田文さんにチェックインして、電動自転車をレンタルして早速海へ。
まず向かったのは、去年泳げなかった島北西部の大浦海水浴場。式根島に4つあるメジャーな海水浴場の一つです。
北西風で若干バタついていましたけど、水質は10〜20mと上々。場所によってそれ以上の素晴らしい透明度でした。
魚影も濃く、レンテンヤッコやハリセンボン、オキクラゲなどが見られました。
お昼からは島北部にある地磯の「吹之江」へ。本州でも一番美しいヨットの停泊地としても知られています。
ただ、陸から向かうにはかなりの難所。地図にない路地を入って行き、藪を抜けて崖を上り下りしてようやくたどり着きました。
しかし海中はその甲斐ある美しい入江でした。水深は湾内は浅く、沖に出ると一気に30m以上の深度。奥の浅瀬には海底温泉があり、不思議な雰囲気があるポイントです。
魚影もなかなか。チョウチョウウオの大群やハリセンボン、イシガキフグなどの大物もいます。
スジハナビラウオの成魚と思しき珍しい魚も見られました。海底温泉のおかげかも知れません。
この日のラストは島北部、吹之江のすぐ東隣の泊海水浴場へ。夕方の30分だけ泳いでみました。
式根島で一番穏やかな入江で、この日は沖の深場もちらっと見ることができました。伊豆ではめったに見られないコールマンウミウシやジャノメアメフラシなど南方系のウミウシに会えました。
その後は式根島名物の無料海際露天風呂(松が下雅湯)に浸かって、みやとら商店さんの島弁当を食して終了。
翌日、二日目の江の扇、小浜港外(小浜口)、丸根ヶ浜のシュノーケリングに続きます。
ちなみに最終日の三日目は大型船の予約をキャンセルして、時間に余裕のある午後の高速ジェット船にチケットを変更。
連絡船にしき号で新島に渡って、取材がてら自転車で島内を巡りました。こちらも素晴らしかったです。
そして、明晩から4泊5日でまた出港します。秋雨前線と低気圧で予報がじゃっかん険しいのが…でもきっと大丈夫!だと思いたいです。
以前記した式根島全体についての雑感を再掲しておきます。
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東京都の楽園 海と温泉と人情の式根島へ
東京都新島村 式根島
真っ青な海と空。白く輝くビーチにはまばらな人影。透明度が高いので、水底の様子が手に取るようにわかります。まるで南国のような景色ですが、式根島は行政区的には東京都!都内から直線距離で約160㎞、高速ジェット船なら約2時間。日帰りでも行ける身近な楽園なのです。
今回のぶらり旅は、伊豆諸島の式根島を訪れました。式根島は新島と神津島にはさまれた、直径約12kmの小さな島です。美しく穏やかな海岸と、無料で入れる露天風呂、独特の島グルメなどが大きな魅力となっています。今なら、東京都が補助する「しまぽ通貨」を利用して、お得に旅することができます。※
島内には、水着で入る海際の野天風呂が3か所。「地鉈温泉」、「足付温泉」は、岩場に源泉が直接湧く野湯。どちらも潮の干満で海水と混じり、適温となった潮溜まりを探す必要がある、大変ワイルドな温泉です。中でも地鉈温泉は「内科の湯」と呼ばれ、全国露天風呂番付で東の張出横綱に番付される、知る人ぞ知る名湯。足付港近くの「松が下雅湯」にも引かれており、気軽に楽しむこともできます。
島の周囲はリアス式の入り組んだ海岸線が続きます。穏やかな入り江は海水浴場としても好適。泊、石白川、大浦、中の浦の4か所が開放されています。美しい砂浜と澄んだ岩礁、高い透明度が自慢です。筆者は地元の方に教えていただいた、秘密の入り江でシュノーケリングを行いました。ごく浅瀬から、見事なサンゴの群生とカラフルな熱帯魚の群れが…素晴らしい光景でした。11月でも水温は20度以上。ウェットスーツをレンタルすれば、ダイビングなどでもまだまだ十分楽しめます。
小さな島は、レンタルの電動アシスト付自転車で回るのにぴったり。点在する商店で、島素材満載の「島のり弁当」や「たたき丸」(地魚のすり身を巻いたおにぎり)、「明日葉あげパン」を買って、ぐるりとサイクリング。新東京百景にも選ばれた神引展望台の絶景を見ながら、ランチタイムはいかがでしょう。
●アクセス 竹芝桟橋→東海汽船・大型船(前日22:00発)→式根島(9:05着)又は竹芝桟橋→東海汽船・ジェット船(当日7:35発)→式根島(11:05着)
●キャプション ①:泊海水浴場 ②:松が下雅湯 ③:丸根ヶ浜のサンゴ礁(式根島観光協会:☎04992-7-0170) ④:島のり弁、たたき丸(あしたば)(ファミリーストアみやとら:☎04992-7-0304)、あげぱん(明日葉)(池村商店:☎04992-7-0016) 文末:「くさや」にも挑戦! ◦げんべいレンタルサイクル:☎090-4533-3437 ◦湯ったり宿・肥田文:☎04992-7-0072 ◦東海汽船:☎03-5472-99999
※しまぽ通貨は現在は停止中。2019年夏より再開予定です。船便等についてはHPをご確認下さい
