20161120 田子瀬浜海岸・西伊豆シュノーケリング行/トビエイ大地に立つ!!他 の事
みんカラでほそぼそとやっていたのですが、写真サイズ他の問題ではてなブログに移ってきてみました。よろしくお願いいたします。
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2016/11/20
静岡県伊豆半島の西伊豆にある田子瀬浜(たごせばま)海岸に行ってまいりました。
田子瀬浜は、小さな扇形のビーチと100mほど沖にある尊之島(そんのしま)と向かって左にある大きな防波堤に囲まれた穏やかな海域です。水深は浅めで、どこも5mほど。防波堤の外洋への出口と田子港側の砂地まで出ると水深10mほどになります。
尊之島に向かって右手の砂地がダイビングスポットになっています。ダイバーが多すぎる日は、砂が舞って透明度がガクッと落ちます。逆に、ダイバーが入らない島に向かって左手の防波堤方向は透明度が比較的良いことが多いです。
おすすめポイントも、まずは防波堤の壁面。ソフトコーラルとテーブルサンゴ(エンタクミドリイシ)の群生になります。この時期ですと、サンゴの間にちょいレアなチョウチョウウオ系のyg(トノサマダイ他)が見られると思います。
もし外洋がそんなに荒れていないようでしたら、防波堤手前の外洋への開口部の崖側の壁面を見ると、全面がソフトコーラル(ウミトサカ)で覆われています。これはかなりのものだと思います。そのあたりは潮通しが良く水深も10mを超えて、カンパチの群れなどが入ってきます。防波堤の基部には隙間があって、去年はマツカサウオが隠れていました。
浜から防波堤に向かう途中の砂地には、ハナハゼ、ダテハゼ、テッポウエビの三者共生がたくさん見られます。水深もかなり浅く、トガイで見るよりも見やすいと思います。
次のおすすめは、島に向かって右手。えぶす様の岬の先から本宮の崖沿いにソフトコーラルの群生を見ながら進むと、田子の港に向かって突き出したちょっとしたドロップオフがあります。ドロップオフの手前の浅瀬に、田子瀬浜で一番大きなテーブルサンゴがあります。去年はその下にハリセンボンが隠れていました。
このドロップオフには沖の養殖棚を係留するものすごく太い鎖が数本繋がれています。この鎖の表面にびっしりソフトコーラルが繁殖していて見ごたえがあります。
浜から正面の尊之島に向かう途中はフラットなガレ場になっています。
ソラスズメダイやイトフエフキがわさっといます。岩をひっくり返したりするとものすごく寄ってきます。イトフエフキはヒリゾ浜の100倍はおり、とても人懐っこいので面白いかもしれません。
浜の右手にあるえぶす様の岬の前から手前辺りに、ガンガゼとサンゴの群生があります。
サンゴにカゴカキダイやイシダイygが集まっていることがあります。こちらは結構浅瀬から見られます。
尊之島の右手を崖沿いに奥に進むと、田子瀬浜を見通すアーチ状の岩礁があります。
さらに進むと、尊之島の向こう側が見える洞窟がありますが、外洋が荒れているときはバタバタですので、避けたほうがいいかもしれません。
防波堤の沖側の入江にもハタンポが群れている洞窟があるのですが、こちらも外洋の影響を受け易いので明日はスルーで良いかもしれません。
浜中央よりやや右側はきれいな広い砂地になっています。
そんなに魚影は濃くないのですが、トビエイやホウボウなどの砂地のレアキャラが出ることがあります。ダイビングポイント手前の水底にある錨のオブジェも見応えがあります。
ダイビングポイント周辺ではダイビングサービスの小舟が結構頻繁に通行しています。そちら方向では崖際から離れないほうが良いと思います。また、海水浴シーズンオフには、田子の港から漁船が通過して、防波堤の手前から沖に出ていくことがあります。漁師さんも慣れてはいますが一応ご留意ください。
ちなみに、この日は早朝に出発したのですが、途中の西湘から中伊豆にかけての朝霧がとてもドラマチックでした。
あまりに素敵だったので、西湘バイパスの西湘PAや中伊豆の一碧湖などに寄り道をしているので、海にたどり着くのが遅くなっております。
場 所:西伊豆・田子瀬浜海岸
日 時:161120 09:30〜14:00
天 候:晴れ
気 温:20℃
水 温:22℃
波 高:無し
風 :北西弱
透明度:10m以上
撮 影:水中:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM + WP-N3
+INON UWL-H100 28M67 type2、INON UCL-165M67
陸上:NIKON D700
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flickrアルバム:161120 Snorkeling @ Beach TAGO-SEHAMA
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夜明けとともに進発。
戸塚あたりで濃霧に。
西湘に出ました。
日の出と朝霧が凄いです。
水平線にすごい雲。
上空はもう晴れています。
気嵐になりました。
海水温と朝の大気の気温差が大きい場合に霧が出るのですが、気嵐に発展するのはかなり珍しいと思います。
漁船から見る光景はさらに凄いのでしょう。
ほんの数分の出来事でした。
気嵐は終わってしまいましたが、それでも中々の景色です。
アングラーのシルエット。
富士山も顔を出しました。
これは真鶴道路辺りからかな?