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前回の記事はこちらです。
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190505 Cycling @ NIIJIMA Island / IZU Islands
190504 Snorkeling @ MARUNEGAHAMA Beach / SHIKINEJIMA Island
190504 Snorkeling @ KOBAMA Fishing Port / SHIKINEJIMA Island
190504 Snorkeling @ ENOOGI Beach / SHIKINEJIMA Island
190503 Snorkeling @ TOMARI Beach / SHIKINEJIMA Island
190503 Snorkeling @ FUKINOE Beach / SHIKINEJIMA Island
190503 Snorkeling @ OURA Beach / SHIKINEJIMA Island
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ブログ:シュノーケリング@伊豆諸島・式根島
<@小の口公園>
せっかく晴れたので綺麗な陸風景も撮りに行きます。
<@小の口公園>
新島と早島(はんしま)が見えます。
<@泊海水浴場>
泊海水浴場も穏やか。こっちでも良かったかも知れません。
右下に映っているのは、欧米系の観光客の皆さんです。
<@差出神社>
島東部に戻ってきて、江の扇を目指します。
舗装路から見える小さな差出神社の前の林道を入っていきます。
木漏れ日が爽やかです。
<@江の扇>
江の扇に到着。
島の東部の突端なので、新島が大きく見えます。
<@江の扇>
11時の最大干潮に向けて潮が引いています。
<@江の扇>
見渡す限りのイワノリ?。ひと財産ですね。
<@江の扇>
岩の向こうは大変な激流ですが、潮だまり内は穏やかなものです。
<コケイワヅタ、ホソジュズモ他@江の扇>
早速顔をつけてみると…水槽かな?w
<コケイワヅタ、ホソジュズモ他@江の扇>
半水面を撮りたいのですが、ワイコンが水没するタイプなので難しいです。
<コケイワヅタ、ホソジュズモ他@江の扇>
エダサンゴのような海藻がコケイワヅタ、スチールウールのようなもこもこしたのがホソジュズモだと思います。
<カエルウオ他@江の扇>
コケイワヅタの上はカエルウオのたまりばです。
<カエルウオ他@江の扇>
のんびりしてます。
<カエルウオ他@江の扇>
こっち見んな!
<カエルウオ他@江の扇>
ホソジュズモの上にもカエルウオたち。
<カエルウオ他@江の扇>
一生分のカエルウオを見た気がします。
<アメフラシ他@江の扇>
めちゃくちゃ大きなアメフラシがいました。
<オヤビッチャ他@江の扇>
奥の壁まですかっと見えています。
<オヤビッチャ他@江の扇>
オヤビッチャやベラの仲間が多いです。
<サガミリュウグウウミウシ@江の扇>
ちょっと珍しい青めのサガミリュウグウウミウシ。 通常は緑と黄色がメインな気がします。
<チョウハンyg他@江の扇>
エダサンゴは少ないので、チョウチョウウオ系も少なめです。
<@江の扇>
プールのようです。
<ハオコゼ@江の扇>
ホソジュズモに潜むハオコゼ。
<ハオコゼ@江の扇>
彼らもいっぱいいました。
<サンゴイソギンチャク群生@江の扇>
水深2m以上の壁面にはサンゴイソギンチャクがびっしり。
<シラコダイ他@江の扇>
クマノミは見つかりませんでしたが、ミツボシクロスズメダイygなどがついていました。
<サンゴイソギンチャク群生@江の扇>
それにしても水質が素晴らしいです。
<サンゴイソギンチャク群生@江の扇>
アクアリウムですね。
<ミツボシクロスズメダイyg@江の扇>
大きめミツボシもいました。
<カエルウオ@江の扇>
下を見るとカエルウオ。
<タカベyg群れ@江の扇>
波が当たると外洋から潮が入ってくる岩の裂け目にタカベの幼魚の群れが固まっていました。
<タカベyg群れ@江の扇>
小さくてもちゃんとタカベしています。
<キンギョハナダイ@江の扇>
キンギョハナダイも少し。
<アメフラシ@江の扇>
過去最大級のアメフラシがいました。
<メジナyg@江の扇>
メジナの幼魚のようです。
<アメフラシ他@江の扇>
手前の潮だまりと奥の潮だまりをつなぐ浅瀬です。
<ミツボシクロスズメダイyg他@江の扇>
奥の浅瀬は数十cmの浅瀬にイソギンチャクが群生しています。
<ミツボシクロスズメダイyg他@江の扇>
こっち見てます。
<ミツボシクロスズメダイyg他@江の扇>
コケイワヅタの群生もいい感じです。
<@江の扇>
上から見るとこんな感じです。
<カンムリベラyg他@江の扇>
鮮やかなカンムリベラyg。
<ミヤケヘビギンポ@江の扇>
おや?この顔は…
<ミヤケヘビギンポ@江の扇>
ミヤケヘビギンポの雄の婚姻色のようです。