なんとも印象深い朝でした。
8時前に中伊豆の一碧湖に到着。
白鷺分身。
霧のピンクスワン。
先程の白鷺。
カメボートも。
寄り道してよかったです。
光芒。
青空が広がりつつあります。
せっかくなのでボートに乗ってみます。
朝露と朝霧。
あ、そういえばこのときはD700がオーバーホール中で、事務所で物撮りになどに使っていたD3100で撮影していたのでした。思えばフルサイズでなくとも、APS-Cのコレで十分なんですよね…
お世話になったスワン5号。
一碧湖と言えばこの鳥居。
水神様が祀られています。
バス釣りのポイントでもあります。
鴨艦隊。
餌もないのに襲撃されました。
紅葉にはちょっと早かったようです。
このへんぐらい…12月前後が見頃のようです。
案内板にリス!?
よくできてますね。
東伊豆の海岸線に戻ってきました。
もうすっかり快晴です。
稲取通過。
稲梓から内陸を通って西伊豆へ抜けます。
田子瀬浜に到着。
入り組んだ入江には特攻艇の格納庫跡があったりします。
11月も下旬ですが、同好の方が結構いらっしゃいました。
正面(北)に見えているのが尊之島です。
浜の右手(東)にある小さな岬にあるえぶす様(恵比寿様)の祠からポイントを眺めます。
JRのポスターになったことのあるアングルです。
水質良好ですね。
さらに右(東)を見ると田子の港と町。
左(南西)を振り返るとビーチ。
尊之島にはもうボートが上陸していました。
尊之島の田子港側(東)は少し深くなっていて、よくクルーザーが泊まっています。
素潜りの先客さん。
最初は心強いな…と思っていたのですが、某大学のスピアフィッシングサークルだったようで…当然、お魚は逃げます。あと静岡県の条例は……
田子は穏やかなのでSUPにもぴったりですね。
9:30になりました。
荒らされちゃう前に入水します。
浜正面はガレ場です。
ガンガゼが凄い!
割りと浅瀬から枝サンゴがあります。
ソラスズメダイが隠れていました。
ソフトコーラルです。
スピアの皆さんとは逆の尊之島に向かって右(東)の砂地と岬方向へ向かいます。
砂地のウミスズメは色白になります。
砂地を抜けて、えぶす様の先にある岬の壁面に着きました。
エダサンゴやソフトコーラルがついています。
あ、エダサンゴガニ。
1cm無いくらいです。
田子と言えばソフトコーラルです。
いい感じです。
綺麗ですけど触るとかぶれるので要注意です。
えぶす様の先のポイントはダイビングポイントともかぶるので、崖際から離れるときはボートに注意してください。
立派なノウサンゴ。
岬の突端に田子で一番大きなテーブルサンゴがあります。
抱えきれない大きさです。
サンゴのさらに先、岬の突端は一気に15m以上落ち込むドロップオフになっています。
その水底から、沖に浮かぶマダイの養殖棚をつなぐ極太の鎖が伸びています。
この金属製のジョイントは1m以上ある巨大なものです。
イソギンチャク群生にミツボシクロスズメダイygがついていました。
4〜5尾います。
岬のドロップオフから尊之島側に少し出た場所にあるとうふ石。
エダミドリイシの群生にミツボシクロスズメダイygが隠れています。
非常にセンシティヴでした。
さらに沖に出ると…トビエイだ!
トビエイ大地に立つ!!
こいつ、動くぞ!
Take Off.
安定飛行。
去っていきました。
尊之島中央部の洞窟地帯。
ダイナミックです。
尊之島の手前あたりは潮流があって、水質上々です。
尊之島の前を西に逆進して、巨大防波堤方面へ。
立派なカワハギがいます。
サンゴに可愛いキヘリモンガラygが隠れていました。
目がキュート。
トゲチョウチョウウオygとテングハギygなどがいます。
巨大防波堤の壁面周りが、田子の一番の見所だと思います。
イソギンチャクも点在しています。
サンゴもたくさん。
サンゴの下になにか隠れています。
ハリセンボンでした。
イケメンです。
空飛ぶドリアン。
猛毒のヒョウモンダコがいます!
がちょっと様子がおかしいですね…
岩の奥にいるカニか何かに頭を掴まれているようで断末魔でした。合掌…
ガンガゼの間でケヤリが頑張っています。
ハマサンゴ系もあります。
テーブルサンゴも。
鮮やかなウミトサカ。
重なるエンタクミドリイシ。
巨大防波堤の手前(南)側の開口部の反対側の崖際の壁面は、全面に渡ってソフトコーラルが繁茂しています。
ウミトサカの中でも種類がいろいろあるのですが、これはトゲトゲトサカかな?
ということで2時過ぎに終了しました。
9〜10月の最盛期はもっといい感じになりますが、十分楽しい田子瀬浜でした。
なによりいつでも静かで穏やかなのが助かります。
晩ごはんは伊東の伊豆高原ビール本店へ。
伊豆では珍しく、21:00まで開いているので助かります。
当然、地ビールは最高です。
種類もたくさんあって目移りしてしまいます。
そして海鮮!
美味しくて、なによりボリュームが凄いのです。コスパ最高!!
ということで終了です。
次回は180729-30のiZoo、トガイ浜、ヒリゾ浜の再掲になります。
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陸上:NIKON D3100
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