通常種のヘビギンポの婚姻色は真っ黒、アカヘビギンポは顔だけ黒、ヒメギンポは顔と尾びれが黒。
ミヤケヘビギンポは顔と背びれが真っ黒になるので、これはちょっと違うぞ…と気が付きました。
本来は三宅島と八丈島にしかいないはずなのですが、かなり貴重なものが見られました。
<ミヤケヘビギンポ@江の扇>
もっとよく見たかったのですが、さっと行ってしまいました。
<タカベyg@江の扇>
タカベygの群れが回ってきました。
<タカベyg@江の扇>
なかなか壮観です。
<ハオコゼ@江の扇>
綺麗なハオコゼ。
<カンムリベラyg他@江の扇>
カンムリベラygのペア。
左奥にいるのはヘビギンポかな…婚姻色じゃないヘビギンポの仲間は区別が難しいです。
<イシガキウミウシ@江の扇>
巨大なイシガキウミウシが二尾くっついて産卵中でした。
模様もこうですし、あまりに大きいので最初は岩だとばかり…
<オヤビッチャyg@江の扇>
コケイワヅタバックのオヤビッチャ。
<ミツボシクロスズメダイyg他@江の扇>
ミツボシのペアもいました。
<シラコダイyg他@江の扇>
エントリー前の大きな潮だまりに戻ってきました。
<シラコダイyg他@江の扇>
シラコダイのトリオも。
<シラコダイyg他@江の扇>
チョウチョウウオ系はこれくらいですね。
<ホウライヒメジyg他@江の扇>
オジサン(ホウライヒメジ)ygも出てきました。
<カエルウオ他@江の扇>
カエルウオに挨拶して、
<カエルウオ他@江の扇>
江の扇は撤収です。
<@江の扇>
あ!朝はいらっしゃらなかった釣り人さんが!
<@江の扇>
奥に新島の白ママ断崖。そして荒ぶる黒潮。
手前に釣り師さんが入って、よりダイナミックな景色になっています。
<@小浜港外>
江の扇の帰りに、獣道からちらっと見えていた、小浜港外の綺麗な入江に寄ってみました。
<@小浜港外>
白砂の海底のおかげもあって素晴らしい色です。
<@小浜港外>
崖を10mほど降りてちょっと潜ってみました。
<@小浜港外>
帰りはあそこを登らなければなりません。
<シマウミスズメ@小浜港外>
砂地は水深10mぐらい。魚影はそこそこです。
<シマウミスズメ@小浜港外>
ぃょぅ。
<テングハギyg@小浜港外>
外洋と隔てるテトラの堤防周りにはちょこちょこ魚がいます。
<ウミトサカ他@小浜港外>
潮通しが良いのでソフトコーラルもついていました。
<ウミトサカ他@小浜港外>
オレンジ色はイボヤギ…じゃなくて枝があるのでエントウキサンゴですかね。
ピンクはウミトサカの仲間ですね。
<ウミトサカ他@小浜港外>
エンタクミドリイシもちょこっと。
<トゲチョウチョウウオyg他@小浜港外>
大きめのトゲチョウチョウウオygもいました。
<イセエビ@小浜港外>
立派なイセエビもいました。
<ハマフエフキ@小浜港外>
深くなっている船の通り道には根もあって、魚影も濃くなっていました。
<ハマフエフキ@小浜港外>
ハマフエフキたくさん。
<@小浜港外>
日差しが強くなってきました。
<@小浜港外>
最高です。
<@小浜港外>
でもバブルリングは失敗。
<チョウチョウウオ、ホウライヒメジ他@小浜港外>
船道の根まで出てみました。
<チョウチョウウオ、ホウライヒメジ他@小浜港外>
水底で待っていると集まってくるパターンです。
<チョウチョウウオ、ホウライヒメジ他@小浜港外>
もうちょっと息が続けば…
<ホウライヒメジ、ハマフエフキ他@小浜港外>
砂地との境界はハマフエフキのテリトリーのようです。
<アカエソ@小浜港外>
砂地のアカエソ。
<アカエソ@小浜港外>
水質はホントに最高です。
<イセエビ@小浜港外>
崖の下のイセエビ。
このあと崖をよじ登って無事撤収しました。
ということで、午後の丸根ヶ浜に続きます。
前回の記事はこちらです。
この記事のFlickrアルバムはこちらです。
190505 Cycling @ NIIJIMA Island / IZU Islands
190504 Snorkeling @ MARUNEGAHAMA Beach / SHIKINEJIMA Island
190504 Snorkeling @ KOBAMA Fishing Port / SHIKINEJIMA Island
190504 Snorkeling @ ENOOGI Beach / SHIKINEJIMA Island
190503 Snorkeling @ TOMARI Beach / SHIKINEJIMA Island
190503 Snorkeling @ FUKINOE Beach / SHIKINEJIMA Island
190503 Snorkeling @ OURA Beach / SHIKINEJIMA Island
みんカラのカテゴリー別リンクはこちらです。
ブログ:シュノーケリング@伊豆諸島・式根島<
江の扇のGoogleMapはこちらです。
小浜港外のGoogleMapはこちらです。
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